2013-10-10

2013.09.25(水)泉田知事と廣瀬社長 二度目の会談


7/5(金)『泉田裕彦新潟県知事と廣瀬直己東電社長の面談』して以来、
再面談て事で、9/25(水)に会談が行われたので文字にしとく(聞き間違い等ご指摘下さい)
動画は、dailymotionとYouTubeの

廣瀬直己東電社長:
本日はどうもあの、議会開催の初日、大変お忙しいところ時間を取って頂きまして、
本当に有難うございます。

泉田裕彦新潟県知事:はい。

廣瀬:あのー、まずはじゃあ、私のほうから、お時間までと始めさせて頂きます。

泉田知事:はい、はい。

廣瀬:
まず私どものほうからですね、安全協定は地域、立地地域のですね、
との信頼関係を、の大前提という認識を持っております。
したがいまして、安全協定をしっかり遵守していきたいというふうに、
まず以て、申し上げさせて頂きたいと思ってます。

泉田知事:はい、宜しくお願いします。

廣瀬:
これはあの先週、増田からですね、文書を入れさせて頂きましたけれども、
改めまして、本日私から申し上げさせて頂きます。
まっ、それを踏まえて、今日はお時間を頂きまして、
柏崎刈羽6号機、7号機のフィルタベントにつきまして、私ども対策をですね、
ご説明させて頂く時間を頂きたいという事で参りました。

泉田知事:はい、宜しくお願いします。

廣瀬:
早速ですが、始めさせて頂きます。
今お手元に、二枚のスライドをご用意させて頂きました。
まぁ、知事のご覧になってらっしゃる左側の物はですね、のは今、
考えておりますフィルタベントの絵でございます。
で、私どもこのフィルタベントで、地震等の揺れについてですね、
吸収出来るというふうに考えております。
で、その吸収する部所がこの伸縮継手と、べローズと呼んでおりますけれども、
ここがこの本体と、このフィルタベントの建物との間に位置する部分ですけれども、
この下の右下に書いてありますように、結構な重量物でございます。
で、2本、入って来るラインと、それから出て行くラインと二つございますが、
まぁ、大体1t近くある大きな物で、そこに写真がございますが、
ここでバッファーといいますか、収縮をして揺れを吸収するという運びになっておりますけれども、
まぁ、私どもの解析の結果、これで吸収出来るというふうに考えておりますけれども、
ただ、いわゆる深層防護の考え方に立てば、
万万万が一、じゃ、これが吸収出来なかったらどうするんだと、
そういう考え方に立つ必要もあるというふうに考えておりますので、
今回、まっ、下にちょっと模擬的に書いてございますけれども、
いわゆるスペアをですね、これ二つありますので、二つスペアを用意して、
当然、かなりの重量物ですので、簡単に継ぎが持って運ぶような事は出来ませんので、
まっ、こうした重機をですね、普段から訓練をして、係員が一つ重機の操作も含めてですね、
例え万万が一、ここが壊れた場合には、こうした対策をしていくという事を
一つ、えー、考えさして頂きました。

泉田知事:はい。

廣瀬:
まっ、それに加えてですね、今後もう一つの絵でございますが、
これはあの知事からも何度かご指摘受けているところでございますが、
フィルタベントの基礎の、構造の問題でございます。
えー、まっ、知事からのご指摘等々踏まえて、またあの県民の皆さんの安全、安心という事を
更に考えまして、今回私どもですね、フィルタベントをもう一つ作ったらどうかと、
いうふうに考えております。
で、この二つ目のフィルタベントは、地下式にさして頂きたいと思っています。
で、地下掘り下げまして、で、まぁ、本体建屋の岩盤に近づけまして、
で、岩盤と直接くっつけるか、或いはまぁ少し下駄履くかはこれから考えたいと思いますけれども、
限りなく岩盤にくっつけて、まぁ、そうする事によって、本体と殆ど揺れは同じになりますし、
で、更に本体のほうに近づける事が出来ます。
近づけた上で、えー、まぁ、あの、直接くっつけるというよりも、間に硬質のゴム、
そこに書いてありますが、エキスパンションジョイントという物でございますけれども、
まっ、それで間にかませますけれども、実質的に本体の建屋と接続するという形
取らして頂きたいというふうに思っています。
まっ、ただ、これ、これから設計をして、これから着工していくという事でございますので、
いわゆるバックフィットの対応という事で、これはなるべく急いでやりたいと思っておりますけれども、
これはバックフィットの対応とさして頂きたいというふうに考えております。

泉田知事:
という事は、ベント設備の変更っていう事ではなくて、多重化で、追加して頂けるという事ですよね。

廣瀬:追加という形、追加という形です。

泉田知事:分かりました、はい。

廣瀬:
勿論、あのー、これがまぁ、ベントに関する私どもの対策という事でございますが、
また、あのこれも予てより知事からご指摘のように、これから防災計画であるとか、
地域自治体と、まぁ、次のまさかの時に備えて、色々な事をしていかなければいけないとも
考えておりますので、これ東京電力がやらなければいけない事、
やれる事っていうのは、沢山あると思っています。
そうした事をこれから自治体や、それから地域の皆さんと、
とにかく一生懸命コミュニケーション取らして頂いて、
まっ、まさかの場合ですけれども、そうしたご心配、ご不安を少なくても、少しでもですね、
少なく出来るように、一生懸命やって参りたいというふうに考えております。
まっ、その上で、まっ、こうした対策を踏まえて頂いた上でなんですが、
今日あの、フィルタベントの設備の事前了解、お持ち致しましたので、
これを是非、受取り頂きまして、で、宜しく、あの、ご審議頂ければというふうに。

