2013-03-24

2013/3/13(水)【衆院予算委】 西田譲(維新)


3/13(水)の国会中継見た人は勿論、見てない人もネットで知って驚愕したやろな。
うちは、ながら聞きしてたんやけど、西田のキチガイ発言でガン見してしもた(`・ω・´)
その全発言を文字にしとく。(聞き間違い等ご指摘を願います)
まだ見てない方は、衆議院のビデオライブラリーにて動画を見て下さい。

2013/3/13(水)衆院予算委 西田 譲(小熊慎司の関連質問)

西田 譲:
(略)
福島県の復興問題について、まさしくこの日本の再生…
(略)
私たち日本維新の会は、言葉だけでの復興加速では意味がないと考えております。
日本維新の会では、復興を阻害する弊害の除去こそ急がなくてはならないと、
このような観点から本日の質問をさせて頂きたい思っております。
さて、3.11から丸2年、しかし、この1年9カ月間の間、必ずしも適切な方向での、
福島県の再建ではなかったかと存じます。
そう断じるのは、決して私だけではなく全国の国民の多くも一致した見解かと思います。
とりわけ福島県の方々が、安倍、自民党政権、いや、安倍総理に熱く期待しているのは、
法的正義と科学に照らして、これまでの政策を正し、そして政治を王道に取り戻すべく、
コペルニクス的大転換をする、まさにこの事への期待であって、
これまでの間違ったやり方を自民党がそのまま無批判に継続する事ではない事は、
言うまでもないと思います。
翻って3.11とは、福島第一原発、この4基のその原子炉からではなく、
建屋の爆発から微量なセシウムが飛散した事故の発生でもありました。
そして福島県民のうち約10万人が2011年4月21日より、
セシウムの放射線被曝を回避するとの名目で強制的に避難させられるという、
この戦後日本において前例のない、まさしく憲法第22条第1項に違背する居住権の禁止
更には、故郷選択の自由の簒奪が政府の手によって公然と行われました。
憲法に違背する、この人権侵害やりたい放題の前代未聞の行政は、
今なお続いているわけでありますが、それは国民の安全を守り、国民の健康を守るとの名目で、
当時より進められてきた政策であります。
これらについては、当時から放射線医学の多くの専門家の先生方が、
医学無視の暴挙だ、更には、反科学の人権侵害だと激しく非難し、反対したものでもありました。

さて総理、原子力災害対策本部長であります安倍総理にもお伺いさせて頂きたいと思います。
福島第一原子炉の建屋から広範に飛散したのは、セシウムのみでありまして、
ストロンチウムもプルトニウムも広範に飛散してはおりません
しかも、そのセシウムの線量は微量でございます。
つまり、個人の外部被曝線量は、年間累積では僅か数ミリシーベルトでございまして、
しかし、これまで進められてきた政策、これを振り返りますと、
あたかも日本経済の発展を阻害すべく、反原発を宣伝する手段として
反医学的な福島セシウム避難を考案し、そして実行したもののように思われます。
このような前政権のやり方を、安倍自民党内閣が継承する合理的な理由は一切ないと考えます。
原子力災害対策本部長として、安倍総理は、
避難の全面解除を行う行政命令を直ちに決断され
直ちに、そう下達するべきであると考えます。
医学や科学に反する以上、災害対策基本法に則れば、憲法違反の人権侵害行為を
即時中止するのが正しい行政のありようだと思います。
異論の余地はないと考えますが、避難解除の命令を決断されるか否か
総理にお伺いさせて頂きたいと思います。

石原伸晃環境大臣:
あの、私も避難、困難区域に行って参りました。
そこをこう、歩きまして、累積の、この線量計の一年間に対する被曝量を計算致しましたら、
えー、そこを歩いただけでございますけれども、年間20mSvを超えてしまう
現にやはり、そういう高放射能で汚染をされた地域はございます。
そこの皆さん方に帰って良いという事は、現政権でも言えないのではないかと思っております。

西田譲:
本日お配りさせて頂いている資料の一つでもございます。

低線量セシウムは人体にまったく無害でございます。
このβ線は皮膚で遮断をされておりますので、外部被曝の問題にはなりません。
また内部被曝は、生物学的な半減期が短く、結果、殆ど短時日に消えてしまいますし、
併せて汗や尿でも排出されます。
えー、総理にお尋ねしたんですが、石原大臣にお答えを頂きました。
えー、そこで石原大臣に、続いてお尋ねをさせて頂きたいと思うんでございますが、
この先ほども問題になりました除染の問題でございます。
放射、えー汚染放射線物質がセシウムしかない、この福島県で、
何故除染が必要だと考えていらっしゃるのでしょうか。
更に、併せてこの除染を住民ではなくて、住民を排除して民間業者に委託すると、
これも何らかの政治的意図から採用したとんでもないやり方だと思うんでございますが、
えー、この点に関して、大臣のご見解をお聞かせ頂ければと思います。

石原伸晃環境大臣:
あの、確かに政権交替したから、色々な政策においてですね、
政策を変更するって事はあるんだと思うんですが、
除染について言いますと、現にその除染を行った所の線量ってものは、
まぁ下がるわけであります。
まぁ、これに対して色んな意見が県内でも出てきてる事は、
委員のご指摘の通り、あると思います。
「いや、費用対効果を考えてやったほうが良いよ」
或いは、「もっと1mSvまで全部やってくれ」
「いや、そんな所はもう戻らないって人が居るんだから、やる必要ないよ」
色んな意見があるんですが、やはり安倍政権としても、
帰還したいという方がいらっしゃる限りはですね、除染を進めていくと、
これは線量が下がるという事において、効果があると、
私も現地を見させて頂いた感覚からして、効果があると思います。
但し、あの高線量の所は、これからモデル事業として行わせて頂きますけれども、
まっ予断は許しませんが、どの程度、この高線量地域ってのは、
先ほどお話しをさせて頂いた50mSvの、以上の地域でございますけども、
そこが、どういう結果になるかっていう事は、しっかり見てですね、
どういう方法が良いのか、これからしっかり検討していきたいと考えております。

西田譲:
ご答弁有難うございました。
原爆の廃墟となった広島、長崎、そこを放射線で、放射能で汚染された瓦礫を片づけたのは
住民ではなく、他の民間業者だったのでしょうか
生き残った住民たちこそ、強い意志で日夜営々と復興の努力をしたからこそ、
迅速な復興が出来たのではないでしょうか。
迅速で、的確な除染を妨害し、そして福島復興を遅らせている民間業者による除染こそ、
即時中断すべきと考えます。
(2枚目のフリップをお願いします)
石原大臣、あの一点ご指摘をさせて下さい。例えば、農地についてでございます。
農地についても、持ち主以外に除染させる事が正しいと、
これは100%、私間違っていると思っております。理由は二つございます。
第一は、民間業者、これは表土5cm剥がした後、赤土を入れたり、
若しくは、中には砂利を敷いたり、
科学的に不必要な除染作業をこのような異常な方策で行っております。

第二の理由を申し上げますと、ここにフリップにございます通り、
セシウムは、土との親和性が非常に高い性質を持っております。
植物の根に吸い上げられない特性があります。
フリップにあります通り、土壌1としますと、最終的に白米に含まれるセシウム濃度、
0.001でございます。千分の1になるわけでございます。
結果、民間業者がこのように除染をする事によって、田畑が破壊をされる。
福島のレベルでは、このように農作物にとっても、特に稲にとっては、
セシウムの被害は、殆ど考慮に入れる必要がないような状況になるわけでございます。
もう一つ、石原大臣にご指摘をさせて頂きたいと思います。
これは昨日の、昨日じゃないですね、3月4日の新聞の記事
甲状腺被曝100mSv以下、避難経路で差100倍超、これ環境省行ってらっしゃる調査だと思います。
この新聞記事見る限りでは、前提が非常にあってはならない、
荒唐無稽な前提になってるように考えます。
環境省では、この調査を行う際、福島県では赤ん坊は24時間、50日間、
ずっと屋外に居る前提になった上でのデーターの算出をされていらっしゃいます。
全く荒唐無稽で、馬鹿げた仮定であると思いますし、
このような不必要なヨウ素被曝の推定をしていらっしゃいます。
これ程まで反医学的で、非常識も限度を超える虚威のデーター作りだと思いますけれども、
大臣として把握してらっしゃいますでしょうか。

石原伸晃環境大臣:
あの二つの質問ですね、ちょっと整理をしてお話をさせて頂きたいと思うんですけども、
あのー、民間の方にやらせたら良いというのは、国の直轄の除染地域では、
これは不可能なんだと思うんです。
それは、住民の方にも入ってはいけないという規制を掛けてる以上は、
これを住民の方が戻ってやるという事は、不可能だと思います。
そして二番目、委員がご指摘されました、私も現場見て参りましたけれども、
そのセシウムでありますんで、表土5cmぐらいの土を、こう上下を入れ替えますと、
植物がそのセシウムを吸収するという事がないんで、科学的にはそういう事で、除染は終了する。
そういう機械も、もう開発されておりまして、それによってダーッと、その畑の、
この田畑のこの入替っていうのをやってるのを見て参りました。
で、そこで問題になってるのは、客土の問題なんですが、これをその所有者にですね、
こういうふうになりまして、線量が、空中線量下がりましたと、
これで宜しいでしょうかという話をするとですね、
えー、中にはその所有者の方で、「いやー、そんな事言わないで、もっと良い土入れてくれよ」
と言って、良い土をそこに入れて、その剥ぎ取った5cmぐらいの土をですね、
その畑の直ぐ横ん所にこう、山積みしているって事もある事も、あの事実だと思います。
それは、今度燃やす等々して減量化して小さくして、あの処分をしなければなりませんけれども、
先程来、ご同僚の委員の方々の議論の中にありました通り、
中間貯蔵場がまだ決まっておりませんので、そのまま野積になっているという現状が
ある事も事実でございます。
そして三点目のご指摘でございますが、これはあの事故直後に放出されましたヨウ素131、
これはもう委員がご指摘どおり、半減期が8日間でありますんで、大変短いもんでございますが、
あのー、仮定計算として、一番その安心をして頂く為に、これはあり得ないんです。
委員が仰る通りあり得ないんですけれども、
その時、子供さんが24時間表に居たとした仮定置いて、どうであるかという、
あり得ないけれども、一番極限の環境であったならば、どうかという、あの試算の取り纏め、
シミュレーションモデルを使った推計を行ったという事が、あの記事になっているだけで、
そのシミュレーションのモデルの結果が何を意味するかというところの分析までは、
まだ、あの報告を受けておりませんので、受けしだい皆さま方にも、
勿論、その財団のほうでも発表されるものだと承知をしております。

西田譲:
今まさに、あり得ない前提でやっているのは、安心して頂く為だというような
ご答弁を頂きました。
しかし、実際こうやって報道されておりますのは、あり得ない前提でやった結果、
あり得ないほど高い数値になっている事が示されてるわけでございます。
以後、これは注意をして頂きたいと思います。
時間もありません。えー次に移らせて頂きたいと思います。
さて、続いて原子力災害対策本部の原子力被災者生活支援チーム、
これを事実上掌握していらっしゃる茂木経済産業大臣にお尋ねをさせて頂きたいと思います。
えー、この原子力被災者生活支援チーム、まさに、えー、先ほどの質問でも出ましたけれども、
こういう警戒区域、そして避難指示区域等の見直しをされてらっしゃるチームでもあると
いうふうに伺ってると思います。
(3番目のフリップをお願いします)

このチームが用いてるデーター、つまり区域の見直しで用いれてるデーターというのは、
なんと言いますかですね、あのー、空間線量をベースにしたデーターであるわけでございますね。
つまり、どういう事かと言いますと、空間線量という事は、10倍に、
まぁ、これはあの説によって分かれますけれど、4倍と言う方もいらっしゃいますけれども、
4倍や10倍、外部被曝線量に比べて、4倍、10倍の数値になってしまいます、
しまうものでございます。
えー、恐らく文科省のセシウムの、この航空機での測量、線量測定の値だと思うんでございます。
さて、この支援チーム、えー、帰還困難区域であったり、強制制限、えー、
居住制限区域の設定をしているわけでございますけれども、
ICRPの20mSvから100mSv、これを根拠にしているというふうな説明を私、受けております。
これ前代未聞の真っ赤な嘘ではないかというふうに思っているわけでございます。
このICRPの基準値、これは人体への外部被曝線量の事を取り上げているわけでございまして、
空間線量ではないはずでございます。
まさしく、このフリップ、そして資料でもお配りさせて頂いておりますけれども、
実際の外部被曝は、通常の空間線量の10分の1に換算を致します。
えー、もっと低い換算係数、ここでは高田教授の4分の1を取り上げさせて頂いておりますけれども、
さて、茂木経済産業大臣、この生活支援チームが4倍から10倍にでっち上げた数字で、
避難区域の見直し作業を行っていた事を果たしてご存知でいらっしゃいましたでしょうか。

茂木敏充経済産業大臣:
あの、でっち上げという言葉は、ちょっと私、過ぎてるんじゃないかなと思います。
あのー、委員もご案内の通りですね、外部の被曝線量、それ、人の行動パターンによっても
それぞれ違ってくるわけであります。
そして、ご案内の通りですね、避難区域の見直し、これを行うまではですね、
住民は、えー避難してその地域に居住をしてないわけでありますから、
住民が実際に、どれだけ被曝するかと、この線量では計れないわけですよ。
ですから、何かの値でですね、それを推定するしかない、まっいう事でですね、
この空間線量と、これを元にしております。
勿論あのー、低減係数これは入れさして頂いて、科学的にやっております。
そして、そこの中で一般的に一日の内8時間、屋外で生活すると、
そして、16時間屋内に居ると、こういう仮定などを行いまして、
住民が避難区域に居住した場合の被曝線量を推定し、まっ、区域の見直しと、
これを進めているわけであります。
この推計方法につきましてはですね、一昨年、23年の3月25日、
当時のですね、原子力安全委員会の助言に従ったものでありまして、
科学的に妥当と考えております。
尚あのー、避難指示の解除に向けまして、3月7日の減災本部で復興大臣から、
規制委員長に要請があった通りですね、解除後の線量の管理のあり方も含め、
線量水準に応じたモニタリングであったりとか、除染、健康管理、えー等ですね、
被曝低減措置の具体化について、関係省庁と協力し、検討する事としたいと思っております。
尚あのー先ほどですね、同僚の足立議員のほうから、私の居ない時にですね、
どうしてあの燃料棒のですね、プール高い位置にあるかと、まぁ、いう質問があったんですけど、
あのこの燃料棒の出し入れは下から出来ませんから、上からやりますから、
どうしても原子炉よりも高い位置に燃料プールは置くと、こういう事になっております。

西田譲:
足立委員の質問にまでご答弁頂き、有難うございます。
大臣、まさしく仰った通り、この、もうご承知であるという事でございますけれども、
空間線量を用いてる。そして、またご答弁の中にもありました通り、この根拠を全て、
この当時、斑目春樹氏が委員長でありました原子力安全委員会が決めたんだと、
えー、いう事を、つまり過去の組織が決めたんだという事で、
全てそこに帰着されてるような、あのー、印象を受けるわけでございます。
さて、えー、私自身、この空間線量、そして外部被曝の線量の違いを
お知らせしてるわけでございますけれども、
大臣は、あの現実問題それを計る事は出来ないというふうに仰っておりますけれども、
実際、ICRPとは外部被曝線量で基準値を明確に作っているはずなんですね。
えー、しかし、それは出来ないというふうに仰る。
私自身、あのー、先ほど大臣が答弁にありました通り、原子力安全委員会がこう決めたから、
こうするのは良いと、いうご判断をされるのではなくて、
当時の判断は、えー、不適切な部分があったかもしれないので、正しく直すんだと、
こういった姿勢こそ、正しい行政の姿勢ではないかというふうに思うわけでございます。
えー、君子過てば即ち改むる、でございますので、是非ともこの避難帰還困難区域、
そして、居住制限区域といったものが、こういった空間線量という国際基準とはまた違った、
えー、ある意味、大臣は出鱈目は不適切だと仰いましたけれども、
出鱈目な、えー、推計、推定によって設定された、こういった区域、
こういったものを直ちに廃止をして、福島の避難県民は全員直ちに帰宅
そして帰郷させる、これが科学的には唯一正しい行政であるというふうに思います。
これに立ち戻る、形戻るような、えー、大臣のご指示を今の被災者支援チームに
えー、ご指示頂けますでしょうか、ご答弁お願いします。

茂木敏充経済産業大臣:
我々としては、被災地の皆さんの一日も早い帰還と、
この為に最大限、努力をしていきたいと思っております。
そこの中で、さまざまな基準につきましても、不断の見直しが必要だと思っております。
ただ、その一方で帰還を早めたい、その為にですね、
安全な基準を緩める事は出来ないと、
こういう方針で臨みたいと思います。

西田譲:
その安全の基準こそが、出鱈目であると
指摘をさせて頂いているわけでございます。
えー、今日は下村文部科学大臣もお越しでございますので、
文部大臣にお聞きさせて頂いております、えーお聞きさせて頂きたいというふうに思います。
えー、文部科学省まさしく、この放射線審議会を所管する官庁でもありますし、
科学を担当する官庁でもございますけれども、
この文部科学省が測定をした空間線量が、えー、これまさしく反医学、反科学でございますけれども、
外部被曝線量として扱われる事に対して、科学を担当する省庁の、
大臣としての、えー、ご意見をお聞かせ頂ければと思います。

下村博文文部科学大臣:
文部科学省は、この、この事に関してはですね、えー、
全国及び福島第一原発周辺における環境放射線モニタリングを実施する役割を担いました。
そして、文部科学省が実施したサーベイメーターや航空機モニタリングによる空間線量率や
積算線量計による測定結果が原子力災害対策本部における避難区域の設定の参考情報として、
使われていると、まぁ、いう事を承知しております。
で、この原子力災害対策本部による避難区域の設定及び、えー、同区域の見直しにあたっては、
その基準とされている年間20mSv、えーこれは放射線防護に関する国際基準として、
広く認められているICRPの考え方を基本に、えー放射線防護に関する国内外の専門家の意見を
踏まえつつ採用されたものと認識しております。
つまり、日本国内における独自の判断ではなくてですね、ある意味では国際基準と言いますか、
このICRPの考え方が基本という事でございますから、これ自体がですね、
今現在において反医学的だとか、反科学的というような状況ではないというふうに思います。

西田譲:
まさしく今、大臣がお答えになった、このICRPの基準というのは、繰り返しになりますが、
あのー空間線量ではなく、外部被曝線量として20mSv~100mSv、えー、
定めているわけでございますので、ご指摘をさせて頂きたいと思います。
さて、今日はあのー冒頭で総理に質問をさせて頂いたんでございますが、
あのー石原大臣にお答えを頂きました。
あのー、総理に重ねてもう一度お聞きしたいと思っております。
総理あの、我が国は科学技術一国でございます。
それなのに、あろう事か今までご説明申し上げたように、医学を全面に無視する、
そしてまた科学を否定する、そういった野蛮なセシウム強制避難が続けられておると思います。
法的正義、或いは科学、或いは倫理道徳は、妥協や、えー、
若しくは歪められて用いられる事が、あってはならないと考えます。
医学し、科学無視したセシウム強制避難
こんなとんでもない行政、今なお継続している事によって、
福島の復興は徹底的に妨害されていると考えます。
そればかりか、福島県民は自宅居住の自由、或いは故郷の喪失を強要され、
更には田畑を破壊されていると思います。
医学に従い、そして科学に反しない事こそ、福島県の復興の要、
そして、福島県民の人権尊重の基盤であると考えます。
どうか今日、日本の最高の総理である安倍原子力災害対策本部長に
お願いをさせて頂きたいと思います。
福島セシウム避難の全面解除
是非とも総理から出して頂けるように、お願いをさせて頂きます。
ご答弁を是非宜しくお願い申し上げます。

安倍晋三内閣総理大臣:
安倍内閣としてはですね、被曝線量と地元の自治体の皆さまの、えー、まっ、ご理解を踏まえて、
避難地区、まっ、避難指示地区の見直しを行う事と致しております。
具体的には、既に根本大臣が答弁をさせて頂いた通りでございまして、
3万人の避難者の方々が故郷に、自由に行き来出来るようになるわけでございまして、
今後ともですね、今後とも我々は、まずまぁ、安全と、そして安心、両面においてですね、
福島の方々にご理解を頂けるような形の中において、出来る限り多くの方々が地元に戻れるように、
そうなるべく努力をしていきたいと、このように思います。

西田譲:
ご答弁有難うございます。
そうですね、あの、残念な答弁ではございますけれども、
総理あのー、総理はあのー、所信でマーガレットサッチャーを、あの、引用されました。
もう時間もありませんので、最後に私からもマーガレットサッチャーの言葉を
総理にお送りしたいと思います。
「国が一律にお金をばらまく事がかえって社会の不合理を増長させ、
家族の絆を弱め、そして勤勉や自己責任といった自立の美徳を奨励する替わりに、
怠惰や誤魔化しといった誤った風潮が社会に蔓延してしまった。」
これはマーガレットサッチャー、偉大な英国のマーガレットサッチャー首相のお言葉であります。
自立を信条とする我が日本維新の会から、そして私から総理に
この言葉を最後お送り致しまして、私の質問を終わらせて頂きたいと思います。


─以上です。
この西田の前に、維新の小熊慎司と足立康史の質疑があったんやけど、
小熊は、3都市以外にも健康調査をしていく事が安心に繋がるんちゃうか?と
まともな事言うてるかと思たら、
福島県へ修学旅行に行く事に他県のPTAの一部の方から反対の声があるから
対策して、福島県への修学旅行誘致せーよとか、
中間貯蔵施設は、住民理解は得られへんから、さっさと決めてしまえよ!
みたいな感じの事を言うてた。
足立は、何が言いたいんやら、話が一貫してへん。壮大なるフィクション!が印象的w

それにしても、西田の発言は異常。

西田譲 公式webサイト  Facebook 
この質疑のあった3/13(水)のFBに≪事務所スタッフより≫
『事務所では、クレームと激励の電話が鳴りやまず大変なことになっております』
て書いてる。
3/18(月)は、
『予算委員会の質問についてはたくさんの激励を頂戴し、大きな勇気をいただいております。
この問題は国会の場において引き続き取り上げてまいります』
やて。
クレームと激励の件数晒せ!
反省どころか勇気を頂いてるって、ほな、その勇気で家族親戚一同で福島に引っ越せ!
コイツが引用してるのは、御用学者の高田純と中村仁信で、
中村は、2011年3/27(日)のたかじん委員会に初出演して、
放射線は微量なら安全ですむしろ体にいい影響が」発言がきっかけで

その後、2011年4/17(日)のたかじん委員会に再度出演し、「250mSv/年までなら安全」やて。
微量の放射線は体に良い。 中村仁信 1/2
微量の放射線は体に良い。 中村仁信 2/2

西田の言い分をごく簡単に纏めると、
高田や中村大先生の言う事は正しくて、反論者は医者でも科学者でもないんじゃ!
除染は住民にさせろや!
農地の除染も持ち主にさせれ!
それが維新の信条とする自立じゃ!
てか、除染なんか必要ないから、さっさと福島県民全員帰還させれや!

っちゅう事やよな?
これが唯一正しい行政とまで言うんなら、維新議員全員福島で住め!
その親戚も家族も全員でな。
話はそれからじゃ!

この西田の発言に対しての橋下は、「個人の、議員の意見として述べたんでしょうね」て言うてる。
西田は、冒頭に「私たち日本維新の会は」「日本維新の会では」て言うてるやん。
この西田の発言についての橋下の見解は
2013.03.13 橋下 ぶらさがり取材「西田譲について」 にて文字にしました。




2013.03.13 橋下 ぶらさがり取材「西田譲について」 


3/13(水)衆議院予算委員会の西田譲の発言については
2013/3/13(水)【衆院予算委】 西田譲(維新) で文字にした。
この西田の発言についての橋下の見解も文字にしとく。(聞き間違い等ご指摘願います)

2013.03.13 橋下 退庁時 ぶらさがり取材

記者:衆議院の予算委員会の西田譲議員の質問をお聞きになってますでしょうかね?

橋下:
いや、聞いてはいませんが、山田さんからさっき、あのー、事情は報告受けました。
ただ、あのちょっと詳細については、あの聞いておりません。

記者:
質問の中で、セシウムの線量は微量であると。
だから福島から避難している県民は、全員直ちに帰宅させるのが
科学的に唯一正しい行政だというふうに主張しているようなんですが、
念のためお伺いします。これは維新の会としての主張でしょうか?

橋下:
いや、違います。これはあの個人の、まぁ議員の意見として述べたんでしょうけども、
ただ、僕自身はね、1mSvについては、
これはきちんとやっぱり考え直さなきゃいけないような時期にきてると思いますね。
えー、除染が本当に1mSv以下に、このもう一義的な目標としてこうやり続けるのか、どうなのか、
効果はどうなのか、人体に与える影響はどうなのか。
あれ、国際なんでしたっけ、防護、ICRPでしたね、まぁちょっと略称忘れちゃいましたけども。
そこで1mSvから、まっ20までの幅で色々考えましょうよっていうような、
そういう基準にもなってる事も踏まえてね、
今の1mSvっていう基準をこれを徹底して、えー、あの除染、山から何から、その大地をですね、
全部1mSv以下に抑える事を一義的な目標としてやり続けるのかって事は
しっかり考え直さなきゃいけないですね。
あのー、何もお金が掛かるから止めようって事じゃなくて、
もっとサポートしなければいけない、あのー、その策っていうものを
優先順位が高い事もあるんじゃないかと。
やっぱりこの1mSvっていう、まぁ、この、今まで経験した事のない、
あのー、原子力発電所の事故だったもんですから、
当初はね、この1mSvっていう基準でザーッと走るのは、
あのそれは仕方のないところもあるんですが、
今この状況に至ってはですね、本当にそれが、あのーその数字が良いのか、
どうなのかって事は、もう一度検討の、検討しなければいけないっていうふうに思ってます。
ただ、それが西田議員の質問が、そういう僕の考え方を表したものかと言えば、
そうでない部分もあるかと思いますんで、
ちょっと質問内容は、色々あのー、また、あのー確認はしておきたいと思いますけど、
まぁ、ただ議員も色んな意見があって良いんじゃないでしょうかね。

記者:今、質問の内容をテレビでも中継されていましたようで

橋下:あー、そうですか。

記者:
Twitterなんか見ますと、これが維新の会ってこんな政党だったのかというような声も
流れているようなんですが、その辺りそのまぁ、議員の資質ていうのを問われる、
今後問われるかもしれないかと思うんですけど、その辺りいかがてしょうか。

橋下:
1mSvの基準について、えー、これは、あー、再考の余地ありですよという主旨の質問だと
僕は受け止めてますから。表現方法とか、そういうところにね、ちょっとまだ未熟さ
あったのかも分かりませんけれどもね、
1mSvを絶対的な基準としている今の、おー、政府の方針については、
やっぱりこれは検討しなければいけないって事を
国民の皆さんに率直にそれは訴え掛けていくのも政治家の役割だと思ってます。

記者:
今後何らか対応は国会議員団に任せてる限りは、市長、代表…

橋下:
何も国会議員団の、あの話だって思います、これは。
あのー、ただね、1mSvっていうこの目標、まっ目標ですね。
えー、これについてはね、ちょっと考え直さなきゃいけない、そういう時期に来てると思いますよ。
あのー、そうじゃないと帰宅出来ない、まっ帰宅出来ないそのリスク
それと、この1mSvから、まぁ20mSvの間でね、えー、その放射線量で人体が被るリスク、
こういうさまざまなリスクを比較考慮しなきゃいけないのにね、
ちょっと1mSvに頑なに拘り過ぎるのは、あー、この原子力発電所の事故を
実際に起こしてしまった、あー、日本の、そしてまたその被災地の再生のあり方においては、
この1mSvに拘り続ける事について、やっぱりちょっと考え直さなければいけないと思いますね。


(以下の動画は13:25~)
記者:
西田議員の質問にちょっと戻るんですが、まあ、発言の、その農業どうかっていうのは別にして、
その発言の内容として、例えばその植物がセシウムを吸収しないとかですね、
いう事も言われてるみたいなんですが…

橋下:
だからどこまで下調べをして、あのー、きちんと確定的な事実としてね、
えー、認識したのかどうなのか、そこだと思いますね。
だから表現の仕方あると思いますよ。
こういう見解もありますが、っていう表現でやるのか、
もう科学的な知見として、えー、日本はその知見を取っていないけれども、
世界では、もうそういう知見が確定的なものだっていう事であればね、
やっぱり言い切りの形でやったらと良いと思いますよ。
日本は間違ってると、国際社会では、こうこうこういうふうな知見が、
確定的知見ですよっていう言い方もある。
でも、そこまではっきり、あのー、世界の確定的知見として確立していないんであれば、
まぁ、こういう意見もありますがっていう表現でやらなきゃいけない。
これは表現の問題だと思いますね。
この辺は、あのー、山田さんがね、えー、ちょっと、あのー、しっかり質問内容をー、
一言一句チェック仕切れてなかったっていうふうに、さっき電話で報告ありました。
ただ、言いたいのは1mSvっていう、そういう数字がね、えー、どうなのかと。
今までは1mSv以下にしないと絶対駄目なんだと、1mSvを超えてしまうとね、
えー、もう人体にもの凄い影響を与えるんだと、いうような事でずーっとこれまで、
国民の皆さん、物事を考えてきたと思うんですけども、
それはちょっと立ち止まって考えましょうよと、
やっぱり帰還出来る、あのー、故郷に戻れる、その状況っていうのは、どの数字なのか、
あー、それだけ1mSv以下に落とすっていう事が本当に実現可能な事なのか、
これからどんどん、1兆何千億のこれ予算計上されてるみたいですけど、
1兆何千億でしたっけ?予算計上は?
まぁ、でもそれだけのお金掛けても、どれだけ数字が下がるのか、
これは、この一年とか、それぐらいの期間掛けてね、
これまでやってきた事を検証して、もう一回冷静に、1mSvについては、あのー、
議論しなきゃいけないと思いますね。
瓦礫処理とか、ああいうところで1mSv以下に抑えるって話と
実際に、その、もう放射線でね、あのー、ある意味、まぁ汚染って言ったら、
ちょっとまた、言葉が悪いのかも分かりませんが、
放射線の被害を受けた、その地域でね、それを1mSv以下までに抑えるって話は、
これ、別ですからね。
あの、何もない状況で、1mSv以下で抑えていきましょうってのは、これ一つの基準
だけれども、一回被害が生じた場所を、どこまで落としていくのかっていうのは、
これは、あのー、その基準については、もう一回考え直さないと
いつまで経っても、やっぱり故郷に戻れないっていう状況続いてしまいますんでね、
これは冷静に議論すべきだと思います。

記者:
1mSvの基準についての見直してっていうのは、確かにその議論の対象にされていますが、
その除染を民間の事業者じゃなくて、住民の人がやるべきだとか、
農業はもう再開しても良いんじゃないかとか、
実際には、その辺日本維新の会全体の考えとして取られて、ちょっと…

橋下:
違いますね、それはね。
あのー、まぁ、議員の思いだったんでしょうね。
それは国会議員団の中で、しっかり、あのー、今後の議員に対する指導も含めて、
えー、考えるっていう事を山田さんが言われてましたから、
まぁ、こういう事も有権者の皆さんにしっかり見て頂いて、
厳しい批判も頂かなければいけないと思いますけどね。
ただ、あの、1mSvの、その基準っていうものを今やっぱり、
もう一度冷静に考えなきゃいけないよという、その主旨はね、
あのー、なかなか、これね、言うのは勇気要る事ですから。
みんな1mSvを守ろうっていう事で、これ細野大臣も、環境省やっぱり5ミリっていうところを
出してたのがね、えー、国民ワーッとした声に押され
1mSv以下になってしまったんですよ
でも、蓋開けてみたら、本当にその基準が良かったのかっていうのはね、
やっぱりこれ、冷静になって考えると、色々考える点があって、
なかなかやっぱり官僚組織っていうのはね、よく考えてるなと、
5ミリを出してきたっていうのはね。
だから、政治主導だ、政治主導だっていうね、
何でもかんでも公選職がね、あのー、物事決めりゃ良いっていうもんではない、
ある意味、良い例だと思いますよ。
そこで色んな案を聞いて、冷静に聞いて、
国民の皆さんに反発食らうかも分からないけれども、
でも、5mSvがやっぱり現実的な、あのー、基準なんだっていう事であれば
反発食らったとしてでも、それはきちっと説明をしていくっていうのが
政治家の役割ですからね。
この1mSvっていうのは、ちょっと僕は、あのー、悪しき政治主導にね、
えー、結果、かなり住民の皆さん、翻弄されてしまったと思いますね。
あのー、国際防護委員会の、あの、放射線防護委員会の、あの、あれを見てみてもね、
やっぱりその状況によって、1mSvから20ミリの間で
そこで範囲決めていけば良いですよって話で、何か何でも全部1mSv以下っていう、
そういう話じゃないんですよね。
そういうところがやっぱり、あの勿論これはね、原発事故が起きた直後は、
こんな冷静な議論出来ません。
あのー、だから最初1mSv以下で走るっていうのは良いんですけど
今こういう状況に、今なってる、今この時期だからこそね、
1mSvについて、やっぱり考え直さなきゃいけない
それをまぁ、西田議員は言いたかったという、僕はゼンカイしています。
ただ、表現内容に拙いところがあったとか、そういうところは、しっかり反省をして、
えー、国民の皆さんに理解を求めるように、もう一回、挽回しなきゃいけないでしょうね。



西田については、以上です。
途中(動画4:26~)、日銀総裁人事についての記者からの質問があり、
あまりにもお前が言うな!やったんで、一部文字にしとく。

(動画は5:57~)

橋下: 
いや僕はだから、責任っていうところでは、また、あのもう決まった後にね、
えー、多数決で決まった後に、僕の思考回路としてという事を
思考回路して貰う為に、またメールを送ったんですが、
責任の取り方っていうのは、一番重要なんです。トップは、組織のトップは。
この時にヒアリングの状況を見て、また中田さんにも確認をしましたら、
最後まで黒田さんは、責任のところでね、えー、2%の物価上昇、
これは目標として設定するけれども、
それ達成出来なかった場合には、自ら辞任するとは言い切らなかった
これがやっぱり霞ヶ関やね、行政、役所組織の、ある意味、文化、
あー、価値、観と言いますかね、えー、僕の価値観、哲学だったら
目標達成出来なかったら
辞任しますって言い切りますけどもね。
そこ言い切れないところが、んー、役所組織、また霞ヶ関でずーと長年勤めらけてきた方にね、
えー、価値観もあり、哲学でもあり、能力はもの凄い優秀なのかも分かりませんが、
組織のトップにはね、最後結果責任を取る、そういう覚悟を持った人を
トップに就けないと、それは組織は機能しません
だから、あのー、能力とかね、そういう事を見たんでしょうけども、
えー、大阪市役所においてもね、僕よりも優秀な、あの人材なんて山ほどいるわけですよ、
能力的には。だけども、やっぱり最後、結果責任を取れる人間
まさに僕です、がトップにね。
優秀な人材はね、その結果責任を取る者の部下としてね、働いて貰えば良いわけですねぇ。
それは、僕はね、組織マネジメントであって、あのー、結果責任についてね、
ハッキリ言わない人が、あの日銀という、まぁ重要な組織のトップに就く事については、
僕は、この責任論から言って、おかしいんじゃないかって事を最後、
あのー、メールで出しました。これが僕の思考過程ですから。

記者:そうすると、維新の価値観に合わない人の人事に同意するという事になってしまいますが…

橋下:
いや、違います。
維新の価値観じゃなくて、僕の価値観に合わないってだけで、
あのー、だって2%の上昇っていうものを目標にして、それ目標ですって言ったんだったら、
達成出来なかったら辞めなきゃしょうがないじゃないですか、それはね。
まっ、期限は2年か3年なのか知りませんけども、何年の時に達成出来なかったら
辞めるというのが、もうトップの資質として、一番重要なところで、
そこに英語が出来るとか、国際感覚だとか、金融を知ってるとか
スーパーマフィアとの人脈があるなんていうのは、これは別にトップじゃなくても
その下で働く部下として、そういう優秀な人材が居れば良いわけであってね、
組織のトップはね、別に英語なんか出来なくたってね、
少々知識がなくったって、少々あのー、人間性がどうであれね、
最後は、結果責任取れるかどうか、全てはそこですよ。トップっていう者はね。
ちょっとその辺が、あのー、やっぱり国会議員団は、あのー、
巨大組織をマネジメントした事がないんでね、えー、能力だけを見て判断しましたっていうふうに
言いますけども、組織のトップっていうのは、能力云々よりも、
結果責任を取れるかどうかなんです
そういう事を僕は、メールで出しましたが、ただ最後は国会議員団に委ねるというのも、
僕の組織マネジメントですから、こんな人事案の事で、代表が無理矢理決定するような、
そんな案件じゃないですから、国会議員団が、あー、見て聞いて、感じたままで
判断すれば良い事だというふうに思ってます。
(以下、略)



─以上です。
橋下は、原発事故当初は1mSvで~て言うてるけど、当初は100mSvて言いまくってたやろ!
5mSv/年が国民の声で1mSv/年になったって?(゚Д゚≡゚Д゚)はぁ?
1mSv/年は、日本の法律で決まってるからやろ!
5mSv/年以上の被曝で白血病になったら労災認定されるんやろ?放射線管理区域の数値やろ。
それをなんで20とか違法発言するねん!

確かに、山林とかの除染ほど無駄な事はない。
住めるように基準を緩めるんやなくて、汚染されてない場所で生活出来るように
ちゃんと説明して、補償すべきやろ。
議論の前に、まず大丈夫やて言うてる連中に人体実験して貰えばええやん。

例えば、交通事故が起こってから警備員立たせたりとか、信号機設置したりするのに、
なんで原発事故だけ、基準を変えようと必死なん?

日銀の話やけど、やたらと結果責任に拘ってるけど、
お前が言うなー!
橋下は絶対に責任取らへんやん!
人には連帯責任やて言うてるのに、自分は任命責任すら取らん。
人間性がどうであれって、人間性は超重要やで!
橋下の価値観は異常!哲学を語る資格もなし!
橋下ほど無責任な人間は居らんわ!

1mSv問題で議論するのは勝手やけど、緩めるなら責任取るべき!
橋下は、瓦礫焼却を強行したんやから、何かあれば責任負うべきやし
国の基準を緩めるなら、同意した連中は全員責任負うべき!
それが、橋下曰くのトップとしての資質や。
言うだけなら誰でも出来る。


2013-03-18

『瓦礫受入検討だけで合計176億円』 なんで堺市を主に叩かれるか?


2013/03/13(水)モーニングバード 『震災がれき受け入れ"検討だけ"で巨額復興予算』(動画)



<北海道>中・北空知廃棄物処理広域連合 (歌志内市)=28億2000万円
<秋 田>鹿角広域行政組合 (鹿角市)=2億円
潟上市 =2億8000万円
<群 馬>伊勢崎市 =2億7000万円
玉村町 =11億3000万円、
高崎市 =6000万円
甘楽西部環境衛生施設組合 (下仁田町)=3億8000万円
<埼 玉>川口市 =36億3000万円
<京 都>綾部市 =2億9000万円
<大 阪>堺市 =86億円


この番組内容については、動画見てください。
反橋下のうちが言いたいのは、堺市が儲けた!って事とは別の視点から。

3/9(土)に『えっ!?がれき処理検討だけで復興予算約86億円 堺市
『復興予算約86億円をごみ処理施設の新設費などとして受け取る事が分かり、
市議会では、異論が浮上したが、竹山修身市長は
「財源の確保は首長の責務。ありがたくいただきたい」と答弁』て報じられ、
その後、3/13(水)のモーニングバードでも
主に堺市がクローズアップされた放送内容になった。
で、同日3/13(水)の衆院予算委で、維新の足立康史が、これについて質疑してた。

この「検討するだけで復興予算から貰える」ちゅうのは、
昨年10月に、TBS「Nスタ」でも報じてた事で、これが支援かよっ!やった。

それと、復興予算流用については、昨年9月に放送された
NHKスペシャル『シリーズ東日本大震災 追跡 復興予算 19兆円』 では
19兆円の内、瓦礫の処理費用に1兆円も投入されたとしてる。

結局、<復興予算>堺市に批判400件 がれき未処理で86億円って事で
『高まる批判を受けて、市は新たな被災地支援の検討を始めた』て報じられた。

復興予算流用については、昨年から発覚してた事で、今更感があるものの
堺市は、ほかと比べると巨額やし、市長のコメントも反感買ったんやろけど、
それにしてもめちゃ違和感。
確かに堺市は巨額やし、なんでやねん!やし、堺市長を擁護するつもりもないけど、

環境省の担当者は「(復興予算は)広域処理を促進させるための起爆剤として計上した予算。
がれき処理の検討を促すだけでも十分効果があり、問題はな」』とし、
返還要請の検討すらしてないちゅう、
全ての根源は環境省にあるのに、どの報道も堺市をクローズアップしてる。
堺市への批判が400件で、環境省にも何件か批判が届いたんかは知らんけど、
瓦礫処理費用に割り当てられた1兆円を使い切れんから、こういう無駄な税金の使われ方、
北Qや大阪までコスト掛けてでも予算使いたい環境省が責められるべき。
問題は、そこやない。

堺市の竹山修身市長は、今年10月7日に任期満了になるから、10月に市長選がある。
で、竹山市長は再選を目指してる。
都構想に必死な橋下に対して、竹山市長は都構想には反対。
今年1/28に「同じ考えの市長誕生を」堺市長選で橋下氏 都構想反対の現職に対抗馬擁立検討
2/22にも、かつての盟友 橋下氏と全面バトル 現職・竹山氏が出馬を正式表明 堺市長選
て報じられてる。

本来、環境省が一番クローズアップされて叩かれるべき愚策が
なぜか堺市、堺市長が一番クローズアップされて、
Twitterでも、うんざりするほどRTされてる。
反橋下のうちとしては、もうええかげんやめてくれ!や。

10月の市長選で、当然橋下はまた演説しまくるやろ。
「僕は安全な瓦礫を受入て支援したけど、堺市は~」 とか、
いかにも言いそうなネタになる。

こういう報道の仕方によって、堺市長も橋下のイエスマンの維新の屑が当選したら?
橋下維新は、日本全国の知事・市長選で候補者を立て、
県議会・市議会にも候補者を立ててる。
既に、維新が当選してる地域もある。
日本全国、ゴキのように橋下の言いなりが繁殖したら?
瓦礫焼却拡散だけの問題やないやろう。
橋下の口癖の「選挙で選ばれた者」として、橋下の好き勝手に出来る県(府)議会、市議会、
市民蔑ろ、国民蔑ろ!
国政に出るより危機感を持つのは、うちだけか?
むしろ、国政に出たほうがマシ。
いかに政治オンチか国民に知らしめるチャンスでもある。

昨年、衆院選の時、兵庫県川西市の街頭演説で、
橋下は
『今までの政治が嫌だ嫌だというなら、やり方は簡単だ。
皆さんあと2日間10人に電話をかけてください。
電話をかけた相手に「あなたも10人に声かけてね」と言ったらいいんです。
これを名付けてネズミ講作戦、ゴキブリ作戦ですよ』
て発言してるように、ゴキどもが繁殖する。

勿論、堺市長を支持してるわけやないていうのは前提として、維新に有利になる~の巻や。
マスゴミに乗せられて、瓦礫反対派の心理を利用され、
勿論、それが正論であっても、叩く相手によっては、誰が一番得するか?
情報操作っていうのは、嘘を垂れ流す事だけやなく、
事実であったとしても、それが拡散される事で利益を得る人間が居てる事も情報操作の一つ。

こういう狙いに逆らうには、
ほんまは、堺市に苦情ではなく、環境省にのみ苦情を寄せるべきやったと思う。
むしろ、「財源確保!さすが堺市長!」とエールを送るぐらいすればw
橋下の思う壺にはならんかったやろね。


3/20(水)追記:
上記の「各自治体・団体への交付見込み額175億」のソースは、モーニングバードより。
これとは微妙に違う金額と掲載のない自治体のソースとして、2/12(火)の記事
ずさん”がれき処理対策でゼネコンや自治体が濡れ手に粟!?復興予算無駄遣いの実態

がれきの受け入れ先から除外された14団体として
【団体名と交付見込み額】

中・北空知廃棄物処理広域連合(北海道) 28.3億円
秋田県鹿角広域行政組合 2億円
秋田県潟上市 4億円
群馬県伊勢崎市 2.7億円
群馬県玉村町 11.3億円
群馬県高崎市 0.6億円
甘楽西部環境衛生施設組合(群馬県) 3.8億円
埼玉県川口市 36.3億円
秦野市伊勢原市環境衛生組合(神奈川県) 44.3億円
神奈川県平塚市 95.5億円
神奈川県逗子市 10.7億円
神奈川県厚木市 9.6億円
京都府綾部市 5.7億円
大阪府堺市 81.2億円
(共同通信配信記事より)




2013-03-17

新潟県議会 平成25年2月定例会 連合委員会(第2次) 瓦礫に関する質問・答弁


2/25(月)より新潟県議会、本会議が開会され、代表質問、一般質問での瓦礫に関する部分は
新潟県議会 平成25年2月定例会で瓦礫に関する質問・答弁で文字にしました。
その後、3/8(金)に、連合委員会(第2次)知事等に対する質疑があり、
瓦礫に関する部分を文字にしました。(聞き間違い等ご指摘下さい)
既に録画中継がアップされてます。会議録も後日検索してみてください。

平成25年3月8日(金)  連合委員会(第2次)知事等に対する質疑
民主党  内山 五郎 委員 の録画中継 (瓦礫については58:40~)
がれき・放射能問題について

内山五郎委員: 
(略)
最後になりますけど、5番目のこの瓦礫・放射能問題についてであります。
知事さん、まぁイヤな顔されないでですね、この問題、ほんとに私も、
強く心を痛めてる人間の一人でございまして、あのー、なんとかですね、知事、関係市の皆さん、
私たち県としてもですね、良い方向でですね、取組を進めていって頂きたいという思いでですね、
質問をさせて頂きたいと思いますし、今議会もですね、ほんとに多くの皆さんから、
この瓦礫、放射能問題について質問がいっぱい出されました。
これはですね、多くの国民の皆さんが極めて関心ある問題だというふうに
私は思ってるわけでございます。
私もですね、私の支持者の皆さんからもですね、「議会開催されてんだろう」と、
知事さんに是非あの正してくれや」というようなですね、事も言われておりましたりですね、
色々あの言われておりまして、えー、あのー、そんな事でですね、私からもですね、
何点かこの言及をさせて頂きたいというふうに思っているわけでございます。

