2013-02-12

新潟県知事 泉田裕彦 定例記者会見 1/9、1/30



新潟県 泉田裕彦知事の定例記者会見、1/9(水)、1/30(水)の瓦礫についてです。

平成25年1月9日 泉田知事定例記者会見 動画(瓦礫については、13:25~) 
会見録(震災がれき等に含まれる放射性物質の管理等について)

1/9(水)の会見については文字にしました(会見録と微妙に違うので是非動画を!)

記者:
瓦礫に伴う放射能管理の問題ですけど、昨日まず国定三条市長宛に文書を出したと思いますが、
今回の瓦礫、放射能管理の問題については、
知事としては行政官と政治家どちらの比重の立場から判断しているのか。
その2者以外にね、常々仰るのは、知事も県民、色々知事選の時歩いて、
色々な事を聞いたと思いますけれども、行政官と政治家以外に、一人間として、
我々も家族居ますし、知事も家族居るし、そのほか根本的なところでね、
「人間泉田」としての理念や信念に基づくものなのかというふうに思うんですけど、
どういう判断が一番大きいですか。


知事:                          
やはり震災の後、放射能の管理を緩めたっていうところ、これはですね、事故が遭った時には、
多少トラブルがあっても、「餓死するよりもまし」っていう考え方に基づくわけでしょ。
やはり放射能と人類はね、共存出来ないんですよ。
だから、緩める理由はないと思ってます。
しっかり管理するっていう当たり前の事を何故やらないのか
結果としてですね、条約のある原子力発電所の中のほうがクリーンで、
一般環境中のほうが汚染されるっていう構造になるわけでしょ。
英知を尽くして放射能をいかにね、人間社会から離すかっていう事こそ力を入れるべきであって、
こないだも福島の除染でね、手抜き除染っていうのが出てましたけど、そんなんで良いんですかね。
チェルノブイリで報告されてる通り、小動物、昆虫には遺伝子エラーが増幅して伝わるっていう
報告もなされているわけですよ。なぜ放射能をしっかりと管理しないのかと、
次の世代に対して責任を果たせるのかっていう、やっぱりそういうところから、
人類の英知として作った基準をね、敢えて緩めるっていう事はやるべきでないっていう事です。

記者:
これから三条市のほうでも、瓦礫の本焼却が始まると思うんですけど、
今後、どういった形で県は関わっていく予定でしょうか。

知事:
手段がね、ないですよね。
皆さんも、ちゃんと報道して下さいよ、聞いたら。
なんでね、震災前後で緩めた基準でやるのかっていうところをちゃんと報道して下さいよ。
聞くだけではなくて。回答ないでしょ。一度も聞いてないですよ。
何故、緩めて良いのかっていうの。
皆さまたちもね、報道機関なんだから、公に対して責任を負うわけでしょう。
本当に子供たちに対して責任持てるんですか。

(動画は29:58ぐらい~)

記者:放射能管理についてですが、三条市長の話なんですが…

知事:書いてね、聞く以上は。

記者:出来る範囲で報道してるつもりですけど、知事からすると物足りないところがお感じに…

知事:
だから、はっきりと書いて欲しいんですよ。
今回の基準ていうのは、震災前より緩んでるっていうのを伝えてないでしょ。
ちゃんと伝えて下さいよ、そこ。

記者:文章として足りないかもしれないですけど、我々としては報道しているつもりですけど…

知事:
つもりって、伝わらなきゃ報道した事にはならないでしょ。
ちゃんと伝わるように報道して下さいよ。

記者:それは努力してるつもりですし、今後もしますが…

知事:
じゃあ何故ね、震災前よりも緩んだ基準で安全だと言えるんですか。
その答え聞いて来て。今までの基準がおかしかったっていう事なのと。
そこのとこ答えを聞いてきてよ。

記者:我々も聞く努力はしていますが

知事:
努力じゃなくって、ちゃんと答えさして、
答えられなかったら、「答えられなかった」ってちゃんと書いてくださいって。

記者:
知事も公文書で市に対しても、或いは国に対しても出されているわけで、
それに対して回答がないわけで…

知事:
答えられないんでしょう。つまりリスクがあるっていう事なんですよ。
それが、なんで安全だって事になるんですか。

記者:それを私に聞かれても…

知事:でしょ。だからちゃんと伝えてくださいって。

記者:
報道は、我々努力しますし、していますし、
知事も実際に公文書を出されてるわけですから、それに対して回答下さいっていうのは、
求め続けていかれと思うんですけど、
知事が仰るように、我々報道もしますけども、努力しますけども、
報道を介してですね、そのような事をやり取りをしているような…

知事:
直接やってますけど、応じて貰えないっていうのが現状なわけですよ。
更に言うと、柏崎は、私には「応じる」って言ったんですよ。
 
記者:
実際に動きがないのであれば、もう完全に知事はですね、
首長間の問題ではないと仰ってますけど、もう完全に政治問題になってますよね。
昨日も三条市長宛に知事名義で文書を出されてると。
これはもう首長間の話になってるわけですから、要するに直接ですね、
なんか知事は遠慮されてるようにも思えるんですけど、直接政治家同士でやる話…