泉田知事:お預かりします。

廣瀬:はい。お願いします

泉田知事:
では、今度は私のほうから、ちょっと幾つか質問させて頂きたいんですが、
前回もお聞きしましたが、改めてお聞きします。
東京電力っていう会社は、お金と安全、どっちを大切にする会社ですか

廣瀬:当然、安全を大切にして参りたいと思っております

泉田知事:
こないだ、3月11日のですね、経験に学べなかったって廣瀬社長お話をされていますけども、
汚染水の問題についてですが、1千億円掛かるから、
結局、先送りしたっていう判断為されたっていう事だと思うんですけども、
これ、汚染水の問題は、チェルノブイリ原子力発電所事故の時にですね、
旧ソ連政府は、直ちに対応した課題でした。
また、あの日本においてもですね、福島の事故においても
汚染水は必ず問題になるというのが当初から言われてたわけですし、
ヤスコ前NRC委員長からもですね、何故やってなかったんだと驚きの声があったと。
そういう状況だったと思うんですけども、これ何故そのような状況になったとお考えになってますか。

廣瀬:はい、あのー、まずあの1千億掛かるといわれた凍土壁につきましては…

泉田知事:遮水壁ですね。

廣瀬:
あっ、ええ、遮水壁につきましては、えー、やらないという事、
1千億掛かるからやらないという事ではなく
1千億掛かるという事をまだ決定する前に、発表をするという事は、あー、
まっ、あの時ちょうどまだまだ、あー、支援機構法もまだ成立していない、
本当に普通の会社として、極めて厳しい財務状況にあって、
で、それこそ、そのー会計的にもですね、厳しい状況にあったので、
その発表というのをまだ控えるようにというお願いをさして頂いたというのは確かでございます。
ただそのー、お金がないからそれをやめるという事は、必ずしも事実じゃないと思っております。
まっ、ただしかしですね、会社が厳しいのは間違いないところですし、
現場の人間がそのー、まっ、コストダウンする為には、ちょっとこれは、今回見送ろうとか、
これ本当は必要なんだけれども出来ないなと、そういうような事を思うような、
そういう環境にあっては極めて拙い。
これは、あのー安全を優先してる会社とは言えないと思っております。
まぁ、したがいまして、今般もですね、まぁ先のあの安倍総理1F訪問の時にも
私ども、あのー発表させて頂きましたけれども、とにかくそのー、お金を用立てて、
まだその一つ一つ何に使うかというのは、決めては、えー、いない物が沢山入っておりますけれども、
少なくともそういう事で、現場の職員がですね、それによってそのお金の手立てによってですね、
本来やるべき事を躊躇してしまうというような事があってはならない
いうふうに考えておりますので、今回もああした対策を取らして頂いて、
まさに安全を優先する会社というふうにやっていきたいというふうに思ってます。

泉田知事:
そこでですね、こないだ1兆円新たにですね、汚染水対策を含む廃炉対策費、
上積みされるっていふうに発表されたと思うんですが、
まだ6,700億ぐらい使い道が決まってないお金ありますよね、引当金積んでると。

廣瀬:はい、はい、はい。

泉田知事:
6,700億もあるのに、何故国から支援を貰わないと、この汚染水の対策が出来ないんでしょうか。

廣瀬:
あの6,700億、まだ決まってないというのもですね、あのーまだお金が出てないだけであって、
元々の計算、これは、まぁあの欠けずにピッタリ、あの円単位まで当たるかどうかは別ですけれども、
スリーマイルアイランドの廃炉費用に準じて、まっ、計算をした
いうような物でございますけども、全く使途不明という事ではなくて、
これに、デブリ取るのにこのくらい掛かるだろう、終わらすのにこれくらいだろう、
というので、6,000億は積増して、あの、あります。
したがって、それの範囲であれば、それをまずお金を充当していくという事ですけれども、
例えば、今般の予算を付けて頂いた、あー、いわゆるALPSの高性能のやつというのは、
残念ながらそこの中には計算しておりません。
したがいまして、それをやるという事になりますと、まっ、それは新たな1兆円のほうで、
まぁやれば良いじゃないかという事はあるかもしれませんけども、
あの時点で、まだまだそのー金額については、見込んでおりませんでしたので、
その6,000億円の中には入っておりませんでした。

泉田知事:そうすると、6,700億の心積もりを発表されたほうが良いんじゃないでしょうか。

廣瀬:
いや、一応、あのー、それはあのー、会計的にもうあの二年前になりますが、
二年前の時点では、9,200億ぐらいだったと思いますが、債務認識を致しました時には、
どんぶりで9,200億をやったわけじゃなくて、積上げて、これでこれで、これでこれでという事で、
9,200億を積上げて、で、これは完全な決算処理を致しておりますので、
一つ一つの金額が当たるか当たんないかは、あくまでも想定値でございますので、
当たらないかもしれませんけれども、一応のその積上げは9,200億ございます。