この問題をこう考える時にですね、私ですね、私の記憶が、で、ですね、
ほんとにあの、大体私なんかあの今聞いた事を直ぐ忘れるようなですね、
昨日聞いた事なんか全然忘れるというようなもう歳になってきまして、あれなんですけど、
この議会でですね、平成20年の2月定例会の連合委員会でですね、
松村二郎先生よりですね、この為政者のー、あー失礼しました、村松二郎先生です、
大変失礼しまして、すみません。
あのですね、為政者の心構えですとかですね、言葉のですね、重み、等々このですね、
お話をされた事が、私はほんとにあのなんかこう鮮明に、こう残っておりましてですね、
いるわけでございますけど、したがって議事録もちょっと見させて頂いてきたわけでありますけど、
その中にですね、まぁ、あの時期は恐らくあのBL米のその情報隠しというような
知事さんから、ボーンとご発言があって、
その後も色んな事があったというふうに思うわけでございますけど、
この為政者の言葉の重みみたいなやつで、ご発言されてたんですけど
「色々と物議を醸してる事に対して、反対する意見を言う人もたくさん居るし、居る」と。
「でも逆に賛成してくれる人もたくさん居るのです」というお話がありました。
「為政者に対して、反対の声は、その何倍もの大きさを持っています。
逆に、賛成の声はその何十分の一、何万分の一だと受け止めておられたほうが良いのか」と、

いうこの、そういうですね、ご意見がありまして、
私の頭からちょっと離れなかったわけですけど、私自身もですね、その為政者として、
政治を司る者として、特に知事さん始めですね、市町村長さん、これらの皆さんのですね、
この発言の重みっていうのは、大変あの重たいもんだと思いますし、
私自身もですね、この発言にはですね、気をつけなきゃいけないんだなあという事をですね、
また今以てですね、肝に銘じているところでもございます。
まぁ、知事におかれましてはですね、この問題に早くですね、まぁ、こう納められまして、
県内市町村との融和と強調を旨に、この本県の発展の為に、
全力を尽くして頂きたいという立場に立ちまして、以下三点ほどですね、
質問をさせて頂くわけでございます。

市町村はですね、災害廃棄物処理特措法に基づいて、この災害廃棄物処理特措法っていうのは、
3.11という、新たな事態にですね、対応して国会も全会一致で可決されているわけでございまして、
そういう特措法に基づいてですね、まぁ処理を行っているに過ぎないんであるというふうに、
私はあの認識をしてるんです。
災害、震災のですね、瓦礫に係る放射能管理に関しまして、県はですね、この色々ですね、
提案や質問を環境省にやっておりますけど、環境省からの答弁がですね、
極めて整合性のある答えを貰えてないというふうに言われているわけでございますけど、
この間のこの国とのやり取りの経過についてですね、ご所見をお願い致します。

泉田裕彦知事:
まず、特措法とですね、今回の問題、これは関係ないと思っています。
何故ならば、基準はですね、環境省が定めたものであって、行政基準です。
国会で基準まで議論したものではないという前提を
まずご認識頂ければというふうに思います。
そして、環境省に対しましては、本県は2回の質問や提案を行いました。
また、全国知事会としても、私が環境大臣に直接面談をして要請をしてきたというところであります。
いずれに致しましても、国から整合性のある回答は頂いておりません。
何がおかしいのかというとですね、これまで原子炉等規制法、これによる放射能の管理、
しっかりやってきたわけです。
また、労働安全衛生法、最近の風潮を見ていますと、
これちょうど放射線管理区域に相当するような基準であっても、
住めるかのような意見まで出て来てるというような状況になっているわけであります。
原発事故より以前のですね、放射性物質の規制、これを緩和する理由はないという事です。
もう一つはですね、これは放射性物質の管理の原則っていうのがあるわけで、
それは何なのかっていうと、やっぱり集中と隔離なんです。
薄めて、それで大丈夫という事を過去、日本政府は言いました
水俣病の時がそうなんです。
有機水銀、有害物なんだけども、濃度規制として、
これより低ければ大丈夫というような事を言いました。
その結果、何をしたのか。
水を入れて、全部薄めて、流したじゃないですか。
それで何が起きたのかと言えばですね、生物濃縮を通じて、今まで尾を引いている新潟水俣病
これ発生をさせてしまったわけです。
環境を守る為には、総量をどうするのか、こういったところをしっかりする、
そして、今までやってきた基準、しっかり守っていくっていう事が前提になければならないわけで、
ここについての説明が為されていないという事であります。
それから、今回、放射線管理の基準を緩めるっていう事は、原発の構内よりも
一般の環境中のほうが汚染されても良いっていう基準になるっていう事なんですよ。
それで、何が起きるのかと。
誰にメリットがあるんですかというと、
この間事故を起こした東京電力と、それを支えてきた国の責任が下がって、
その分のリスクが住民と自治体に行くっていう事になるわけなんです。
どうして、これで整合性があるんですかという事に対して答えを貰っていないという事であります。
原発での管理基準、これを緩める根拠になるっていう事になれば、
許容出来るんでしょうか。
外が大丈夫なんだから、じゃあ原発構内の基準も緩めますよという事で、
新潟県民、本当にOKするんでしょうか。
そういう大事なところが伝わっていないんで、整合性のある規制をすべきであるという事を
申し上げております。

内山委員:
えーっとですね、次にですね、そういう状況の中でですね、震災瓦礫に係る放射能管理に関して、
犯罪行為とかですね、殺人とか、茹でガエル、このようなですね、
発言が飛んでるわけでございますけど、地域のこのリーダーとしての言葉としてはですね、
なかなか厳しいものがあろうかというふうに思いますけど、この辺に対するですね、
ご所見をお願い致します。

泉田知事:
ご指摘の発言等についてですが、
一つは、水俣病の原因企業の元社長、刑事責任を問われております。
この事を踏まえ、現在の法制度を説明致したものであります。
また、記者の質問にお答えをして、刑法の一般的な説明も致しました。
そもそも、質問にお答えしたものであってですね、
これは何か首長に向けて応酬をしたという事ではありません。
もしご質問をですね、頂くんであれば、この間のやり取りを公開されている議事録ありますので、
是非、読んで頂きたいと、記者会見録。その上でですね、お話を頂ければ、
今のような質問を頂くっていう事にはならないんではないかと思います。
これまでもですね、原子力規制法や労働安全衛生法の基準、定めてきました。
特に妊婦さんなんかは、これはレントゲン撮る撮らないっていう
レントゲン規制までやってるわけなんですよね。
それで、命を守るっていう事をずーっとやってきたのに、何故突然これが緩んでしまうのかと。
不安に思ってる方、大勢居られるわけです。
そして、健康を守って、風評被害を払拭していく為にも情報を隠すんではなくって、
ちゃんと調査をした上で、最大限努力をして、放射能と人間社会の隔離を進めていくというのが
文明国が取るべき態度ではないかというふうに思っております。
先ほど申し上げましたが、年間5mSvという数字、これは放射線管理区域に相当する数字ですが、
これを生活環境として容認するような意見が堂々と語られるというような状況、
これは緩和された現在の状況を是認するような風潮という事になっておりまして、
既に放射能対する感覚麻痺してるんではないかという事を懸念致しております。

内山委員:
私もですね、知事さんの記者会見とか、県のホームページも見ております。
したがって、そういう立場に立って私この、しかしそういう中でもですね、
まぁ私その一般的に記者に説明したって言ってもですね、
どこにそれが向いて行くんだろうと、結果的に市のほうに向いてんじゃないかと、
言われた市はですね、市長はですね、どのような気持ちで受け止められるのかと、
いう事を心配しているんです。
ただ記者会見で、記者とやり取りしたっていうようなですね、感じじゃないじゃないですか。
茹でガエルなんて言ってですね、( )付きにですよ、県のホームページにですね、
説明まで書いてあるわけですよ。私、見ていないわけじゃないんですよ。
県のホームページにですね、そこまでやるかと、
そんな事書いて良いのかと、いうですね、だから最初、私あのちょっと触れましたけど、
この為政者としての、この発言の重みって言いますか、
なんで、そこまで( )書きまでですね、説明をしてまでもですね、
あんなこと書かなきゃいけないんかなというような思いをですね、
私、あのしているんでですね、こういう質問をしているんですけど、いかがでしょうか。

泉田知事:
今ほど申し上げた通りで、放射能については、的確に管理すべきであります。
県からは、幾度となく協議を申し込んでいます。
管理出来ないわけじゃないんですよ。
管理をする為の話し合いを拒絶をしていると、その中で、記者会見の中でですね、
聞かれた事に答えてると、それ以上のものではございません。

内山委員:
そこでですね、この放射能を含む焼却灰の管理がですね、
長岡のように他と区別して、埋却することなく、雨などに濡れないような状態で、
保管すべきなんだと、長岡は良いんだけど、この三条、柏崎はこの駄目なんだと、
いうような事が言われているわけでありますけど、
だったら、初めっからですね、こういうふうにやりゃ良いじゃないかと、
各市はですね、長岡が良いんだったら、長岡のようにと。
私、こんな事聞いたのほんと初めてだったんですよ、ビックリしたんです。
いつからですね、長岡は良くなったんですか。
今も知事さん言われたじゃないですか。
3.11の前の放射能基準については、ねっ、緩めるべきじゃないんだと、
こういうふうに言っときながら、一方で長岡だけ、いつ、どうして良くなったんですか。
こういうですね、それこそ整合性が取れてないようなですね、事を言って、
長岡と、なんか三条と柏崎を分離するような、この発言だというふうに、
私はこう思ってんですよ。そういうふうにも皆さんから言われてますし。
こういうですね、こういうですね、あのー現状と言いますか、
このですね、初めっから長岡のような焼却場、最終処分場があるし、
こういうふうにすれば良いじゃないか、お前んとこ、三条も柏崎も、こうやってやれよと
いうような支援をですね、こうやっていけば良いんじゃないかなっていうような
思いをしているわけですけど、その点についてどうなんですか。

泉田知事:
長岡のですね、今の対応っていうのは、既に確立した放射性物質の封じ込めの手法に準じて、
管理をしているという事だと思っています。
これはですね、5市が受入表明をする以前から、ずっと申し上げてきています。
今まで確立した放射能の封じ込めに準じた形でやりましょうという事を
協議をずーっと断られてるわけです。
何の為に協議を断るのか、いう事ですよね。
基準を緩める為にやっているんだろうかと、いう事を言わざるを得ないですよ。
三条市、柏崎市が長岡市と同様の措置を講じるようであれば、当然支援をして参ります。

内山委員:
長岡市はですね、まぁ新潟市が出来なかった、試験焼却の分だけやっているわけですね。
したがって、たまたまあの最終処分場に屋根の掛かっている素晴らしい処分場なわけでございまして、
それで新潟市がやれなかった分、試験焼却のやらなかった分ですね、
このフレコンパックですか、あれに入っている分だけでありましたから、
量は全然違うわけですよね。で、三条、柏崎はですね、まぁ知事さんから言われて色々あの
試験焼却をやって、やってもですね、今までと同じぐらいの放射線セシウムしか出て来ないと、
更にですね、それを試験をやって、その後言われているですね、ストロンチウムとか
プルトニウムの、までですね、検出、検査せえと言われているもんですから、そこまでやって、
試験焼却をやってですね、県の言う通りグーッと本焼却まで待って、
これもですね、ストロンチウムもプルトニウムもですね、現行どおりというような事でですね、
それだったら、今までと同じようなレベルしか出て来ないんだから、あのーって事でですね、
一つフレコンパックは2万円もするんだそうですね、あれね。
それで市が今までの試験焼却の時も、買ってですね、入れてるわけですよ。
試験焼却の時は、柏崎市も三条市も、そういうですね、知事の言われてる事を
最大限守りながらですね、その、このストロンチウムもプルトニウムも検査をしながらですね、
本焼却に行ってるという事でありますから、ほんとにあの一生懸命、この両市はですね、
頑張っているわけでございまして、あのー、ねっ、震災の地域に赴いて
なんとかしてやりたいと、なんとかしなきゃ駄目だという事で市長自らもですね、
災害で非常に世話になってきたと、これの恩返しの、もあるんだというような事でですね、
一生懸命取り組んでおられるわけですよ。
したがってですね、この、そういう市に対してですね、
知事さんからですね、もっとですね、お互いにこう、お互いにですね、謙虚になりながらですね、
仲良くやらないと、これだけ色んな問題を抱えた県がですね、全市でですね、
全市町村と県でですね、前へ進んでいかなければですね、
こういった問題がギクシャクギクシャクするようではですね、
ほんとにあの、私は議員をやっててですね、辛い思いをしているわけです。
そんな事でですね、是非ですね、宜しく一つお願いをしたいんです。

私もですね、極めてあの、元よりこの浅学非才でございます。
知事さんのような優秀な人間でもございませんし、あれですけど、あの、極めてあの
この不十分な人間なわけでありますし、この失礼なですね、事もですね、
まぁ数々の口が滑ったりして言ってきたかも分かりませんけど、そういう思いをですね、
是非分かって欲しいという事をですね、ほんとに強く私は訴えておきたいというふうに思いますし、
まぁ知事さんよりも優れてるなっていうのは、長く生きたなと、
お前、馬齢を重ねてるだけじゃないかっていうふうに言われるかもしれませんけど、
まぁ、この世に長くいたのがですね、
知事さんよりちょっと上かなっていうのが考えでございまして、
色々言ってきた事をお許し願いたいっていうふうに思うんですけど、
なんとかですね、この合意形成をきちっとやってですね、前へ進んで頂きたい事を
お願いをしてですね、私の質問を終わります。 
大変どうも有難うございました。

泉田知事:
人生の先輩の内山議員のお言葉、受け止めさせて頂きたいと思います。
補足で一言お答えをさせて頂きたいと思います。
放射能については、総量管理が必要であります。
これは今ほど申し上げた通りなんですが、
今回ですね、三条市と柏崎市は、どうしても薄めようとしました。
何故、一般ゴミと一緒に混ぜるのかと。
量を減らす為には、単独焼却すれば良いわけです。
そして、飛灰の数量を減らして、管理出来る所にすれば良いんです。
恐らくそれをするとですね、今までのデーターからいくと、それなりの値が出てきますんで、
それを避ける為に、これ薄めて焼却するっていう選択を取ったんだと思いますけども、
そういう事をしっかりと協議をする体制を作って頂けなかったと、今回。
協議をするように、是非、年輪を重ねておられるんで、若い市長です。
県とお話し合いしてみてどうかと。
そして県の中でも原発立地県というのは、放射能と向き合ってきた歴史があるんですよ。
巻原発の時だってそうだったじゃないですか。
放射能と一緒に生活出来ないっていう方々が、住民投票までして、
日本で唯一、この原発の立地を撤回させた県なわけです。
そういう歴史を踏まえた上で、どう対処するのか、災害の支援と、
それから放射能の管理、これは話し合いをしない中では、先に行けないんだと思います。
話し合いを拒否されたっていうのは、今回本当に残念だと思っています。
年輪を重ねておられる内山先生ですから、どうすれば話し合って貰えるのかっていう知恵、
私には足りなかったかもしれません。
是非、話し合いをして貰えるようにですね、お話をして頂けると大変有り難いなと
いう事を申し上げて、お答えとさせて頂きます。