知事:
だから、やってるんですって。
向こうはやらないって宣言してるんでしょ、三条はね。
だから、皆さんたちがちゃんと書けば良いんですって。
何故ね、震災前後で緩めた基準で安全なのかっていう答え聞いて来てくださいよ。

記者:報道のせいにされても困るんですけどね。我々、報道してるわけですよね。

知事:見せて、見せて、どこの記事に書いてあるんですか

記者:
実際、政治でやられてるっていう事であれば、
例えば僕たち一番分かりやすいのは、この前の市長間との意見交換の場ですとか、
ああいうところでやるっていうのは、県民に分かりやすい形でやれると思うんですけど、
でも実際にそこでやられていない。実際にやられてると言われても、僕たちにはなかなか分からない。
じゃあ実際に政治家同士では、どういう形で進めていって、どういうふうにやられようとしているのか。

知事:
だから出来ないんですって。「協議しない」って言ってる人どうするんですか。
あと皆さん方がね、報道するしかないでしょう。

記者:平場の議論で、そういう話をするっていう手はないんですか。

知事:だから、議題って言うと事前調整するでしょう。乗らないわけですよ。

記者:〓?〓

知事:
だから電話ではやりますよ。
だから、会田市長からは、協議するっていう回答貰ってるんですって。

記者:会田市長から知事に対して、柏崎市と県が協議するっていう…

知事:そうです、そうです。

記者:協議するっていう回答があったけれども、現時点ではそれがないということですか

知事:
だから何もないんじゃなくて、こっちからアクセスしてるんですって。
問題点についても、事前にこういう課題がありますよっていうのは、
事前にお伝えしてるわけですよ、事務レベルでも。
市長からは、「協議する」っていう回答を私に明示的にあったわけですよ。

記者:協議するっていうのは5市内で…

知事:
いいえ。
「県と協議する」っていうふうに会田市長から話があったにも拘わらず、これどうするんですかね。

記者:報道は、知事が発言すれば報道もしていますし…

知事:
だから、正式にちゃんと書いてくれと。
何故ね、震災後に基準を緩めたものが安全なのかと。
それについて、5市の市長がどう言ってるのかって、ちゃんと書けと。
書いてないじゃない。

記者:答えてないものもある…

記者:事前協議で議題に乗らないと出来ないものなんですか。その場で…

知事:
だって時間が限られてるものでしょ。
それぞれにこなさないといけないテーマってあるわけですから。

記者:それを根回ししてやるように…

知事:だから、出来ないって言ってるんです。

記者:5市に働きかけはしてるけれども、5市側が応じないという理解で宜しいですか。

知事:
勿論、そういう事です。
応じないっていう形で進めていくっていう事でしょう
だから、既成事実を積み重ねてるって言ってるんです。

記者
事態が進まなくてですね、知事も苛立ちもお持ちだと思うんですけど、であれば、
そういう市町村との会合の場で、敢えて時間を作ってお話をされるっていう
そういう打開策っていうのはないものなんでしょうか。

知事:
だから、出来ないじゃない。
更に言うと、森市長とはじっくり話してますよ。
あの時は合意になってたはずなんですけどね、多分環境省とその後話があるんでしょ、色々と。
微妙に変わってくんですよ。
ちゃんとその辺、取材してくださいよ。5市だけでやってるのか、違うでしょう
環境省が後ろでスケジューリングやって、調整掛けてるんでしょ
そういう背景も含めて、ちゃんと取材してくださいよ。
で、一体幾らね、広告費に投じたのか。
単価がどうなってるのか。何故、割高なものでやってるのか。
そういう背景をどうして取材して報道しないんですか。

記者:
汚泥に関してなんですけど、糸魚川市の方で100Bq以下の物を受入るという今日また…
それに関して改めて所感と、今日100Bqという物に関してのまた改めて…

知事:
基本的に放射能の管理は、放射能のプロがやるというのが私は合理的だというふうに思っています。
放射能の管理の経験のない市町村が、
各自治体ごとに放射性廃棄物の処理場を作ってくっていうのは
これは極めて異常な国の形態だという事だと思ってます。
放射能については、やはり従前のルールに基づいてしっかりと管理をすべきというふうに考えています。
以上です。


1/9の会見はここまでです。
続いて、1/30の会見は、ホームページよりコピペです。


平成25年1月30日(水) 泉田知事定例記者会見
動画
会見録の知事発表項目

動画は08:00~
知事:
お問い合わせも多いので、放射性物質の管理についてお話します。
昨日、柏崎市に(放射性物質の管理についての懸念事項に係る)公文書を発出しました。
特に三条市と柏崎市は、なぜ(福島原発)事故後に放射能の管理基準を緩めてもいいのか
ということについての説明ができていません。
三条市と柏崎市は、「安心・安全」ということを口にする資格はないと思っています。
両市の市民は、「市が安心・安全と言っても本当なのか」ということを
疑わざるを得ない状況にあり、極めて残念だと思っています。