泉田知事:
そうすると、一応の積上げで、何をやるかっていうのに当たらないと、
国費を要求しないと動けないって事ですか

廣瀬:
いえいえ、そういう事のないように、今度また、ですから新たな二つ目の1兆円を
やっていったわけで、で、元々そのー、二年前の決算で、9,200億を積増してから、
現在9,600億ぐらいに膨れ上がってますが、その400は、その9,200に入っていない部分
新たに、例えばタンクは増設しなきゃいけないとか、
まぁ、そういったような事について、新たに発生して新たに出て来るというのが見通せた段階で、
どんどん積増していってる事を、まぁやって来たわけですけれども、
まっ、今般のいわゆるALPSの、高性能のALPSについては、まぁ、あのー、
国の予算を付けて頂けるという事ですので、それはそれでやらして頂きたいという事でございます。

泉田知事:
タンクですね、汚染水のタンクです。
この発注でですね、相当叩いて発注をしたんじゃないかっていう話が流れてますが、
今度1兆円上積みをするという事になると、
設備投資を控えるっていうふうに聞いてるんですが、
それは、柏崎刈羽原子力発電所の安全対策費にも影響が出るっていう事なんでしょうか。

廣瀬:
いえ、まずそもそもですね、あの、まっ、タンクを叩いて、あのー安く作って貰ったという噂、
あのー、お話を聞いたというふうに仰ってましたけれども、勿論、わた、私どもとして、
ちょうど二年前の、おー、事ですけれども、タンクの増設が極めて急がれたのは事実でございます。
したがって、どんどん早く作ってくれという事でのお願いは、相当強くしておりますけれども、
むしろ、早く作るっていう事は、普通は高くなるという事ですので、
早くした上で、その値切って安い物、安普請の物をですね、
安かろう悪かろうっというような物を発注したという事はまずございません
それと、それから、あのー、先ほどの一番冒頭の話に戻りますけれども、
お金を、おー、まぁ、優先して、安全対策をそのー、後回しにするというような事は、
決してないというふうに、あのー、はっきり申し上げたいと思います。

泉田知事:
そうすると、組織の安全文化の問題なんでしょうか。
今、JR北海道でですね、これ本社と現場のコミュニケーションが上手く取れていなくてですね、
安全対策費が相当、出ない中でですね、さまざまなトラブルが起きてると
いうような報道がなされてるところですが、
タンクとか、それからあと、地下貯水槽もそうでしたよね。
誰がどう考えても、池の鯉じゃないんだから、汚染水を溜めるのに、プールぐらい頑丈な物
作っといたらどうかと思うんですけども、そうならなかったっていうのは
本社はそう思ってなくても、現場との安全意識が上手く組織として、
コミュニケーション取れてない状況っていう事なんでしょうか。

廣瀬:
いえ、あのー、勿論、その実際に地下汚染水、貯水槽の場合には、
まぁ、ああした形で問題が出てしまったという事で、何の言い訳も出来ようもございませんけれども、
やはりスピードをとにかく優先しなければいけなかったと。
で、まぁ、ご存じのようにALPSが、もう少し早い稼働を予定しておりましたので、
ALPS処理した後の少しでもきれいな水を地下貯水槽に貯める予定でございましたけれども、
もうほんとに、あのそういう意味では、あのー、厳しい水のバランス、
タンクの残りという事から、まぁ、あのーあのー、地下貯水槽を使わざるを得なかったという事であって、
決して、最初っからその、汚い物をですね、危険な物をあぁいうタンクの地下貯水槽という、
まぁ、あのータンクに比べれば脆弱なですね、物に貯めるという事を予定して、
そういう計画で、そういうそのお金の見積もりで、やって来たわけではなくて、
今後も、勿論そうした事のないようにですね、更にしっかりしたと安全文化を
定着させていきたいというふうに思って、これは私の責任で、しっかりやらして頂きます。

泉田知事:当時と今は、何が変わったんでしょうか

廣瀬:
そうですね、あのー、新生東電という事で、えー、国からもお金を頂いておりますし、
で、まぁ社外の取締役の方も入って、いわゆる東京電力の、まぁ常識が外の非常識と、
言われるような事のないように、えー、社会の目線で、しっかりとした、
これから対応をしていかなければいけないというふうになってきていると。
まだまだ、至らないとこ沢山ございますけれども、少しずつでも、あの、そういう方向に今、
舵を切りつつあるというふうに思っております。

泉田知事:
それから、フィルタベントについてなんですけど、これでですね、一回実際トラブルが生じた場合、
どれぐらいのですね、被曝線量になるっていうふうに見積もってらっしゃいますか。
1,000分の1になってる。

廣瀬:
これは、あのー、おー、要するに、どの段階で、えー、濾紙の中の線量が全部出るのか、
或いは、50%出るのかと、それ…

泉田知事:最悪の場合

廣瀬:勿論、100全部出る…

泉田知事:全部出る場合

廣瀬:
全部、全部出るという場合には、当然その、100%の物は出ますが、
今、我々のこの仕様はですね、とにかく100テラBqに抑えるという事で、あのー、
このー、フィルターベント作るという事でやっておりますんで、
勿論、それ、それの仕様に適った物が実際出来るかどうかっという事のは、
まさに、これからの審査の対象だと思ってます。

泉田知事:
100テラBqって、出すほうの感覚なんですけど、住民の皆さん心配してるのは、
どれだけ被曝するか、受ける側の心配してまして、実際100テラBq、これは申請ですよね。
全体出たらもうちょっと出ますよね。

廣瀬:あのー

泉田知事:
全体出たら、1,000分の1になって、もっと出るんですけど、それが甲状腺等価量
等価線量でいうと、どれぐらいになるっていうふうに思われてますか。

廣瀬:
これはですね、あのー、勿論風向きや、それから、あー、どの段階で、えー、
どこにいらっしゃるのかという事も総合的に、あの対策を取らなければいけないと思っておりますので、
知事がよくご指摘されてるように、逃げら、例えば雪が深い日に、たまたま運悪く、
風のない日に、というような事も、最悪の状況を考えた場合には、おそらく逃げるよりも、
おー、堅牢な建物にしっかり入られたほうが、まっ、まっ、数時間風がないといっても、
そんなに長く、そこでずっとこう止まっているという事はないですので、
どんどんどんどん拡散していくわけですから、そこの事はしっかりシミュレーションをして、
で、私どもとしてもですね、勿論、新たにそうしたその、完全なその、被曝を防げるような建物を
新たに建設するという事もあるかもしれませんが、全部が全部というわけでなければですね、
今ある建物の中で、コンクリート製のですね、それぞれの建物がこの中に居た場合に、
どれぐらい被曝するのかというような事を我々のほうで、例えば測ってですね、
で、ここであれば、こういう状況であれば、ここに居れば、このぐらいの事で防げると。
まっ、そういったような事も当然これから、あのー、私どもの、おー、何ていうんでしょうか、
知見も使わせて頂いて、これから是非、実際に皆さんと色々な事を
検討していかなければいけないと思ってます。

泉田知事:まだ、試算されてないですか

廣瀬:いや、勿論試算はございますけども、そのー

泉田知事:ええ、どれぐらいですか

廣瀬:
いや、あのー、それはかなり大きな数字になってしまいます
それはあのーぜん、それは全部全部という事であればですね、それは100%出ますので、
フィルタベントは1,000分の1にしてもですね、大きな数字になりますが、
今度は、そこがどういうふうに拡散するのかという事のシミュレーション
これは色々なパターンがあると思いますので、まっ、そこはそれで色んなケースを考えて、
色々な対策を打っていかなきゃいけないと思ってます。

泉田知事:
我々、試算してみました260mSvです
えー、これは健康に影響のある値です。
つまり1,000分の1っていうのが、どういう意味があるのかという事になるとですね、
少なくても健康に影響のある値です。

廣瀬:えっ。

泉田知事:いう可能性があるっていう事だと思ってます。

廣瀬:
あのー、仰るように計算上ですね、260mSvというのが、あー、出ますけれども、
それは、まさにその、敷地境界の辺りに、ずーっとこういうふうに居て、
何もせずに、まっ、こう、まさにそのブルームが来る状況の時に待っていれば、
確かにそういう事になりますけども、まっ、そうした事は、まずなくて、
じゃ逆に、その時に、どうした事をしていかなければいけないかっていう事を
まぁ、先ほど申し上げたような、これから対策を立てていかなければいけないと思ってます。

泉田知事:
廣瀬社長、柏崎刈羽原発が2007年に火災事故を起こした時の街の状況はご覧になってますか。

廣瀬:あのー。

泉田知事:柏崎刈羽の街の状況。

廣瀬:3号機の、あの、変圧器の。

泉田知事:そう、そう、そう。

廣瀬:
はい、はい、はい。
あのー、勿論、噂っていうか、その話でしか私、あの、聞いておりませんけども、
確かにそのー街でも大変な混乱があって、で、えー、消防自動車も勿論なかなか駆けつけられなくて、
勿論あのー、発電所よりも優先すべき、駆けつけなければいけない所も沢山あってと、
いう事は聞いております。

泉田知事:
道路がですね、段差が出来て、通行出来ない所が複数出るんです。
で、一斉に避難しようとしてですね、車が渋滞で動かなくなるんですよね。
道路がちゃんとして、400人が避難する訓練でも、渋滞するんですが、
そこでですね、道路が寸断をして動かなくなるんで、
緊急自動車も進めないんです、いう状況になるんです。
だから、敷地境界でじっとしていて、動かない場合、例外的だっていうふうに
思われるかもしれませんけど、全然そんな事なくて、実際に柏崎刈羽のですね、
原発が火を噴いた2007年の地震の時は、物資を運ぶ車が到着しないんですよ。

廣瀬:はい、そうですね。

泉田知事:緊急自動車が到着出来ないっていう状況になるわけで、じっとしてないといけない。

廣瀬:はい。

泉田知事:車の中で。

廣瀬:はい。

泉田知事:
車の中ってご存じの通り、ほとんど放射性ブルーム避ける機能がないんですよね。
実際それで、じっとしてたら、やっぱり被曝しちゃうねという状況になった時に、
次に、オペレーションの質問なんですが、そういう事態で混乱してるのに、
ベントしなければいけないっていう事になった時は、どういう判断されるんですか。

廣瀬:
勿論その、これ今、そこに至る前に、どういう段階で避難の、まぁ呼び掛けをするかというところが
かなり決定的に大事な事だというのは、私どもも認識しております。
勿論、今のような状態になってから、「さあ逃げてください」というふうに申し上げても、
まさに知事、仰るようにですね、えー、相当な混乱もするし、物理的になかなか、
あー、避難出来ない事もあります。
そのケース、勿論そのケースも当然考えておかなければいけないと思いますので、
そのケースは屋内退避のほうがむしろ安心で、
で、屋内退避の施設をどのぐらいの、まぁ割合で、あのー、持っていくかというような事も
当然、シミュレーションしなければいけないと思ってますけれども、
ですけども、まずはその少しでも早く、避難、避難を呼び掛けるといいますか、
避難をアナウンスするという事については、今我々も本当にあのー、真剣に考えておりまして、
今までのように、そのいわゆる15条通報のようなところで、本当に間に合うんだろうかと。
勿論、あの状況にもよると思いますけれども、それ、そうした事をしっかり考えてですね、
これもまた、私どもだけで決めてもいけないわけで、
えー、自治体の皆さん、県も勿論の事、皆さんとそうした事で訓練もしなきゃいけないと思いますが、
まぁ、組織的な事でやっていかなければいけないと思ってます。

泉田知事:
冷却材喪失事故が起きた時に、最短どれぐらいでメルトダウンされるかっていうのご存知ですよね。

廣瀬:はい。

泉田知事:どれぐらいですか。

廣瀬:2時間。

泉田知事:2時間ぐらいでね…

廣瀬:はい。

泉田知事:
メルトダウンに至っちゃうわけで、地震が例えば起きて、複合災害があった時
2時間でどうやって避難するんでしょう。

廣瀬:
まっ、まずはそのー、我々今回、柏崎においては、ご存じと思いますけども、
巨大な池というか、プールを作って、で、重量、高低差で冷却材をしっかり確保するという事で、
まずは、その冷却材の喪失というのは、最悪の場合ですね、ほんとに電源もない、
何もないという時での、一時的なその対策というのは、取らして頂いておりますが、
まずは、そういう事ないようにというのは当然、そこもございますけれども、
あのー、仰るように、2時間でどうするかというような事もですね、
あのー、当然シミュレーションの一つ、まぁ、いわゆる最悪ケースですけれども、
考えておかなければいけないと思ってます

泉田知事:
じゃあ、先に伺いたいんですけど、この規制基準というのは、
どういう基準だっていうふうに認識されてますか

廣瀬:新規制基準ですか。

泉田知事:そうです。

廣瀬:
まっ、これは私があのー、申し上げるのは適切かどうか分かりませんけれども、
まぁ私どもの事故を踏まえて、で、今回出来た三条委員会としての規制庁なり、
規制委員会がですね、そうした、あー、対策を盛り込んだ、まっ、かなり世界でも厳しい
あのー、特にハードの面では、大変厳しい規制基準だというふうには、
事業者としては受け止めております。

泉田知事:田中委員長は、これはあくまでも最低限の基準だと仰ってますけど、同意されますか。

廣瀬:
あのー私どもは、まぁ事故を起こした、まさに張本人の事業者ですので、えーまさに、そのー、
基準をギリギリクリアすればそれで良いというふうにはなかなか思いませんし
また、皆さんもお許しは頂けないだろう、いうように思っておりますので、
まっ、例えば今回の、おー、第二、二つ目のベントなんかもそうですけれども、
少しでも、あのー最低線を上回ってですね、えー、そうしたその、
しっかりしたものを整えて行きたいというように思っています。

泉田知事:
住民の被曝を避ける為に、事業者で対策をする、この基準をクリアすれば、
大丈夫だとは、さすがにここまで議論したら思われないですよね。

廣瀬:いや、勿論です、勿論です、勿論です。

泉田知事:自治体と…

廣瀬:はい、勿論です。

泉田知事:
どう連携して、住民の被曝を避けるかっていう事なしに、安全の確保は難しいんだと思うんですけれど。

廣瀬:はい、仰る通りです。勿論です。

泉田知事:そこは共通認識で宜しいですか

廣瀬:
はい。あのハードだけでは勿論、勿論、ハードは勿論我々として万全を尽くして、
えー、その最低の更に上の上を狙っていかなければいけないと思いますが、
今回の、おー、福島の、おー、教訓の一つは、やっぱり深層防護の考え方ですけども、
やっぱり第5層までしっかり考えておくという事だと思っておりますので、
まっ、第5層については、勿論私どもだけでは出来ませんので、えー、自治体、
あるい、勿論住民の皆さんのご協力も必要だと思っています。

泉田知事:
事故検証についてなんですけど、やっぱり福島での事故、これが何故起きて
どう対策したかっていう事を説明する必要があるんだと思うんですが。

廣瀬:はい、はい。

泉田知事:
因みにですね、ちょっと四つぐらい聞かして頂きたいんですが、1号機ですね、
24時間で、これあのまぁ、全電源喪失から24時間で爆発に至ってしまったという経緯があるわけで、
その中の一つに、3月11日の夕方5時の段階で、進展予測されてますね。

廣瀬:はい

泉田知事:東京電力で

廣瀬:はい

泉田知事:
で、一時間後には、メルトダウンていう進展予測があったにも拘わらず、
それが活かされなかった事が、つまり、原子炉の中の圧力
上昇する前の低圧注水が出来なかったわけですよね。

廣瀬:はい

泉田知事:
これが結果として、24時間に至ったという指摘があるんですけども、
これについては、どうしてね、進展予測が活かされなくって、問題だったのか、
それに対して、どう対策取ったかっていうのは、それどんなふうにお考えですか。

廣瀬:
はい、あのーまっ、ご存じのように、活かされなかったというか、活かせなかったわけですね。
当然、注水しなければいけないというのは、もう現場、吉田も含めてですね、全員がそう思ってる。
ただ、そのー、余震があって、津波が来て、で、えー、人力でこうホースを持って行ったら、
ジャックが合わなかったとか、そのー、やった事のない事を
まぁ、まさにこれは日頃の訓練の原因もあると思いますけれども、
そうした事があって、本当にこう、混乱の中でですね、えーそれが活かせなかったというのは、
本当に大きな反省であります。
で、えー、海水を入れるといってもですね、
あれ、海水も直接海から汲んで海水を入れたわけではなくて、
えー、ご存じのように、津波で海水がドワッと来ていて、
それがまぁ、たまたま溜まり水のようにあった、その海水を使うというような事で、
決してその、まっ、これは本当にお恥ずかしい話ですけれども、
決して、そのー考えて、こういう時にこういうふうにして、こうやってという事が
まぁ、あの状況で果たして出来たかというのは、勿論、議論はあると思いますけれども、
なかなか出来なかったというのがあります。
したがって、こんこん、今回、まっ、特に柏崎については、そうした事のないように、
防潮堤やそのほか含めてですね、あのー、前回の時に出来なかった事、活かせなかった事を
どうやって、あのー、そこに一つ一つ活かしていくのかっという事では、
あー、それなりの対策を今打っているというふうに考えてます。

泉田知事:どんな対策を打たれたんですか。

廣瀬:
え、ですから、まずはその勿論、訓練とかですね、そうしたような事もそうですし、
消防自動車、高台に幾つも置いたというのもそうですし、
消防自動車運転した事なかったですから、福島の人間はですね。
これは、もうほんとにあのー、訓練してなかったという事もありますし、
まぁ、そうした事も含めて、とにかく色んなケースで給水が出来るような、
冷却材の、冷却式の、為の水が確保出来るような、形を今取ってるという事でございます。

泉田知事:3月11日当日、5時の段階で、吉田所長は消防注水の検討指示出されてるんですよ。

廣瀬:はい。

泉田知事:
進展予測もですね、出されて、メルトダウンていう事を認識されていたと。
にも拘わらず、これ着手するのが一晩…

廣瀬:そうですね、はい。

泉田知事:経ってからなんですよね。

廣瀬:非常に時間掛かってます

泉田知事:
今の説明だけでは理解出来ないところがあって、というのはですね、
先ほどの質問と一緒なんですが、結局ベントしないと圧力下がらないわけだから、
避難確認が出来る、出来ない状態でベントの判断するんでしょうかっていうとこなんです。

廣瀬:ええ、それ…

泉田知事:ここは、どういうふうに整理されるんでしょう。

廣瀬:
はい、ですから、先ほども申しましたように、まぁベントの判断の前に、
どのぐらい前に、そうしたあのー、皆さんへの通報が出来るかという事だと思ってます。
まっ、それは、あー状況にもよりますし、えー、何でもかんでもあのー、
通報すれば良いというもんでも勿論ないと思っておりますので、
それはしっかり状況、おー、シミュレーションしてですね、で、それぞれのどの段階、
出来ればなるべく早くですね、あのー、お知らせするという形に、
今、柏崎の訓練でもですね、そうした事を幾つか、あのー、やるようにしておりますけれども、
そうした事を積み重ねていくという事だと思ってます。

泉田知事:
3時35分か37分か、どっちかでステーションブラックアウトですけど、
で、そのあとですね、実際ベントが出来るようになる為には、
やはり、非常事態宣言が出ないと出来ないんですかなくても出来るんですか

廣瀬:
まっ、このー、じょう、状況にも、まぁ、まさにステーションブラックアウトと、
全くない状況で、どういう事が出来るかというのも、
今は、まさに訓練で色々やらして頂いてますけれども、
あのー、とにかく繰り返しになりますけれども、どうやって早くそれを把握をして
で、皆さんにお知らせするかという事、そこに偏に尽きてるというように思いますけど。

泉田知事:
もう一回、申し上げますけど、2時間で逃げないといけないケースが有り得るんですよね。
だから、それで決断をして、住民避難が終わっていない場合に、
ベントを求められた場合は、どういう判断になるんでしょうか。

廣瀬:あのー、判断ていうのは、私どもの判断ですか。それとも…

泉田知事:
そうです。つまり機械をより多くの破壊を避ける為に、
もうしょうがないっていう形で、排出するっていう決断を取られるのか、
住民避難が終わっていなければ、ベントは避けるっていう判断になるのか。

廣瀬:
勿論あのー、当然その、住民が十分に、住民の皆さん、皆さん十分に避難出来るっという、
その時間的猶予ですね、限りなく沢山取って、で、沢山の方が避難されたという事
まっ、屋内退避も勿論含めてですけれども、確認をして、
その上でのベントの判断という事はまぁ理想的だと思っておりますが。

泉田知事:
でも、1号機の時はそうやって、政府からの了解を待ったおかげで、原子炉の圧力が上がり過ぎて、
それでベント弁が開かなくなったっていう事があるわけですよね。
待っちゃったらベント失敗するんじゃないんですか。

廣瀬:
えー、ですから、勿論今回の逃し弁等々ですね、そうした事の対策は勿論、
今回、改めて取っておりますが、ただ、あのー、根本的なところはまさに知事の仰る通りで、
いつ、早く、どういう段階で、どういう確認をした上で
そうした事をお知らせするかという事だと思ってますので。

泉田知事:今回の規制基準でその辺定めたものってあるんでしょうか

廣瀬:
えー、ちょっと私今、そこまであのー、読み込んでおりませんから分かりませんけれども、
ただそこ、そこの、そのーいわゆる、防災系の運用については、
仮に規制基準に定めてあっても、その通りやれるかどうかというのとは、
またそれはそれで、全然別の話だと思ってますので、
いずれ規制でこれが1,000分の1だろうと、万分の1だろうとですね、
あのー、自治体としっかりした、そのー、とにかく訓練も何回もやらなきゃいけませんし、
色んなケースを考えておかなきゃいけないと思いますので、
それは、これから是非、あのー、しっかりやらして頂きたいし、
我々も是非あのー、色々なところで、あのー、かませて頂いて、
参加さして頂くというふうにしていきたいと思ってます。

泉田知事:
じゃちょっと二つ目、2号機なんですけども、あっ、そっか、その前に、もう一つ、
1号機の関係で、進展予測でメルトダウンが起きるっていうのは、
実は、3月11日の段階で東電内部ではご存じでした。
でも、正式に発表したのは、5月15日でした。

廣瀬:メルトダウンですね。

泉田知事:
メルトダウンって認めたのが。
で、この間、誰がどういう指示でこういう判断をされたのか、これやっぱり明らかにする、
歴史上の責任があると思うんですけども、ここのところはどういうふうにされますか。

廣瀬:
あのー、まぁ、私どもとしては、今回の原子力改革プランで、まっ、これあのー、
大前先生のご指導もありましたが、あのー、その辺のところを改めて調査して、
で、まっ、5月になってしまったという事についての経緯については、
あのー、それなりに掴んでるつもりでございますけれども、
ただ、ここの段階で誰が悪かったか
誰が悪かったかという事を我々の立場でするよりもですね、
まっ、そうした事のないように、今後どういうふうな事で、
二度とああした事が起こらないようにしていくかという事で、
まぁ、我々は事業者ですので、まっ、そういうふうに考えております。

泉田知事:
だから、良い悪いの話でなくて、これは検察のなんか起訴っていう事で、
方向出たっていうふうに承知していますけど、
繰り返さない為に、何故ね、これ嘘を吐くっていう事になっちゃったのかと、
いう背景を説明した上で対策を取らないと、また情報の隠蔽が起きるんじゃないかっていう、
これ、不安あると思うんですよ。
やっぱりそういうところはちゃんとやって頂いたほうが良いと思うんですけど。

廣瀬:
はい、はい、あのー、勿論あの私どもとして、えーしっかりそのー、現場の、おー、
まっ、要するにどうしても船頭が多くなって、まっ、色んな方がこうしたほうが良いんじゃないか、
ああしたほうが良いんじゃないかという事があって、混乱したというのもありますし、
えー、情報の発信発表についても同様な事があったのも事実ですので、
これは極力、その現場を優先して、で、現場から発出した事をいかに早く外に出していくかと。
まさに今あの、全然状況は違いますけれども、汚染水の問題であるとか、
まっ、色んな事で、色んな今情報、データが出るようにさして頂いておりますけれども、
それもそうしたルールに基づいて、余計な人が余計な事で
余計なとこで口を挟まないように、まっ、それはそれでどんどん出て行ってしまうと。
逆にそういう、あのー、おー、もうやり方を今、始めさして頂いております。

泉田知事:
どうしても、これは聞いとかないといけないんですけど、
今回福島の事故でですね、放射能の最大の汚染源になったのは2号機ですよね。

廣瀬:はい、はい。

泉田知事:
2号機の、これ格納容器破壊何故起こったと分析をされて、
で、どういう対策を取られたんでしょうか。

廣瀬:
はい、これはですね、あのー勿論、あのーベントが出来なくて、
で、圧力が上がってという事は、勿論あの当たり前のところですが、
じゃ、何故そういう事が起こったかという事は、正直なところ、完璧にはこれが原因だというのは、
2号機に関していえばですね、ほかの号機は大分分かってきていますけれども、
あのー、正直言って、これがこれだというふうには、今、断定出来ておりません
で、勿論それじゃ当然不安なわけですから…

泉田知事:そう、そう、そう。

廣瀬:
あの、当然色んなケースを考えて、これが原因だったんじゃないか
あれが原因だったんじゃないかという事で、それを一つ一つ潰して、
これが原因だった場合は、こういう対策を取ってあるから大丈夫だと、
いうような事を今、あのー、柏崎については、あの、施している、参ってるわけです。

泉田知事:で、規制基準の中で、クリアすれば全部大丈夫だとお思いですか。どうした対策…

廣瀬:
いえいえ、ですから、そこはですから我々は、我々なりに、学習したところはあって
で、えー、必ずしもそれが全部規制基準に書いてあるからとか、書いてないからとか、
いう事でなくて、我々としてやれる事、必要だと思う事、反省すべき点については、
対策として取って参りたいと思っています。

泉田知事:
はい、はい、はい。分かりました。
3号機、4号機、4号機の話、ちょっと3号機、4号機の話をちょっとお伺いしたいんですが、
4号機、これ爆発をしたんで、結局キリンでの注水が可能だったわけなんですけど、
線量が高くって、入れなかったはずなんですよね、爆発前は。
で、そういった事態に再びなった時は、これ民民の契約で、これ命にリスクがあるような場合でも
行けっていう事になるんでしょうか。
対応しに服する人は、一体誰がどういう処置を取るか

廣瀬:
これはあのー、知事がずっとご指摘されているところだと思います。
勿論、我々としては、そのー、緊急の時の為の限度を上げて頂くというような事を
勿論しっかり対応したわけですけども。

泉田知事:今は持って250mSvまででしょ。

廣瀬:はい、そうですね。

泉田知事:それを超えるような場合はどうするんですか

廣瀬:
そうですね、それについては正直なところ、まだ、その法律的にも明確になってないところがあって、
まっ、それはこれから、あのー、これはまさに私どもでどうにもなるもんではないんですね。

泉田知事:そう、そう、そうですね。

廣瀬:
それは国との、おー、事もそうですし、今の知事がよく仰ってる、うー、自衛隊の
特別チームみたいなものもそうですけれども、
これは、これからもまた国とお願いしていく必要があるところだと思っております。

泉田知事:
3号機、これは言うだけにしておきますけど、これ冷却水注水失敗してますよねぇ。
あの爆発に至る前に。

廣瀬:あの…

泉田知事:消防注水でリークが生じてるわけで。

廣瀬:全部が行ってないというやつですね。

泉田知事:そうそうそう。半分ぐらいは復水器に漏れ出しちゃってるんですけど

廣瀬:はい、はい。

泉田知事:その対策は取られました?

廣瀬:
はい。それは今度ですね、そのー、まっ、分離してるわけでですね、
こっち行って欲しかったんですけれども、両方に行ってるという事で、
こちらの弁をどうやって止めるかという事ですね。
それは今回柏崎についてはですね、しっかり対策を取って、こちらの弁を止められるようにして、
で、こっち流す時には、こういうふうに流すと、いうような形にさして頂いてます。

泉田知事:もう取ってあるんですか。

廣瀬:ええ、今度はやってあります。

泉田知事:やってある?

廣瀬:やってあります

泉田知事:
あ、そうですか、分かりました。
そうするとあの、最後確認させて頂きたいんですが、急ぎますか。

廣瀬:
是非、あのー、まっ、これはあのー議論があるところですけれども、
今回私どもは、あのー申請をさして頂くという事ですので、
今まで随分、あの我々なりにですが、今も幾つか申し上げましたけれども、
そういう対策は既に取ってきておりますけれども、
まぁ、これはあの、よく言う我々の独り善がりかもしれないし、
我々がそのー、き、えー、学習したものという事で、取ってる対策もありますので、
まぁそうしたものを是非、まっ、あのー誰がという事よりも、
むしろ、我々でない専門的な知識をお持ちの、まぁ、そしてまた、しっかりした知見を
お持ちのところに、まずはチェックして頂くという事は必要だと思っておりますし、
それで、えー、足りないとか、駄目だという事であれば、当然直していかなければいけませんし、
直すんであれば早いほうが良いと思いますので、
えーこれはできたら、あのー、できれば、絶対急ぐべきだというふうに思っております。

泉田知事:
ベント以外のところでも、チェック漏れがあるといかんので、急ぎたいっていう事でしょうか。

廣瀬:
まっ、チェック漏れと、我々チェック漏れないように、勿論そうですけれども、
少なくとも全ては、我々の事から、あのー発して、
今回対策を打ってるものは沢山ございますので、
基準に勿論則して、対策を取るものもありますが、あーそうでないものもあります
そうした事をですね、まずはそのー我々独り善がりにならないように、
しっかりとしたところで、あの、チェックして頂きたい
で、ポイントは、えー何か至らない点があるとか、駄目だという事であれば、
それは我々は直ぐやり直すと、それは急いだほうが良いだろうというふうに考えております。

泉田知事:はい、分かりました。お預かり致します。

廣瀬:
はい、宜しく何卒。お会い頂いて、有難うございます。
何卒宜しくお願い致します。有難うございました。


以上です。

廣瀬社長って、誰に対してもこんな喋り方なんやろか?
不安が解消されるどころか、よけい不安になるような言動。
低姿勢に見せようとしてるだけか?
(  ′∇ソ ヨーワカラン

結局、誰の指示でこうなったかは言わんまま。
廣瀬は犯人捜ししてもしゃーないって感じなんやろけど、
犯罪者は公表して逮捕すべき。
想定外とかで済まされ、おまけに放射能を危険視してる人間が叩かれるておかしすぎるやろ。
「直ちに死ぬ」事だけが被曝やと勘違いしてんちゃうか。
一週間後、一カ月後、数年後、被曝で死んでも「ストレス」のせいにされるんやろな。



この会談の翌日以降の事については、改めてアップする。



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