内山委員:
知事さん答えてくれたから、あのー、どうも有難うございました。ですね、
えー、このですね、是非ですね、空中戦をやらないでですね、記者会見で、こっちが言った、
あっちが言ったっていうね、こういう空中戦が一番私は拙いと思います。
で、私も努力しますわ、あのお互いね、ほんと県と市が上手く話をして頂いてですね、
前に進んで貰えれば良いわけでありますから、努力しますけど、
知事さんからもですね、あんまり興奮しないでですね、ねっ、あのー、
一つ、あのー、ねっ、大人になって、ですね、やって頂きたいというふうに思いますんで、
宜しく一つお願いします。終わります。


─以上です。
「イヤな顔されないで~」ってイヤミか知らんけど、イヤな顔しててもしゃーないぐらい
もう一年以上も似たり寄ったりの質問ばっかり。
結局、放射能について論破されるから、「茹でガエル」とかの言い方についての感情論。
この発言も内山議員がほんまに記事録見てるんなら、理解出来るはずやけどな?
泉田裕彦知事の「殺人に近い」発言について で、文字にしてるので詳細はそちらで。
一般ゴミの中に放射能が混じってるのが当たり前ですっていう形で、
茹でガエルにされてるんですよ。おかしいと思いませんか。
なんで一般ゴミの中に放射能が混じるのかを追求して、
出元をシャットダウンしていくっていうのが
本来あるべき行政の仕事じゃないんでしょうかね。
もう出ているから良いじゃないかと。』

泉田知事は、十分配慮してると思うけどな。
「本来あるべき行政の仕事」って、ほんまは新潟県の市長だけやないもん。
うちらは、一般人やから、他府県の知事・市長とか、
反対派を罵倒する無知な国民に反論したりするけど、
泉田知事は、それこそ内山議員曰くの為政者として、
あくまでも新潟県内の協議に応じない市長や環境省(国)に対してしか言うてない。
ほんま、知事曰くの「放射能に対する感覚が麻痺してるんではないか」と思う。

例えば大阪は、本市ごみにおける測定結果で、2/4に採取した一般ゴミで
厨芥類(組成比率9.93%)が33Bq/kgも出てる。それ以外のゴミは不検出。
大阪市は、混焼した瓦礫も一般ゴミと同様とか、それ以下とか言うてるけど、
全てにおいて、泉田知事の言うように、事故前と後で変わったのは確か。
緩和した基準に対して言及したら、必ず出てくる自然放射線が~とか、
飛行機、レントゲン、交通事故の死亡率、酒や煙草のほうが~とか
もう、茹でガエルなんか優しすぎるぐらい。もうアホか!て言いたい!
知事が言うてるようにレントゲンもそうやん。
レントゲン撮る時に、「妊娠してませんか?」て、医者はなんで聞くん?
うちの行ってる歯医者さんは、歯のレントゲンでも頭と体に防護カバー付けてくれるで。
これって、多少なりともリスクがあって、それを防ぐ為なんやろ?
橋下みたいに、人間ドックのほうが被曝するとか比較してるけど
妊婦さんとか赤ちゃんとか、毎日人間ドックに行ってるか?
緩和した基準が安全て言いたいが為の比較ばっかりやん!
安全なら、一般ゴミと混ぜるな!
大阪市は2炉あるねんから、瓦礫だけ燃やせ!毎回比較すれば分かる。

環境省に回答を求めたり、市長に協議を要望し続けたりしてるのは、
多分、泉田知事だけやないかなあ。
市長が受入る事で、ここまで県民守る為に頑張ってる知事は、日本で一人かも。
新潟県民は勿論、新潟県議会の議員さんたちも、泉田知事を誇りに思って欲しい。
外野から責められたら、守ってあげてほしいぐらい。
原発再稼働についても、ずーっと一貫してる。
何回も記者から質問され続けてるけど、回答はいつも同じ。
福島原発の検証が先ということですから、その検証なくして手続きの議論はしない」て。
表現の違いはあっても、ほぼ同じ意味の事をずっと回答してきてる。
ほんまに、この通り。
再稼働する為に安全基準を作ってとか、おかしいやろ。
大阪なんか府民の税金で、橋下ブレーン集まって議論してるけど、
福島原発の原因が最優先やん。
2年経ってやっと出てくる情報もあるわけで、未だに地震か津波かどっちが原因?レベル。

今回の瓦礫についても、ずっと協議を申し入れしてるのに、
拒否し続ける市長が問われず、
知事の一部の発言だけが大きく取り上げられる理不尽な扱い。

民主党の梅谷議員が発言してた
「信頼は築き上げるのには時間が掛かりますが、崩れるのは一瞬です」って、
これ、知事に向かっての言葉やけど
民主党政権下で何回崩れてるねん?
環境省がどれほど安全です発言しても信頼度はゼロ!

書いたけど、帰還させる為に、基準を緩和して
何の信頼が得られるんやろ?
基準値緩和⇒帰還⇒嬉しい!になる?

信頼を本気で取り戻す唯一の方法は、
原発事故前の基準を遵守し、高濃度に汚染されている地域は、更に厳しくするべき。
もう2年が過ぎたから累積線量を考慮して、今後は移住して貰うとかして累積を減らす。
日本は逆の事をしてる。
自然放射線が~とか、飛行機乗ったら、レントゲンがどうとか、一般ゴミとどうたらとかで
「だから大丈夫!」やなくて、
自然放射線が~とか、飛行機乗ったら、レントゲンがどうとか、一般ゴミとどうたらとかで
「それだけでも被曝するから、事故後は更に厳しくします!」ていうのが、
本来、日本がすべき事やったんや。
緩めるのは逆。よりいっそう厳しくする事で日本国民を守ります!や。
それで生活が困難な人たち、仕事が困難な人たちにはしっかり補償する。
そうしてたら、放射能が安全か危険かで争う事はなかったやろう。
国民の被曝量をいかに軽減させるかがほんまの意味での復興に繋がると思う。



2013-03-14

1mSv問題と瓦礫 3/10(日)たかじんのそこまで言って委員会と「消えた震災がれきの謎」


3/11(月)読売新聞
避難者帰還へ線量ごとに安全指針…政府が年内に

避難者の帰還に向け、放射線の年間積算線量に応じた安全指針を作るらしい。
民主党政権時に、長期的な除染目標の為に年間積算線量を1mSvに下げたのが
事実上の安全基準と受け取られ、帰還の障害になっているためだ」
やて。
で、除染基準の目標1mSvはそのままやけど、
「新たな指針は、年間積算線量が5ミリ・シーベルトや10ミリ・シーベルトなど、
線量の段階ごとに、安心して生活するために必要な対応策を示す」
らしい。
積算線量を変更したら安心して生活出来るようになんの?
この1mSvについて、3/10(日)放送「たかじんのそこまで言って委員会」で、
津川雅彦が発言してたのは偶然?
『気になるこの人のこと全部教えちゃいますSP』と題しての内容やったんやけど、
震災復興についての部分だけ、一部文字にしとく。



【根本巧氏 震災復興 進む?進まない?】
山口もえ:進む もう2年経ちますよ
井上和彦:進む 自民党政権で速くなったがマンパワーが必要
宮崎哲弥:進む 今からでも東北に移転すべし
津川雅彦:進む 安倍総理の復興への意欲
加藤清隆:進む 民主党政権時より100倍まし
竹田恒泰:進む ・情熱 ・問題解決能力 ・行動力
村田晃嗣:進まない 制度設計に問題
ざこば:進まない 誰が大臣をやっても時間はかかる

辛坊:明日3月11日で、もえちゃん、丸2年と、もう2年経ちますよ

もえちゃん:
2年、何やってたんだって思いますね。
ナントカ本部、ナントカ本部立ち上げたって、だから何なんだって思います。

井上:
昨日も電話でも話をしてたんですけど、地元のほうで、被災地のほうのですね、
復興のスピードっていうのが、安倍政権になって一気に進んだらしいんですよ。
今まで、この瓦礫どこへ持って行くんだろうって思ってたものが
もう、あっという間になくなって、という状況らしいんです。
ただマンパワーが、圧倒的に足りないというのは、これは向こうでも言っております。

辛坊:
聞くとですね、仕事はいっぱいあると。もの凄い勢いで仕事がある。
特に建設工事の、今まで7,000円ぐらいの日当だったやつが、今倍になってても
それでも人が集まらない。

宮崎:
要するに、例えば福島なんかで漁業やってて、船を出しても全然事実上売れないわけですよ。
結局、漁業から土木建築業に転じる人は居るんだけれど、
これどう考えたってサステナブルじゃないですよね。

井上:
そうです。だからやっぱり日雇いの何年先まで保証されてるか分からないという、
非常に不安定な状態になりますもんね。

宮崎:
やっぱり地場で、ちゃんと産業を再生していく、以前のような同じような事が出来なくても
その場所で、ちゃんとやっていけるような新しい産業を作り上げていくっていう事でないと、
復興にならないわけ。
復興庁というのは、ワンストップ化っていうのが一つの、色んな省庁に回らなくても、
迅速に許認可なんかを出したりして、或いはお金を、予算を割り当てて、
迅速にこの物事を処理して復興のスピードを速めていきますという為に、
わざわざ復興庁作ったわけ。でも現実には、そうなってないわけですよ。
私はね、やっぱりね、今からでも遅くないから、復興庁の本庁を東北に移転すべき

津川:もうしてるんじゃないすか。

宮崎:いや、本部が残って、本庁自体が残ってます

辛坊:本庁は、まだ霞ヶ関のまんまですね。

村田:
今皆さんが仰ったような事ですよね。縦割り行政の問題ていうのはずっと残ってるわけですから。
山口さんが言われたように、ナントカ本部とかね、そういうものを幾ら作ったところで、
実際どうなのかなあというのと、それからもう一つは、
さっきのアベノミツックスの事でもそうですけど、私が危惧するのは、政権交替によって、
安倍、自民党政権に、恐らく実態以上に過大な期待が高まっているという事はですね、
後々になると、私は危ない事になるんじゃないかっていう、
やっぱり危機管理ってよく言われるけど、期待をコントロールする力っていうのは、
政治にないと、期待管理能力ってないとですね、
大きな失望を生むんじゃないかなあという気はします。

ざこば:
僕はもう頭から進まないて思ててん。
それは、何でか言うたら、なんか政府がどうのこうの言うたって、
やっぱり一番大事なんは、その土地に住んでた人の気を憂慮してあげないかん、
向こうも我慢して貰わな困るけど。

津川:
しかし、今度の根本さんは福島に住んでて、ずっとその議院バッチ外してから、
ずーっと今日まで、地元でね、頑張ってた人が、だからその、そういう意味で、
地元の要求ってのは、全部掌握してると思いますよね。

加藤:
民主党政権時代にですね、大臣がコロコロ変わったポストが幾つかあるんですが、
一つは防衛大臣、それから拉致担当、三つ目はこの復興担当なんですよ。
名前、覚えてないでしょ?あんまりしょっちゅう変わるから。
で、無能なヤツばっかりなってたから、進まないのは当然なんです。
今やってるような事は、2年前に直ぐ作らなきゃいけない
権限持った大臣が、いきなり現地に行って、決済出来る体制取らなきゃいけなかったのに、
四の五の四の五の言ってる。全然出来なかった。

辛坊:民主党政権時より100倍まし。

加藤:
100倍ましでしょ、だって。
根本匠さんて人、僕個人的に知らないけども、間違いなく100倍ましです。

もえちゃん:100倍以上だと思います。

(略)
津川:
震災復興でね、僕は強調したいのは、やっぱりね、
復興が進まない、つまり福島の人たちが戻れない、一番の現況はね、1mSvです
これにしないと戻れないと言ってる
あの民主党が決めたあまりにも低い放射線のレベル
あの辺がガンになると僕は思ってますね。

※注:「ガン」は「病の癌」ではなく、1mSvが原因で帰還出来ないという意味

宮崎:これは、放射線の本も出しておられる辛坊さん、どう考えてますか。

辛坊:
えー、証明出来ないんですね。
証明出来ないから、一応その一番世界的に認識されてる数値
ここまでは絶対に安全だと断言出来るところを基準にしてるという事ですから、
これを緩める事は出来るでしょうけれども、ただそれをするべきかどうかに関しては、ん…。
緩めたからといって、じゃあ帰る気になるかっていう問題がありますから。
それより問題なのはね、やっぱり復興庁なんですよ。
これは、前政権の話ですけどもね、ある被災地で、福島第一原発の近所の所の、
市長さんがですね、どうにもこれ放射能の除染は出来ないと、農地で。
市街地みたいに簡単じゃないと。じゃあ、ここ太陽光発電だったら、収入も入るしっちゅって、
農地転用の許可を求めたら、農水省は駄目、ほかの役所も全部駄目
今まで本来は、復興庁ってのはワンストップサービスだから、
そこに復興庁に相談に行ったら、後は復興庁が各省庁の調整をしてくれるはず。
ところが、復興庁何やってるかというと、今までなら農水省だけ交渉に行ったら良いのが、
復興庁とも交渉しなきゃいけなくて、ワンストップどころか、ワンステップ増えただけだ。
だったら復興庁は、ある意味省庁よりも上という横断的な、なんか超法規的な力ぐらい与えないと。

(略)

辛坊:
私もこないだ、陸前高田とか、南三陸とか、全く進んでない、やっと瓦礫が取り除かれて、
瓦礫がね、この半年ぐらいで一気になくなったんです。
だけどまぁ、いわゆる更地がザーッと続いてる状況、何も変わってないちゅうか、
進んでないちゅう、まぁそういう状況であります。


─以上です。
津川の発言により、『1ミリシーベルト問題』として
『もともと民主党政権は、ICRPの基準に沿い、
年間積算被曝線量が20mSv未満なら居住可能との見解であった。
しかし、徹底除染を求める地元の要望を受けて
目標値が極めて達成困難な1mSvへと下げられた
て、テロップが出た。
読売新聞の報道もそうやけど、津川の脳内では「復興=帰還=1mSvの壁を突破」らしい。
このテロップも違和感あった。
「ICRPの基準に沿い」って、沿ってないやろ。ICRPの勧告による線量限度は1mSvやろ。
20mSvは条件付きみたいなもん。
もう動画は削除されてるけど、2011年5/29のたかじん委員会で20mSvについて
武田先生が発言してた。武田先生のブログにも何回か書かれてる。

まぁ実際、民主党が20でもOK!にした事には変わりないけど、
徹底除染を求める地元の要望を受けて」て、まるで住民のせいみたいやし、
極めて達成困難な1mSvへと下げられた」て、下げたていうか、戻したんやろ。
で、自民党政権下によって、また引き上げられるわけか。
それでも帰りたい人は居てるやろけど、辛坊の言うように「帰る気になるか?」やね。
結局、10でも20でも地元住民がそれで良しとなったとしても、リスクの説明は必要やろ。
帰還する事が復興で、その為なら基準を緩めるていう、広域処理と同様、
無責任な人ほど、こういう発言する津川も老害やな。

井上と辛坊も言うてたけど、「瓦礫が一気になくなった」て、
昨年、9/9(日)に放送されたNHKスペシャル『シリーズ東日本大震災 追跡 復興予算 19兆円』
現場の人の発言に「本来一週間ほどで終わる作業を引き延ばすよう指示された
ちゅう、こういうのがバレてきたからちゃう?
それと、
3/11(月)、日経ビジネスに掲載された石渡 正佳氏の『消えた震災がれきの謎』やな。
一部抜粋しとく。

『岩手・宮城両県とも、広域処理協力量を含めて処理終了目標を達成する計画なので、
広域処理協力はまだ必要だとしている。
しかし、これはお願いしておいていまさら要らないとも言えないから、
表向き必要と言っているにすぎない
岩手、宮城両県で487万tも発生推計量が下方修正されたのに、
数十万t程度の広域処理協力がまだ必要だというのは意味がない。
高い運搬費がかかる広域処理は本音を言えば全面的に休止し
県内処理に切り替えたいのである。』

『現場では過大施設の別の問題が生じている。
焼却炉は一定以上の廃棄物がないと定常運転ができず、休止する可能性があるのだ。
実際、宮城県では焼却する廃棄物が不足する処理区が出ており
他地区から廃棄物を融通したり、
震災がれき以外も処理しようという案も出ている。
また早く処理が終わってしまうと、雇用の問題が出るので、
予定通りの処理期間にするため処理をペースダウンせよという
指示が出たとも聞く。
声高には言えないことであるが、これが消えた震災がれきの真相である。』

石渡氏は、実際に現地調査をしての執筆やし、
多少の主観はあったとしても、当初からの広域処理に関しての疑問点は
現地調査、取材等してきた人たちによって明るみに出て来た事。
現地に行ってない一般市民のうちでさえも、瓦礫量が曖昧すぎる事ぐらい分かる。
特に、岩手県は去年公開した岩手県災害廃棄物処理詳細計画のままで
この公表した資料の瓦礫総量から処理した分を差し引いて、現在の瓦礫量にしてるんやから
実際の瓦礫量と合うはずがない。
そもそも、昨年8/31の時点で、大阪は「可燃物」になってるし

別添3で、木屑はゼロになってるからな。


洋野町、久慈市、野田村の「木くず」の欄に、調整済、調整中の木屑があるように、
宮古地区の木屑が、この8月にも存在するなら記載されてないとあかん。
けど、宮古地区は可燃物と漁具・漁網だけしか記載されてない。
ちゅう事は、もう8月の時点で木屑が存在してない事になる。
そやのに、ずーっと「木屑を中心とした可燃物」て言い続けてきた。
どこの木屑を持って来てるんやら?

岩手県は、「いまさら要らないとも言えない」て思う必要なし!さっさと声高に言うてくれ!




2013-03-12

新潟県議会 平成25年2月定例会 瓦礫に関する質問・答弁


2/25(月)より新潟県議会、本会議が開会されました。
瓦礫に関する質問・答弁((汚泥とPM2.5含む)を文字にしました。(聞き間違い等ご指摘下さい)
既に録画中継がアップされてます。会議録も後日検索してみてください。

また、泉田裕彦知事の所信表明と提案議案の概要についての記事全文
平成25年2月県議会 県政の主な動き


平成25年2月28日 本会議(採決、代表質問)
民主党 市川 政広 議員の録画中継 (瓦礫については06:15~)

市川 政広議員:
(略)
次に、震災瓦礫の処分について伺います。
環境省の指導と岩手県との協議によって、岩手県大槌町の震災瓦礫の本格焼却が
2月12日に、柏崎市、三条市で始まった事を私ども会派としては評価をしております。
しかしながら、この問題を巡って依然として知事と各市との意見が一致とならず、
非常に残念でなりません。
今回の震災瓦礫の受入と処分については、処分権限者が環境省の指示、指導に基づいて
行われているものであります。
更に、両市の受入基準は、放射性セシウム濃度100Bq/kg以下であり、
環境省が定める埋立基準の8000Bq/kg以下の80分の1であり、
一般廃棄物として処理出来るものであります。
また、試験焼却の結果においても問題はない事が実証されております。
このような状況において、震災瓦礫の本格受入を始めた柏崎市、三条市に対して、
知事は、1月末に東京電力福島第一原発事故後に、放射能の管理基準を緩めて良いのか、
説明がされていないと、報道機関を通じて批判されたと聞きますが、
その真意を伺うと共に、両市は環境省の方針に基づいて
震災瓦礫の受入と処分を実施してるのであって、
この事に対する意見などは、環境省に対して行うべきと思いますが、知事の所見を伺います。

また、2月12日、知事は焼却灰を杜撰な管理で埋却を進める事は、
将来の世代への犯罪行為と言わざるを得ないとコメントし、
またマスコミ等の質疑の中では、それによって放射能被害が受ける人が出るという事になれば
傷害であり、それによって亡くなる方が出れば傷害致死と言いたいところですが、
分かってやったら殺人に近いのではないですか、とも発言していると聞きますが、
その真意を伺うと共に、こうした発言は全国で被災地支援の為、
震災瓦礫処理を行っている自治体に対して、同様の事を言っているに等しく
犯罪行為であるとか、傷害致死などとの発言は、不穏当であり、厳に慎むべきと思いますが、
知事の所見を伺います。

次に浄水場の汚泥の処分について伺います。
東京電力福島第一原発事故後に、放射性物質を含む汚泥が浄水場に溜まっていますが、
現在の仮置の状況はどのようになってるのでしょうか、伺います。
また、この問題で新潟市など5市が県に対して、速やかな対応を求める要望書を提出しましたが、
本来、汚泥については国が自治体等に対して、放射性セシウム濃度が
8000Bq/kg以下の廃棄物は、管理型処分場で処分出来るとしているので、
この法令に基づいて処分すべきと思いますが、
今後の処分方針を含め、知事の所見を伺います。

次に、微粒子状物質PM2.5の影響などについて伺います。
中国からの飛来が懸念される微粒子状物質PM2.5が1月以降、
愛媛県内の8カ所で環境基準値を超えていた事が明らかになるなど、その影響が心配されています。
微粒子状物質PM2.5は、吸うと小さい粒が肺の奥まで侵入し、
肺癌や循環器系疾患のリスクを高めると言います。
排出源は、車の排ガスや工場の排煙などであり、特に中国は国際基準より緩い粗悪なガソリンが多く
使用されており、北京では、ここ10年で肺癌患者が60%増えたと報じられ、
喘息や気管支炎を発症した子供が病院に殺到してると言います。
中国からの飛来が懸念される微粒子状物質PM2.5に対する健康への影響が心配されるところでありますが、
どのような影響があるのか伺います。
また今後、県内でも黄砂と共に、汚染物質が飛来する事が考えられますが、
県民に対して、情報提供などの対応が必要と思いますが、今後の対応方針について伺います。

泉田知事:  (動画は33:55~、瓦礫については38:40~)
市川議員の代表質問に順次お答えを致します。
(略)
次に、震災瓦礫に係る放射能管理についてであります。
放射能について、管理基準を緩和する事について、説明がなされずに、
強引に進められたという事は遺憾であります。
原発事故の前よりも、放射性物質の規制が緩和をされ、
結果として原子力発電所の構内よりも、その敷地外での取扱いが緩くなるという事は、
これは大変懸念される事態であると考えております。
本県において放射性物質の規制を原発事故以前よりも緩和する理由はありません
また、これまで環境省に対しまして、放射能管理について質問や提案などするなど、
積極的に対応してきております。
しかしながら、環境省からは質問に対し、整合性のあるお答えを頂いておりません

次に、放射能管理に関する発言などについてでありますが、
放射能は、原発事故以前の基準を緩めるべきではありません。
歴史的に見ても濃度規制しかしなかった為に、生物濃縮が発生をして、
結果として公害病となった水俣病等の歴史の教訓
これに学ぶべきであるというふうに考えております。
その水俣病の原因企業の元社長が刑事責任を問われております。
この事を踏まえまして、現在の法制度を説明を致しました。
また、記者の質問にお答えをして、また刑法の考え方の説明をしたものでありまして、
それ以上のものではありません。
尚、全国各地の取組については、経済的、歴史的背景や取組状況等
それぞれの地域の事情が異なる為
事故前の基準を緩めるかどうかを含め、各自治体の判断であると考えております。

次に、放射性物質を含む汚泥の処理についてであります。
放射能の管理は、事故以前の基準を緩めるべきではありません。
IAEAの指針では、8000Bq/kgは、明確に管理が求められる放射性物質であります。
このようなものを管理した経験のない自治体が扱うべきではありません
本来、放射性物質を放出した当事者である専門能力を有する東京電力が
管理すべきものと考えております。また、それが合理的であると思います。
基準を緩和して、市町村に放射性物質の管理をさせるという事は、
何を意味するかと言いますと、
事故を起こした東京電力と、それを支えた国の責任低減させ
リスクを住民と自治体に転嫁をさせるだけであり、不合理であると考えています。
県内の放射性物質を含む浄水場汚泥の仮置状況については、福祉保健部長からご説明を致します。

中村県民生活環境部長: (動画は58:10~)
微小粒子状物質PM2.5の健康影響と県民への情報提供についてでありますが、
PM2.5は粒径が非常に小さい為、肺の奥深くまで入りやすく、
肺癌や呼吸器系等への影響の懸念があるとされています。
また、情報提供については、県のホームページやTwitterにより、
毎日、県内のPM2.5の監視結果を公表しております。
今後とも速やかな情報提供に取り組むと共に、国の指針に基づき必要な注意喚起を行って参ります。

若月福祉保健部長:    (動画は59:20~)
放射性物質を含む浄水場汚泥の仮置の状況についてでありますが、
2月9日時点での調査結果によると、浄水発生土の保管総量が47,968tとなっております。
水道事業者は、これに対して厳重に管理保管していると承知しております。


平成25年3月1日 本会議(一般質問)
民主党 梅谷 守 議員の録画中継 (瓦礫については00:58~)

梅谷 守議員:
(略)
震災瓦礫の広域処理にあたっては、県内に瓦礫だけでなく、不安も引き入れるという側面があります。
この瓦礫処理と不安解消を巡り、県内市長と知事との溝が埋まるどころか、
逆に深まるばかりの状況にある。
知事のその県民の立場に立ち、放射能の得体の知れなさから不安を取り除こうとする一貫した姿勢を
私は評価をしていますが、一方で広域自治体としての果たすべき責任を果たしきれていない上に、
決定権者である市長の決定や行動に対し、自らの意志を貫こうと口を挟み過ぎる事で
逆に県民不安を煽っている点には違和感を覚えます。

また知事は先日、杜撰な管理で埋却を進める事は将来の世代への犯罪行為と言わざるを得ませんと
コメントすると共に、その後の記者会見において健康被害を受ける人が出る事になれば傷害や
亡くなる方が出れば傷害致死、分かっていてやったら殺人に近いと発言しましたが、
不穏当ではないかと受け止めていますし、
これは余談ですが、傷害致死は犯罪が起きても構わないといった声がなければ成立をしませんので、
知事の言い分を正確に表現すれば、過失致傷罪のほうが適切かと存じます。

本県が受入る瓦礫の元である大槌町は被災から今日に至るまでの約2年間、
既存の一部事務組合のバグフィルターが設置された焼却施設を使用して、
瓦礫の焼却を行ってきました。
被災約4カ月後に行った16都県を対象とした環境省調査によれば、
この施設からは1,128Bq/kgの放射性セシウムを含む飛灰を排出しており、
同程度の濃度の飛灰は、東日本の各地で発生をしています。
バグフィルターの性能は、どれも同じ水準で変わらない事から、
知事の発言は、大槌町の瓦礫と同程度の物を焼却してきた国内の地域は、この約2年間、
将来の世代への犯罪行為を続け、健康被害を受ける人が出る事になれば傷害や亡くなる人が出れば、
傷害致死、分かってやっていたら殺人に、と行為を続けてきた事を意味しますが、
このような受け止めで宜しいのか、知事の所見を伺います。
また、犯罪行為の発言について、知事は水俣病の原因企業の元社長が
刑事責任を問われている事を踏まえ、現在の法制度について、申し上げたものとしていますが、
だとすれば、大槌町の瓦礫と同程度の物を焼却し続けている地域
将来的に刑事責任を問われる可能性があるという理解で宜しいのか、併せてお伺いをします。

周知の通り、この知事発言に対し、岩手県議会が抗議を検討しました。
結果、慎重な対応を求める意見もあった為、各会派で検討したものの
最終的には合意に至りませんでしたが、佐々木博議長(民主党)曰く
「同様の懸念を抱える宮城、福島とも連絡を取り合い、時間を置いて対処したい。
意見を表明する場合は中身を示す」とし、未だ予断を許さない状況にあります。
この反応について、知事はどのような所感をお持ちなのか、
また、発言以後、本県並びに知事に対して電話やFAX、知事へのおたより、Twitterなどからも
多くのご意見が寄せられたと伺っていますが、それらの件数を含めた具体的な反響内容
知事の所感を伺います。

そもそも昨日答弁されたように、知事からすれば刑法の一般的な説明をしたものであり、
それ以上のものではないとしても、全国的な影響を考慮すれば、知事の立場にある者が
犯罪行為や傷害、傷害致死、殺人に近いという言葉を用いるのは、行き過ぎであり、
撤回すべきと考えます。
また、三条市長は、将来は三条市に住まないというふうに考えているのでしょうか、発言は、
相手に対する敬意を欠くものと考える事から、こちらも撤回すべきと考えますが
いかがでしょうか、知事の所見を伺います。

社会心理学に確証バイアスという用語があります。
これは、個人の先入観に基づいて、他者を観察し、自分に都合の良い情報だけを集めて、
それにより自己の先入観を補強するという現象を負い、つまり、安全が危機にさらされ
不安が増大している時、人は思い込みや自分に都合の良い事しか見ようとしない事によって、
最悪の事態を想定しがちな場合に使われます。
私は、知事の一連の対応を見るにつけ、この言葉を思い浮かべます。

私が申し上げるまでもなく、信頼は築き上げるのには時間が掛かりますが
崩れるのは一瞬です。   ←民主党政権の事やろw
県民からは元より、被災地の方々を始めとする県外の方々からの信頼が損なわれぬよう
広域自治体の長として、出来る限り広い視野と度量を持ちつつ、
明日は我が身ではありませんが、将来的に不測の事態が起きた場合に、
本県が国民や地域自治体からの絆に安心して包まれる事が出来るよう、意識して頂きたい。
県益の増進に向け、知事からの懐の深い対応とご尽力を心からご期待申し上げます。

泉田知事:  (動画は29:20~)
(略)
梅谷議員の一般質問に順次お答えを致します。
まず始めに、震災瓦礫処理に係る発言についてであります。
市川議員の代表質問にお答えをした通り、ご指摘の発言は水俣病の原因企業の元社長が
刑事責任を問われている事を踏まえ、現在の法制度を説明をしたという事であります。
また、記者の質問にお答えをして、刑法の一般的な説明をしたものであり、
それ以上のものではありません。

次に、刑事責任を問われる可能性についてでありますが、
今ほどお答えをした通り、現在の法制度と刑法の一般的な説明をしたものであり、
それ以上のものではありませんが、仮に健康被害が発生をすれば、個別事案として、
決着が図られる事になりますので、知事としてコメントする立場にありません。

次に、岩手県議会の動きについてでありますが、
本件において原発事故前よりも、放射性物質の規制が緩和される理由はないという事や
一般的な法制度についての説明など、当然の事しか発言しておりませんので、
意見などを頂く事があれば、その時対応を決めたいと思います。

次に放射性物質の管理に関する発言への反響等についてでありますが、
見出しから受ける印象に反射的に反応した意見や
これまでの経緯を理解した上での激励や応援の意見など、さまざまな意見がありました。
知事へのたより」については、コメントを発表した後、約140件のご意見をお寄せ頂きました。
また、私のTwitterに対しては、1,500件近い反応があり、
この件について、多くの方が問題意識をお持ちである事が分かりました。
本質を理解している人が全国に居られる事は有り難いと思います。
これからも歴史の評価に恥じない判断をして参りたいと思います。

次に、発言を撤回すべきとの事についてでありますが、
記者の質問に対する法制度の説明や
長期に渡る被曝の影響に対する認識をお持ちでありながら
協議に応じて頂けない事などの当然の疑問を述べたものに過ぎません。
まずは、話し合いに応じて頂きたいと考えております。

いずれに致しましても、原発立地県において、事故前の基準を緩めるという事は、
原発の管理基準を緩めて良い事に繋がりかねませんので、看過出来ません
放射能リスクに閾値はないとも言われており、放射性物質の管理につきましては、
専門的能力を持った組織で適切に行わなければならないと考えております。


平成25年3月1日 本会議(一般質問)
民主党 上杉 知之 議員の録画中継 (瓦礫については14:10~)

上杉 知之議員:
(略)
続いて、震災瓦礫の広域処理と県内で発生した放射性物質を含む汚泥の処理に関し、
三点質問を致します。
何度も同じ質問を繰り返しておりますと、知事も気に病んで健康を害する事があるのではと
心配するところでありますけれども、私も何かの罪に問われないように気をつけたいと思いますが、
県民の懸念でございますので、改めて質問をさせて頂きたいと思います。
震災瓦礫の広域処理は、県内でも紆余曲折を経て、ようやく柏崎市、三条市、長岡市で
本格的な焼却処理が始まりました。
知事は、これまで震災瓦礫の放射能管理について、当初受入を表明した県内5市に対し
批判を繰り返してきました
批判の中心は、管理基準の緩和についての説明がなされていないというものです。
そもそも放射能の管理基準は、国が設定したものです。
決して外へ漏らしてはいけない原子力発電所内における厳格な基準と、
既に広範囲に拡散してしまった物質を効率的に処理する為、
新たに設ける最低限の基準とは、別の時限で議論すべきもので、
基準緩和ではないとする環境省の説明は、納得出来るものであります。
その上、県内5市の受入基準は、国の基準よりも厳しいものでした。
県民の安心と安全を守る意識は、知事も市長も変わらないはずであり、
知事が国の基準に納得がいかないのであれば、県内5市を批判するのではなく、
国に対して問題提起をし、安全に関する情報を広く県民に伝えるべきです。
国に対する質問の回答が得られないから、県内5市を批判した事は放射能管理の問題に関し、
何の問題解決になっていないばかりか、返って県民を混乱させる結果となっていると思いますが、
知事のご所見を伺います。
知事は、震災瓦礫の焼却灰の管理方法について、杜撰、犯罪行為とまで発言していますが、
各市は国の基準に従って適切に処理しているところであり、
これもまた批判の矛先が違っているのではないでしょうか。
例え、知事の指摘が正しかったとしても、あまりにも過激過ぎる発言は県内各市に対し、
また、全国で震災瓦礫の受入を実施している自治体に対し、
そして何より被災地の皆さんに対し、大変失礼な事です。
問題提起をするにしても、もう少し冷静に対応すべきです。
知事は、これまで瓦礫処理に関しては、既に確立された方法で適切に管理すべきと繰り返され、
その具体的な内容については、言及されていなかったと思います。
昨日からの質疑で示された、ほかと区別し埋却せず、雨に濡れない場所で保管するといった
保管方法については、今まで各市に伝えていたのでしょうか。
国の基準に従った処理方法が杜撰であると批判する前に、県が求める安全基準を提案し、
その為に必要となる費用などについて、県として責任を持って支援する事が
県のリーダーとして取るべき道だと考えますが、知事のご所見をお伺いします。

県内各地で、放射性物質を含む汚泥が浄水場等に保管されています。
比較的濃度の低い汚泥の一部は、糸魚川市内のセメント会社で処理されているものの
濃度の高い汚泥については、未だ処理の見通しが立っていません。
知事は、放射性物質を含む汚泥の処理について、東京電力に責任があるとして、
引取を要求をしていますが、今後の処理の見通しについて、ご所見を伺います。

泉田知事:  (動画は26:50~、瓦礫については34:05~)
上杉議員の一般質問に順次お答えを致します。
(略)
次に、瓦礫等の処理についてお答えを致します。
まず、放射能の管理基準を国に問題提起すべきとのご意見についてでありますが、
市川議員の代表質問でお答えした通り、本県において放射性物質の規制を原発事故以前よりも
緩和する理由はありません。
県は、これまで環境省に対し、放射能の管理基準等について、質問や提案などを
積極的にして参ったところでありますけども、環境省からは質問に対して
整合性のあるお答えを頂いておりません
尚、放射能の管理は、長岡市のようにほかと区別をし、埋却する事なく、
雨などに濡れない状態で保管すべきと考えています。

次に、焼却灰の管理方法についてでありますが、
放射能は住民の安全に対する懸念に答える為にも、従前の取扱いに準じて、
適切に管理すべきものと考えております。
従前から具体的な管理状態等をお示ししております。
長岡市のようにほかと区別をし、埋却する事なく、雨などに濡れない状態で保管すべきであります。

いずれにしましても、管理出来るものを管理しようとせず
協議を拒まれている状態でありますので、まず2市には協議に応じて頂きたいと思います。
県と致しましては、放射線緩衝になっている広域専門自治体として、
県民の安全・安心の為の役割を果たして参ります

次に、放射性物質を含む汚泥の処理についてでありますが、
市川議員の代表質問にお答えをした通り、放射性物質を含む汚泥は、事故当事者であり、
かつ管理能力のある東京電力が引取るべきであります。
自治体に処理、そしてまた住民にですね、リスクを押し付けながら、
国と東京電力の責任が減少していくというのは不合理であると考えております。
仮に、東京電力の引取に時間が掛かり、市町村から一時仮置でもという要望があれば、
具体的に検討を進めて参りたいと思います。


平成25年3月5日 本会議(一般質問)
自由民主党 高橋 直揮 議員の録画中継 (瓦礫については11:32~)

高橋直揮議員:
(略)
次に、瓦礫の受入等について質問を致します。
東北以外の自治体で初めて瓦礫を受入、処理を始めたのは東京都でした。
当時の石原前都知事は、
「放射線が出ていれば別だが、みんなで協力して力がある所が手伝わなければしょうがない、
みんな自分の事ばかりを考えている」と発言しております。
本県においては三条市、柏崎市が本格受入を開始し、最終処分場で埋立作業を既に始めております。
埋立方法についても公表されている通り、安全に安全を重ね、
住民の不安を払拭する為に努力している事も伺えます。
それでも放射線量はゼロではない、そう言われたら確かにそうでしょう。
そもそもが自然界に放射線は存在し、太陽にも放射線があるわけであります。
仮に公務で飛行機に乗ればなおの事被曝量は増えます。
かといって、飛行機に乗る事を止める人は居ないでしょう。
微量にしてもプラス要因でないのですから、放射線を浴びる事によるリスクは
それなりにあるわけであります。
そのリスクをことさらと大きく取上げ、生活に支障を来す事
生活の不安を必要以上に煽る事のほうが、被害は大きいのではないでしょうか。
科学的根拠のない恐れや生理的な拒否感
情緒的な反発によって判断している限り、
原発を含めたさまざまな問題を乗り越える事は出来ないような気がします。
市町村による受入に際し、市町村において判断し、処理するものに対して、
県として監視する役割も必要と考えますが、これまでの発言、文章など
今まで受入をした本県の市町村も含め、東京大阪神奈川など各都道府県に対しても
混乱を招き被災地の復興、並びに市町村の復興支援を阻害
しているように感じられます。
震災瓦礫の処理にあたっては、放射能の管理を巡り、受入市などとの間で、
さまざまな軋轢を生んだものと考えておりますが、
2月に本格焼却が開始され、3月には瓦礫の受入も終了しようとしています。
過去の経緯は過去の事として、こうした現在の状況を受け止めた上で、
改めて県民の為に県が果たすべき役割を考えた時、それはどのようなものと考えているのか、
知事の所見を伺います。

汚泥に関しても、本県においては工業用水道より発生した放射性物質による汚染があり、
その量は、現在100Bq/kg以下が16,600t100Bq/kg超えが3,600tと聞いております。
保管方法も十分な保管を行っているとの報告を聞いております。
話は変わりますが、先日、とある勉強会にて、放射線に含まれるセシウム137は、
原子核が崩壊してバリウム137に、セシウム134はバリウム134に、
それぞれ半減期を経て変わるとお聞き致しました。
この事については、放射線壊変について、アイソトープ手帳にも記載がされており、
その半減期の期間を短く出来るかどうかまでは、科学的知見はないとの事ですが、
放射線を含んだ汚泥の処理について、科学的知見から実験、または研究など
未来への可能性に取組む事も一つの方法と考えます。
お聞きしますが、融雪期の汚泥発生状況を踏まえ、今後セメント再資源化以外の処理方法も含め、
どのように処理していくのか、その方針を伺い、この質問を終わります。

泉田知事:  (動画は28:50~、瓦礫については35:05~)
高橋議員の一般質問に順次お答えを致します。
(略)
次に、瓦礫の受入等についてお答えを致します。
県の役割についてお尋ねを頂きました。
震災瓦礫の処理については、復興に重要であるという認識を持っております。
一方で、放射能に関しては、的確に管理すべきものと考えております。
放射能の管理基準を緩める事、これは事故を起こした東電と、それを支えてきた国の責任を減少させ、
リスクを自治体と住民に転嫁をするという事でありますので、不合理であると考えております。
原発での放射能の管理基準を緩める根拠にもなりかねません。
いずれにしても、原発事故前の基準を緩めるべきではないと考えております。
県と致しましては、放射線緩衝になっている広域専門自治体として、
県民の安全・安心の為の役割を果たして参ります。

藤澤企業局長:  (動画は48:10~)
放射性物質を含む汚泥の処理についてでありますが、
基本は、東北電力が引取り、既に確立した手法により処理すべきと認識しております。


─以上です。
泉田知事は、これまでの記者会見等も同様に、一貫した答弁をしてるんやけど、
質問してる議員の矛盾、知事対しての批判やイヤミかよっ!とか、
多々ツッコミたいとこがあったんで、大阪の事情とは違うとこもあるけど文字にしてみた。
泉田知事の記者会見は、何回かアップして大阪の2トップと比較したり、
今回の県議会でも取り上げられてる知事の発言については、以下のブログにも書いた。
2013-02-18 泉田裕彦知事の「殺人に近い」発言について
2013-02-21 泉田裕彦知事や瓦礫焼却反対派を批判する前に

自民党の高橋議員は、自然界の放射線とか飛行機が~て橋下かよっ!w
不安を必要以上に煽る事のほうが、被害は大きい」て、
この議員にとっての被害て何?
不安を煽ってるて何?不安を払拭する為に、基準を緩めるべきではないのが分からんか?
本来なら、緩めるんやなくて、厳しくしてもええぐらい。
そのほうが信頼度が高まるって事を理解したほうがええと思う。

科学的根拠のない恐れや生理的な拒否感、
情緒的な反発によって判断している限り、
原発を含めたさまざまな問題を乗り越える事は出来ない」て、
どっちが情緒的やねん?
「国民一人当たり33kgのガレキ負担を分かち合おう!」とか言われても
まともな人間なら、被曝まで分かち合いたない!て拒否するやろ。
「原発を含めたさまざまな問題を乗り越える事は出来ない」て言う前に、
この事故った原因は?
2年も経ってるのに、未だに情報が乏しいし、原因もハッキリと公表されてないのに、
国民に問題を乗り越えさすな!
まずは、この問題の根本的な事を究明して全部公表せえ!
少なくともお金は分かち合ってるやろ。
肝心な事に使われず、無駄な使途が発覚してでも復興税を取られて、
これから補償金とか支払われる事になっても、それは国民の血税や。
せやから、その血税を被災者に!避難者に!補償に!て要望してるのに、
復興とはほど遠い事ばっかりに使われてるのに、どこまで国民に負担を強いるんや?

それと、知事の発言によって「東京大阪神奈川など各都道府県に対しても混乱を招き」て、
逆や!混乱させてんのは国!
この日本に、泉田知事のようなトップが居てくれる事に心から感謝してる。
日本中、橋下みたいなトップが居ったら日本潰れてしまうわ!
もし、「瓦礫受入に補助金は一切出ません!費用を分かち合ってくれる自治体にお願いします!」
とか、言われて協力要請されたら、誰も引き受けへんやろ。

この高橋議員の発言で、一番引っ掛かったのは、「放射線を含んだ汚泥の処理について、
科学的知見から実験、または研究など未来への可能性に取組む事も一つの方法
これって、未来への可能性の為に、人体実験、研究って事?
もしそういう意味なら怖ろしい事やな!

記事の見出しだけで知事を批判した殆どの人は、一時的なもんで、
また違う標的見つけて批判してるんやろけど、
議員は一連の流れを知ってるはずやし、正しい解釈をすべき。
なんで協議を拒否してる市長らを批判せーへんねん?
批判の矛先が違うやろ。
泉田知事が被災者の為にどれだけ支援してるか、県民の安全をどれだけ守ろうとしてるか、
よそもんのうちでも分かってるのに!

泉田知事を支持!応援します(`・ω・´)

知事へのメールフォームは知事へのおたより
メールアドレスはkouchou☆pref.niigata.jp (☆を@に変更)

新潟県政へのご意見・ご質問


※この後、連合委員会でも瓦礫・放射能問題についての質疑があったので後日アップします。




2013-03-02

大阪府・PM2.5の注意喚起について


2013-02-13 微小粒子状物質(PM2.5)について を書いたんやけど
2/28(木)の報道で、
「政府は中国に、もの言え」PM2.5で維新の松幹事長 
日本政府に対し
「(中国の現状を)いつまでもほっておくのか。中国政府にもっとものを言っていくべきだ」
と注文を付けた。また、
「中国政府は自国民のことをどう考えているのか。中国は経済成長の真っただ中にあるが、
国民の健康も守りながら発展してもらいたい」と述べ、中国政府の対応を批判した。
で、同日、府知事として
PM2.5で大阪府が注意報発令へ
「光化学スモッグと同様、(1日平均1立方メートル当たり)70マイクログラムを超えたとき
注意報を出すよう部局に準備をしてもらっている」

て、ボンクラ松井の発言です。
国民の健康どころか、府民の声も無視して瓦礫受入たお前が言うな!やよな。
こんなツイするレベルの松井が「自国民のことをどう考えているのかて、
中国批判する前に「大阪府民」の事をどう考えてんねん!やろ。
勿論、反中のうちは中国なんか擁護するつもりは全然ないけど、
維新の幹事長として偉そうに発言したり、
無知なくせに知事ぶって発言してる松井がムカツク!
一日平均70μg/㎥超えた時に注意報出しても遅いんやけどな?
これは記事のミスか知らんけど、松井が言うたんなら、やっぱりボンクラw

環境省は、専門家会合で暫定指針を出したて報道↓
PM2.5基準2倍超で外出自粛呼び掛け
「1日平均で環境基準値の2倍を超えると予測される場合

超えた時と予測される場合とでは、えらい違い!
まぁ、上げ足取っててもしゃーないけどw

3/1(金)におおさか防災ネット(防災情報メール)より
『大気中の微小粒子状物質PM2.5が、国の指針による注意喚起の濃度レベルを超える場合、
今後、この防災情報メール(「お知らせ」配信登録の方)でお知らせします』

て、メールが届いた。
もう何年も前に登録してたんやけど、地震とか気象とかに関してお知らせが届くシステム。
雨とかは、既に降ってるのに、もうすぐ雨が~とかメール届く時もあるけど、
それなりに目安にはなるかな。

大阪府のHPにPM2.5高濃度予測時の注意喚起について がアップされた。
環境省の指針の概要として、 
・暫定指針値は、日平均値70μg/㎥ 
注意喚起は、午前5時から7時の時間値の平均が85μg/㎥を超えた場合

今のところ、5~7時でを超えた日はないけど、大阪はそれこそ独自で指針を作るべき!
福岡市の高島宗一郎市長を見習え!
2/28(木)の高島市長のブログ『PM2.5に新しい指針』にも書かれてるように、
福岡市PM2.5予測情報が公開されてて、毎日情報発信してる。
この予測に対して、
『天気予報のように外れる可能性もありますが、
福岡市としては外れることを恐れて情報をお伝えしないのではなくて、
外れるかもしれないけれども情報をきちんとお伝えした方がいいと考えています』と。

ほんまに、このとおり!
外れてもええねん。ちゅうか、外れるほうがええんやもんな。
環境省の指針が出た事に対して、報ステで高島市長は
「健康な人だけを対象にするんやなくて、子供や高齢者、喘息の人も考えて、
福岡市は、今までどおりの35μg/㎥でいく」ていう意味合いの事言うてた。
ブログにも、
『この新たな指針は、これまでの一日平均で35μg/㎥という環境基準が70μg/㎥に
変更されたというものではありません。』
また、
『大雑把に分かりやすく言うと、
35μg/㎥以下はある程度誰もが安心して生活できるという目指すべき値、
35~70μg/㎥はぜん息など呼吸器疾患のある方は気を付けた方がいいという値、
70μg/㎥以上は健康な方も気を付けた方がいいという値と分類できる思います』て。

新潟県の泉田知事の対応も早かったけど、この両氏は瓦礫焼却に関しても
市民を第一に考えて、調査、検討、発信をしてる。
口先だけの「市民の安心・安全が最重要課題」とえらい違う。
いちいちアホの一つ覚えみたいに言うより、こうやって行動で示さな!
ほんまに市民を最優先に考えてくれてたら、
わざわざ「市民の安心・安全の確保は重大な責務」とか言う必要なし。

※参照 福岡市黄砂影響検討委員会より 国内外のPM2.5基準値


で、大阪の注意喚起は、午前5時から7時の時間値の平均が85μg/㎥を超えた場合なんやけど、
大阪の場合は、午後から上昇する日が多々ある。
例えば、2/27(水)の中環石原は、13時の38μg/㎥から上昇し始めて、
19時108μg/㎥、20時70μg/㎥、21時102μg/㎥で、この3時間で計算すれば93μg/㎥になり、
2/27の一日平均値は46.5μg/㎥になる。
環境基準の35μg/㎥を超えてるから、体調変化があっても不思議やない。

また、2/27に中環石原以外に日平均値35μg/㎥を超えたのは、
国設大阪39.8、我孫子中学校36.3、金岡42.3、三宝40.9、三原丹上44.1の計6局。
例えば、2/1(金)の最高値が35μg/㎥を超えたのは35局で、
日平均値が35μg/㎥を超えたのは7局あった。
両日とも、5~7時で時間値の平均が85μg/㎥を超えてない。

福岡市みたいに、独自に指針作れて要望しても、「安全です!」なんやろな。
それに、高濃度な数値が出てても、「速報値ですから!」とか言うんやろな。

ボンクラ松井は、中国を批判するより、瓦礫焼却止めれ!
舞洲工場が汚染源になってるのは確実じゃ!
これからまだ一年間も燃やし続けるキチガイどもは、中国と似たり寄ったり。
中国のPM2.5で大騒ぎするより、瓦礫焼却で騒げ!




2013/02/22(金)大阪市会 民生保健委員会 北山良三議員の質疑


2/22(金)大阪市会・民生保健委員会が行われたので、
井戸土岐加藤議員小林議員に続き、北山良三議員の質疑を
瓦礫に関する部分のみ文字にしました。(聞き間違い等ご指摘下さい)

・2/27(水) 録画放映がアップされました
(北山議員の質疑は01:40:00~、瓦礫については02:05:25~)

北山 良三 議員(共産党 西淀川区):
瓦礫問題とPM2.5について、次に質疑をさせて頂きたいと思います。
(略)
私もこの本格焼却が始まって色々な面で心配をしている者の一人であります。
色んな沢山の問題について質疑をしたいところでありますけれども、
今日は、2月4日に条例案、自民党さんがお出しになられた条例案、
否決されたっていう点では、私どもも非常に残念な思いでありますけれども、
ここでの議論を引き続いて、それを踏まえて質疑をさせて頂きたいと思うんです。
まずですね、舞洲工場から外部に排出される主灰、飛灰、排ガス、或いは排水や排水汚泥等、
これ調査をされているという事なんですが、その調査の頻度っていうのが、月に一回だとか、
非常に間隔が空いているわけですけれども、これはもっと詳細に工場から排出される主灰、
飛灰、排ガス、或いは排水汚泥、こういう物の調査をもっと頻繁に
きめ細かく行う必要があると思いますし、また、とりわけその中で排ガスの調査について、
もういっぺん、どういうやり方を取ろうとしているのか、この二点お尋ねしたいと思います。

環境局技術監兼施設部施設管理課長 村上:
舞洲工場におきまして、外部に排出される物として、
今年度は、排ガス、主灰、飛灰につきましては週一回、
排水、排水汚泥につきましては、月一回放射能濃度の測定を行います。
放射能濃度以外に関しましては、受入る廃棄物中の砒素や六価クロム等有害物質の
溶出試験のほか、排ガス中の砒素や六価クロム等の有害物質濃度、
及びアスベスト濃度測定を実施し、焼却灰につきまして、PCB、砒素、六価クロムについて、
今年度中の溶出試験の実施を予定しております。
これらのデーターは、結果が得られしだい速やかに公表する事としており、
既に試験処理、及び本格処理における排ガス中の放射能濃度等について、
本市ホームページにおいて公表しております。
尚、排ガスのサンプリング装置につきましては、
環境省のガイドライン等に定められた放射能濃度の測定方法 
JIS Z 8808排ガスのダスト濃度の測定方法に準拠したものとなっており、
ダストは濾紙部、ガスはドレン部で捕集され、
濾紙部を通り抜けた微粒子についてもドレン部で捕集される為、測定漏れはなく、
正確に測定されております。

北山議員:
そういう先ほどの答弁と全く一緒なんですが、私はもっと頻度を高めてですね、
きめ細かく調査をやって頂きたいっていう事と要望したいと思います。
また、そのダストのJIS Z 8808ですか、これは10月にラボ実験をやったという事でありますが、
私も立ち会いましたけれども、そこに居た議員さんたちも大体同じ思いだったんではないかと思いますが、
これで果たして正確にデーターが計れるのかという思いになっております。
そういう点では、陳情にもありますように、改めてですね、この排ガスの測定については、
その環境省のガイドラインに準拠するっていう事に終わらずにですね、
本市独自できちっと正確なデーターが計れるっていうね、
そういうものをきちっと改めて追究して頂きたいという事を要望しておきたいと思います。

次にですね、今一番心配されてるのは子供たちの内部被曝による被害であります。
勿論、それ以外にもさまざまな被害が考えられるんですが、
一番やはり今、声を上げている皆さんの思いで言えば、子供たちの放射線による内部被曝。
ここを一番、問題にしなきゃいかんと私も思います。
勿論それ以外にもあるんですよ。決して否定しないんですが、まずそこをちょっと取り上げたい。
そういう点で言いますと、これは吸う、飲む、食べるという事で
体内に取り込んでいくわけであります。
したがって、今後この因果関係をきちっと見ていく。
局の側からすれば、全くそれは原因にはなっていないという見方を証明しなきゃいかんわけですし、
市民からすれば、こういう被害が出てるっていう事を一定証明していくっていう意味でも、
やはりデーターをしっかり調査し、そして公表していく。
また、それをきちっと保存していくという事が大事だと思います。
そこでですね、そういう事を勘案しますと、大気、土壌、水質、底質、魚介類、農作物など、
これらをきちっとチェックを掛けて、そのデーターを市民にも公表し、
そして、そのデーターは内部被曝の場合、かなり後年になって、
後になって色んな被害が出てくるっていう可能性もありますから、
長期に渡るデーターの保存いうものが必要になってくる、という点で、
これら今言ったような調査を行い、そして公表し、長期に渡る保存を行うべきだと思うんですが、
いかがでしょうか。

村上:
例えば、排水中の放射性セシウムの濃度限度は、セシウム134とセシウム137の
それぞれの実測値をそれぞれの基準値である60Bq/L、90Bq/Lで除した和が
1を上回らない事となっております。
また、排水中の放射能濃度測定における検出下限値は1Bq/Lで、
厚生労働省が定めた飲料水の基準である10Bq/Lの10分の1となっております。
試験処理、及び本格処理における排水中の放射能濃度測定結果は、全て不検出であり、
飲料水の基準をも大幅に下回っており、安全に処理出来ております。
尚、大阪府では真蛸やイカナゴ等の大阪湾産の魚介類について、
試験焼却前後と本格焼却時における検査結果を公表しております。
今後も継続して測定を行うとお伺いしております。
また、食品については、平成23年8月より府内の流通量を考慮して、
定められた品目について随時検査が行われており、その結果が公表されております。
加えて、大阪府公衆衛生研究所においては、府域の大気、土壌、海水、海底土、
府下の野菜類等について、過去より定期的に放射性物質に関する測定を行っており、
ホームページにおいて、平成23年度、24年度の測定結果が公表されております。
これらのデーターは、財団法人日本分析センターのデーターベースで、
全て蓄積されると聞いております。

北山議員:
私が申し上げてるのは、その1Bq以下っていう事で安全だっていう最初のご答弁ですが、
そういう事を私が聞いているんじゃないんです。
内部被曝という事を考えた場合に、食物だとか、魚介類だとか、或いは底質、
こういう物に蓄積されているわけですよ。
そういう物を人間が蓄積された物を食べる。
或いは、その例えば魚なら魚が少量であったとしても、それをずーっと食べ続ける事によって
体内にどんどん蓄積されていく、いう事も考え得るわけなんですね。
そういう意味で、きちっとそういう物の調査をきちっと大阪市としてもやるべきではないかと
申し上げているわけです。
データーは、私言ってるように、これは例えば5年後、或いは10年後、
場合によっては20年後に何らかの被害が出る場合もあります。
そういう点で言えばですね、データーの保存というのは非常に大事になってくるんです。
これは、どう考えてますでしょうか。

村上:
データーの保存期間でございますが、廃棄物の処理、及び清掃に関する法律において、
焼却工場における排ガス等の測定データーにつきましては、
3年間据え置く事が義務づけられております。
本市におきましては、焼却工場における排ガス、排水等の測定データーにつきましては、
工場排出物測定結果報告書として、その記録を5年間保存する事としております。
一方、廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類曝露防止対策要綱に基づき、
焼却工場において、作業環境における空気中のダイオキシン類濃度測定結果
30年間保存しておりますので、今回の広域処理において測定する放射能濃度等の
測定結果につきましても、同様に30年間保存期間は必要であると考えております。

※焼却工場のダイオキシン類測定結果 平成23年度  24年度

北山議員:
もう時間が来ましたので、あと最後私のもういっぺんご要望申し上げて終わりたいと思います。
これ風配図についても必要となってきます。つまり気象条件ですね。
風の向きはどうだったのかいう事も必要になります。
恐らく風配図を作成する為のデーターは取っておられると思いますが、
これについてもですね、必要な時にはいつでも風配図が作れるように、
データーをこまめに取って頂きたいのと、これについても、したがって少なくとも30年は保存すると、
このデーターをですね、いう事を要望しておきたいと思います。
いう事と最後、本当は聞きたかったですけど、もうちょっと時間がありませんので、
PM2.5の対策についてもですね、これはまぁ、むしろこれから本格的な対策をしなきゃならん、
まぁ存在として浮き上がってきてると思います。
そういう意味では、きちっとした測定、そして分析、原因究明、抑制対策
更には被害補償、こういう事に対してですね、きちっとした取組を強めて頂くように、
要望しまして、私の質疑終わりたいと思います。


※民生保健委員会の請願書及び陳情書

委員長:
(略)
それでは、請願書、及び陳情書に対する各派の態度を順次ご表明願います。

維新:
陳情第109号、陳情第114号につきましては、審査不要とし、
残余の請願、陳情につきましては、引き続き審査と致します。

公明党:
陳情109号、それから陳情第114号、この二点につきましては審査不要とし、
残余につきましては、引き続き審査とさせて頂きます。

自民党:
陳情109号、及び114号は、やはり本当は採択して欲しかったんですけども、
審査は不要でございます。
陳情12号、48号、106号、110号、133号、134、135、142、145、155、163の11件は採択。
残余の請願、及び陳情書は引き続き審査とさせて頂きます。

OSAKAみらい:
陳情の12、48、106、110、133、並びに134、135、142、145、155、163の11件は、
採択をお願い致します。並びに陳情第109、及び114号については審査不要、
そして残余については引き続き審査をお願い致します。

共産党:
請願第1号ないし第5号、及び陳情2686、2689、2690、2693、2694、3、21、49、93、96、
98、99、102、103、108、132、136、145、148、159、167、168、183、212、218、224
の31件については、賛成し採択を主張したいと思います。
次に陳情126については不採択。
そして陳情第109号、及び陳情第114号については審査不要。
残余につきましては、引き続き審査というふうに伝えておきます。

委員長:
(略)
陳情第109号、東日本大震災の廃棄物焼却等による環境保持に関する条例案に関する陳情、
及び第114号、東日本大震災の廃棄物焼却等による環境保持に関する条例案が可決するまで
本焼却を中止することに関する陳情書の2件を一括して問題と致します。
お諮り致します。
只今問題と致しました陳情第109号、及び陳情第114号については、
いずれも審査不要とする事にご異議ありませんか。
─ご異議なしと認めます
よって委員長発議の通り決しました。

次に、陳情第145号、岩手県の災害瓦礫の広域処理にかかる一連の文書の
保管期限についての陳情を問題とし、起立により採決致します。
只今問題と致しました陳情第145号については、
引き続き審査する事に賛成の方はご起立願います。
─多数であります
よって委員長発議の通り決しました。

次に、陳情第12号、48号、106号、110号、133号ないし135号、142号、155号、
及び163号の10件を一括して問題とし、起立により採決します。
只今問題と致しました陳情書10件については、
いずれも引き続き審査する事に賛成の方はご起立願います。
─多数であります。
よって委員長発議の通り決しました。

次に、平成25年の請願第1号ないし5号、平成24年の陳情第2686号、2689号、
2690号、2693号、2694号、平成25年の陳情第3号、21号、49号、93号、96号、
98号、99号、102号、103号、108号、126号、132号、136号、148号、159号、167号、
168号、183号、212号、218号、及び224号の31件を一括して問題とし起立により採決します。
只今問題と致しました請願書、及び陳情書31件については、
いずれも引き続き審査する事に賛成の方はご起立願います。
─多数であります。
よって委員長発議の通り決しました。

次に、残余の陳情書134件を一括して問題と致します。
お諮り致します
只今問題と致しました請願書134件については、いずれも引き続き審査する事にご異議ありませんか。
─ご異議なしと認めます。
よって、委員長発議の通り決しました。


─以上です。
「測定回数を頻繁に、きめ細かくやって頂きたい」て言うてんのに
「正確に測定されております」て、どんな答弁やねん!
マニュアルでしか答えられへんちゅう事や。

東日本大震災により生じた廃棄物の本格処理について(資料2)より
資料2の別紙、 本格処理の測定方針に係る運用について に、
例えば岩手県から受入れる廃棄物の放射性セシウム濃度や大阪での積替施設の
空間線量率の測定結果が試験処理の結果と同等の状態が続いていれば、
積替施設の空間線量率の回数を週1回から2週に1回若しくは月1回に変更する

て書いてる。
まぁ、こんな測定方法のまま頻度上げても意味ないけど、
焼却灰は毎回して欲しいぐらい。
宮古市の瓦礫を受入てる吾妻東部衛生施設組合では、
精密測定は月1回やけど、簡易測定は週1回実施してる↓

ここが受入てる宮古市の瓦礫は、24年6/8(金)から受入開始で、25年6/7(金)までの一年間、
一日5t焼却で、計1,130tを上限に処理予定。
焼却灰は、確実にベクレてるていう数値出てるけど、空間線量は「安全です!」レベル。
一日100t以上も燃やしてる大阪はキチガイ!