2013-10-25

新潟県議会 平成25年9月定例会 連合委員会(第2次) 長部 登 委員の質疑


新潟県議会 平成25年9月定例会
小野峯生議員・高橋直揮議員(自民党)の質疑
小山芳元議員(社会民主県民連合)・竹島良子議員(共産党)の質疑
に続いて、

連合委員会(第2次) 長部 登 委員(社会民主県民連合)の質疑で
原発関連についてのみ文字にしました。(聞き間違い等、ご指摘願います) 
動画はこちら

長部 登 委員:
(略)
原発問題についてですね、昨日、やっぱりかなり、再質問、再々の中で、こう詰まって、
詰まったてか、話が進んで来ましたもんでね、本当にまぁ日々こう変わっていて、
私の通告した時の質問が、まぁ色褪せている部分もありますし、
まぁダブる部分もあるかもしれません。
ただまぁ、一つはやっぱり通告した中での流れがありますし、
もう一つ、やっぱりあの、知事がですね、やっぱり色んな中でブレたんじゃないかと、
こういうそのー、周りのやっぱり心配がある中で、まぁブレてないっていう事を
まぁ私ども確認してですね、そしてまぁ、安心して次のステップに行きたいと、
そういう事で、繰り返す事もあるかもしれませんけども、
まぁ、そのように、ご理解頂きたいというふうに思います。
でまぁ、最初に本年4月にですね、知事が上京して要請を行った原子力規制委員会と県との間で、
まぁ、色んなやり取りがあったり、書面のやり取りがあったり、えー、して、続けられ、
えー、まぁ来たわけであります。
まぁ、ホームページにも公開されていますけども、県としてですね、えー、
これまでの原子力規制委員会の、まぁ何と言いますか対応のどこがまぁ、
どういうところがですね、問題で、
えー、今後、まぁ今こういう流れがお互いに歩み寄れない中でありますけど、
どう対応されるのか、まず知事の所見をお伺い致します。

泉田 裕彦 知事:
原子力規制委員会ですが、本県じゃありません。
他県からもですね、立地県からもですね、独立と独善を履き違えてるというふうに
指摘をされています。
原子力規制委員会は、立地地域であり、かつ原子力防災を担う行政機関である自治体の意見に、
真摯に耳を傾けたり、また丁寧に説明しようとする姿勢が不足致しております。
色々言われたですね、原子力安全保安院の時代のほうが対応、良かったですよね。
実際に、県の技術委員会を実施をしても、職員が来て丁寧に説明する姿勢がありました。
また、問題点を指摘すると、これ一生懸命考えてくれたわけです。
今、全くそういう姿勢が見られないという事です。
更にですね、原子力規制委員会は、いざっていう時の非常時の対応をも担う機能
持ってるわけですが、
そこでですね、地方自治に精通した人が委員に入っていないわけです。
これはもうメンバー案が出た時から指摘をしてるんですけども、
地方行政が分かる委員が入って居なくてですね、何故ですね、このIAEAのですね、
深層防護の第5段階、これが事実上欠落してるんですけども、これに対応が出来るのか、
そもそも成り立ち、メンバーからして問題が多いというふうに考えております。
まずはですね、原子力規制委員会として、住民の安全を確保するつもりがあるのかどうか。
単なる事業者行政として原発のですね、性能基準だけ審査して自己満足をするのか
また、昨日竹島委員からの質問もありましたが、
そもそも、これ被曝の基準を緩和してるんですよね、今回の基準は。
即ち、安全基準って呼べないんです、規制基準なんです、事業者の。
これ、報道機関もずーっと安全基準ていうふうに書き続けてますが、
これはミスリーディングです。
あくまでも規制基準にしか過ぎないものを、何故、安全基準とね、言うのか。
これあの、以前の基準に比べてもですね、体に、つまり健康に影響が出る数値をですね、
被曝し得るっていう事を言ってるのに、安全基準って言って説明をしてるっていうのは、
極めて異常な事態だと受け止めております。

まず、委員長に直接お伺い、お会いしてですね、この辺りのお話を聞くという事が、
良好な関係を築くための第一歩になるものと考えております。
原子力規制委員会においては、住民の被曝回避の為、地元自治体と事業者との協議
これを尊重をして頂きたいと思います。
東京電力のですね、申請書の中にはですね、この被曝を回避する為の施策をですね、
自治体と協議をするっていう事が明記されているわけですから、ゆめゆめですね、
これを無視した審査はやらないで頂きたいと。
原子力発電所の性能基準に限るのではなく、地域の安全をいかに確保するかという観点で、
審査を行って頂きたいと考えております。

長部委員:
まぁ、今の知事の話のようにですね、まぁ全く地元の声を聞かないというふうな事もありますし、
この回答なんか見てもですね、皆さんから貰った話は殆どもう建屋、まぁ一番大事な、
私なんか、まぁ、あんまり主力には考えられない、やっぱり大事なとこだけ、
こう焦点当てて考えるんですけども、建屋、まぁ検証なんか言ったってね、
それは検証は大事じゃないかと言っても、回答は新規制基準に直接関係ないって言って、
パッともう流しちゃうと、ほんとにまぁ、誠意のない回答だというふうに思ってます。
でまぁ、そういう、まぁ、あーあー中で、しか、まぁ規制基準はまぁ、実際まぁ7月には、まぁ、
施行されたわけであります。
えー、原子力規制委員会は、私聞きたいのはですね、仮にまぁ、東日本大震災、
東日本大震災級の大災害が発生したとしても、新規制基準を遵守した原子力発電所において、
福島第一原発事故並みのシビアアクシデントが防げると考えているか疑問であるが。
まぁ、昨日の話でまぁ防げない、事故を前提とするというアクシ、シビアアクシデントは、
前提とするという事がありましたんですが、まぁ、あー、が、まぁ疑問があると。
まぁ、そう国が定めている新規制基準。
私もまぁ、どういう役割持っていると考えれば良いのか、改めてっていいますか、
知事の所見をお聞きしたいと思います。

泉田知事:
今回のですね、新規制基準、立地自治体から立地協ですよね、我が県だけじゃなくって、
から出した意見も含めて、全部無視しました。
したがいまして、新規制基準は最低限の性能基準に留まっているという性格を持ってると思います。
安全対策の一つの要素にしか過ぎないと考えております。
むしろですね、ハードだけで安全が確保出来ると錯覚を与える事は、有害ではないかと考えています。
したがって、原子力発電所の安全を確保する為には、規制基準だけではなく法制度
マネージメント、人の判断が誤るっていう事もあるわけです。
その場合どうするかと。
またあの、冷却材喪失事故が起きた時に、放射能を撒き散らさない為には、どうするのか。
こういった点も含めてですね、考えていく必要があると思います。

更に、これ原子力規制委員会の所管外だって、さっきの質問、その通り、
また返ってきた中にあるんですが、高線量下で緊急時対応どうするのかと。
これ、いざっていう時の基準値を上げて超えた場合でも、
対処しないといけない場合ってあるわけですよね、現実。
チェルノブイリはそうでした。
それから、ロシアの原潜がですね、沈没をした時も、犠牲、英雄的犠牲っていうのが、
今回、福島事故でも、アメリカ側から伝えられてますけども、
英雄的犠牲の中でですね、ほかの乗組員の命を救ったという事が実際起きてるわけです。
その時になってですね、何にも対応を決めておかなくて、さぁジジイの決死隊で行くぞと、
そんなんで、ちゃんと対応出来るわけがないわけです。
高線量下で、緊急時どう対応するんですか。
こういった事に対処する部隊が要るのではないかという点も指摘をしておるところであります。
いずれにしても、これ安全基準じゃないんだと、
あくまでも性能の規制基準で、対策の一つに過ぎない。
それも国際基準であるですね、IAEAの深層防護の第5段階が事実上欠落してるという事を
よく認識した上で、対処していく必要があると考えております。

長部委員:
あの、まぁ、最低限の基準だと、えー、あん、安全要素の一つに過ぎないと、
まっ、その他色んな法制度とか、色んな問題がなければならんという事でございます、
知事の仰ったのはね。
で、まぁ今言った最低限の基準という事でありますが、
その、まぁさっき言った基準を守っても福島のような事故は起こり得るという事ですよね、まずね。
それで、そういう、そうする、うー、そういう中でですね、えー、まっ、
政府などからも安全を十分に確保してる、よくまぁ言います、安全十分確保してね。
だけども、そういう意味の最低限の基準で、起こり得ると。
そういう中でですね、再稼働して行くと言っているんですが、
これはまさに、事故が起きるって事を前提に再稼働するっていうふうに、
まっ、今の話からいけばね、えー、なるわけでありますけど、
そういう今の政府とか、規制庁の考えっていうのは、それについてはどんなふうにお考えですか。

泉田知事:
今の原子力委員会の考え方は、委員ご指摘の通りだと思います。
事故が起きる前提で、基準が出来ていて、一定の確率で事故が起きるという事で、
ただ、再稼働は、の判断はしないって言ってますよね、規制委員会は。
それは政府の判断だという事を言われてると思いますんで、
原子力規制委員会の責任を解除する為の仕事をしてるというふうに理解をしています。

長部委員:
私は、まぁ、分かりました。
それで、まぁ、ほんとにまぁ、性能の最低限の基準であると、規制委員会はね。
全くそのほかもう、どこが誰がやるか分からんわけですね。
ありゃまぁこれまぁじゃあその、避難計画、防災計画、地元について、
それぞれの地元のなんていいますか、色んな、このレベルありますよね、能力の差みたいなのは。
そういう中には、原発全体の安全が任されてるっていっても、
非常にまぁ、怖いなという気はするんです。
でまぁ、それはまぁ前提に置いて、で私はね、まっ、そういう、仮に、色んな法整備が、
まぁ、それなりにやると、そこに加えてですね、規制。
これは規制庁の話だけじゃありません、今、やらないなら、どっかでやるんでしょうけども、
地元と話し合ったりやったりして行くんでしょうけど、
そういうことをする、して行く事によって、えー、いけば、
そのー、福島のような事故は、全く起きないという事は、言えるんですか。
それはやっぱり、勿論まぁ、元々制基準はね、もう、それは問題があれなんですけど、
そういう色んな法整備がある程度やって行ったとすれば、その、そういう福島のような、
少なくとも東日本大震災、あのレベルの地震が来た時に、その福島大震災の地震は起きないと、
いう事は言えるんですか。それについて率直にお聞かせしたい。   (※地震⇒事故やと思う)

泉田知事:
その点についてですね、判断をする為に、従前からですね、
福島事故の検証と総括が必要というふうに申し上げてます。

長部委員:
まぁ、私はね、そうしたら、やっぱり、えー、まっ、再稼働は今ここで議論は、まぁ、あ、あ、
その、しないわけでありますけども、少なくとも私は、そういうですね、なんか普通ですね、
よくまぁまぁ議員の皆さんも言われる、とにかく安全を最大限確保して早うしなくちゃいかんと、
こういう、するんだと、エネルギーが足らないんだから、或いはそのーエネルギー価格は、
つまり電力上がるんだからとかね、そういう事を言うんですけども、
どうも今の規制基準、なんかなんか中心にして考えていくと、
やっぱりアクシデントってのは起こり得ると、今の中ではね。
そういう事は、やっぱり、県民に私はね、知らしめる必要があると思うんですよ。
そういう事を含めてね、それは良いと、ならば何万年に一回か知らん、うちでは起こらんだろと、
いう人も居るだろうしね。
いや、これはもうこれだけ、もうチェルノブイリから、アメリカ、スリーマイルから、
こうやって起きている、柏崎、中越沖だって危なかったんだと。
こういう事を考えた時、いや、起こり得ると、だから、私まぁ、そういう事も含めて、
判断出来るようにですね、県民にやっぱりそういう事を知らしめる必要があると思うんですが、
いかがですか。

泉田知事:
正確な情報をですね、知った上で判断していくという事は、極めて大切だと思っています。
あのメルトダウンの確率っていうのが、どういうふうにね、島の事故を検証しないで
計算したかは分からないですが、原子力規制委員会に言わせれば、
一万年に一回という事になっています。
一万年に一回という事になれば、長らく起きないんだろうと思われるかもしれませんが、
仮に100基あれば、100年に一1回起きるっていう事です。
で、世界には460基を超える原発がありますので、つまり25年に一回はですね、
メルトダウンが起きるっていうのが、今の事故の発生確率という事になってます。
25年に一回、25年未満かな、に一回っていう事になると、スリーマイル、チェルノブイリ、福島と、
まぁ、大体そんな間隔かなぁという事になりますんで、そのレベルの安全、
そのレベルで、事故が起きるっていう規制基準に過ぎませんよと。
決して安全基準じゃないという事は、これは広くまず認識をする必要があると考えています。

長部委員:
まぁ、是非まぁ、その事も県民にもね、知らしめて、そういう中で県民はね、
いや良いんだという判断ある、或いは反対だっていう判断あると思うんですが、
それは是非お願いしたいというふうに思います。
で、次にですね、えー、本県の知事要請に対する、まぁ、規制庁ね、まぁ、素っ気ない対応や
福島第一原発事故の検証途上の中での新規制基準の施行など、
これまでの原子力規制委員会の対応等踏まえると、これは昨日も出たかもしれません。
東京電力から出された適合申請の審査で、原子力規制委員会は、
柏崎刈羽原子力発電所の安全性を確保する事が出来るのか、全く疑問であるし、
知事もそのような事、まっ、これまで言って来たと思いますが、
先般、東電に対して適合申請に係る条件付き申請承認を行った今、
改めてまぁ、昨日も言ったかもしれませんけども、知事の所見をお伺い致します。

泉田知事:
今回ですね、やっぱり立地地域から不安の声がですね、出ているのをお聞きを致しております。
これもですね、安全審査だという形で、広く宣伝をされた結果ですね、
何故、安全審査を受けさせないんだというですね、
若干誤解が入った声ではあったんですけども。
でも、東京電力自身がですね、自らが自らの設備の安全を確保するのに、
自信がないという趣旨の発言をされてたわけです、廣瀬社長自らが。
それで、より第三者の目を入れて欲しいという強い声があったのは事実であります。
そして、実際柏崎刈羽原子力発電所は、停止をしていても生きている原発であると
いう事実に変わりありません。
福島原発の4号機を見て頂ければ分かるんですが、停止していても爆発するという事であります。
そして、その設備を持っている事業者たる東京電力が、自らの設備の安全性に自信がないって
言われればですね、やはりあの第三者の目を入れたいっていう気持ちを汲む必要があると
いう事を判断をしたところであります。
したがいまして、先日、規制基準適合審査申請に係る条件付き承認を行ったという事であります。

まず、いかに安全を確保するのかと、いう事を考えるのがやはり先だと思ってます。
一つの考え方はですね、例えば今回、規制基準に適合すると、1号機ですよね、福島の。
24時間での爆発を避けられるのかと、そういう説明聞いた事ないですよね。
冷却材喪失事故が起きると、何故あのタイミングで爆発事故が起きたのか
今回の規制基準に適合すると、一体、この24時間が延びるのかどうか、誰も説明してません。
最も放射能をばら撒いたのは2号機です。
この2号機が格納容器が破損したんですけども、今回の規制基準に適合すると、
破損は避けられるんでしょうか、聞いた事がありません。
3号機、これあのRCICが稼働しました、にも拘わらず、低圧注水に失敗をしてですね、
爆発に至るんですけども、その時にリークが生じています、あの復水器に。
今回の規制基準に適合すると、リークは避けられるんでしょうか
爆発は避けられるんでしょうか。
説明聞いた事がありません
今回の規制基準に適合すると、稼働していなかった4号機の爆発は避けられるんでしょうか
これも聞いていません。
今回の規制基準っていうのは、そういうものだというふうに受け止めております。

長部委員:
知事、実に分かり易い。
その規制基準がいかにですね、まぁ、安全からそんなに信頼出来るもんじゃないというのが
よく分かるところであります。
ただ、今知事ね、そのーまぁ、止まってる、あ、自らの、そうか、東電が自らの安全性を
第三者に見てみたいという事を言ったから、まぁ、急遽したっていうふうには言われましたけど、
今日なんかちょうど、あのー、これ、同僚の議員から貰ったんですけど、
毎日にですね、7月に廣瀬社長が知事との会談で、安全かどうかを確かめて貰うのが今回の申請だと、
こういうふうにまぁ、言ったという、あるんですが、
そうするとまぁ、あの時でも、その考えならその時でも良かったわけでありますね。
で、まぁ、あれからも二カ月後に、まぁ申請が、今度改めて申請やって、
その後まぁ、確かに再稼働申請前にですね、いやぁ、事前了解前には申請はしないっていう事も
ありましたけども、まぁ、その、東電が来て、書類が出されて、
翌日、ほんと私もまぁ、びっくりしたんですよね。
で、私が言いたいのはね、まっ、もう少し承認前、例えば県の安全管理に関する技術委員会に
諮るとかですね、もう少し慎重な対応があった、すべきじゃなかったのかという、
まっ、それは、ずーっと延ばすかどうか分かりませんけどね。
なんか、昨日の今日ですからね。
これはまぁ、ちょっとびっくりしますよね。
まぁ、そんなふうに、まぁ思うんですけど、だから、そういう意味で、えー、
まぁ色んな憶測が出たんでありますけど、私はまぁ、知事はもう変わってないと思ってますけどね。
まぁそういう、でも、その、そういう、もう少し、まぁ、
審議期間あっても良かったのじゃないかというふうに思うんですが、いかがですか。

泉田知事:
7月の時のですね、廣瀬社長との会談、この時は、7月2日だったと思うんですけども、
役員会で、県の承認なくして申請すると、宣言をしたあとの会談でした。
即ち、東京電力という会社は、自治体との約束を破る会社ですと、宣言をして来られたわけです。
その時点でOKって言えっていう事は、ほりゃ無理なんじゃないんでしょうか。
あの、いくらこの地元からですね、安全審査を受けさせろっていっても、
約束を守らないって言ってる企業に対しては、それはOK出せないわけです。
更にいうとですね、フィルタベントについては、着工してから県に連絡があったんですけども、
まっ、基礎の部分だからグレーだっていうところはあるんですが、
この着工してから連絡をしてきて、それに対しては、ほかの原子力発電所、BWRのですよ、
沸騰水型の発電所と違う、なんかこう、脆弱な形態で設計がなされ、
どうやら安いらしいんですけども、そっちのほうが。
更にですね、3号機、これ2007年の中越沖地震の時の火災を起こした原因、
それを是正するっていって説明したところと違う案で行きたいというのが、あとで来たわけです。
それを是正してくれっていう事をお願いしたにも拘わらず、
一切受入れないでですね、県の約束は守らずに申請するっていう人に対して
OKは出せなかったという事であります。

二回目の会談の前にですね、新潟県との安全協定守るっていう事を明確に宣言をされました。
そして、県から要請していた事についても、対応するという事ですから、
一回目の面談の時と条件が違っているので、
これは、今度は立地地域の不安に向き合うという判断をしたという事であります。

長部委員:
まぁ、分かりました。
でー、あれですか、あのー、フィルタベントの性能、これからまぁ、技術委員会でね、
えー、色々審査するんだと思うんですね、防災計画、避難計画とか色んな形でですね、
大体これは、どれくらい掛かるもんなんすかね。
あのー、その辺はどんなふうな認識をされておりますか。
例えば、一年も二年も掛かるのかとか、まぁ、まぁ、きちっとは言えないでしょうけどね。
或いは皆さんとしては、これくらいまでに終わりたいとか、そういうのでも良いんですけども、
どんなふうな認識されてますか。

山田 治之 防災局長:
フィルタベント設備に係わって技術委員会について、これからどのように相談して頂くか、
座長と相談して参ります。
ただ予め、そのような時期とか、そういうものを申し上げる事は出来ないと思います。

長部委員:
えー、まっ、やっぱり、直ぐやったとか、色んなそういう絡みで、今話聞いてるんですけども、
技術委員会へ諮る、からまぁ、市町村とも意向聞きながら作っていくと、こういう事ですよね。
そうするとやっぱり、えー、まぁ、まぁ、予め勿論言えないのは、そういうのは分かりますけども、
二年も三年も掛かるわけですか。
やっぱり半年だとか、一年だとか、そういうレベルの話でしょうかね、それぐらい言えますか。

山田防災局長:
繰り返しになりますけれども、時期ですとか、そういうものは明示出来るもんではございません

長部委員:
それでね、知事、あれですか、まっ、質問、まっ、あの、もう細かいのは読みませんけど、
た、対、大きな対って事で、東電の、まっ社長、っていうかですね、
真摯な対応だというような、今回のね、ベントについてかもしれませんけども、
そういう発言ございました。
東電の対応ってのは、変わったというふうに、体質というか、変わったっていうふうに、
それでもまぁ、少しは信頼出来るってふうに、まっ、お考えですか。
この今回のベントも含めて。レベル低いかな(笑)

泉田知事:
先ほど申し上げました通り、一回目にお会いした際にはですね、
県との協定を反故にしたいというお話、県からの要請は聞かないっていう前提で、
会談が行われたわけです。
二回目の会談の時には、県との約束は守る
更にはですね、県の要請も受入るというお話でしたので、
一回目と二日目には、明らかな違いがあったと考えています。

長部委員:
そいでね、まぁ、第三、今言った知事、東電は第三者の目を入れて安全を高めたいと、
自信がないんだと、今の安全性確保にはね。
こう社長は言われたので、知事はね、真摯な態度だと、それはまっ、住民の為にね、
より安全なほうが良いって事で、まぁ、OKしたと。
で、その中でね、小さい記事だったんだけど、翌日えー、その規制委員会に申請した時にですね、
常務の言葉がね、自信が持ててない状況との知事の談話に対して、
決して自信がないというわけではない」と反論したとの報道があると、いうふうな、
載ってましたよね、載ってました。
私はね、大体一体どうなってんだと。
片っぽは自信がない、片っぽはそんな事ないと。
これはもう知事から了解取る為の、その方便じゃないかと、
こんなように普通、勘ぐるわけですよね。
だから、あのー、信頼増したのかって聞いたんですけど、これについてどんなふうなお考えですか。

泉田知事:
社長からはですね、第三者の目を入れて、チェックをしたいというお話を聞いております。
それ以外の話で違うっていう事であれば、それは東京電力内のガバナンス
企業統治の問題という事ですから、それはしっかりやって頂く必要があると。
こういう綻びが次々出るようであればですね、益々信頼感が落ちていく。
それだけの話であると考えています。

長部委員:
ほでね、あとまぁ、テレビで知事が、東電の社長に「お金と安全、どちらが大事か」と。
実に分かり易いね、こう質問されました。
ほんとに分かり易い質問でね、まさに象徴する時に、まぁ、東電は「安全が大事だ」と。
ねぇ、これもよく見られました。
でー、これは、昨日もあったんだけど、私もやっぱりね、安全が大事というなら、
やっぱりあの汚染水処理、まさにあれが日本中を震撼させてる、
或いはまぁ、世界にもあれは撒き散らすような、まさに、そこにですね、
まっ、全力を投入するっていうか、いう、
私もそういう、昨日の質問ありましたけど、私もそういうふうに思ってるし、まぁ、
マスコミなんかもね、そういう論調で書くのはあるんですけど、そういう意味でですね、
安全が大事だという事はね、なかなか私、言葉だけじゃないのかなぁという気がしたんですけど、
まぁ、知事、答えられます? そういう事について、いかがですか。

泉田知事:
安全を確保する対象は、汚染水だけではないと思っています。
先ほどから申し上げてる通り、福島原発4号機はですね、
停止中のものが爆発をしてるという事からですね、
柏崎刈羽原子力発電所の安全性を確保する必要があると考えています。
汚染水だけに全ての資源を投入して、
柏崎刈羽原発の安全性確保を疎かにして貰っては困るというふうに考えております。

長部委員:
まぁ、意見で。しかしまぁ、今早急の課題ってのはまさに、そこですからね。
それがまだ一年先、ほんと目途が立ったかって、なかなか立ってない。
私はちょっと知事とそこは違うんです。
勿論、柏崎も、あのー、使用済燃料のそこも大事だ。
確かにね、止まってる燃料も大事だけども、今まさにそこにそこが今どうなるか分かんない、
早急の課題っていうのは、そこだという意味で、
やっぱり違うんじゃないのかなというふうに思ってます。
まぁ、それはそれに致しましても、えー、そういうまぁ、次であります。

福島原発の検証終わってない。
現在、規制委員会が事故分析、事故分析検討会で、その検証の議論を続行してると。
県は県で技術委員会の、その議論を、審議を続行してると、並行してやっぱりやってる、お互いね。
で、県の安全管理に関する、原子力規制委員会に対する、県の安全規制に関する規制、
技術委員会の委員からの質問をあとに紹介し、更に今年二回開催された技術委員会において、
まぁ、要するに検証は進められてると。
えー、そうやってですね、国と県でまぁ、お互いに進めてると。
その検証について、知事としては、技術委員会の判断を、
まぁ私は、もう〓?〓なんだろうと思うんですけど、
国との関係も含めて、どんなふうに考えてえられますか、判断。
その検証の判断というのはね、国がやってる、県もやってると、
どちらを重んじるかというような事については、どんなふうにお考えですか。

泉田知事:
人が判断する事に、完全無欠という事は有り得ないと考えております。
安全管理に関する技術委員会が最新の知見に基づいて、慎重に検証した結果については、
尊重していきたいと思います。

長部委員:
そいでね、えーっと、でー、まぁこれから国も、まっ、進めていくと。
今県も進めていくと。
そして、まっ、少なくともですね、知事、これはあれでしょうかね、
国の検証が終わらない限りは、当然まぁ、県も私はそれを見ながらやっぱり、
対しながら行くと思うんですけど、県の検証も終わらないというふうな考えは、これは宜しいですね。

泉田知事:
同じ質問ずっとされてるんですが、
検証をですね、事前に予測するという事は出来ないと思っています。

長部委員:
まっ、同じ質問ていうか、まっ、大事なとこだと思うんですね。
国の、まっ、国の検証がなんか多分中途半端、このまま過ぎた段階でですね、
県が進んでやって、検証が終わる事ありますか。
同じっていう、同じっていうか、要するにここんところに対してきちっと答えて、
あるといえばそれで良いし、ある場合もあるといえばそれで良いし、
いや、ないんだっていう、そこの事だけ言って頂きたいと思いますが。

泉田知事:
これ、ラプラスの悪魔は存在しないっていう事が真理だと思ってます。(笑)
ちょっと、ちょっと、ちょっと、説明しましょうか。
未来っていうのが決まっているのかどうか。
あの最近NHKで良い番組がありました。
統一場理論の話なんですけども、仮にですね、ニュートン方程式からアインシュタイン方程式が
出来てですね、更に量子力学と一体化をした理論で、計算が出来ると仮定するでしょ。
そうすると、我々の未来っていうのは、電子の位置がどこにある、分子の位置がどこにある、
全てを計算出来る機械があったとすると、未来は全て計算出来る事になるんですよ。
その全知全能の力を持っている人をラプラスの悪魔って呼ぶんですが、
そうすると、未来は確定的に決まってるっていう事を意味するわけです。
その確定的に未来が決まってるっていう中での質問ていうのは分かるんですが、
あの、未来っていうのは、変わり得るわけです。
これ何故かっていうと、量子力学の世界でミクロに入って来るとですね、
位置は決まるけども、大きさが、エネルギーが決まらない、場所が決まらないっていう形で、
確率的にしか存在しないっていうのが、今の英知という事ですんで、
未来がですね、決まっていないものについて今結論を全て言えっていうのは
不可能であるという事だと思っています。

長部委員:
その、面倒な話、その、見ましたよ、よく分からんかったけどね。(笑)
ただ、知事、現実のね、あの検証、そこに事故が起きてる、
その後どう調べるかっていう話ですよ、それは。
知事、それ詭弁ですよ、それやっぱり普通の人では誰も理解出来ない、それは。
知事は知事のその話なんて。
私も普通の人間ですからね。
ちょっと、知事はまぁ、遙かにそのねぇ、あのー、頭の構造が違うかもしれませんけど、
それはねー、それは話しても誰も分かりませんよ。
やっぱり普通に、やっぱり国は一番まぁ、時間も本来ね、金も掛けて検証する立場にある、
その国がですね、検証もしないうちに、いやいや、県が、県が先に進んで全部、
有り得る、えー、まっ、かも知らんけど、でもまぁ、それはやっぱり、一般的なね、中に、
通用しない話だというふうに思うんです。
だからまぁ、こればこれで、これ以上どうしようもありませんから、
まぁ、次に行きたいというふうに思います。


以上です。

ラプラスの悪魔、めちゃ分かり易いのに、普通の人は理解出来ないってw
知事という立場からしても、たら・ればで無責任な発言なんて出来るはずもないし、
これから始まる技術委員会で、どういう議論が展開され、
シミュレーションがどういう結果になるかも分からん事を発言せえ言われてもな~
そら無理な話やろ。
想像で発言したら、それこそどんな批判が飛んで来るか。

長部委員て、ところどころ笑いながら喋ったり、急に早口になったり、訛りもあって、
聞き間違いが多いと思います。
また、明らかに言い間違いもありますが、そのまま文字にしてますのでご了承を。
書いたものをそのまま読んでくれれば良いのにw


ちょっと余談なんやけど・・・
うちが文字にしたものを拡散したり、引用したりは自由にしてくれれば良いんですが
ソース元を明らかにされたほうが、ご本人の為に良いかと思てます。
ある程度地位のあるその方が丸々コピペされてるんやけど、
特に、今回のような聞き間違いがありそうな話し方をされる場合は、
いずれ会議録が公表されてからご確認したほうが、良いのでは?と。

以前、うちが文字にしたある会議内容を全文コピペしたものをpdfファイルにして、
ご自分が文字を起こしたかのように大拡散してた人が居ってビックリした(  ̄ー ̄)
色んな人が居るもんやでw
普通は、間違ってるかも分からんから、責任回避の為にも、
ソース元を明らかにする場合が大半なんやけど、不思議な人も居るなw
人によって、句読点、漢字の使い方とか、クセがあって、
全文同じ文字ていうのは、まぁあり得んねん。
特に、うちの場合は、ある法則(そんな大袈裟なもんちゃうけど)によって文字にしてるんで
直ぐに分かるww
あとで、誤字脱字とかも修正・訂正する事もあるから、
丸々コピペする時は、気ぃつけてくださいね(≧ω≦。)イヤミかよっw

ほんまは、動画見て貰うのが一番ええんやけど、
時間的に余裕がない人は、通勤途中に電車の中とかで読んだり、
赤字にしてる部分を中心に流し読みされたりして、喜んで頂いてるんで
出来るだけ聞き間違いや入力ミスがないように注意はしてるんやけど
なかなか完璧にはいかんので、ご了承くださいね☆



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