会見録の質疑項目

動画は17:40~


 今回、3市が本格受入れを始めることについて、あらためて受け止めを教えてください。

A 知 事
 まずは、放射能の管理をしっかりとやらなければいけないと思います。
あるということはわかっているわけです。
会見でも何度も言っていますが、水俣病がなぜ起きたのかと言えば
濃度規制しか行わなかったわけです。
今回は一般ゴミとわざわざ混ぜて薄めるわけです。
検出されないように総量を増やして、それも溶け出す可能性のあるものを管理しないということです。
ずさんとしか言いようがないと思っています。


 5市の共同記者会見で昨年3月末に本格受入れを表明し、
今回、これから3市で本格受入れが始まります。
県との協議が進まなかったことも原因と考えている・・・。

A 知 事
 やる気がないのでしょう。何と戦っているのかはよくわかりませんが、
放射能の管理基準を緩めるということを一生懸命やっているとしか思えません。
本当に善意でやるのであれば、放射能をどうしてきちんと管理しないのでしょうか。
全く理解できません。


 5市の会見で、国定三条市長が「知事の発言は理解に苦しむ」というような発言をしていました。
逆に知事から言うと、三条市長や柏崎市長の考えこそナンセンスで理解に苦しむということでしょうか。

A 知 事
 もちろんです。管理基準を緩めているのですから。
なぜ3月11日以降に(基準を)緩めなければいけないのでしょうか。
今までの基準は間違っていたのでしょうか
国の管理基準がいかにデタラメかということを言うと、
例えば(昨年12月に)、福島県で特定避難勧奨地点が解除されました。
理由は年間20ミリシーベルトを下回ったということです。
ご存知のとおり、年間5ミリシーベルトを超えると放射線管理区域になります。
18歳未満は働いてはいけないということが放射線管理区域から導き出される結果なのです。
特定避難勧奨地点は、なぜ20ミリシーベルト以下で子育てしてもいいのですかと。
今までが間違っていたのでしょうか。これらのことを全く説明していないではないですか。
なぜこの国の基準が大丈夫と思えるのか、全く理解できません


 公文書を発出したのは、基準を緩めることの説明がないということだったと思いますが、
5市側は「国の基準が変わっているのでそれに従って」というような言い方をしています。

A 知 事
 ですから国の基準がデタラメと言っているのです。


 基準を緩めた根拠を三条市と柏崎市自らが説明する必要があると知事は考えているということでしょうか。

A 知 事
 もちろんです。この基準は元々は福島県限定で始まった基準なのです。
それを全国に広めようと一生懸命やっているわけで、新潟県が緩める理由はないです。


 その説明を三条市と柏崎市はすべきだと・・・。

A 知 事
 (説明)していないということです。
それで「安心・安全」と言っているというのは、市民が不幸だと思います。


 知事は以前から総量も問題だと言っていました。(受入れ)量自体が大幅に減りましたが、
この影響はどうでしょうか。

A 知 事
 総量で言えば影響は減ると思います。
ただし基準を緩めていいという理由にはならないということです。

(以下の動画は23:17~)


 環境省ががれきの量を改めてきました。
昨年も一度量が減っていますが、この環境省の見立てについてはどうでしょうか。

A 知 事
 いろいろな指摘がなされているとおりで、報道の皆さんも知っていたと思います。
きちんと報道すべきだと思います。
既にゼネコンに発注している部分とダブルで計上しているというようなことがありました。
ですから、どこからあるのかということは随分と前から指摘がなされていたわけです。
さらに言うと昨年6月末、細野環境大臣が事実上の広域処理終息宣言をしています。
当然に予想された事態と受け止めています。


以上です。
この泉田知事の会見こそ、全国ネットで放映すべきや。
出来れば橋下と公開討論をして欲しい!
橋下は完全論破されるわw
うわべだけの知識で、自然放射線が~しか言えず、あとはお粗末な感情論のみw
泉田知事は、かなり勉強もされてるし、環境省にも質問してるし、市にも協議を求め、
水俣病の事もあって歴史に学ぶという当たり前の事を言うてる。
橋下と討論したら、橋下は感情論だけでしか喋れんやろ。
松井なんか瞬殺レベルw
専門家と異論を唱える公開討論が無理なら、
自治体の長として、橋下なり松井と討論してくれたら、国民も理解しやすいんちゃう。
泉田知事も忙しいし、屑の橋下らとの討論より新潟の市長協議が最優先やろうし、
橋下も松井も負けるの分かってるから逃げるやろ:けど。

こんな素晴らしい知事は全国ネットで広げるべき!
キチガイ市長や屑議員どもがいかに悪質か公に報じて貰いたい!




0 コメント: