2012-09-29

山口県議会 平成24年9月定例会 戸倉多香子議員の質疑


9/19に開会され、9/28(金)の戸倉多香子議員の3質疑の内の2番目
『2.災害廃棄物の広域処理について』のみ文字にしました。(聞き間違い等ご指摘を!)
録画中継がアップされたら、是非直接ご覧下さい。 戸倉議員のブログもどうぞ。


戸倉多香子 議員(民主・連合の会):
(略)
次に、知事の五つの全力の内、安心・安全力の確保の観点から、
災害廃棄物の広域処理についてお尋ねします。
北九州市で西日本初となる震災瓦礫の焼却が始まった17日
私は数人の山口県議会議員と市議会議員との連名で、
北九州市長宛に、震災瓦礫焼却の一時中断、
及び隣接する山口県民への説明会の開催を求める申し入れを致しました。
この内容は、県内の災害廃棄物の広域処理に不安を持たれる市民の皆さまと協力して作成したもので、
1.焼却の実際の把握の為の議員による視察
2.試験焼却時のデーターの提供
3.山口県内、東部・北部・西部、5箇所程度の住民説明会の開催
4.以上が終了するまでの全作業を一時中断
の、4項目に渡るものです。

申入書を北九州市の担当者にお渡しする際、かなり時間を取って頂いて、
北九州市での処理基準は、国の基準よりも更に厳しい基準である事などを説明頂いたのですが、
だから安心だとは思えませんでした。
そもそも国の基準自体が特措法で決められている一時的な基準である為、
担当者の方とは、この点でどうしても一致出来ませんでした。
安心の基準が始めから違うからです。
4項目については、申入書を予めFAXでお送りしていたので、
その場でご回答頂けましたが、
1視察については、
議会事務局を通して調整して頂ければ対応出来るとの事でした。

2データー等の提供については、
市のホームページに全て公開されているという事なのですが、必要なものは提供するとの事。

3住民説明会については、
どこまでやったら良いのかっという問題があるので、大変難しいので、
市外までは考えていない

4一時中断は、出来ないとの内容でした。

その時に説明資料として頂いた物の資料2としてお配りしています。
その場に同行された下関市にお住まいの方が北九州市の担当者に
瓦礫が処理される北九州市の日明清掃工場から下関の彦島までは2.7kmだが、
今ここに居る北九州市役所までは
その日明工場からは3.5kmなんですよと言われた言葉を聞いた時は、
改めて、ほかの県の事だと割り切れない問題だと思いました。

私が一般質問の準備の為に、焼却の始まる2日前の15日に北九州市の日明工場を訪れた時は、
抗議に集まった市民の方々に対して、厳重な警戒態勢であった為、
工場まで入れなかったんですけれども、視察に行けなかったんですけれども、
大変驚いたんですが、今でも震災瓦礫の広域処理に反対する市民の方々は、
毎週金曜日に、抗議のデモを続けておられるそうです。
それまでは市役所の前でテントを張って、抗議を続けておられました。
そういった反対を続けておられる方々は、決して自分の傍に来て欲しくない、
自分たちさえ良ければ良いという考え方で反対されているわけではなく、
日本の国土全体の事を考えた上で、放射能汚染は拡散させるべきではない
との強い思いで、西日本地域への瓦礫を受入に反対されています。
震災瓦礫の広域処理には反対されているけれど、
夏休み、冬休みを活かした福島県からの子供たちの保養受入活動を
ボランティアで続けておられる方々もいらっしゃいます。
この申入書の始めに、
東日本の皆さまの苦渋と苦難を思う時、
奇跡的にも被災と放射能汚染を免れた西日本に暮らす私たちは、
一日も早い復旧・復興の為に、誰もが全力を尽くしたいとの思いである事は、
今更説明するまでもありません。と書いてあります。

この奇跡的に、という言葉を読んで連想したのは、
もし仮にここ山口県が被災地であったら、という事でした。
もしかしたら、私も子供を連れて避難していたかもしれないと思うと、
涙がこぼれてきて、実際に今も小さいお子さんを抱えて非難されている被災者の方々、
また不安を感じながら、被災地に住み続けておられる方々、
その両方の方々の苦しみを思うと、この度の東日本大震災の深刻さを再認識させられます。
しかし、震災瓦礫広域処理については、その必要性も含めて、
疑問や不安を持つ方々は広がっており、
いくら国が決めた基準をクリアしていても、あくまでも特措法の中での基準である点、
放射性物質の不必要な拡散は、出来るだけ避けるべきであるという専門家の方々の意見、
また99.9%以上の放射性セシウムが除去出来ると説明されているバグフィルターについて、
メーカーの方は、お話では放射性物質の捕獲は難しいと言われている事。
また、一般廃棄物として取り扱われるわけですけれども、
産業廃棄物の専門家の方が見ると、実際には建設廃材であり、アスベストなども心配である。
等々、さまざまな心配の声が寄せられてきました。

それでも、県内での受入については、当時の二井知事が2月議会での答弁で、
従来廃棄物の放射能濃度が、100Bq/kg以下でなければ処理する事が出来なかった物が
新しい基準が施行された1月以降は、8000Bq/kg以下であれば、
埋立処分しても良いとされるなど、安全性の根拠が分かり難いものとなっている。
と、答弁されている通り、大変慎重姿勢でした。
その事に加え、山口県は他県にないゴミ焼却灰のセメント原料化リサイクルシステム、
これは、ゴミを全部セメント原料として使う為、焼却灰を全部いらない、
不要な物を落として、そしてセメント原料として使うそうなんですが、
そのセメント原料に使う前のゴミの余分な金属類を落とす中に
放射能を落とす機能はないという事で、これは難しいだろうという事で、
瓦礫の受入は困難じゃないかという事を知事の答弁などを元に、
心配される市民の皆さまには、お伝えして参りました。
その点については、二井前知事の対応に感謝したいと思っています。
そうした二井前知事の下で、山口県は県内、市町での震災瓦礫の受入について、
国に説明を求め、質問を提出するなど県民が不安を持たれる事のないように、
努力を重ねて来られましたが、国から宮城県、岩手県の地元での処理量が拡大した事により、
今後、新たな受入調整はしない旨の連絡があっとの事で、
これにより山口県における震災瓦礫の受入の検討は終了したと、
県からも報告を頂いております。
私は、この報告により、これまでとは広域処理を必要とする前提が変わった、
その事が明らかになったと思っています。
経済コストの面からも高い運搬費を掛けてまで、西日本で運んで来て広域処理を
継続する必要がないのではないかと考えます。

こうした中でお隣の北九州市においては、西日本で唯一災害廃棄物を受入、
9月17日には焼却が開始されました。
北九州市の皆さまも被災地の一日も早い復旧・復興を願い、
善意で受入を決断をされたと思いますので、そのお気持ちには大変敬意を表したいと思います。
ただ、広域処理の必要性に疑問を感じる中、
隣接する山口県の住民の中には、生活環境への影響など不安に感じる方々も居る事も
理解して頂きたいと思います。
実際に北九州市のゴミ焼却施設の場所は、お配りした資料1でお示しした地図を見て頂くと、
分かると思いますが、下関市の彦島まで、約2.7kmと近く、
北九州市での住民説明会にも下関から行ったと言われた方がありました。
県では、こうした事も踏まえて、北九州市での災害廃棄物の受入に際して、
県民の安心・安全を確保する観点から、安全性の説明や情報提供などについて、
しっかり対応する事が重要であると考えます。

そこで、お尋ねします。
災害廃棄物の広域処理について、本県での受入の検討は終了したとの報告を受けておりますが
そこに至るまでの経緯等について、国とのやり取りも含め、
今一度ご説明をお願いしたいと思います。
また、北九州市での受入に際し、県民の中には放射能による影響や農林水産物などへの
風評被害について不安を抱いている方も居られます。
県として不安を抱かれている県民の皆さまに対して、北九州市からの情報収集を行った上で、
しっかりとした説明や情報提供などが必要と思われますが、
どのように取り組まれるのかお伺い致します。
以上2点についてお尋ね致しますので、ご答弁宜しくお願い致します。
どうも有難うございました。
(略)

門田 栄司 環境生活部長: 
災害廃棄物の広域処理についてのお尋ねにお答えします。
まず、これまでの経緯等については、県では国からの協力要請を受け、
処理権限の有する市・町が受入可否の適切な判断が出来るよう、
放射能の安全性等の103項目の質問を国に提出し、
その回答を市町村に伝えてたところであります。
こうした中、国は広域処理について既に受入を実施している自治体等での処理により、
対応が可能となり、他の自治体への協力要請は行わないとの方針を示した事から、
本県における受入の検討を終了したところです。

次に北九州市からの情報収集等についてです。
県では、市に技術職員を派遣致しまして、放射線量測定等の安全システムについて、
現地調査を行うなど情報把握に努めてきております。
その上で、ホームページ等活用し、北九州市や本県の測定結果等を公表すると共に、
県民や住民団体等からの風評被害などの問い合わせに対しては、
環境省の専用相談窓口の紹介や放射能に関する基礎知識等を丁寧に説明するなど、
きめ細かな対応を図っているところであります。

戸倉:
(略)
広域処理について、再質問させて頂きます。
山口県の対応については、本当にしっかりとした対応をされて、
当時の二井知事の対応には本当に感謝するところです。
門田部長におかれましても、私も委員会でも質問させて頂いたりして、
本当に、よく対応して頂いたんですけれども、実際に北九州市では焼却が始まりました。
そして、山口県、北九州市と、行政区分関係なく、
不安に感じる方々はいらっしゃるという現実があります。
その中で住民の方々が説明会を望んでいらっしゃるんですけれども、
この説明会は、やはり北九州市の職員さんが来られて、
やるべきものではないんじゃないかという事をこの前、北九州市にお伺いした時に言われたので、
やはり山口県、または下関市が近いんであれば下関市、
ただ山口県がこれまでも調整をずっとしてこられたので、
この103項目の質問項目の中にも、放射能の安全性や風評被害への対応という
色んな項目が出たんでしょうから、それを国に問い合わせた結果の内容も含めて、
住民に対して、説明会を開かれるおつもりはないかどうか、
お聞きしたいと思いますので、ご答弁宜しくお願い致します。

門田:
再質問にお答え致します。
北九州市に、まぁ試験焼却、試験焼却すみません。
処理を行っている北九州市に対して、
説明会をするようお願いするべきではないかという事ですが、
北九州市におきましては、この試験焼却から本格処理に至るまで、の過程で、
やはり、その北九州市における色んな地域の実情、処理施設の状況とかを踏まえまして、
で、加えて、どういうふうに、その安全性を市民の方にPRしていくかと、
線量測定はどの時期に、どういう形で行うかと、そういうのを含めてですね、
それをどういう方法でPRしていくかという事も、全てを踏まえた上で
本格処理に移行されてるわけでございます。
ですから、そういった情報につきましてはホームページでも公開されておりますし、
それは当然、県のホームページでも見れるようになっております。
そういった事から、北九州市におきましては、体系的にと申しましょうか、いった事で、あのー
ちゃんと情報提供されてるというふうに理解をしておりますので、
山口県のほうから改めて、北九州市のほうに対してですね、
説明会の開催等をお願いするという事は、考えておりません

戸倉:
再々質問する予定ではなかったんですけれども、
住民説明会を求めていらっしゃる方々は、どこが説明してくれても良いわけなんです。
そして、私たちは申し入れ当初、北九州市に説明会を開いて頂くように
申し入れはしたわけですけれども、
北九州市の担当者と話しておりまして、確かにそうだなと思いましたけれども、
北九州市の方も、どの範囲まですれば良いのかという事があるので、
例えば、山口県の人にすれば、福岡県の北九州市以外の方にもする、
大分県の人も心配している、広島県の方も心配しているという、
こう際限なく広がってしまうので、北九州市の方の北九州市への説明会で、
そこを区切りとしているというご説明でしたので、勿論それもある意味理解出来るところです。
そこで先ほど申しましたのは、山口県として、山口県民に対しての説明会、
この説明会というものが先ほど風評被害もありまして、
大変この質問として取り上げる事自体も躊躇うところもありますけれども、
実際に小さいお子さんを抱えてらっしゃる方を中心として、
不安を感じてらっしゃる方々もいらっしゃるし、
当然、農産物の、漁業の問題への影響も考えてらっしゃる方もあるわけなんで、
お隣の市の事だからと、諦めきれない方々が沢山いらっしゃるわけです。
その方々に、山口県として、勿論ホームページ等にも情報公開されてるんでしょうけれども、
直接、説明会を企画したりする事は出来ないのか、
そこにまぁ当然、北九州市の方をお呼びして、説明して貰うのでも良いでしょうし、
職員さんもしっかり配置、聞き取りに行かせてらっしゃると北九州市の方からお聞きしました。
18日に市民モニターの方々が、焼却について、北九州市の市民モニター方が、
見に行かれたらしいんですけど、視察されたらしいんですけど、
その時も山口県の職員の方と、下関市の職員が来られましたと言われておりました。
ですから、山口県は本当にこの瓦礫焼却の話、瓦礫の広域処理の話が出た時から、
最初から東京へ職員を派遣されたりして、しっかりと情報収集されてきたわけですから、
しっかりと最後まで、この北九州市の問題と言いながらも、
まぁ行政区域は関係ありませんので、山口県としての住民説明会を検討して頂く、
または、それに代わるような安心した対応が出来るものを何かしら考えて頂きたいという事を
お尋ねしたいと思いますので、宜しくお願い致します。

門田:
再々質問にお答えします。
山口県の行政区域だからという事ではなくて、当然まぁ再三申し上げましたように、
北九州市にも職員を派遣し、色んな情報もですね、
直接あちらの担当部局とも話も聞いておりますし、現地調査も致しておりまして、
そういう情報収集等への努める中で、ツールとしてはやはり県のホームページなんかを活用して、
測定結果なんかも九州もそう、北九州市もそうですが、
山口県の結果も示しております。
で、加えて、電話相談なんかもあるわけなんですが、これは件数的にはかなり少ないです。
まぁそういった相談に対してもですね、やはりきめ細かにと言いますか、
いわゆる、例えば風評被害を仰いましたけど、国に専用の相談窓口を設けておりますから、
そういったとこの紹介とか、或いはその、やはり放射能そのものについて、
どういう事かという問い合わせもありますので、それについてきちんとお答えするなどですね、
丁寧に対応してきておりますので、引き続きそういった対応を取る事によって、
お示しのような事がないようにですね、努めていきたいというふうに考えています。

以上です。

えっ?もうこれで終わりかよ?と思たぐらい、申入書って効果ないんやなあと思た。
山本繁太郎新知事は、今回の事について全く答弁せえへんかったけど
どう考えてるんやろか?
二井知事なら、北九州市に要望してくれたんちゃうんやろか?
下関市議会に続き、今回の山口県議会も
職員の対応は、結局は北九州市がこうしてる、環境省もこうやってるし、みたいな
棒読み状態で、感情ってないんやろか?
大阪もそうやけど、質問内容が予め報告されてて、あとは回答文を読むだけ。
それらのどこにも「心」がない。
妻子も居てるんやろにな。
この人らの言う「丁寧に」って何やろ?
大阪の職員もよう使う言葉や。
「丁寧に」「しっかりと」「ちゃんと」「十分に」「きめ細かな」「努めて」「安全・安心を第一に」
どれも聞こえはええねんけど、やってる事は真逆や。
超変な例えやけど、
「ねえちゃん、可愛がったるで」て言いながら強姦するようなもんや。
ボキャ力ないから、こんな例えしか出て来えへんけど(;・∀・)

それと、どの自治体も「ホームページに」て必ず言うけど、
これは自分から関心なりがあって、見に行かんと分からんやろ。
ネットしてない人はどうするん?
国の専用窓口て、ネットしてない人は知る術もないのに、件数少ないて。
知ってるうちらでも、わざわざ電話する気にもならんわ!
委託されてて、マニュアル的な回答しか言えんような人らに何言うてもしゃーない。

どの範囲まですれば良いのか
これ、どの範囲でも、やって欲しいて言う市町村全てにすればええ。
武田先生が、最初の頃によう書いてたけど、
「よその出したゴミを取りに来て貰うのは当たり前」って
放射性物質は東電に返せって、取りに来て貰えってのと同じで、
北九州市が勝手に判断して決定して、その迷惑を被ってる側が説明せえよ!て言うて
何が悪いねん?どの範囲までもクソもないわ!
要望ある自治体、住民全てにすべき。
それをしてこそ「丁寧に、きめ細かな説明」て言えるんや。
「安全や!安全や!」しか言わんくせに「努めて」へんやろ!

被災地に支援が「義務」なら、地元民に「責任」果たせ!
それせーへんのは、ただの職権の乱用でしかない。

下関市も山口県も申し入れたのに、残念ながら、一時中止どころか、
説明会すら要望が通らんちゅう、こんな理不尽な話はないで!


明日、9/30(日)11:00~RKBテレビで
震災がれき受け入れに揺れた街~北九州市の被災地支援~ 』が放映されるけど
テレビの影響力は大きいから、正しい報道を願う。
まだの人は、是非、正しい報道を!て要望して下さい!


2012-09-28

2012年9月27日 橋下記者会見 瓦礫問題について 山本節子さん


9/27(木)に行われた橋下の記者会見にて、
山本節子さんが質問している部分だけ文字にしました(聞き間違い等ご指摘を!)

※追記
山本節子さんがこの会見について、ブログにて『橋下記者会見でがれき質問




橋下の見苦しい顔wを見たくない方は↓を!最初のとこらへんだけでも山本さんです。



山本節子さん: 
フリーの山本と申します。
瓦礫の問題と、それから府市統合本部の問題にちょっと、ついてお伺いします。
瓦礫なんですけれども、私は8月30日の大阪市の説明会の様子を動画で見ていまして
非常に驚いたんですけども、それで早速色んな資料を調べてみたんですが、
ここに平成23年度の主な大気汚染物質測定結果っていうものがあります。
殆どが小学校と中学校が測定箇所なんですけど、
これを見るとSPMとか浮遊粒子状物質とか、オキシダントが、あとPM2.5もそうなんですけど、
基準値を達成しているところがないんですよ。

橋下:ふぅ~ん

山本:で、みんな××(バツバツ)なので、これ見る限りもう大阪…

橋下:それはどこのやつですか?

山本:えっと、どこのやつって、これは御市で出されている環境データーです

橋下:え、で、それは、えーっと、その被災地でのデーターですかね?

山本:
いえいえ、大阪市のデーターです
それで私が言いたいのは、この大阪市のただでさえ、大気の環境が悪い所において、
果たして瓦礫を燃す事が、大阪の市民の公益にとって良い事かどうか
それについてお伺い…

橋下:ただそれは基準値をクリアしてれば問題ないですけどもね

山本:
基準値をクリアしてないってんで、全部×なんですよ
で、後でこれを見て頂ければ分かるんですが、それが一つと、あともう一つはですね

橋下:
基準値をクリアしてないって事は
今、基準値クリアしていない状況になってるっていう事ですか?


山本:そういう事です。ずーっとそのはずですよ。

橋下:
いや、その数値が出てるっていう事は、
そりゃ数値が出る事は、出る場合がありますからね
ただ、それがあの環境基準とか、そういうものを、こう、全部クリアしてないっていう事ですか?
山本: 環境基準をクリアしている事は、ずっとないはずです。
大都市では大体クリアしてないんです。東京もそうなんですけどね。

橋下:ふぅ~ん

山本:
で、特に大阪の場合は、人口密集地だという事で、
そこで新たにその瓦礫って 放射能の汚染のある物を燃したらば、ここに住んでいる、
特に小さい子供たちに対する環境影響と健康被害が非常に懸念されるので、
その点について、お伺いしたいのが一つと…

橋下:
あの、まず一つ目からなんですけど、
放射線物質に関しては、きちんとこれも安全基準をクリアしてますから、問題ありません。
あの自然放射線、普通に日常生活これ、我々営んでいても、
放射線というものは一定量浴びているわけですから、
その量と比べて、えー、 絶対に大丈夫だというラインで、安全基準を引いてますので、
その安全基準を元に、あのー大丈夫だというような、そういう判断をしています。

山本:
はい、えーっとまぁそれは環境省のほうが言われている事なので、
でも、私らの市民の立場からすると、これは完全に、
先ほど仰った暫定的な 安全基準値なんですよね。

橋下:
だから、そこはね、色んな考え方があるので、この民主国家ですから、
あのー、あなたのその意見を否定するつもりもありませんし、 考え方も色々ありますけどもね、
やっぱり、あの、民主国家である以上は、 どの考え方、まっどれか一つ、
その考え方を選んでいかなきゃいけない。
ですから、あなたのような考え方を国の方針にするという事であれば、
是非、次の衆議院総選挙でね、あなた方が、あなた方の意見を代弁してくれるような、
そういう候補者を立てて、選挙で国の方針を変えて貰ったら良いと思うんです。

山本:まぁね、今私は選挙の話をしているんではないのでね

橋下:
いや、だから、今、個人的な見解をここで述べられてもね、
僕は市長という立場ですから、個人の意見に対してね、
どうだこうだと言っても、 これはもう答えはないんですね。

山本:個人的な意見ではないですよね。

橋下:安全基準はだから満たして…

山本:大気汚染物質の、この大阪市が出している、この環境測定図で…

橋下:大気汚染の問題…

山本:SPMとオキシダントとPM2.5が全部達成、あの基準を達成していないっていうのが事実です。

橋下:
ちょっと待って下さい。まずは問題点を整理して下さい。
大気汚染の問題と放射線物質のほうを分けて下さい。

山本:今言ってるのは、さっき言ったのは大気汚染物質の話です。

橋下:大気汚染の物質は、また環境局でじゃあ調べて、はい。

山本:そうですね、調べて下さい。

橋下:で、放射線物質は全く安全だから大丈夫です

山本:
で、次なんですけど、同じ瓦礫の問題なんですけど、
北九州市のほうで 9月17日から瓦礫の本焼却が始まっていますが、
あのー、試験焼却の時も、その報告があったんですけど、
今回も近隣の小学生の間に、かなり鼻血を出しているお子さんが増えている
こういう報告が私のところに来るんですね

橋下:僕のところには来てません

山本:それは、こちらどういうルート…

橋下:国にも来ていません

山本:私のとこには来るんです。

橋下:ですから、それはもう個人の色んなありますからね。

山本:
それで、それでですね、私が聞く得るところ、 大阪市の市議会で、
じゃあ試験焼却を行う時は、小学生を全部休みにさせたほうが
良いような話が出ているように聞きましたが。

橋下:だ、誰から、そういう話が出てるんですか?

山本:みんなの噂です。議会で、そういう事を言ってる人が居るという事でした。

橋下:噂とか都市伝説をこの場でやるわけじゃないので。また別のところでやって下さい。

山本:そりゃそうです。じゃあ、私の意見として聞きますね。そういうおつもりはありませんか?

橋下:ありません

山本:試験焼却について、危険性があるので。

橋下:専門家から意見が上がってくれば、あの、きちんと対応します。

山本:専門家っていうのは、さっき仰ったようなとこですね。相当のあれがあって科学的な…

橋下:大阪府にも国にも、大阪府にも専門家会議がありますのでね。

山本:
それから3番目なんですけど、府市統合本部っていうのは、
去年の12月の19日ぐらいからでしたっけ、お作りになってて、
私はこれ非常に面白い試みだと思いまして、実はどういう背景があるのだろうと思って、
そこに至るまでの経過を今ちょっと調査中なんですけど、
担当局に行っても、何もご存知ないんですよ。
で、どこに行っても誰も分からない。
で、あの府のほうに行って下さい、当時そこの府に居たのは…

橋下:何の背景を知りたいわけですか?

山本:この府市統合本部が設立した背景です。

橋下:僕が決めました。

山本:そうですね。

橋下:僕と知事が決めました。

山本:そうですね。それで、その前の知事っていうのは、橋下さんなので。

橋下:そうです、そうです。

山本:だから、あの府の代表として作って、こちらに来られて作って

橋下:そうですよ。

山本:
という事なんです。
で、私が欲しいのは、どういうような経過でって、公文書的に裏付けられないかという事で。

橋下:ないです。僕が決定しましたので。

山本:ないんですか。

橋下:ええ。

山本:
あっ、そうですか。
詳しい事については、また個人的に取材を申し入れれば、お答え頂けますかね。

橋下:今、じゃ聞いて下さい。

山本:
個人的にというのは、本当に思いつきで出たのか、一体どこから、
何がきっかけで、こういう事を考えられたのか、そこからなんですが。

橋下:
だってそれは、大阪府と大阪市を併せていこうというのが大阪都構想ですから。ええ。
府市統合本部を作ろうっていうのは、我々の大阪維新の会のマニフェストにも載せてます。
 だから、選挙で親任を受けたので、作ったまでです。

山本:
大阪の、まぁ面白い考えっていうのは、この言葉の文でして、
実際は、府の場合はちょっと構わないんですけれども、
市の場合っていうのは、基礎自治体なので、その基礎自治体が広域自治体である府と
この統合出来るかどうかっていう、そこのところに…

橋下:統合ではなくて整理です

山本:名前が統合でしょ?

橋下:整理をするんです

山本:でも…

橋下:
府市統合本部で統合しながら整理をするんです
だから、別に、府市統合整理本部でも良いんですけども、
整理っていう名前は、ややこしいので省いただけです。

山本:
ああ、そうですか。 それで具体的に、どういうものを、あの、なくして、どういうものを作っていって、 どういうもの、それこそ統合するのか、その辺の事を

橋下:それは、大阪府、大阪市のホームページに府市統合本部の議事録が全部…

山本:それは読みました

橋下:あのー、だから、それを読んで具体的に…

山本:
議事録は分かりましたが、そこの至るまでの、
その、そもそもの発足までの経過が知りたいんですよ。

橋下:いや、発足はだから、選挙を通じて親任を受けたので作ったわけです。

山本:
いえ、でも、あの府知事でいらした間に、このレールを引かれていたわけでしょ。
さっきの話を聞くと。

橋下:
そりゃ、大阪府と大阪市を統合整理をする必要があるというふうに政治判断をしたので、
それに併せた組織を作っただけです。

山本:それをやるにしては、あの条例とかも別にないわけですし…

橋下:要りません

山本:条項で作ってらっしゃいます。

橋下:ええ。

山本:だから、執行機関なので要らないというお立場のようですが、

橋下:そうです。

山本:それは、あの、私は地方自治法に照らしてちょっと問題があるのではないかと思います。

橋下:全く問題ないです

山本:そうですか。

橋下:じゃあ、僕が参加する会議は全部、条例で作らなきゃいけないのかってなりますから。

山本:そうです。私の考えはそうです。

橋下:いや、あなたの個人的な考え方なのでね。

山本:ですから、あの…

橋下:もうそろそろ時間もあれなので宜しいですかね。はい。


以上です。
橋下信者が山本さんをバッシングしてるツイとか見るけど
コレって、いかに橋下が見苦しい、聞き苦しい答弁をしたかを示してるようなもんやよなw
分かりやすい☆
 市長やのに、大気汚染の状況も全然知らんかったって曝露されてんのに、
それでも橋下をかばう信者て、あばたもえくぼ状態w
 山本さんに、自然放射線が~って、
今や殆ど誰もが分かってる自然放射線が~日常生活で~とか、
うちとしては、バシッと言うて欲しかったけど
さすがに、こんなレベルの橋下相手にする時間も勿体なかったんかな? 

橋下は、人の話をすぐ遮って、自分のペースに持って行こうとするとこ。
ここが一番分かりやすい。 自分の都合の悪い時は必ず遮る。
遮ってグチャグチャにしようとする。 

鼻血の報告来てへんて、ウソツケ! 陳情書、読んでへんからやろ!
ご意見メールも電話も、無視してるだけやろ!
 「報告来てない」やなくて、「無視してます」て言えよ!
専門家からって、こういうとこは、ほんま狡賢い!
自分の判断やなくて、専門家の判断。
実際、鼻血とか出ても専門家が~って逃げれる。

 府市統合本部は、もう漫才かよっ!状態w
統合ではなくて整理
なんじゃそら! 超見苦しい!
整理がややこしいから省いただけてw
これ、信者はまだ目覚めへんの?
別に反橋下やなくても、誰が聞いてもおかしいやろ!
これ、橋下の答弁聞いて、「そうか、なるほど!」て、思たヤツ居るんか?
府市統合本部の説明せえて言うてんちゃうのに、議事録を~とか
経過を知りたいて最初から言うてるやろ!
結果的に、ちゃんと回答出来ず会見終わらせた!
8/30の説明会と同じで、逃亡やん! 
橋下のパターンは分かりやすいのに、ガーガー言うてるから勝ってる?ように錯覚か?

都合悪いと必ずする事は
相手の話を途中で遮る
自分のペースに持って行こうとする
関係ない話を持ち出す
その場その場で思いついた事をさも以前から決めてたかのように発言する
責任転嫁 

橋下の事を喋りが上手いて、反橋下でも言うてる人居るけど 全然上手くないで。
とにかく言葉数が多いし、同じ言葉を繰り返す。
これ、文字に起こすとめちゃ分かる。
ほんまに、上手い人、ちゃんとマスゴミにバシッと返す人は 言葉がめちゃ少なくて、
めちゃ分かりやすい。
例えば、新潟県の泉田知事↓↓

記者:
協議が終わらないうちに、もし試験焼却をするような事になると 知事の考えというのはどうなるでしょうか。

知事:仮定の話は致しません。

とか、こういう一言で返したりするとことか、
長く答弁してても、無駄な喋りがない。

橋下は無駄な喋りが多すぎて、時間ばっかり費やして、
大阪市議会でも質疑する議員の時間がなくなってしまう。

まぁ、うちも無駄に言葉数多くぼやいてるけどな(;・∀・)


2012-09-27

9月19日(水)大阪市会 民生保健委員会 加藤 仁子 議員の質疑


9/19(水)に行われた民生保健委員会
インターネット録画放映にてアップされたので、是非見て下さい!
井戸土岐議員太田議員に続き、加藤 仁子議員の質疑を文字にしました。(聞き間違い等ご指摘願います)


加藤 仁子議員(自民党 東住吉区):
やはり私も東日本大震災によって生じました廃棄物の広域処理に関して、
今回は1368件の内の1300件以上もの多数の陳情書が提出されております。
このような状況を考えた時に、やはり市民の方々にとってさまざまな不安を
お感じになっておられる事がよく分かるんです。
放射能の影響については、すぐには現れない。
将来的に不安があるというのが陳情書を出された方々の正直な気持ちだと思っております。
陳情の内容を見てみると、風によって汚染物質が拡散される事を
心配されている周辺住民の皆さまからの意見が幾つも見られます。
そこで私は今回、焼却を予定している舞洲工場の配置図というものを入手致しまして、
そして舞洲工場から排出される排ガスが一体どの方向に行くのかという事を、
流れていくのかを調べました。
この風配図って、皆さんに本当はお配りしたら良かったんですけど、90枚も勿体ないかなと思って。
それで風配図って言いますのはね、その土地の風の傾向を知るという、
ある地点のある期間における各方位に風向き、及び風速の頻度を表したものなんです。
これがお昼で、一応こちらが大阪湾のほうになって、昼間はやはり北東の風っていうのと、
それから南東の風陸に向かって吹く風と、湾に向かって吹く風っていうのは、
半々ぐらいに吹いているという事でございます。
このように、夜はもう殆ど内陸から海に向かって吹いているという方向でございます。
このような方向で、その場所を見ましたら、此花区舞洲工場から見て、
やはり北東ていいますのは、やはり此花区ですね。そして福島区、北区、都島
そして淀川を挟んで、西淀川、淀川、東淀川っていうふうに、
淀川の河川に沿って、やはり風が吹いているという事でございます。
南西の方向ていいますのは、やはり淡路島のほうへ行くという事でございます。
風向きとしたら、海側への風と内陸側の風が概ね半々の割合でと、先ほど申しました。
このように風向きっていうのは、一定ではありませんので、
本市が災害廃棄物を焼却する事に対して、
周辺都市の皆さんがご心配される事は当然の事かと私は思います。
実際に、堺市議会におきましては、維新の会を除く全会派が瓦礫の受入には、
反対しているというような状況でございます。
堺市だけではなくて、大阪市を取り巻く周辺都市についても
同じような御懸念があるのではないかと思います。
そこでお尋ね致しますけれども、本市におきまして、災害廃棄物を受入て、
焼却処分する事に対する周辺都市への影響というものは、いかがでしょうか。

環境局技術監兼施設部施設管理課長 村上:
受入対象としている廃棄物は、放射性セシウム濃度が100Bq/kg以下の物であり、
実際に測定した数値は、岩手県宮古地区の場合、木屑等の可燃物では全て不検出となっております。
科学的にも安全に処理出来る事が確認されている物であり、廃棄物処理法の規制を遵守する事により、
安全に処理が出来るものであります。
今回、焼却処理を行う舞洲工場には、バグフィルターという高度な排ガス処理設備が設置されており、
このバグフィルターによりまして、煤塵に付着した放射性セシウムは、
ほぼ100%吸着、除去する事が可能です。
実際のデーターですが、焼却灰が8000Bq/kgを超えている焼却施設を含む13都県186施設の
一般廃棄物処理施設でのモニタリング結果では、殆ど全ての施設で、
排ガス中の放射性セシウム濃度は不検出であり、
一部検出されている場合でも安全性を確認する目安となる濃度を大きく下回っており、
安全に処理出来ている事が確認されております。
また、バグフィルターでの除去率も公表されており、バグフィルター付きの焼却炉で
99.92~99.99%の除去率が福島県内の一般廃棄物処理施設での実機による測定により、
確認されております。
これらの事から、焼却処理した場合の安全性は、十分に確認されておりますので、
周辺都市への影響はないものと考えております
尚、11月には試験焼却を予定しており、排ガスを含むあらゆるデーターを採取し、
安全性の確認を行いまして、その結果については全て公表して参ります。

加藤:
排ガスにつきまして、もう先ほどももう維新の会の井戸先生も仰いましたし、
土岐先生も大丈夫、バグフィルターの事につきましても安全であるというような事で、
仰ってるんですけれども、やはり安全や、安全や言われても不安感をきちんと払拭出来るような
やはり丁寧な説明をして頂かないと駄目だと思います。
11月の試験焼却の結果しだいやっていう事で、その結果は公表するという事なんですけれども、
先月ですね、8月に朝日新聞の記事に阪神大震災の時に、瓦礫処理に携わった男性が、
中皮腫を発症して、死亡して労災認定を受けていた事が発表されておりました。
これやっぱりアスベストの影響なんでしょうか。
アスベスト処理によって、そういうふうになったんでしょうか。
阪神大震災から既に17年が経ってから、このような事が起こっているわけですから、
先ほども申しましたように、このような公害に関する影響は、直ぐには現れない
しかし、何年も後になって影響が現れるという心配があります。
市民の皆さんも不安に思っておられるのは、この事であると私は思います。
万が一、健康被害などが生じる懸念があるのであれば、当然国に対して全面的に責任を持って、
しっかりと対応されるように大阪市としても求めて頂きたいと思うんです。
大阪市の北港処分地は、風評被害になったら国が最終的には買うて貰えるような、
取り決めていうのをされてる。まぁ土地はそれは大阪市の土地でされて良いでしょうけど、
やっぱり住んでる市民、やっぱり人間、その大阪市民を守るという事を
しっかりやって頂かなきゃいけないと思います。
また、陳情書の内容では、作業員に対する健康被害や健康調査といった内容の陳情書が
幾つも見られました。
今回、舞洲工場で焼却処理して、北港処分地で埋立処分するという事ですけれども、
従事される作業者の方々の健康が害される恐れはないんでしょうか。
安全衛生対策については、どのような事をお考えなんでしょうか。
先ほど土岐委員からも仰いました、あの工場の中っていうのは、本当に安全か、
局長さんは絶対安全やっていうふうな事も仰ってるんですけれども、
そういう対処はどのようにされるのか、お伺い致します。

村上:
今回受入対象としている廃棄物は、放射性セシウム濃度は100Bq/kg以下の物であり、
実際に測定した数値は、岩手県宮古地区の場合、木屑等の可燃物では全て不検出となっております。
科学的にも安全に処理出来る事が確認されている物であり、廃棄物処理法の規制を遵守する事により、
安全に処理が出来るものであります。
したがいまして、本市において広域処理の対象となる廃棄物を受入る場合、
これまでの通常の作業形態で何ら問題はありませんが、
今回のような被災地の廃棄物の受入は初めての事であり、
本市職員、及び請負業者等の労働安全衛生対策を徹底する観点から、
念のため従事する作業者の労働安全衛生対策を図る事を目的として、4月20日に、
東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理に係る労働安全衛生指針を策定しております。
本指針においては、被曝限度の考え方として処理施設の業務に従事する作業者の被曝線量が
公衆被曝に対する線量限度である1mSv/年を超えないよう努める事とし、
排ガス、廃水、及び焼却灰等の放射能濃度と各作業場所における空間線量率を測定し、
記録する事としております。
また、作業者が飛灰を扱う作業等に従事する際には、
積算線量計を携帯し、記録する事としております。
尚、国や大阪府のマニュアル等により、測定箇所や測定頻度が定められておりますが、
空間線量率の測定箇所については、飛灰の処理系統に加えて、排ガス、及び廃水処理施設など
処理フロー全般を網羅し、測定箇所を増やしております。
測定頻度についても、増やす事により多くのデーターを把握し、
これらのデーターは全て公表して参ります。
放射能濃度についても、排ガス、廃水、焼却灰等について測定を行いますが、
測定頻度は、大阪府の指針よりも増やしております。
また、保護具についてもダイオキシン類、ばく露防止対策と同等の対応とする事としております。
このように、安全性の確認については、万全を期す事を徹底して追究し、
作業者、及び市民の方に対して、不安の払拭に努めているところでございます。

加藤:
労働安全衛生指針というのが出てますので、
その指針に基づいてやっぱり職員を守ってあげて頂きたい、そのように思います。
万全には万全を期して、やはり後に後悔が残らないようにやって頂きたいと思っております。
今回、舞洲工場で焼却処分して、北港処分地で埋立処分するという事ですけれども、
先月(先週)の9月14日に、大阪府が電子入札広報っていうの出されたんですね。
災害廃棄物広域処理対策事業に係る海上輸送・積替・運搬等業務に係る入札公告を出されました。

この中では、岩手県から輸送されるコンテナの荷下ろし、並びに積替は
舞洲地区、または夢洲地区で行うとされております。
これまで岩手県から輸送されるコンテナを荷下ろしする為の港ていうのは、
大阪府下の港を対象として入札する事を計画されていたと思いますが、
何故、夢洲地区、舞洲地区で限定される事になったのでしょうか。
7月20日の民生保健委員会のコンテナを荷下ろしする為の港は、
現時点では決まっていないというふうな事をはっきり仰ってたんですけれども、
もうこの9月14日には、このようなもうちゃんとした冊子が出来まして、
出来てるという事なんですね。まぁ7月27日、災害廃棄物の受入予算は可決してますんでね、
それで進めておられるとは思うんですけれども、
これらの計画の変更について、市民に対してやはり十分な説明がないように思うんですけれども、
これはいかがでしょうか。見解をお聞きします。

村上:
岩手県内で発生した廃棄物につきましては、大阪府が本市の舞洲工場まで運搬した上で、
その後本市が、舞洲工場で焼却し、その焼却灰を北港処分地へ埋立処分する事としております。
8月3日の岩手県との基本合意の締結、及び8月7日に環境省が発表した
東日本大震災に係る災害廃棄物の処理工程表により、
本市において、岩手県宮古地区の木屑等、可燃物36,000tを受入、処理する事が決まると共に、
大阪府域では、本市以外の市町村等の受入の必要がなくなったところです。
これにより、大阪府域における被災地の廃棄物運搬につきましては、
廃棄物の陸揚げ、積替、舞洲工場へ運搬から、舞洲工場での焼却処理、
北港処分地での埋立処分までの一連の作業を舞洲工場と北港処分地にある
舞洲・夢洲地区において、一体的に行う事が廃棄物の陸上輸送に伴う環境負荷の低減、
及び処理の経済性、効率性の観点から最も有効かつ合理的な手段であると考えられます。
これらの事から岩手から運搬した廃棄物の陸揚げ、及び積替について、舞洲地区、
または夢洲地区で行う計画と致しました。
8月末には、此花区長に説明し、協議した上で9月12日には此花区の地元の代表の方々に、
ご説明をしたところです。今後は10月7日に住民説明会を開催する予定でございます。

加藤:
10月7日に開催されるという事なんですけれどもね、
本来であれば市民の皆さんに十分な説明をしてから、受入、北港、舞洲、夢洲で
受け入れますよというふうな事を言われるのが当然ではないかと、私思うんですけれども
そもそも広域処理に関しては、これまで数回説明会を開催されておりますが、
全てやはり事後承諾だと、私思うんです。
まだまだ市民の皆さまに十分な理解を得たとは言い難いのではないかと思っております。
そうした事が今回の陳情書の中でも多く見られております。
説明会の開催を求める陳情に繋がっているのでしょう。
300件もしてるという事なんですね。

さて、ちょっとこれ違うんですけど、私6月27日に春日部中学校ですかね、
あそこで説明会された時に出席させて頂いたんですけれども、
その時からずっと思ってたんですね。
その時に一人の男性が、此花区で処理・処分を行うのは、何故此花区なんだろうって
いうふうに仰ったと思うんですね。
その時に、市長がお答えになったのは、
「何故此花区なのかという点について、確かにこの点については、僕自身のある意味
方針決定というところであります」と。
「関西広域連合自体では、フェニックス埋立処分は、他府県とか他の市町村が参加者ですので、
合意を得るまでに、もの凄い時間が掛かる。
ですから大阪市でまず早く、被災地の皆さんのサポートという事で、松井知事と
僕で決定出来る場所という事が、この北港処分場になった」というふうに仰ってるんですね。
もう一つはですね、まぁ色々聞かれた中の前触れはあるんですけども、
予算の…市長が仰った言葉ですよ、
「予算のその配分につきましては」、まぁ此花区についての予算の配分については言う事ですよ。
「各区に予算の枠を設定しますけれども、これは色々な制度を作る中で、
色々な区のその特殊事情、そういうものに配慮した、そういう予算の枠組みというものも
作っていきたいと思いますので、今回、此花区民の皆さんがご負担して頂いた事は、
これは大阪市民全体から考えれば、ある意味特別な負担というふうに考えられます。
今までのように大阪市全体として考えれば、此花区民も北区民も、東淀川区民も、
みんな大阪市民だから、みんな一緒じゃないかという話になるんですが、
それはそれぞれの区民、区民ごとに考えていこうという僕の考え方からいけば、
やはり此花区民の負担は、北区民や東淀川区民の負担とは違う」と
「僕は区ごとで考えていく、そういう大阪姿勢をやっていこうとしていますので、
その点について、しっかり配慮が出来るような予算の枠組み
そういう仕組みというものを25年度予算に向けてしっかり作っていきたい、
そのようにお答えされたんですね。
これらのお答えをお聞きしましたら、
此花区民の方には、ある意味特別な負担を強いているとの認識をお持ちであり、
その為に此花区に対して、25年度予算に向けて配慮した予算の枠組みを行うというように、
受け取る事が出来るんです。
ここで市長が仰っておる特別な負担、また配慮した予算について
その真意というものをお伺いしたいんです。
もし仮にですよ、いわゆる思いやり予算というような事で、お金で解決するという事であるなら、
これまで受入は安全であるとのご説明でしたけれども、
安全でないという事を逆に示しているのではないかと、私思うんですけれども、
その見解をお伺いしたいと思います。

橋下:
自民党の皆さんは、安全という言葉のほかに、安心という言葉もよく使われるんですけれども、
今、委員は安全しか言われなかったですよね。
これは安全と安心という言葉の通り、二つの要素で考えなければいけない。
安全はこれ客観的な基準です。科学的知見に基づいて客観的な基準
安心という事をよく、自民党の北野議員からもよく言われるんですが、
これは主観的な話ですからね。ある意味心理的な要素です。
ですから、これは安心というところは、もう線の引きようがないところなんですね。
ですから行政としては、これ安全をやはりきちんと確保するという事に、
まず一義的な使命があるかと思うんです。
この負担というところは、その安全に関する負担と、
安心に関する負担というものも二つあると思うんですね。
安全に関する特別な負担というものは、お願いはしません
これは安全基準というものをしっかり守った上での瓦礫受入ですから、
安全に関しては、此花区民の皆さんには、特段何か、特別な負担を求めるとか、
特別のその点に関して、特別な配慮をするという事はありません。
まっこれは裏を返せば、安全については何も問題がないという事です。
但し、安心という主観的な部分に関しては、
これは心理的な負担がある事はこれは間違いないです。
これは間違いないです。
ですから、この部分については、しっかりと説明をした上で、
やはり一定の配慮が必要な事は、これは間違いないと思うんですね。
ですから、何か配慮をしたからといってですね、それで即ち安全についておかしい、
安全を害してるという事ではなくてですね、安心の部分についての配慮です。
そりゃ安心というのは、主観的なものですから、これ住民の皆さんのもうまさに感情なわけですからね。
そりゃいくら安全な物であったとしても、自分の家の近くで、
そういう焼却をされてですね、埋立をされるっていう事に関しては、幾ら安全であったとしても、
その心理的に、やはり何かしらの負担があるという事も、これは否定出来ないと思うんですね。
そういう意味で、予算について配慮は、僕はやっていくというふうに思ってます。

じゃあ、そのやり方についてなんですけども、一般財源でそのままね、
現金をそのまま幾らか渡すなんて事をやったらね、ちょっとあまりにも、まぁ、ねぇー
あからさまな、ちょっといやらしい話になってきますから、
此花区については、僕はずっと知事時代から国際戦略総合特区、
ベイエリアっていうものは、これからアジアに向けての拠点になる。
そのキーワードは、グリーン。ないしは、まぁ、ライフのほうはちょっと別ですけど、
あそこのベイエリアは、グリーン、環境ですね。
特に蓄電池、それから太陽光発電等についですね、
今非常に喫緊の課題となってるこの電力の問題についてですね、
ベイエリアを中心に、しっかり国際戦略総合特区の中で、アジアの拠点になるように、
引っ張っていこうと思ってます。ですから、あの地域にメガソーラー、
あの、引っ張って来れる事になりました。
これはあの多分議会のほうでずっともう議論をして頂いた事が、いよいよこれ実を結ぶ事になります。
ただ、このメガソーラーですね、その時に、議論されてた時には、
まだフィード・イン・タリフが、あの、その固定買取、固定価格買取制度ですね、
あれがきちんと決まってなかった段階なので、なんか事業者も名前決まらなかったじゃないですか。
しかし、あれ、ねっ、でも、あれ決まってたんだけども、その後事業計画が進まなかったと。
それがフィード・イン・タリフがきちんと決まってですね、
本来あれもうどこでも、もう貸せばですね、
みんな借りたい、借りたいっていう業者が山ほど出てくるんですよ。
ただ、以前もう決めてしまってたので、そのある業者に決めてしまってたので、
それをひっくり返す事は出来ないって事を僕は報告来ましたから、
それだったら、今やもうね、そこの業者にしなくても、
どこでもみんなが賃料払ってでも借りたいとか色んな事言ってくる中で、
もう既に過去、決まってたからといって、その業者にするんだったら、
地元還元か何かするような仕組みを考えてよと、
要はあれ、儲かるんですよ。あのーメガソーラーやれば、今もう儲かる仕組みになってますから。
その利益をですね、やっぱりそれは地元還元するような仕組みで考えてって事を
担当部局に、今指示を出しています。
僕はあの、一般財源から特定の配慮っていう事ではなくてですね、
此花っていうところは、環境都市、まっ夢洲、咲洲、舞洲、環境都市、そういうもので、
軸で括っていこうという中でですね、このメガソーラー、一方これはプラスの、
ある意味環境戦略ですね。
この瓦礫受入に関しては、確かに住民の皆さんが感じるような不安感があるかも分かりませんが、
ただこれは日本をきちんと支えていくという意味では、
僕はプラスのイメージで持ってるんですけども、ただやはり住民の皆さんの負担と、あの
心理的な負担がある事は間違いありません
ただ、この環境という事で括りましてね、メガソーラーから上がる一定の利益
やはりこれは此花のほうにですね、
特別に僕は還元するという事もやっていきたいというふうに思っています。
こういう枠組みで、環境という枠組みで、此花区民の皆さんの心理的な負担に対する
特別な配慮をするような、そういうスキームの検討を今部局に指示を出しているところです。

加藤:
港湾地域の為に、その予算ていう、まぁまぁメガソーラーもあれなんですけど、
そのメガソーラー作って、それを此花区民に還元するというふうな形で持って行くという、
そしたらそのメガソーラーっていうのは誰、今までは業者が決まってるんですけど、
その業者の方の引き出したお金から、その還元して頂くというふうな形になるんですか。

橋下:
基本的にはそうですね。まぁ、ただもの凄い、今まで想定していた以上に収益が、
凄い良くなるようなスキームになるわけですから、42円で、これ買電出来るわけですからね。
今までそんな状態じゃなかったので、みんな足踏みしてたわけです。
今どこの事業でもみんな手を挙げてですね、
余った土地があったらみんな借りたいような状況になってますから、
それは業者のほうと、これから交渉次第ですけれども、地元還元して貰うような方向で、
今話を進めていこうというふうに思ってますから、
そういう仕組みの中で、此花区民の皆さんに還元をしていこうと思っています。

加藤:
配慮した予算というのが、そういう事であるならば、実はですね、私ども東住吉ですね、
8号線は出来ませんよね、しかし、ほして北ヤードのほうでは、皆さんね、森を造られますよね。
その、いわゆる貨物の部分は全部吹田と私ども東住吉の百済に来るんですね。
そうすると一日1000台以上のトラックが走り回る っていうふうになるんですよね。
そういう事で、環境という事からすれば、そこら辺我々としても
市長に対して、色々と話をしていけるという可能性があるという事も考えて宜しいんですか。

橋下:
加藤議員、ですから都構想が必要なんですよ。そりゃそうですよ。  ←都構想なんか出してくんな!
市長という立場だったら、僕はそれはしません。配慮しません。しませんよ。
だから東住吉区長をですね、早く選挙で選んでですね、
配慮をして貰えるような区長を誕生させて下さい。
やっぱり大阪市全体で、物事を考える限界が今、もう加藤議員が仰られた通りで、
明らかになりましたから、早くあのエリアを独立させてですね、
そういうところに予算を持って来て、自分たちで使い途決めれるように、
僕のあの決定なんか無視出来るようなですね、
そういう新しい地域を作って下さい、期待してます。

加藤:
そんな死亡宣告はいらないんです、私は。
都構想は都構想で、また話をしていけば宜しいんですけども、
現時点の話をさせて頂きたいと思っております。
ありがとうございます、ちょっと時間が足りませんで、皆さんに迷惑掛けて申し訳ないんですけど、
最後の事だけ一つ言わせて下さい。
市長は、常々同じ日本人の血が流れているのだから、日本人としては
当然、助け合わなければいけない。
日本を良くする為、大阪市民を挙げて復興したいと言われております。
勿論、それは私も含め誰もが願っている事でございます。
しかし、陳情書の中にもありますが、助け合いという言葉の前に
仕方がないからしゃあないな判断されている方や、
また政府の言う安全という言葉を信じて賛成している方も多いはずなんです。
何年か後になり、影響が出てそんな危険な事とは思わなかったわとかね、
教えてくれなかったとか、そんな事そんな誰も言ってなかったわ、となれば、
なんと酷い話になるんでしょうかね。
未来にどんな結果が出ようとも、その時に危険性も分かっていたが受け入れた
思えるかどうかが非常に大事な事やと私は思うんです。

今、国民として為すべき事っていうのは、
日本国内に放射能汚染されていない場所を確保する事、
また、汚染の心配のない食材を生産される土地を確保する事、
これが安全な時間と、安全、そして今言われた安心な食べ物を確保出来る場所を
守る事になるのではないでしょうかね。
8月30日での中央公会堂の市民説明会で、
市長は皆さまの意見をお聞きして大阪市の方針を決定するわけではない。
大阪市の方針は、大阪市の議会を踏まえて、しっかり議論した上でと仰っておられましたが、
本当に市民の声を真摯に聞く耳を持たれていないのではないかと、私思うんです。
説明会には、子供連れの若いお母さん方が大勢来られていましたが、
きっと子供たちの将来に不安を持っておられるから、来られてるんです。
災害廃棄物の受入には、まだ市民の理解が得られたとは言えない状況であると思います。
市長には、市民の皆さまの不安を取り除いて、
受入をお願いするという説得するのではなくて、理解を得られるまで真摯な態度で、
何度でも説明を行って頂きたい、そのように思います。
また、私は一般的に付帯決議はあまり効果がないと言われてんですけど、
この今回の公明党さんが出された付帯決議につきましては、重く受け止めて、
やはり履行して頂きたいと思っております。
すいません、それと先ほど私、バグフィルター公明党さんが安全やと仰ったていう事は
あの言っておられないという事で訂正させて頂きます。

以上です。


風配図については、以前ブログにもリンクしたけど、再度リンクしとく。
石川和広氏
がれき焼却埋立予定の舞洲清掃工場及び北港処分地のある此花区の風向きと海流

橋下が此花区民だけを対象にしてるんは、焼却場、埋立地が此花区ちゅう住所やろ。
焼却場、埋立地を中心に何kmとかで計算せな意味ないやん。
「不安」とか精神的な負担は、此花区民だけちゃうやろ!
精神的不安は、大阪市民だけでもない、大阪府民も隣県も同じや!
加藤議員が指摘してたみたいに、
「安全」やけど「精神的な負担」の為に還元するんなら、私も!俺も!てなるで?
安全ちゅうのが前提になってるから、瓦礫だけに限らんようになってくるしな。
道路の騒音とか振動とか?「精神的負担」の対象はいっぱいあるやん。
橋下は、思いつきで発言したんとちゃうか?
ほんまに、環境戦略とか、部局に指示してんか?
夢洲メガソーラー「大阪ひかりの森」プロジェクト
これ、企業が還元するやろか?
結局、いつもの橋下の手法なんやろ。
「安全」な上に、更に「還元」するちゅう、いかにも住民に「利益がある」ような発言。
どんだけ還元されても、健康を害してまでいらんやろ!
「被災地の皆さんをサポート」とか「日本国民として」とか、いかにも支援優先みたいな言い方やけど
結局、これも橋下得意の「合法的に脅す」やん。
加藤議員曰くの「真摯な態度」は、橋下に求めても無駄やと思うわw
どこをどう見ても聞いても誠実さの欠片もないもん。

入札については、チェックしてたんやけど、これには気ぃつかんかった。
告示内容についての詳細は
災害廃棄物広域処理対策事業に係る海上輸送・積替え・運搬等業務の
開札まで一カ月か、着々と進めてるな。
10/7の説明会は、松井も橋下も欠席するくせに、熊本で遊説てあり得んわ!
結局、コイツらは国政に出る為だけに知事、市長になったようなもんやん。
二人揃って辞職する時は、「大阪の為に!」「日本国の為に!」て言うんやろな~w

付帯決議の履行でどこまで食い止められるか知らんけど
橋下は、住民の「納得」とか「理解」については無視し続けるはず。
履行を!とか言うても、法的効力はありません!て言うやろうし
理解て、一体いつまで?て思てるし、全員の理解を得るのは無理な話やて言うはず!

まだまだ橋下に騙されてる人も居るけど、
自爆発言連続で、支持者が減ってるのは確実!

ちなみに、この落札企業は禿バンク

泉大津大規模太陽光発電施設設置事業者募集の入札結果

不正がないとは言えんw

9/27(木)宮城県議会 横田有史議員の質疑


第338回宮城県議会(H24.9月定例会)が9/11に開会され、録画中継も随時更新されています。
【予算特別委員会総括質疑】にて
9/27(木)、横田有史議員が、3項目について質疑されたので、その中の3番目
「3.がれきの契約変更に関して」のみ文字にしました(聞き間違い等ご指摘願います)
横田有史議員のブログ
「がれきの変更契約のでたらめさ」が改めて鮮明になりましたにも書かれています。


横田有史(日本共産党宮城県会議員団):
最近の朝日新聞で『プロメテウスの罠』というのがありました。
この中でですね、最近極めて重大な問題が出ています。
それは要するに、国に対しては関西や、或いは遠い所には放射能の問題があって、
殆ど無理ですよと宮城県は答えていた
にも拘わらず、その当時、その後の宮城県議会の中で、9月の議会の中で、昨年の、
実は、これはまだ交渉をやってません、議会に対して虚偽の答弁を繰り返していた事が
この関係で明らかになっていますので、これはこれで改めて追究させて頂きます。
その上で、今回の契約変更についてですが、
実に石巻については、3分1減ったにも拘わらず、契約金額は23%しか減額されていません。
しかもですね、その中で現場管理費は53億円から90億円に
それから一般管理費は、6億8,000万円が18億6,000万円と広がってる
だから、お金が下がんないんですよ。
量が減ったのに、管理費がべらぼうに増えるという、こんなやり方で契約変更されたら、
契約変更にはなりませんよ。
しかも、なんとですね、もう必要なくなっている石巻の可燃物について、
実に、42万tは処理先未確定となっていますが、
これの単価がですね、輸送単価が、北九州市の49,000円より高い60,053円となってんですよ。
これを担当者に、「なんでこんなに高いんだ」と聞いたら、
鹿島建設JVの今後何が起きるか分からないから安全弁だ」つったんですよ。
冗談じゃないですよ、こんな変更契約。
こんな変更契約を県議会で親任しろって言われたって、とても出来ない。
こんな、べらぼうなやり方はないと思いますが、いかがですか。

本木環境生活部長:
変更契約の内容については、
常任委員会のほうで詳細をご説明させて頂きたいと思っておりますが、
変更契約の中身については、色々要因がございまして。
量の減少に伴う変動、えー減少要因もございます。
それから、新たな交渉の追加等増額要因もあります。
それから、固定費による変動しない経費等にもあります。
そういうものを総合的に加味した今回の変更契約でございますので、
後ほど、ご説明をしながらご理解を得たいと思います。

横田:
まっ、それも委員会でやりますので、結構です、それで。
問題は、問題はここで確認したいんですが、
この変更契約でですね、要するに現在の契約の中には入っていない
北九州市への契約が、まだ議決もされてないのに、
何故、この議会に入る前に搬出しちゃったんですか?
何故、議会の議決を得てから実行出来なかったんですか?
極めておかしいじゃないですか。つまり、議会っていうのは何なんだろう。
議会で十分議決して、北九州市に送る事に、もう今は鹿島しか契約してないんですから。
北九州市との契約をなんで宮城県がしてないのに、
議決もしてないのに、なんで実行だけ先にしちゃうんですか?
おかしいと思いませんか?知事、いかがですか。

本木:
広域処理については、当初から提案にも、
それから当初の契約の中にも盛り込まれております。
それで、東京都の廃畳とか、それぞれ取引先じゃないですね、受入先が確定した事に伴って、
北九州市も明記をされたという事で、それも加味しての変更という事でございます。

横田:
まっ、そこも含めて議論さして頂きますが、
知事ね、知事ね、知事ね、もうここまで来ると、
北九州市でも大分議論なってるんですよ。大変だと思いますよ。
あのね、23万t、一応契約したと、3月まで。
しかし、この状況の中で、今、こないだ石巻に行ったら、石巻市の担当者が、
可燃物については、全部目処が立ちました
と言ってるんですよ。
文書で頂いてます、私ども。
何もだから、可燃物を外に出す必要もうないんじゃないでしょうか。
だから、決断をして全国に本当に感謝をして、そして、きちんと締めるとこは締める、
このくらいの勇気を知事は持たないといけないと思いますが、いかがですか。

村井:
あのー、日々ですね、その量についてはですね、
まっ当然変わってきているわけでありまして、
また、見直しも毎日やるわけにはいきませんので、期間を区切ってやっております。
えー、勿論目処が立つという事になって参りましたらですね、
えー、ここで結構ですという事になろうかと思いますが、
今の段階ではですね、まだ北九州市にお願いをしなければ
予定通り処理出来ないという
見積もりの元にやっております。
ただ、これに、このー、あくまでも固執するのではなくてですね、
勿論、全体の量を見ながらですね、もうこれ以上お願いしなくても大丈夫だっていう、
目処が立ってくればですね、その時には、御礼を言いながらですね、
これで結構でございますという事があるかもしれませんが、
今の段階では、まだ引き続きお願いをしたい
という事でございます。

以上です。

下関市もそうやけど、宮城県議会でも、こんな問題になってるのに
もうとりあえず、焼却一時的でも中止したらええやん。
北橋は、一日でも長く燃やしたて必死なんやろけど、1分1秒でも早よ止めて欲しい!
管理費については、NHKの復興予算19兆円でもやってたな。
管理期間が長ければ長いほど儲かる仕組みか。
それにしても、本木環境生活部長の答弁は聞き苦しい。
常任委員会では、とことん追究して欲しい。
それまで、どんな言い訳答弁するか必死で考えるかもw
石巻市の担当者が目処立ったちゅうてんのに、一体どこの瓦礫を持って行ってんねん?
村井!どんだけ見直ししたら気ぃ済むねん?
もう何回も見直し聞いてるで!
そらな、ちゃんと何tとか秤に乗せて出してるとは誰も思てないけど
「目処が立ってくれば」て、担当者が目処立ったちゅうてるやん!
普通は、担当者に確認して精査しますとか言うやろ?
そやのに、まだお願いするんか?
その予定通り処理出来ひんていう見積もりを公表せーよ!
ここら辺の曖昧さ、ええ加減さは、岩手と同じや。

本格受入は始まってしもてるけど、絶対に諦めへんで!




2012-09-25

9/24(月)下関市議会 田辺よし子議員の質疑


9/24(月)に行われた下関市議会において、
田辺よし子議員が「震災瓦れきの広域処理について」の質疑を行いました。
是非、録画放映をご覧下さい!
ちょっと、ざっくり文字にしました。(聞き間違い等ご指摘を!)


田辺よし子 議員(無所属):
北九州市が9月17日から震災瓦礫の本格焼却を始めた事について。
9月17日北九州市市長北橋健治氏に対し、
山口県内の県会議員と一緒に説明会の開催を求める旨の文書を提出致しました。
震災瓦礫焼却の一時中断、及び隣接山口県民への説明会の開催を求めるというもの。
北九州市が燃やす瓦礫、これについての被害が相当、山口県にあると思ったからであります。
要望項目として、
焼却の実態の把握の為の議員による視察
焼却時のデーターの提供
山口県内5箇所程度の住民説明会の開催
特に日明工場から2.7kmの距離にある下関市彦島地域には
可及的速やかに説明会を実施して頂きたい。
以上が終了する迄の間、全作業を一時中断、という事で、
あらゆる被害と影響を受ける可能性のある隣接自治体の議員として、
北橋市長に、申し入れをしたものであります。

2011年4月、福島第一原発から漏れた放射線が拡散していった図
2011年7月、放射性物質セシウム134、137の蓄積量を示した図
ここにある瓦礫には、放射能が降り掛かっているという事を示している。

2011年12月、宮城県石巻市は汚染状況重点調査地域に指定された
この時点では、石巻の瓦礫には、確実に放射能が降り注いでいた事になる。


本日の朝日新聞「プロメテウスの罠」に
石巻市の瓦礫には116Bq/kgが仮置場である。可燃瓦礫は101Bq/kg

広い範囲に津波に襲われ、尚かつ広範囲に放射性物質が拡散した中で、
あちらこちらから集められた瓦礫の中から、比較的放射能濃度の低い瓦礫を選び出して、
持って来ると北九州市は説明しているが、こういう事が可能かどうか。

環境部長:
100Bq/kg以下の瓦礫を運ぶ事になっており、測定もしているので可能ではないかと思う

(略)

田辺:
防潮林に使用する事について、
何故、埋める事は駄目で、33.3倍の濃度になる焼却が良いのか、この決定についてどうか。

環境部長:
その件についてコメントする立場ではない。
100Bq/kg以下というのは、放射能として扱う物ではない。
一般的な食品と同じ値。通常のゴミと1対9の比率で焼く。
8000Bq/kg以下は、通常の廃棄物として扱って良い事になっている。
北九州市は、330Bq/kg以下という独自の厳しい基準で対処している。
十分な管理の下にやっている。

田辺:
62,500tを燃やしていった場合、どういう環境影響が出るのか、
まだ日本の中では、どこも知見してないと思う。経験してない。
放射性の物を含んだ物を燃やしたっていうのは、日本中どこにもないと思う。
どこにもない事を今、我々はやろうとしている
例えば東京、側溝からセシウムが出てくる。静岡県は40%の放射能がどこに行ったか分からない。
だから止めたと、色んな所で燃やしてみたけど危ないから止めたって所は何件もありますね。
それを今から北九州市は、62,500tを燃やしていこうとしている。
灰を埋め立てる規制はない。それを今からしようとしている。
放射性廃棄物を市町村の施設で燃やす事が出来るのか?
そして、その灰を埋立る事が出来るか?

環境部長:
特措法において、8000Bq/kg以下の物については通常のゴミであるという法律上規定されている。

田辺:
放射性物質を取り扱うについて、専門の組織、専門の職員が北九州市には居られるか?

環境部長:
特措法上、8000Bq/kg以下の物は、通常のゴミとして扱うので、特に問題はないと思う。

田辺:
私が聞いた限りでは、居られないという事でした。
下関にも、居られんと思う。
そういう中で、我々は専門知識を持ってない中で、8000Bq/kg以下は安心だから
一般廃棄物と一緒に燃やしたら、少しずつ燃やせばいいだろうというような、
この8000Bq/kgという、やはり政府が発表した数字もあまりアテにならんと思っている。
誰もが分からないんですから。

専門知識を持った職員を是非、一人置いて頂きたいと思う。
早急に、下関市としては職員を置いて常に監視が必要と思っている。

バグフィルターについての質疑(略)

北九州市は、気化した放射性物質は、煙突から放出されるけど、
環境や人への影響は無視出来る数値であると仰っている。
62,500tを365日24時間焼却するという事になりますけど、
26年3月まで、ずっと無視し続けて良いんでしょうか?
どれぐらいの量の放射性物質を含むアスベストなど有害物質も含め、
拡散されると見通されるか。また拡散された物が、土壌などにどの程度の物が堆積するか?
26年3月終了時点で、どれくらいの量が堆積するか?

環境部長:
そういう見通しは出してないので分かりません。
ただ、日常生活において、年間2.4mSvの~(略)
レントゲンという放射線が~(略)
北九州市から伴う放射線量に何ら変化はない

田辺:
レントゲンと瓦礫の放射能を一緒にしたら、いけんと思います。

やはり、26年3月まではしっかり、大気中に出た物、土壌に溜まった物、
山や川の中に入っていった物、そういう物を私たちは細かく調査していかなくちゃいけない。

響灘の埋立地は、安定型か?管理型か?

環境部長:
管理型であっと思います。

田辺:
先日、北九州市に参って、資料を頂いたが、どこをどう見ても管理型には見えない
管理型はどういう施行になっているのか?

環境部長:
一般的には、地層から漏れ出さないと型だと思う。

田辺:
焼却灰というのは、どんな物であっても管理型に埋設するのが常識。
これを管理型と言えるのかと私は思う。
海の中に拡散されると思うが、絶対に流れないと言い切れるか?

環境部長:
北九州市は間違いなくすると聞いている。

田辺:
北九州市の地元の漁協は焼却灰の埋立に合意したと聞いているか?
下関を含む周辺の漁協に同意を取ったと聞いているか?

環境部長:

特措法上のですね、8000Bq/kg以下、まっ普通のゴミの焼却でありますから、
特にこれについてですね、同意云々というのはですね、
まぁこれは北九州市の事ですのでよく分かりませんけども、
通常であれば、必要ないというふうに思います。


(略)

田辺:
彦島は日明工場から至近距離で2.7kmにあり、長府の前田付近は新門司工場から3kmの距離。
しかも下関は北九州市から言えば風下になる。下関には、漁協や漁港が沢山あるが、
もし何かの被害が出た場合は、いち早く影響受けるに間違いない地である。
下関の市民を守る為に対策を取らんといけんと思うが、
下関が被るであろう例えば健康被害、経済に対する影響は、今後どのようにやっていくのか?

環境部長:
震災瓦礫は一般廃棄物である。

保健部長:
適正な管理が行われているという状況の中で、我々ども、そういった判断の中で、
どうなのかという時に、環境の事を考える時に、まず環境上でどれぐらいのものか
それがあって始めて人に影響してくるかと。
健康について色々なご相談あれば真摯に対応していく。

経済部長:
現段階で、農林水産物に係る放射能検査を行っていこうという考えにはございません

田辺:
北九州市は、8400万の予算を付けて風評被害対策室を設置したが、
あってはならない事で被害を予想しているのかと、
対策は対策としてかもしれませんが、もしかしたらそういう事もあるかもしれないと
思っているとすれば、空恐ろしい事だと思う。

放射能の計測器は、下関では幾つあるか?
それは市民に貸し出し出来るか?

保健部長:
サーベイメーターが1台、食品とか計測するものとで合計2台。
サーベイメーターは現状は貸し出しは考えてない。
スベクトロメーターは貸せるような物ではない。

田辺:
是非、定点観測と言いますか、どこか決めて毎日計って頂きたい。毎日時間を決めてですね。
先ほども言いましたように、放射能の専門家が一人居て、
それが下関市内をともかく26年3月まで、それ以降もあるかもしれませんが、
ともかく毎日、毎日計る。
それをして頂かないと、市民は不安でたまらない。
特に彦島は2.7km、前田の辺りは3kmしか離れておりません
そういった所も含めて、是非山の小枝、溝の中、色んな所を計って頂きたいと思っております。
これは、まさに心から要望しておきますので、是非それを下関市民の為にやって頂きたい。

瓦礫を私は産業廃棄物と言いましたが、
しかしこれは震災特措法で一般廃棄物とみなして良いという、みなすという事でありまして、
瓦礫は瓦礫ですね
この中に、さっき言いました震災瓦礫という物の中には、色んな放射性セシウム以外にも
アスベスト、PCB、六価クロムなどの有害物質が入ってるという事です。
そして、その品物の中には、木だけではありません
これは、この前も見たが廃プラ、ビニール袋、ゴム等色んな物が入ってるんです。
これは一廃とは言いません
こういうふうな物もたった1割だから、特措法で一廃と一緒に焼いて良い
認められてるから焼くだけであって、
本当は違うという認識を私たちは持っとかんといけんと思う。

ダイオキシンに関してはバグフィルターが有効かもしれないが、
放射線の有害物質について、果たしてバグフィルターの能力が
そこまであるかっていう事も心配です。
ましてや私たちは経験した事がありません。
放射性物質を燃やしてバグフィルターがどれぐらい捕捉するのかを見た事がないんです。
だから、私たちは経験してないわけですから、
今から先どんな事が起こるか分からない
この事をやはり真剣に考えておく必要があると思う。

この事に関して、色んな方と話をしました。
岩国市長の井原さんが山口新聞でこう言って居られました。

民主主義の政治にとって一番大切なものは民意である。
住民の理解なくしては、いかなる政策も実施すべきではない
その政策によって直接影響を受ける住民の意思を民意として重く受け止めるべきである。
特に原発や放射性廃棄物の場合は、
民意の対象となる範囲は自治体を越えて、周辺地域にも拡大します。
ならば、北九州の今回の瓦礫処理は周辺自治体の住民の意見も聞くべきではなかったかと
私は思うわけです。
下関市として被害や影響を受ける可能性のある住民の意見を民意として、
北九州市に申し入れるべきであると私は思っております。
この近くの九州、山口、沖縄では、北九州市以外では瓦礫の受入を表明している自治体はありません。
西日本で初めてです。
主な理由は安全性についての国の明確な説明がない事に加え、
市民の安心や安全が守られない可能性があるという事です。
そのような各自治体の慎重な姿勢の中でもいち早く瓦礫の受入を表明した北九州市長は
全ての北九州市民の民意を得ることなく、周辺自治体への説明責任も果たさない
傲慢な人間であると私は思っております。
何故、このような傲慢な人間から下関市民を守る手段を取らないのか
執行部は何を考えているのかというふうに、私は思っております。
少なくとも下関市民を守る為に、今我々に出来る事は何なのか。
その最大限何か出来る事を今やらないと手遅れになって…

以前、札幌の上田市長が仰ったように、
瓦礫を受入ないと判断した事が後に誤りであったとしても、
もしも被害が出たら、その時はもう遅い。
住民がですね、命の危険に晒されていると。
だから私はそれが耐えられないから瓦礫を受入ないと。
国の本当に安全な明確な指針が示されない限り、札幌は受入ないと、
いうふうに仰いました。
当然であると思います。責任者として当然の姿勢であると私は思います。

今年の施政方針の中で、市長はこういうふうに仰いました。
岩手県宮古市に行かれた際、
破壊された建物や港、瓦礫の山を目の当たりにし、
改めて自然の大きさを思い知らされるとともに、
市民の安全と安心の確保が市長としての最大の責務であると述べておられます。
施政方針の中で述べられました。
今こそ市長として、市民の命、特に幼い子供たちを守る為に、
責任を果たして頂きたいと思います。
この事を強く要望して、この質問を終わりたいと思います。


以上、かなりざっくり纏めました。
田辺議員は、以前から瓦礫受入に関しては頼もしい発言をされていて、
動画も検索すれば直ぐに出てきます。
それにしても、下関の職員たちの発言は、ほんまに環境省のマニュアル通り。
自然放射線やレントゲンとか、橋下かよっ!

田辺議員も言うてたけど、どう見ても分別されてへんゴミにしか見えん。
日明積み出し基地
しかも試験焼却の焼却灰はそのまま埋立?響灘西地区廃棄物処分場

下関市は、瓦礫を受入る自治体やないのに、なんでそんな安全て言うんやろ?
北橋に遠慮?敵対する必要はないにしても、もっと被害者の可能性を危惧すべきと思うけどな。

ほんまに、北橋は傲慢やけど、橋下も超傲慢!
ほんま、市長としての責務はどないなってんねん!

プロメテウスの罠、これもっと早よ出して欲しかったな。
プロメテウスの罠・がれきの行方 17回シリーズのうち15回分です。


震災瓦礫焼却の一時中断及び隣接山口県民への説明会の開催を求めます」要請文に、
連名された山口県議会の戸倉多香子議員が
9/28(金)10:00~「災害廃棄物の広域処理について」質疑されるので、
議会中継をどうぞ。
戸倉議員ブログにも掲載されてます。



2012-09-24

9月19日(水)大阪市会 民生保健委員会 太田 晶也 議員の質疑



9/19(水)に行われた民生保健委員会
インターネット録画放映にてアップされたので、是非見て下さい!
井戸土岐議員に続き、太田晶也議員の質疑を文字にしました。(聞き間違い等ご指摘願います)


太田 晶也 議員(自民党 福島区):
私からも震災の瓦礫について少しだけ質疑させて頂きたいと思います。
最近、インターネット上のYouTubeにおきまして、
大阪湾北港処分地夢洲1区周辺の護岸の現況の動画が掲載されておりました。
スリットケーソンの間の隙間から土が見える。
放射性物質も流れ出てしまうのではないか。
そんな書き込みがなされておりました。
これ私もちょっと不安やったので、ちょっと見てみたんですわね。
ほんなら立ち入り禁止やから、陸側からYouTubeなってなくて、
海側のほうから録画されてあったんですね。
この人どこで、ボート調達してきたのか分かれへんのんですけど、
まぁうまい具合にボート、ガーとね、見てたら、確かに隙間空いてるんですね。
広い所で50cmぐらいの隙間やったですかね。
この動画をご覧になられました一般市民の方から、
北港の現状を洋上や陸上から細かく確認して頂くなど
事実関係をしっかりと確認して欲しいとのメールが私の元に参りました。
私も現場、これ確認しに行きまして災害廃棄物の受入場所が護岸からかなり離れておりました。
ケーソンの隙間から漏れる事はないとの説明も受けたんですけれども、
しかし、実際に隙間から護岸際の土砂が漏れておりますし、
護岸の安全性が危惧される事から夢洲の護岸の現状と、その原因
今後の対応等について、港湾局からの説明をお願い致します。

鈴木 隆 環境整備担当課長:
夢洲1区の護岸は、外海から受ける波の影響を軽減する為の切れ込みを設けました
コンクリート製の箱、いわゆるケーソンを連続的に設置する工法を採用しております。
このケーソンの設置に際しましては、通常ケーソンとケーソンの間に、
塩化ビニール製の目地材を挟んで10cm~20cm程度の隙間を設けております。
ごく一部で施工誤差を調整する為に、50cm程度の隙間を設けている所がございます。
このような箇所には、隙間を防ぐ為、内側から鉄板と塩化ビニール製の板を設置して、
内側の土の流出を防止してございます。
ケーソンの設置から30年が経過している為、隙間を防ぐ為の鉄板が劣化し、
隙間から侵入した波で内側の土が一部流出している箇所がございますが、
護岸と一般廃棄物を受入れております区画との間には、幅30mの管理用通路が整備されており、
土の流出は、護岸際の約3mの僅かな所でございます事から
これらの事により、護岸の安定性が損なわれるものではございません
夢洲1区は現在も埋立工事中であり、土が流出している場所も数カ所程度である事から
今後、経過観測を行いながら、必要に応じ補修を行いたいと考えております。

太田:
この補修、しっかりとやって貰いたいと思います。
内側から、この夢洲の中を、私同じ自民党の「瓦礫議員」て言うて、自分で名乗ってはる
北野妙子先生と二人で見に行ってきたんですよ。
説明会の時に、波がザブーンと、処分地でね、バーンとこう…
このケーソンに波がバーンと当たりますわね。
ほんならね、やっぱり飛び越えてくる波も当然ありますし、高潮の時、また台風とかね、
そういうのがあったら、やっぱり中に入ってる埋立の土を持って行ってしまってね、
やっぱり危険じゃないかというような声もやっぱり確かにあると思いましたので、
それで北野先生と一緒に見に行ってきたんです。
ほんなら、中、内側から見ると色んなゴミ沢山あるんですわ。
そらもうペットボトルだけじゃなくて、サッカーボールからね、
どこからこんなゴミ沢山飛んで来んねやろなあ言うぐらいの内側に沢山ゴミがありましたが、
中に港湾局建物、建設局の建物が中にあったんですけども、これ一体この波はね、
どこまで来るのかなあと思て見てたら、建物まではやっぱり行ってなかった。
その建物は建って築30年ぐらい建設局の建物、港湾局の建物やったですかね?鈴木課長
あれ、港湾局の建物やね?あ、ごめんなさい、環境局の建物。
壁に水が若干当たってはしてましたけども、そんなに高いものが当たってなかったというところから
そんなに危険はないのかなとは思ったんですが、
思ったんですが、廃棄物の処分場を取り巻く法令としましては、
例えば廃棄物の処理及び清掃に関する法律が改正されまして、
処分場の廃止手続きに時間が掛かる状況にあるなど、
処分場の跡地利用が従来以上に厳しくなってきているというふうに聞いております。
このように一般廃棄物で埋立られた土地について、今後どのように管理していくのでしょうか。

環境局技術監兼施設部施設管理課長 村上:
夢洲1区は平成37年まで一般廃棄物を受入る予定であり、
所定の受入容量、及び地盤高さなどを確保する事により、埋立地として竣工する事となります。
しかしながら、一般廃棄物の最終処分場、及び産業廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を
定める省令に基づく最終処分場の廃止基準には、ガスの発生量の増加が2年以上に渡り、
認められない事を始めとして、最終処分場を廃止する際の基準が幾つか規定されており、
これらが処分場廃止の判断司法となります。
その基準を満たす時期まで、10年~20年程度要する見込みである為、
その間、ガス発生、保有水の水質、沈下などの監視を継続的に行って参ります。
このように土地処分には、長期間を要する事から継続的な監視を行いながら、
跡地利用についても検討を行って参ります。

太田:
今の説明をお聞きしますと、この北港が、夢洲どないなっていくかっていうのは、
まだちょっと現時点では分からないと、時間が掛かりますなあという事なんですね。
北野先生と北港の、この夢洲の処分地見てたら、所々パイプがね、
結構大きいパイプですね、僕はスポンと落ちるほどのパイプでもないですけど、
委員長やったらボトンと落ちてまうのんちゃうかな。
まぁそんなパイプが土壌から何メーターかに、突き出しておるのを見かけました。
これは一体何なんですかって、お聞きしましたところ、
ガス抜き管という物やという事でございましたけども、このガス抜き管の役割
それと設置基準もお聞かせ頂きたいと思います。
また、今回の災害の廃棄物、焼却灰を埋立する場所に、このガス抜き管、設置するのでしょうか

村上:
ガス抜き管とは、埋立地内から発生するメタンガス等を効率的に大気へ放散させ、
火災発生の防止や埋立地盤の早期安定化を促進する為などに設置しているものでございます。
設置基準につきましては、一般廃棄物の最終処分場、及び産業廃棄物の最終処分場に係る
技術上の基準を定める省令において、通気装置を設けて、
埋立地から発生するガスを排除する事と規制されております。
また、ガス抜き施設の具体的な構造、配置等については、
過去の事例や処分場の状況などを考慮し、選定しております。
尚、北港処分場に設置されているガス抜き管は、碁盤目のように配置されておりますが、
今回、被災地廃棄物の焼却灰については、
これらガス抜き管を設置していない場所で埋立を行います

太田:
これちょっとガス抜き管ていうのがね、今ご説明して頂いたんですけど、
メタンガス、ガスが発生する。普通、ゴミを焼却してね、カラカラになって、
土岐先生が言うたように、言うたらもう灰ですわ。
灰を埋立てんのに、まだそれを埋立てたら、メタンガスが発生するというね、
そらちょっと僕はよく理解がちょっと難しいんですけど、
今回のこの放射能で汚染されてるかも知れないという瓦礫も同じように埋めて、
そして、それがまたガス管通して、世間に出て行ってしまうのか。
これはメタンが目的やと言ってるんですけど、なんかこのガス管が私は不安やな、
大丈夫かいな、そんな気持ち悪さを感じたりもしますけれども、
今回その場所には、このガス管がない、立てへんというわけですから、
よけいになんか埋まっちゃって、怖いんちゃうんかいなというような、不安もありますので、
この辺はまたこれからもずっと色々と説明やり取りしていきながら、
もう少し安全を確認させて貰いたいなというふうに思いますので、
今日はこの辺に留めときたいと思います。

そんな中、本市所有の唯一の最終処分地であります北港処分場、
これが此花区にある為に、焼却灰を北港処分場で埋立る、こういうふうになってますね。
前回の質疑でも、私この辺のお話をさせて頂きました。
しかしながら、焼却処理をする焼却工場については、やっぱり疑問を持っております。
現在の計画では、舞洲工場のみで行うというふうに聞いています。
これまでの説明を聞きますと、安全や、安心やていうような言葉ずっと仰っておられますし、
説明会でも環境局の方も市長も知事も、また環境省の方も皆さんが、全然何ら問題ない
どうって事ないんですよ、ねっ、そういうふうに仰います。
だけども、私ね、此花での説明会3回とも私行きました。
こないだの中央公会堂、あれも行かして貰いました。
僕、4回説明会行った議員なんて僕しか居らんのんちゃうかなと、ちょっと思ってるんですけれども、
その説明会を見ててね、やっぱりこれちょっと、なんかやっぱり説明会にしたら、
ちょっとえぐいなあというようなね、感じも印象も受けました。
どっちが良いとか、どっちが悪いとかじゃなくて、
お互いあんましなんか説明会になってないようなね、そんな気もしたんですね。
それで、この焼却場、大阪沢山あるんですけど、これ嫌口を言うとね、北港で焼かなくても、
ほかのとこでも焼けるんやないかていう話もちょっとしました。
幾つかの此花の説明会では、風評被害が起こったらどないすんねんていう話も何個が出てましたよね。
ほんなら、嫌らしい話ですよ、これは、僕の意見じゃないんですけどもね、
風評被害抑える為やったら、ほかの8箇所ロシアンルーレットみたいにね、
どこで焼いてるか分かりませんと、安全なんやったらね。
どこで焼いてるか分かれへんから、さあどこでしょう言うたら、
なんも此花区だけが不安じゃなくなるやろうというようなね、
意見もやっぱり言うてはる人も居ったんです、実際ね。
ですから、これ此花で焼いて、此花で埋めるっていう事に対して、
やっぱり、ずっとやっぱりなかなか地域の方々が不安に思っておられる事っていうのは
僕、凄くやっぱり拭いきれない、残念やなというふうに思てやっぱり仕方がありません。
課題も沢山残ってると思うんですけれども、受入工場を決めるのは、
やっぱりちょっと拙速過ぎるのではないかなと思います。
港湾施設の場所が決まってから、まだ現時点ではやっぱり決まってないので、
決まってから処理する焼却工場を決めても良いのではないかなあというふうに思いますけど、
そのところはどうでしょうか。

村上:
東日本大震災により発生した被災地の廃棄物の処理に関しましては、
本年4月に野田総理大臣、及び細野環境大臣から、大阪市長に対して
広域処理に係る協力要請があった事から、環境省、大阪府と共に、安全性について十分に議論し、
確認をした上で、6月20日の戦略会議において、受入の方針を決定し、
その後、7月の市会において、補正予算についてご審議頂きました。
8月3日には、岩手県知事、大阪府知事、及び大阪市長が廃棄物の処理について、
基本合意書を締結するなど、これまで事務手続きを着実に進めて参りました。
舞洲工場での焼却処理につきましては、ゴミを焼却するにあたっても、
埋立するにあたっても、安全性は十分に確認しておりますが、
焼却から埋立の輸送経路を出来るだけ短くする事が望ましいと考えており、
廃棄物の運搬、焼却処理、埋立処分を合わせて一体的、かつ効率的に行う事を考えております。
此花区民の皆さまには、不安やさまざまな声もあるかとは思いますが、
こうした住民の皆さまの声に対しましては、真摯に対応し、丁寧なご説明に努めて参ります。

太田:
今、村上技術官、ちゃんと真摯に対応して、区民の多くの人の声に丁寧な説明をしますと、
いうお答えを頂きました。私ね、これ大事な事だと思います。
先ほど、橋下市長も玉井局長もね、安全性が一番やというふうな発言をされました。
私ね、この安全性が一番やていうのはね、やっぱりこれ、
こないだ言うたように男性的なやっぱり視点ちゃうかなと思うんですね。
安全性が一番っていうのは、これ当たり前の話なんですわ。
当たり前の事を当たり前に言うて頂くのは、勿論大事なんですけど、
女性の立場や女性の視点に立ったら、安全よりもやっぱり、安心やていう事やと僕思うんですね。
その為にしっかりと説明してあげてね、丁寧に丁寧に、
より細かく対話をして頂きたいというふうに思いますので、宜しくお願い致します。

今回の陳情では、説明会を聞いて欲しいといった陳情が実に300件以上に上っております。
8月30日に開催された説明会では、説明者側も主張を述べるばっかりで、
来場者の意見に十分、やっぱり先ほど言ってますように、
耳を傾けているようにはちょっと思えませんでした。
もう少しお互いの主張を分かり合えるような努力をしなければ、
これ震災廃棄物の処理に関する着地点、これは私やっぱり見出せないんじゃないかなと思いました。
此花区民だけではなくて、私の地元である福島区民にも、近隣の住民や災害の廃棄物処理に対して、
不安を抱えて居られる方には、やっぱり時間を掛けて丁寧に説明して頂きたいと思います。
今後、試験焼却前や本格受入前に、説明会を開催されるというふうにお伺いしておりますけれども、
それだけではやっぱり十分とは思えません
例えば説明会という形ではなくても、座談会とか相談会とか
色んな形で行政の方と住民の方々が膝を交合わせながら、しっかりと話してあげれる、
話聞ける、そんなやっぱり私は局になって欲しいと思いますし、
取り組みをこれからも続けて貰いたいと思います。この辺についてはどうでしょうか。

村上:
これまで市民の皆さまへのご説明につきましては、6月27日、7月2日、及び7月4日の計3回に渡り、
まずは、此花区民の方を対象とした住民説明会を開催し、
その後8月6日、及び9日には舞洲・夢洲地区にある企業向け説明会を開催しました。
更に8月30日は一般市民向けの説明会を中央公会堂において開催致しました。
今後、10月7日には被災地の廃棄物を受入にあたっての港湾積替施設を中心とした
広域処理に関する住民説明会を開催する予定でございます。
また、11月には試験焼却に関する住民説明会を開催の上、試験焼却を実施し、
平成25年1月には、試験焼却結果と併せて本格受入に関する住民説明会を開催した上で、
2月に本格受入を進めていく予定でございます。
尚、これまでの説明会で頂きましたご質問の主旨と回答は整理の上、
本市ホームページに掲載すると共に、
当日の様子については動画にてご覧になって頂けるようにしております。
日々、電話やインターネットを通じて、市民の皆さまから頂いたご意見につきましては、
都度、担当職員が回答すると共に、必要に応じて書面による回答を行っております。
更に、本市では団体等の協議等の持ち方に関する指針に従い、
住民の皆さまから寄せられる要望等に回答すると共に、協議等も実施して参りました。
今後も引き続き、皆さまからのご意見をしっかりとお伺いすると共に、
特に、安全性を丁寧に説明して参りたいと考えております。

太田:
是非ね、環境局さんは、住民との説明がね、なんかもう僕は、ちょっと抜けてるんちゃうんかなと
思うんですね。
この間の、これ話ちゃうけどね、管路輸送でも私話しましたよね。
電商さんから纏まってね、陳情出されるって恥ずかしい話やでっていう話しました。
僕ね、環境局さんね、隠蔽局とは言いたないんですよ。
やっぱりね、しっかりとオープンにして、やっぱり色んな人たちのほうを見るっていうのは、
当然大切なんですけど、色んな人たちの中で、真っ先の優先して欲しいのは、
僕は市民やと思てるんです。しっかり、これからも、安全、当然大事だと思います。
だけども、安心はね、やっぱりして貰えるようなそんな環境局行政、これから期待してますので、
これからもどうぞ宜しくお願いさして頂きまして、質疑を終わらせて頂きたいと思います。

以上です。

民生保健委員会の請願書及び陳情書もアップされてるけど、合計1368件。
この中には、大飯原発再稼働や関電について、放射能汚染食品についてとか、
広域処理そのものに関しない陳情もあるけど、約1350件近くが広域処理に関するもの。
今回の陳情以外に、前回からの引き続き審査の陳情は約80件らしいから、
かなりの件数や。全国的にも多分トップぐらいと思う。
それでも、ごく少数の反対派、扇動家、活動家て言われると超むかつく!
橋下は、多分1件も見てないんちゃうか?
以前、パブコメについて、利害関係者だけ反対してるとか、読んでへんとか、
色々言うてたけど、その後の会見では纏めた資料で見たとか↓

2012.06.22 橋下市長 退庁時囲み取材
聞き苦しい言い訳でしかないと思うけどな。
パブコメの9割と大阪市民全体の9割とは違うて言うてるけど、
これ、パブコメ9割賛成やったら、大阪市民の総意やて絶対言うで!
どんな数字でも自分の都合のええように解釈して発言するのん得意やからな。

あの札幌市の上田市長は、市長宛のメールは全部読んでるし、
必ず返事が来る。届くメールはそんなに多ないとは思うけど、
あの瓦礫を受入へんていう発言後に、うちも出したけど支援メールがかなり届いたはず。
何万もの意見を全部読まれへんとしても、誠意の問題やねんな。
それが反対の意見やとしても。
誠意のない人間は、必ず滅びるで。

安心と安全について、
うちは女性やからとかって言うより、安心と安全を分ける事自体、ちょっと違うと思てる。
安全イコール安心と思てるから。
放射能に拘わらず、安全でないもんを安全やて言うて、安心感を与えるのは無意味。
安心するには、受け入れない事以外なし!
そもそも説明会は無意味やと思てる。
無意味て言うのは、「説明会」ていう、本来の意味としてって事な。
何が何でも強引に受入たいから、安全や安全や!て言い続けるヤツらと
危険やから反対してる住民とは平行線でしかないもん。
うちは、大阪府に住民説明会の要望の電話した時にも言うたけど
説明会ていう名目はいらんて言うた。
説明していらん!って。危険やのに安全やて言う説明なんか聞きたない。
説明なら、うちはともかく、住民の中にも専門家や超勉強してる博識ある人いっぱい居るもん。
そやから、府民に意見言わせてくれる会を要望した。
何が嬉して、橋下の自然放射線が~世界の平均は~レントゲンは~って
何回も何回も聞かされんとあかんねん!
こんなふうに文字起こししてると、よう分かるねんけど、橋下の発言と村上課長の発言は
かなり時間無駄やで。
もう同じ事ばっかり、繰り返してるもん。
そやから、「説明会」と違て、「住民の声聞きます会」にしたら?
「住民の意見聞かん会!」てな。←「住民の意見を聞きなさい」ちゅう意味な(`・ω・´)
今までの、多分これからの説明会も「住民の声は無視会」でしかない。
ちゅう事で、「安心」を得るには、「受入撤回」以外ない!



太田議員発言のYouTube動画、8/30の説明会にもリンクしたけど、再度置いとく。

沈下傾斜隙間欠損。北港処分地護岸
大阪湾北港処分地夢洲1区周辺の護岸の現況1
大阪湾北港処分地夢洲1区周辺の護岸の現況2
大阪湾北港処分地夢洲1区周辺の護岸の現況3
大阪湾北港処分地夢洲1区周辺の護岸の現況4




2012-09-23

9月19日(水)大阪市会 民生保健委員会 土岐 恭生 議員の質疑



9/19(水)に行われた民生保健委員会
週明けには、インターネット録画放映にて視聴出来るので、是非見て下さい!
井戸に続き、土岐恭生議員の質疑を文字にしました。(聞き間違い等ご指摘願います)


土岐 恭生 議員(公明党 鶴見区):
私のほうからも瓦礫に関係する質疑を行わさして頂きたいと思います。
まず、東日本大震災によって生じた廃棄物の広域処理の予算の議決において、この付帯決議ですね。
4点の付帯決議を付されたわけでありますけど、まず始めにですね、この付帯決議の内容について、
具体的な現在の進捗状況をお聞かせ頂きたいと思います。
併せて、我が会派から提案を致しております安全性に係る実験ですね、
試験焼却の前に実験をするという事の提案をさせて頂いておりますけれども、
この安全性に係る実験の進捗状況につきましても、状況をお聞かせ頂きたいと思います。

安全性に係る実験とは、平成24年7月2日の環境対策特別委員会にて、
金沢一博委員の提案で、詳細は インターネット録画放映または、会議録へ。

環境局技術監兼施設部施設管理課長 村上:
付帯決議には四つの項目が付されております。
一点目は、市民・事業者等への納得のいく充分な説明をする事となっております。
市民の皆さまへのご説明についてでございますが、6月27日、7月2日、及び7月4日の計3回に渡り、
まずは被災地の廃棄物を処理・処分する予定である舞洲工場、及び北港処分地の地元である
此花区民の方を対象とした住民説明会を開催致しました。
8月6日、及び9日には、舞洲・夢洲地区にある企業向け説明会を開催し、
8月30日には、一般市民向けの説明会を中央公会堂において開催致しました。
10月7日には、被災地の廃棄物を受入にあたっての港湾積替え施設を中心とした広域処理に関する
住民説明会を開催する予定でございます。
今後、岩手県からの受入手順などを進め、11月には試験焼却に関する住民説明会を開催の上、
試験焼却を実施し、平成25年1月には試験焼却結果と併せて
本格受入に関する住民説明会を開催した上で、2月に本格受入を進めていく予定でございます。
尚、説明会で頂いたご質問の主旨と回答は、整理の上、本市ホームページに掲載すると共に、
当日の様子については、動画にてご覧頂けるようにしております。
また、市民の声などを通じて、沢山のご意見やご質問を頂いておりますが、
その全てについて丁寧にご回答しております。
今後も広く市民の皆さまには知って頂けるよう、情報発信に努めて参ります。

二点目ですが、夢洲周辺の海域に関連する漁業従事者への説明をする事となっております。
漁業従事者への説明については、大阪府において説明を行っているところであり、
1月17日、3月28日、及び6月14日に、大阪府漁業協同組合連合会に対して説明を行っており、
7月31日には、大阪府知事も出席した意見交換が行われ、
主に風評被害の対応についてご説明致しました。
今後も必要に応じて、協議していくと聞いております。
本市においても、6月6日に大阪市漁業協同組合、6月8日に大阪住吉漁業組合に対して
ご説明を行っております。

三点目ですが、安全性を確認するための検証を重ね、結果を公表する事となっております。
安全性の確認につきましては、受入対象としている廃棄物は、放射性セシウム濃度が
100Bq/kg以下の物であり、実際に測定した数値は岩手県宮古地区の場合、木屑等の可燃物では、
全て不検出となっており、科学的にも安全に処理出来る事が確認されている物であります。
現地においても、大阪府の職員が常駐して確認を行います。
排ガスの安全性については、焼却工場はバグフィルターという高度な排ガス処理設備を有しており、
このバグフィルターにより、煤塵に付着した放射性セシウムはほぼ100%吸着、
除去する事が可能となっております。
また、埋立処分に関しましては、北港処分地の個別の安全性評価について、
本年2月に、環境省、及び大阪府が北港処分地の現地調査を行い、
本市からは環境省等に対して、関連する詳細なデーター、
及び北港処分地の覆土材などの提供を行ってきました。
その後も大阪市としては、極めて高い安全性を求めて、その考え方や具体的な提案条件等について、
環境省、及び大阪府と都度意見交換を行ってきたところです。
これらを踏まえ、6月5日に環境省より北港処分地の個別評価を受領致しましたので、
大阪府の検討会議で、再度技術的にご議論頂き、大阪府の指針が改定されました。
これらの過程や検討の結果等については、本市ホームページにおいて公表しております。
このように、安全性の確認について、十分に検証を重ねてきたところです。

また、ご提案頂いておりますガス状セシウムの捕集実験についでございますが、
本市の研究機関である環境科学研究所において、実施する計画を進めております。
現状でございますが、実験装置と実技とでは、ガス中のセシウム濃度やガス流量といった条件が
異なる事や想定しているセシウムのガス濃度が、実験装置で得られるかどうか、
不確定な部分がある事など、幾つかの課題がある為、現在諸条件等について検討中でございます。
ご提案の実験につきましては、一定の考察や工夫が必要な状況である為、
環境科学研究所と調整を行い、試験焼却の説明会までに進めて参ります。
今後についても引き続き、市民の皆さまの安全・安心を確保する観点から
試験焼却において、あらゆるデーターを測定し、公表する事により安全性の確認について、
検証を積み重ね、結果を公表して参ります。

四点目ですが、細野環境大臣から指摘のあった有害物質(ヒ素・六価クロム・アスベスト・水銀等)を
含む災害廃棄物については、事前に検査し、産業廃棄物として適切に処理する事となっております。
被災地の廃棄物について、砒素や六価クロム等の有害物質について、
現地で試験焼却前に測定し、安全性の確認を行って参ります。
安全性の確認を行った物について受入て参ります。

土岐:
今、四点の付帯決議の進捗状況をお聞かせ頂きました。
それで今回の請願・陳情でも、説明会を求める声が沢山あるわけですけども、
そこで今答弁ありました10月7日に住民説明会をされるという事でありますけど、
この説明会は、港湾とか積替え施設を中心とした
広域処理に係るものというような説明であったかと思いますけど、
もう少し具体的にどこでするのか、大体参加人数とか参加対象とか、分かる範囲でお聞かせ頂きたい。

村上:
10月7日の住民説明会については、被災地の廃棄物の受入にあたっての
港湾積替え施設を中心とした広域処理に関する説明会でございますが、
港湾積替え施設に関する事以外につきましても、
ご意見やご質問があれば、それに対してご説明をさせて頂きます。
開催場所は、此花区民ホールで考えておりまして、主に此花区、及びその近隣区を中心として、
大阪市在住の方を対象に開催致します。  ←また大阪府民は無視かよ!
尚、参加者の人数につきましては、現在調整中でございますので、
調整が整いしだい、開催のお知らせを速やかに公表して参ります。

土岐:
分かる範囲でという事で、今お答え頂きましたけども、
今までの説明会でも、やはり本市のやり方に問題もあるというような指摘もあるわけですので、
十分そこを踏まえて説明会を実施して頂きたいと思いますけども、
併せて例えば時間帯を午前、午後、夜とかですね、そういう時間帯を分けるとか、
或いは聞いてなかったというような話もありますから、広報もしっかりやって頂きたい。
チラシを作るとか、ホームページに出すとか、出来るだけ早めに知らせてあげて頂きたいと思いますし、
参加人数については、ホールの収容定員の問題もありますけど、
今までであれば半分ぐらいしか入れなかったりとかいうような事も指摘があったわけですから、
定員数きっちり入れるぐらいの形でやって頂きたいと思います。
この点、要望しておきたいと思います。
それともう一つ、試験焼却前に行う、いわゆるガス状セシウムの捕集実験、
これ試験焼却までにするという事で、まだ現在検討中だという事ですけど、
これも当然、公開でやって頂くわけですね。
やり方とか、具体的にいつするのかという事でいいですね?
はい、分かりました。
それとですね・・・
はい、分かりましたと言うのは、そっちで課長が頷いてはるから、
そういうふうに言うてるわけでありますので。
それでですね、この四点目の、いわゆる有害物質なんですけどね、
これ環境省は、有害物質の選定というのは困難だというふうに言っていたと思うんですけども、
もう少し具体的に、どういう形で具体的に測定するのか、選別をするのかいうのを
ちょっとお聞かせ頂きたいと思います。

環境局施設部長 蓑田 哲生:
有害物質と言いますか、重金属の分析方法と言いますのは、
昭和48年に出ました、当時、環境庁と言うとるんですが、
告示13号に産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法という方法が告示として出されております。
その中で、重金属等の分析方法について、記載がありまして、
載っておるという状況でございます、決まっております。
今後は、現地の二次仮置場におきまして、試料をサンプリング致しまして、
その上で、先ほどの測定方法に基づきまして、分析を行っていくという事を考えております。

土岐:
それでは、受入る廃棄物の基準でありますけども、100Bq/kgという事になっておりますけども、
この廃棄物の放射能の濃度の測定の方法、
これどういうふうにされるのかという事をお聞きしたいと思います。
瓦礫の山とか見てますと、やっぱり写真なんかで目にするわけですけど、
場合によってはその山の中に、濃度の濃い部分があったりするわけでありまして、
そういう部分が測定から漏れるんではないかというような懸念も持っていますけども、
この点はいかがでしょう。

村上:
大阪府、大阪市が受入る対象となる廃棄物は、岩手県内の二次仮置場において、
可燃物だけを選別し、土を篩い、大きさを揃える処理がされた後の木屑を主とする
可燃物となっております。
この二次仮置場で処理をした可燃物は、大きさや性状が揃った物になるよう、
しっかりと管理されております。
これまでの調査では、放射性セシウムが検出されないレベルなど
いずれも100Bq/kgを大きく下回る測定結果となっています。
このように一定の管理がされた廃棄物となっておりますので、
表面や内部のさまざまな場所10箇所以上から1箇所当たり4~20L程度、廃棄物を採取し、
混合した上で、ゲルマニウム半導体検出器で放射性セシウム濃度を測定する事が、
代表的、平均的な測定を行う事が出来ます。
尚、試料の一部に突発的に高い部分が混入する事を避ける為
廃棄物の山全体について、表面の空間線量も測定する事としております。
この方法については、環境省が災害廃棄物安全評価検討会に諮った上で、
ガイドラインとしているものでございます。

土岐:
測定の方法を今お聞き致しましたけども、それではこの測定結果でありますけど、
同じサンプルを測定した場合の再現性というものをどう見ておられるかですね。
ですから、これは今お答えされたのは、一つの山で10箇所ぐらいの所から採ると、
それを纏めてという事で、1箇所当たり4L~20Lぐらいの物を纏めてという事ですけど、
同じようなサンプルを測定した場合に、同じ数字に出るかどうかいう、
この再現性についてお聞きしたいと思いますけども。ですから、同じサンプルを測定してですね、
測定値が大きく異なる場合が出るというような事になれば、
いわゆる測定の精度に問題があるというふうに思われますけども、この点はいかがですか。

村上:
今回受入対象となっている岩手県宮古地区について、
既に岩手県宮古市の廃棄物を受入ている東京都の公表データーによりますと、
平成23年11月から本年6月までに、9回測定しており、
木屑、紙屑等の放射性セシウム134と137の合計値の測定結果は、
全てにおいて不検出となっております。
そのほか、宮古市の放射能濃度を測定し、公表しているのは、受入を始めた秋田県の5回、
群馬県の2回、受入を検討している石川県の2回があり、
その結果はいずれにおいても不検出となっております。
このように、これまでに測定されている木屑等のデーターは、いずれも不検出であり、
測定データーに、ばらつきは見受けられません。
したがいまして、環境省のガイドラインとして定められているサンプリング方法により、
試料を採取する事で、測定精度に問題はないと考えております。
尚、測定機器における測定データーの再現性につきましては、
本市の研究機関である環境科学研究所に確認しましたところ、
放射能濃度の測定機器であるゲルマニウム半導体検出器付γ線スペクトロメーターにおいては、
同一のサンプルである限り、測定対象物質が一定間隔に同じ割合で放出される放射線を
電気的に測定する為、複数回測定しても、測定値の変動は殆どないと言える。
測定値が大きく変わるような機器測定時における、
ばらつきの問題はないという事を確認致しております。

土岐:
ちょっと答えが違うと思うんですけど、東京都の今9回測定して全て不検出という事ですけど、
私が言ってるのは、山のばらつきですね、測定のばらつき、
ですから1回計って出してはるわけやから、それを同じ一つの山のサンプリングを1回計って、
また次計って、またもっぺん同じような事してというような形での
そういうばらつきがあるんではないかと、1回だけ計って、それで良しと、
するようになってんのかどうかという事で、ちょっと心配してるわけですけど、
環境省のガイドラインでも、そういう事は言ってないですか。ちょっと課長、答弁して下さい。

村上:
今回の宮古市のデーターは、全て公表されておりますが、
全てNDとなっておりまして、
その点について何回測定しても同じ値という事で認識しております。
そういう事で、データーのばらつきはないというふうに考えております。

土岐:
測定精度に問題がないという答弁でしたけど、これもうちょっと検証させて頂きたいと思いますけど、
それでは環境省は、広域処理の対象となる廃棄物の放射能濃度はですね、不検出、
ずっと今まで仰ってるのはどこも不検出でしたと、また微量というふうに言ってますけども、
この微量というのは、どれぐらいの値になるんでしょうか、お聞き致します。

村上:
国立環境研究所から示された廃棄物等の放射能調査、測定方法に関するマニュアルや
大阪府の指針において、受入る廃棄物の放射能濃度の検出下限値は40Bq/kgとしております。
環境省によりますと、具体的な微量の定義はないが、
検出下限値である40Bq/kgを少し上回ったとしても
100Bq/kg以下ならば微量しております。
ちなみに、本市が受入る宮古地区の木屑等廃棄物は、放射性セシウム濃度が100Bq/kg以下の物であり、
実際に測定した数値は、岩手県宮古地区の場合、全て不検出となっております。

土岐:
国は100Bq/kg以下であれば、微量という事で非常に大雑把やと思いますけど、
環境省の見解は、そういう事であるという事ですが、大阪市としての見解はどうでしょう。

村上:
本市としましても微量の定義はないとの事でございますので、
環境省の見解通りと考えております。
尚、測定に際しましては、国により定められたマニュアル等よりも
可能な限り精度を上げて実施して参ります。

土岐:
本市においては、この11月に、いわゆる試験焼却を予定しているという事でありますけども、
その際の被災地の廃棄物の放射能濃度、これは幾らになるのかと言えば、100Bq/kg以下、
不検出という答えになるんだろうかと思いますけど、
岩手県と大阪府、そして大阪市で基本合意されてるのが、
この100Bq/kg以下の物に限るという事になってる為、試験焼却の時は最大で100Bq/kgの物が
搬入される可能性があるわけですね、これはそうですな?
そうするとですね、試験焼却する時は、やっぱり一番危ない100Bq/kgの物で
試験焼却をしなければなりませんね?どうですか。

村上:
受入る廃棄物の放射能濃度につきましては、岩手県と大阪府、大阪市での基本合意において、
100Bq/kg以下の物に限るとしており、大阪府の指針においても、100Bq/kg以下としている事から
試験焼却においても、100Bq/kg以下である事が確認された物を焼却する事となります。
尚、放射能濃度の測定は、岩手県において大阪府が測定します。
受入対象となる岩手県宮古地区の木屑等の廃棄物の放射能濃度は、東京都、秋田県、群馬県、
及び石川県から公表されているデーターによりますと、全て不検出となっております。
100Bq/kgの廃棄物で試験焼却を行うべきとのご指摘でございますが、
このように、これまで公表されている実測データーが不検出である事から考えますと、
本市が試験焼却で受入る廃棄物の放射能濃度の不検出か、
若しくは低濃度となる可能性が高いと考えられます。
したがいまして、100Bq/kgの廃棄物ばかりを選んで試験焼却を行う事は困難と考えております。

土岐:
それはちょっおかしいと思いますけどね。
試験にならないです、これは。
今までは全て不検出、不検出と言うてはるわけで、
持って来る時には、100以下ですよと、せやから例えば90出てても、
これは試験焼却の対象になるわけでしょ。
今まで不検出、不検出言うてはるわけやから、一番危ないところでやらんとあかんわけですよ。
という事は、100Bqの物で出来ないという事であれば、その基準を不検出にするとか
或いは、その40Bqですか、検出下限を超えた数字、いわゆる微量というのは先ほど聞きましたね。
微量、不検出は幾らかと言うたら、40以下やと。
100以下、40以下が微量という事やから、それを超えた場合は、
これもういっぺん改めて試験焼却をするという事で良いですか?答弁して下さい。

村上:        ←何言うても頭がマニュアル
今回、大阪府の指針に基づきまして、
被災地の廃棄物の放射能濃度が100Bq/kg以下の物を受入る事になっている為、
本格受入時においても100Bq/kg以下の物であれば、受入て処理をして参ります。
尚、本格受入に際しましても、試験焼却時と同様に、排ガス、廃水、焼却灰等の
放射能濃度の測定につきましては、指針に基づき、定期的に行うと共に、
空間線量率についても敷地境界4地点、及び飛灰の処理系統に加えて、
排ガス、及び廃水処理設備など処理フロー全般を網羅した箇所において測定し、
結果は全て速やかに公表して参ります。

土岐:
私は先日、舞洲工場を視察をさせて頂きました。
一般の見学の所もあるんですけど、その工場の中まで入って色々とお話を聞いてみましたけれども、
今日は、委員長すみません、資料の掲示と言うんでしょうか。
─資料より
これがですね、試験工場を見学した時の、いわゆるバグフィルターから出てきた飛灰、
これを要するに灰ピットへ送っていく為のベルトコンベアです。
ベルトコンベアです、飛灰です、これ。
上には蓋が付いてますけども、ベルトはぐるっと回ってますから、
上には蓋付いてるんですよ、ベルトはぐるっと回ってきますから、
今度帰ってきた時には下に付いとるわけです。
中、入りましたら非常に粉塵が多い。そういう状況でありました。
それからもう一つ、これはですね、飛灰を灰ピットに落としてるとこです。
先ほどのベルトコンベアから、このコンクリートの穴に落とすわけです、飛灰を。
その飛灰が出てるとこが、ここなんですね。
非常に埃が舞い上がってると、こういう状況なんです。
非常に心配しました、飛散しないかどうか。
ちょっと、見解言うて下さい。

村上:
バグフィルターで捕集された飛灰は、重金属の溶出を防止する為に、
重金属処理剤を数%添加した上で、加湿する為に水分を約30%添加しており、
飛散防止の為、湿潤化した状態となっております。
飛灰を搬送するコンベアについてですが、処理した飛灰を貯留ピットへ搬送する部分は
ケースで覆われた密閉式のベルトコンベアとなっており、
かつ、ケースの内部を吸気・排気ファンにて吸引し、外部より低い圧力に保つ事により、
飛散しない構造となっております。
一方、飛灰を貯留ピットへ搬送した後、ベルトコンベアが戻ってくる部分は、
ケースで囲われた構造にはなっておりません
仮に、一部貯留ピットへ搬出されずに、戻ってくるベルトコンベアに付着した飛灰が残り、
万が一コンベアから剥がれ落ちたとしても、
コンベアの下部に設置されている受皿部分の上で受ける事になります。
この飛灰は、作業者により吸収し、飛灰の処理ピットへ投棄しますので、
通常の処理工程へ戻される事となりますので、問題はございません
また、灰の処理ピットは、工場の真ん中の部分に位置しており、
加えて、灰の飛散防止の為に、吸気ファンにより、灰の貯留ピット周辺の空気を
焼却炉内に送り込み、炉内温度制御用の空気として活用する事により、
外部より低い圧力に保たれている事から、工場敷地外へ飛散する事はございません。
工場敷地外への影響については、試験焼却前に敷地境界4地点において、
空間線量率を測定し、まずバックグラウンドの状況を把握致します。
併せて総粉塵濃度を測定し、空間線量率との関係を確認して参ります。
また、試験焼却は、本格受入時においても敷地境界4地点において、空間線量率を測定する事により、
バックグラウンドと比較して、変化がない事を確認して参ります。
作業者への影響についてですが、今回受入対象としている廃棄物は、
科学的にも安全に処理出来る事が確認されている物であり、
廃棄物処理法の規制を遵守する事により、安全に処理が出来るものであります。
したがいまして、本市において広域処理の対象となる廃棄物を受入る場合、
これまでの通常の作業形態で、何ら問題ありませんが、
今回のような被災地の廃棄物の受入は初めての事であり、
作業者等の労働安全衛生対策を徹底する観点から、念のため4月20日に
東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理に係る労働安全衛生指針を策定しております。
本指針においては、国のガイドラインや大阪府の指針等に基づき、
本市における処理施設の状況等を十分に勘案し、より厳格に、放射能濃度等の測定箇所や
頻度等を設定した上で、作業環境管理を徹底する事としております。
このように、安全性の確認については、万全を期す事を徹底して追究し、
作業者、及び市民の方に対して、不安の払拭に努めているところでございます。
これらの事から、作業者や周辺環境の安全性については、問題がない事を確認しております。

土岐:
問題がない、問題がない言うてはりますけど、今のまず、もっぺん見て頂きましょう。
このベルトコンベアですね、これ飛灰が行ってる、この下に一輪車があって、
ここへようけ(沢山)積んであるわけです。
この下にもいっぱい飛び散ってますよ、飛灰
それともう一つ、そのベルトコンベアから、この灰ピットへ来るんですけど、
この周りもいっぱい飛び散ってます
この下、ちょっと白い所がありますね、ここはダンプカーが来るんですよ。
ダンプカーが入って来るんです。
ですからここはトンネルみたいなもんです、密閉されてません
ここへ溜まった飛灰をクレーンで積上げて、こっち側のピットへ持って行くわけですよ。
で、この下にダンプカーが来るんです。
バサッーと落とすんですよ、ブワーッと広がってますよ
そのまま出て行くんですよ。
風が吹いてきたら、不圧にしてる言いはるけども、到底これは飛散する心配があります
今は、安全だ、安全だ言うてはるけど、私はどうもこれはもうそうは思いません
今後しっかり対策、粉塵、煤塵の測定もまだしてません。まだしてないでしょ?
せやから、これはこれからするいう事やけど、そういう事もきちっとやって貰って、
これはこのトンネルから出たらもう一般道ですよ、すぐ外は
一般道です、人が歩いてます
ですから、しっかりとここは対策を更に検討して頂きたいと思いますけど、
局長、最後どうですか。

玉井環境局長:
今回の災害廃棄物の受入にあたって、我々が一番考えてる事は、やはり安全性の問題です。
市長も答弁なされたように、その安全基準については、さまざまな角度から検討して、
その、極めて厳格な基準というふうな事でしてきました。
今、一方でご指摘ありましたように、今後試験焼却、或いは本格焼却に入っていく時に、
その舞台となる舞洲工場の設備的な物がきちっと動くかどうか、
いうふうな、そういう点の御懸念の部分だというふうに思います。
工場の中については、私も何度か職場巡視で行っておりますので、
今、議員がご指摘のような、そういうふうな状況になってるというふうなところは、
目にしておりますけれども、
それらについても先ほど担当課長からご説明がございましたように、
いわゆる吸気ファン、或いはその排気ファン等によって、十分に、
あの、いわゆる固形部分については湿潤化している。
いわゆる排気部分、あのー、気体部分って、ガス状の部分については、いわゆる吸気ファン、
或いは排気ファンで、いわゆる圧力が調整されて、あのー、十分に循環して、
活用されるというふうな事で、まぁあのー、設備的なこの私、
まっこれ以上は詳しくは、よう説明は出来ませんけれども、まぁそうしたあの形で、
そのー、最新の、いわゆる工場機能として運営されておりますので、
ただ、そういったご心配の部分も、やっぱり周りからあるっていうのは事実ですので、
今ございましたように、総粉塵濃度とか、まぁ、量とか、そういうふうな事については、
しっかりと今後測定をして、バックグラウンドとの比較をしてどうなのか
それで、あのまぁ、ニアリーと言うんか、それで問題ない範囲であれば、
それはあの一般というふうな事になりますので、
その辺は確認する事が今後大事やというふうに思いますから、
試験焼却などでも、そういったところはきちっと追究をして、
安全というふうな事を、それぞれに知らしめていくような努力
今後もしたいというふうに思っておりますので、宜しくお願いします。

土岐:
局長から答弁頂きましたけども、今後はこの廃棄物の受入にあたっては、
この今、最後は工場の部分をお話ししましたけども、飛灰が飛散しないかと、
どうかという問題、周辺環境への問題。
そして、そういった事も含めて作業者の方、また一般市民の方、不安を払拭して頂けるように、
もう一度点検をして頂いて実施して頂けるように、強く要望致しまして、終了さして頂きます。


高山 仁 議員(公明党 住吉区): 
私からは、陳情866号と873号について、質疑をさせて頂きます。
─資料配付
先ほども局長見解お聞きしておったんですけれども、
陳情項目の一つ一つについて、これもやっとるで~これもやっとるで~言うて、
なんとなく上から目線で、一つも市民目線と言うか、
ボランティアの立場に立って考えてないなっていうふうな感じが致します。
所有者不明ねこの適正管理推進事業」についての質疑
(以下、略)


以上です。
宮古地区において、全てNDて言うてるけど、焼却灰は高濃度です。
8/30の住民説明会で、男性1番目の質問で、瓦礫を100Bq/kg以下にするんなら、
焼却灰2000Bq/kgを300にすべきていう指摘してたように、
なんで300にせーへんのか?
土岐議員も指摘したように、瓦礫を100やなく、NDか測定下限値にって言うてたように
ほんまに、まいど橋下が言うてる「一般の瓦礫なんですよ」なら、100Bq/kgにする必要はないし、
2000Bq/kgにする必要もない。そやのに、厳格な基準て、厳格ちゅう意味知らんのか!
結局、100の可能性も2000の可能性も十分にあるからやん。
100以下にしてるから、もし100超えたら、別の山の瓦礫と交換するとか、混ぜて下げるとか
絶対しそうや!
東京都、秋田県、群馬県、石川県でNDについては、
色々調べてみたけど、検査の回数と公表されてる回数が合わんから、
以下のと別にあるんかもしれんけど、どれも宮古地区なんでリンクしとく。
東京は↓これの事かな?
災害廃棄物受入事業(岩手県宮古市平成23年12月~平成24年3月分)放射能測定結果
災害廃棄物受入事業(岩手県宮古市平成24年4月~6月分)放射能測定結果

秋田県は、
大仙美郷環境事業組合かな?
災害廃棄物の試験焼却に伴う各種分析結果について と
4月~9月の災害廃棄物受入に係わる分析結果が公表されてる。
ちなみに、環境省の資料として公表されてる
大仙市市民部環境交通安全課 大仙美郷環境事業組合が
H24、5月に作成された災害廃棄物の受け入れ概要

群馬県は、
群馬県吾妻東部衛生施設組合かな?
このサイトで公表してる焼却灰等の放射性物質濃度測定結果
これは精密測定。
で、大阪が宮古地区て決まった時に、ここのサイトからリンクされてたんやけど、
何故かサイトからリンクが消えてるのが
随時更新されてる焼却灰の放射性物質濃度測定結果があって、
こっちは、上記の精密測定と簡易測定が掲載されてます。
8000Bq/kg以下やから安全ちゅうても、大阪指針の2000Bq/kg超えてるけどな。
空間線量も公表されてるけど、意味ないいうのがよう分かる。
ちなみに、これもリンクが消えてるけど
アスベスト濃度(繊維状粒子濃度)測定結果 測定場所:宮古市の選別・破砕処理施設内
これも随時更新されてます。

石川県は、
検討会現地調査及び災害廃棄物サンプル調査等の結果について


自民党・床田正勝議員のTwitter(@tokodamasakatsu)
9/20のツイに
「東日本大震災により生じた廃棄物の広域処理における
府内港湾施設・積替施設に関する地元住民説明会」が市内在住を対象に、
10/7(日)14:00此花区民ホールで開催。
局に聞くと市長・知事は今後説明会には出席しないとのこと。
なにも市内で運動会が一番多く開催される日にしなくても…。


ちゅう事らしいです(`・ω・´)
時間が14時に決定したみたいやけど、定員数とか決まってないからか、
東日本大震災により生じた廃棄物の広域処理関連情報では、まだ公表されてへんけど
橋下、松井が来えへんて!あり得んやろ!
形だけ適当に説明会して、反対の声なんか無視して、どんどん進めていく気満々やな!
国政の事に必死で、説明会には来れんてか?
こういう人間が権力持つと怖ろしいって事を橋下支持者は早よ気づくべきや。
橋下にとっては、権力が全て。
なんで、こんなヤツに大阪を汚されらなあかんねん!



2012-09-21

9月19日(水)大阪市会 民生保健委員会 井戸正利の質疑


9/19(水)に行われた民生保健委員会
週明けには、インターネット録画放映にて視聴出来るので、是非見て下さい!
とりあえず、井戸の質疑を文字にしました。(聞き間違い等ご指摘願います)
相変わらず、喧嘩売ってんかいっ!の発言だらけです(`・ω・´)


委員長:
請願書及び陳情書の審査を行います
請願弟20号、大阪市として関西電力に対し大飯原発の再稼働の中止・撤回を
働きかける事を求める請願書、ほか1367件を一括して議題と致します。
尚、請願弟20号につきましては、資料配付後、92団体の追加署名が提出され、
現在の署名数は資料に記載の通りとなっております。
理事者の見解を表明願います。

林 明 健康局長:(略)

玉井得雄 環境局長:
環境局関連の請願書及び請願書につきまして見解を申し上げます。
まず、東日本大震災により生じた廃棄物の広域処理に係る陳情書につきまして、
一括して見解を申し上げます。
昨年3月に発生した東日本大震災において、地震による大規模な津波により
膨大な廃棄物が発生しております。
しかしながら震災から一年以上が経った今日においても、岩手、宮城、福島の被災3県の
沿岸市町村で発生した大量の廃棄物の内、処理済となっているのは、
8月31日現在で、約25%に留まっており、各被災地においては、廃棄物の存在自体が
復興の妨げになっております。
各被災地においては、廃棄物が山積みにされた仮置場において、
火災の危険性や衛生上の問題がある事から、生活環境保全上の観点においても
廃棄物の迅速な撤去・処理が求められているところでございます。

そうした中、本年4月には野田総理大臣及び細野環境大臣から、
大阪市長に対して広域処理に係る協力要請がございました。
本市としましては、環境省、大阪府と共に安全性について十分に議論をし、
確認をした上で、6月20日の戦略会議において、受入の方針を決定し、
その後7月市会において、補正予算についてご審議頂きました。
8月3日には、岩手県知事、大阪府知事、及び大阪市長が
東日本大震災により発生した被災地の廃棄物の処理について、
基本合意書を締結したところでございます。
8月7日には、環境大臣から大阪市長宛に、
東日本大震災に係る災害廃棄物の処理工程表の策定及び、
これを踏まえた広域処理の協力要請について文書を受領しております。
この中で、平成26年3月末までに処理・処分を完了させる目標を達成し、
被災地における復旧・復興を出来る限り早期に実現する為には、
大阪市が協力予定としている約36,000tの受入が不可欠である事から、
本市に対しまして、引き続き広域処理の着実な実施に向けて、
改めて協力要請があったところでございます。
これにより、岩手県における可燃物、木屑については、
目標期間内の処理が実現出来る状況となっております。

本市では、東日本大震災における被災地の早期復興支援する為、岩手県内で発生した廃棄物、
主に木屑等を大阪府が舞洲工場まで運搬し、本市が舞洲工場で焼却の上、
その焼却灰を北港処分地へ埋立処分する事としております。
受入にあたっては、空間線量率や放射能濃度を測定し、
情報を市民の皆さま方に公開すると共に、焼却や埋立処分にあたっても厳格な安全性を
確保して参ります。
北港処分地における埋立処分については、陸域部で行い、
土壌層の上にゼオライトを敷設した上で焼却灰を埋め立て参ります。
地震による津波につきましては、8月29日に内閣府より南海トラフ地震津波の想定結果が
公表されており、その中で北港処分地がある此花区の津波高さは、
大阪湾の基準潮位プラス5.3mとなっております。
一方、北港処分地において直接津波の影響を受ける護岸の高さは、
最も低い箇所で大阪湾の基準潮位プラス6.6mとなっており、
今回想定されている津波の高さでは、北港処分地の護岸を越える事はございません
しかしながら、環境相における個別評価において、仮に北港処分地内に
津波が到達したケースについても評価されており、
その場合でも十分な安全性を確保出来る事を確認しております。

いずれに致しましても、市民の皆さま方の安全・安心の確保は最重要課題と考えておりますので、
受入、焼却、埋立全ての過程において、大阪府、大阪市で確認をし
安全性には万全を期すと共に全ての情報は速やかに公開して参ります。
市民の皆さまへのご説明についてでございますが、6月27日、7月2日及び7月4日の計3回に渡り、
まずは被災地の廃棄物を処理・処分する予定である舞洲工場及び北港処分地の地元である
此花区民の方を対象とした住民説明会を開催致しました。
8月6日及び9日には、舞洲・夢洲地区にある企業向け説明会を開催し、
8月30日には、一般市民向け説明会を中央公会堂において開催致しました。
今後、10月7日には被災地の廃棄物を受入るにあたっての港湾積替え施設を中心とした
広域処理に関する住民説明会を開催する予定でございます。
岩手県からの受入手続きなどを進め、11月には試験焼却に関する住民説明会を開催の上、
試験焼却を実施し、平成25年1月には試験焼却結果と併せて、
本格受入に関する住民説明会を開催した上で、2月に本格受入を進めていく予定でございます。
尚、説明会で頂いたご質問の主旨と回答は、整理の上本市ホームページに掲載すると共に、
当日の様子については動画にてご覧頂けるようにしております。
今後も広く市民の皆さまに知って頂けるよう、情報発信に努めて参ります。

風評被害についてでございますが、
今回受入対象としている廃棄物は、放射性セシウム濃度が不検出、または低い物に限っており、
科学的にも安全に処理出来る事が確認されている物ではありますが、
環境省においては、広域処理に関連した風評被害に関する環境省相談窓口を設けて、
国への相談等に対して一元的に対応する事としており、
風評被害による損害が生じた場合は、ご相談の上、国として責任を持って、
これを回復する為の可能な限りの対策を講じる事としております。
本市としましても、環境省、大阪府と連携しながら、まずは風評被害が生じないよう、
不安を払拭して頂けるようご説明すると共に、万が一問題が生じた場合には、
その相談に応じ、しっかりと対応させて頂きます。
また、広域処理以外の支援につきましては、本市ではこれまでさまざまな支援を行って参りました。
引き続き被災地の復興支援に向けて、個別具体的な要請があれば、関係局と協議し、
可能な限り支援していきたいと考えております。

次に関西電力に対して、大飯原子力発電所3、4号基停止を求める請願弟20号…(略)

井戸正利(維新 都島区):
大阪維新の会の井戸でございます。まず瓦礫の事でございます。
瓦礫の問題にしろ、食品の放射能にしろ多くの放射能に関する陳情書が出されておりますが、
健康問題を議論するのに、どの程度被曝するのかが示されていなかったり、
前回、あれほど議論した民間団体の食品の基準をあたかも国家基準と思われるように
書いていたりして、不安を煽るものばかりが多いようです。
一人で何枚も書いているので、陳情書の枚数は多いですが、合計1346件のうち、
大阪市民が433件、大阪市を除く大阪府下が378件、その他が535件となっており、
一人で複数枚書いている人も居るので、提出人数で言うと398人で、
うち市内は97人に過ぎないと聞いております。
市長も説明会などで仰られていたように、
一般の市民の声ではないと私は確信しています
住民投票を求める陳情書もありますが、陳情を受けて、議会から実施を求めるようなものではない
住民の皆さんが必要な数の署名を集めて然るべき審査手続きを行うべきものと考えております。
さて、一つに市民が不安になる原因に、
受入る瓦礫のベクレル測定が全数でないという問題があります。
ベクレルの測定は費用も時間も掛かるので、とても無茶な話であります。
一方で、空間線量は100Bq/kgに満たない本当に僅かな放射能では上がらず、
測定してもあまり意味はないようです。
これまで受入ようとしている岩手県宮古地区の瓦礫で、ベクレルの測定は何回され、
平均値、最大値、100Bq/kgを超えた率などを分かる範囲でお示し下さい。

環境局技術監兼施設部施設管理課長 村上:
既に、岩手県宮古市の廃棄物を受入ている東京都の公表データーによりますと、
平成23年11月から本年6月までに9回測定しており、
木屑、紙屑等に含まれる放射性セシウム134と137の合計値の測定結果は、
9回全てにおいて不検出となっております。
尚、検出下限値は40Bq/kgとなっております。
そのほか宮古市の廃棄物の放射能濃度を測定し、公表しているのは受入を始めた秋田県の5回
群馬県の2回、受入を検討している石川県の2回があり、
その結果は、いずれにおいても不検出となっております。
尚、検出下限値は1.4~8.3Bqとなっております。

井戸:
まぁ宮古地区では、18回の測定全部ND検出限界以下で、
100Bq/kgを超えている瓦礫はないという事で安心致しました。
感度も特に秋田など3件の9回分は、十分低いと思います。
仮に1回か2回100Bq/kgを超えていても、桁さえ大きく超えなければ、
普通のゴミと混焼するので大きな問題ではない
そういう議論をこの質疑ではしたいと考えておりますが、
まずもって放射能のベクレルという単位、これは前回この委員会でも解説させて頂きましたが、
分かって居られない方が多く、環境対策特別委員会で、共産党の委員だったと思いますが、
不安を煽ろうと、36億Bqもの大量の放射能、相当なリスクというような表現を
繰り替えしして居られました。
平均が受入上限の基準限度の100Bqとして、36,100t、
掛け算すると36億1,000万Bqという事でしょうが、
まっ仮に、そうとして、これはどの程度になるのかを少し議論させて頂きます。
─資料配付
細かい資料で申し訳ありません。まず一枚目の資料の表1ですね。(略)
これは事故が起こった一カ月間で二つのセシウム、134と137を合わせて、
1k㎡当たり16.2MBqが降下致しました。
メガというのは100万ですので、1㎡当たりでは16.2Bqという事になります。
大阪府の面積、1,899k㎡を掛けますと、307億Bqとなります。
これは先ほどの36億1,000万、これの約8.5倍です。
既に大半が大阪湾に流れ込んだものと思われます
見て頂いたら分かりますように、大阪湾に流れ込む近畿圏、大体同じような状況ですので、
したがって、既に受入ようとする瓦礫に含まれると思われるですね、
放射能の何十倍もの放射能が既に流れ込んだ状況です。
まっ、今更広域処理で汚染を広げるとか
漁業で風評被害が起こるとか議論するのは、いかがなものかと思います。

まっ、ビックリされた方もいらっしゃると思います。     ←違う意味でビックリ・・いや呆れる
その下の図は、大阪府立公衆衛生研究所のデーターで、
137のセシウムだけをプロットしております。毎月の積算の降下性のセシウム137ですね。
昔は、もっともっと沢山の放射能が降っていました。
私が産まれた翌年の1963年5月には、月間で今回の87倍も降っておりました
今回の福島第一原発の87倍も降っていました。
まぁ、その前後の月でも毎月数十MBq降っていた
まぁ、もっとビックリですね。
で、この頃は、まぁ、肉も貴重品で我々は目刺しやら、あじの開きやら、
沢山の魚を食べて育ってたわけですが、でも平均寿命はどんどん延びて、
日本は世界トップレベルの長寿国になったわけです。

で、まぁ、今回東京ですね、これは私が勝手にプロットさせて貰いました。
えー、セシウム二つ合わせて16,600Bq/㎡、まぁ僅か10cm四方、これくらいの所に
166Bqもの放射能が降下しております。
表1を見て頂きますと、福島は勿論凄い数字ですけれども、
東日本は全体にほぼ三桁から四桁の数字が並んでおります。
で、まぁ、その結果ですけれども、2ページ以降ですね、見て頂いたら分かりますが、
これは普通のゴミ焼却、一般廃棄物処理施設の緊急調査というのがされたんだと思いますが、
その資料がホームページにありまして、本当は中部地方もやってるんですけれども、
関東・東北だけに絞らせて頂きました。中部地方は一部もう高い所だけでさせて頂きました。
沢山焼却炉が東日本に、これくらいあるという事ですけれども、
福島は元より、関東はかなり多くで最終処分場に入れる事が出来ない量の放射能が
出ている状況と言えます。まぁ、今日も栃木県でしたかね、新聞に書いてましたけれども、
それをどこに置いておくかという事で、大変な問題になっております。
で、まぁ、今回大阪府が、大阪市が瓦礫を受入る岩手県の状況ですけれども、
宮城県の北だから、当然低いと思ってたら、
内陸の金ヶ崎や一関ではかなり高い値も出ているという事で、
これはどうしてでしょうか、ちょっと不安になります。
大阪が瓦礫を受入る宮古地区では、飛灰で240Bq/kg、まぁ飛灰ですのでね、
33倍で割って頂いたら、元のゴミがどれくらいか分かるかと思いますが、
極めて低いようですが、一関や金ヶ崎での高い原因について、
環境省や岩手県はどのような見解なのでしょうか。

村上:
委員が配付されました資料についてでございますが、
昨年6月、東京都の江戸川焼却工場の飛灰から、8000Bq/kgを超える放射性セシウム
検出された事を受けて、環境省は東北地方、及び関東地方などの16都県に対して、
焼却灰の測定を要請すると共に、当面の取り扱いを示されました。
測定結果によりますと、岩手県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県
東京都におきまして、8000Bq/kgを超える飛灰が検出されております。
一関地区や金ヶ崎が高い事について、環境省に問い合わせたところ、
奥州市や一関市など、岩手県内陸部の一部地域においては、
空間線量率及び放射性セシウムの沈着量について、県内の他地域と比較して、
高い値が確認されており、このため焼却灰の放射能濃度についても
総体的に高い濃度の物が検出される場合もあるとしております。

井戸:
内陸部では、高くなる地域があるという事で、いわゆるホットスポットであろうという事は
理解致しましたが、沿岸部では殆どなさそうです
いずれにせよ、こういう事もありますので、受入時の検査はしっかりとやって欲しいと思います。
海に落ちたり、流れたりした放射能に比べて、
内陸に落ちた放射能は、徐々にしか薄まらないと思います。
東京や福島の一般廃棄物処理場の飛灰の最近の状況がどうなっているか、
今も心配される状況だと思いますが、いかがでしょうか。
また、東京で高い放射能が飛灰から出ている江戸川工場のゴミ焼却炉は日量何トンでしょうか。

村上:
東京都が公表しているデーターによりますと、飛灰の放射性セシウム134と137の合計値で、
昨年9月23日採取分が13,630Bq/kgでしたが、
本年8月8日採取分は3,780Bq/kgとなっております。
福島市に問い合わせたところ、昨年12月に環境省が測定したデーターとして、
福島市の阿武隈クリーンセンターで、52,700Bq/kg、
荒川クリーンセンターで43,900Bq/kgという測定結果が公表されておりました。
その内、最近の測定結果は公表されておりません。
尚、東京都の江戸川工場は300tの焼却炉が2基あり、合計日量600tとなっております。

井戸:
まぁあの、焼却でよく33倍に濃縮されるなどと言われますので、
それを基に元のゴミの放射能を推定しますと、
東京の江戸川工場で、一番高い時、最大で約410Bq/kg、
福島市では、一番高い時で、2,900Bq/kg含まれていた事になります。
これは、実は去年の7月頃のデーターですので、放射えー、原発事故の起こった3月、
4月頃はもっと高かったかもしれません。
今でも江戸川のゴミには、推定しますと、100Bq/kg以上の放射能が含まれているようですが、
焼却処理は続いております。最も、えー失礼しました、
量も江戸川工場だけで日量600t、舞洲では瓦礫の処理の日量は100tですので、
その6倍であります。
バグフィルターで、よく危険と言われますが、このゴミ焼却に何か特殊なフィルターが
使われているのでしょうか。
排ガスからはどの程度の放射能が検出されているのでしょうか。
基準値を超えた所はありますでしょうか。

村上:
舞洲工場のバグフィルターの仕様は、テフロン加工された不織布となっております。
排ガスからの放射能濃度ですが、
焼却灰が8000Bq/kgを超えている施設を含む東日本に立地する一般廃棄物焼却施設の
排ガス中の放射性セシウム濃度のモニタリング結果が公表されておりますが、
13都県186施設、290炉において、2施設を除いて不検出でありました。
検出された施設においても、基準値を大きく下回る低い値となっております。
尚、基準値を超えた施設はございません。
検出された施設は、福島県の須賀川地方衛生センターで、
セシウム134が1立方メートル当たり0.49Bq、セシウム137が1立方メートル当たり0.42Bqとなっており、
茨城県の牛久クリーンセンターで、セシウム137が1立方メートル当たり1.96Bqとなっております。
これらの排ガスの放射能の濃度限度は、セシウム134とセシウム137のそれぞれの実測値を
20と30で除した和が1を上回らない事とされておりますが、
須賀川では0.0385、牛久で0.065と、基準値である1を大きく下回っています。
この濃度限度の根拠は、同一人が0歳児から70歳になるまでの間、
毎日、当該濃度の放射性物質を含む空気を摂取し続けたとしても
被曝線量が一般公衆の許容値である年間1mSv以下となる濃度として設定されたものです。

井戸:
見て頂いたら分かりますが、東京を含め東日本ではお配りした資料のように、
軒並み高い値が出ております。
もし、バグフィルターが危険で焼却処理が駄目という事なら、
東日本でゴミを焼く事を諦めざるを得ないでしょう。
殆ど住む事を諦めねばならないという事です。
東京で、ゴミ焼却反対の声はあるのでしょうか。
また、東京でも反対があった中で、瓦礫の受入もしてると思いますが、
その後はどうでしょうか。環境省はどのようにコメントされているのでしょうか。

村上:
東京都によりますと、東京都でも反対の声がないわけではないが
東京都及び受入自治体民間事業者において、搬出時の災害廃棄物受入施設での処理に係る
モニタリング数値を公表し、安全性を確認して頂いている
今まで処理実積からも測定した前検体で基準値を十分下回っており、
広域処理は粛々と進めていくとの事です。
このような方針で、都としては反対の声はまだ一部あるものの、
冷静に対処、進めていると聞いております。
環境省は、8000Bq/kgの焼却灰等の処理の推進、
廃棄物処理施設における放射性物質のモニタリングを実施し、排ガス等の安全性の確認を行うと共に、
その結果を適宜公表する事により、住民の理解、促進に努める事が重要としております。
また、放射線量の測定データーなど各種メディアを活用した積極的な広報、
瓦礫受入の先行事例における情報発信など広報活動を進めているところでございます。

井戸:
いずれにせよ、東京では最大で推定約410Bq/kg現在でも100Bq以上の放射能を含んだゴミ
舞洲工場と同じような普通のバグフィルターで焼いている。
けれども、排ガスからは放射能は検出されていないとの事であります。
ホームページにもしっかりと数字が、数字と言うか、測定結果が出されておるのを見ております。
住民も非常に冷静に対応されているようであります。
それでも、大阪では行政の基準を信じず、不安を言う人が居ますので、
どれくらいの被曝になるか、今回は仮にバグフィルターで全部素通りして、
それを人間が吸い込んで、どのくらい被曝するのかを大胆に計算してみます。
私自身の質疑で大分不安を煽ってしまったかもしれませんので、
沢山ゼロを並べて、なんだこんな程度かという事で、安心して貰いましょう。 ←(`皿´)ウゼー
まず、焼却処理が予定されている舞洲工場の煙突からは、
毎分どのくらいのガスが出てくるのかをお教え下さい。
過去の委員会での質疑で、最新工場の試算データーで、
セシウムが付着する事となる浮遊粒子状物質が最大着地点でも33万倍に薄まると聞いていますが、
舞洲工場の最大着地点では、どの程度ガスが薄まるのでしょうか。

村上:
舞洲工場の排ガス流量ですが、2系統合わせてまして、概ね22万Nm3/hとなっております。
舞洲工場の環境影響評価によりますと、最大濃度着地点は東北東方向におよそ2.6kmの所で、
最大着地点における希釈率は約70万倍となっております。

井戸:
そうすると、人間が1分間に吸う空気というのは大体8Lなので、
46万分の1を吸い込むという事になります。
ずっと岩手県からの瓦礫、放射能の量で最大36億1,000万Bqを焼いている間
煙突の先に張り付いたとして、約7,900Bqを吸い込むのです。
その場合の経気道による内部被曝は、吸入摂取の場合のセシウム137の実行線量係数として、
3.9掛ける10のマイナス8乗Sv/Bq、これを用いて計算しますと、まぁ難しいですが、
結果としては、0.31mSvになるという事です。
これは一年間に受ける自然放射線量大きく下回ります。
煙突の先でですね。   ←井戸には是非、煙突の先に張り付いてほしいw
更に、最大着地点でも70万倍に薄まるという事です。
すなわち、一番濃い空気が流れる所でも、70万分の1止まり、0.00000044mSvの内部被曝です。
バグフィルターがなくとも
空気が何らかの地形とか建物などで、吹きだまったり、
或いは粉塵として落ちた、地上に落ちた物が、また舞い上がったりして、
吸うような事もあるでしょうが、沢山あるゼロが一つか二つ減る程度でしょう。
内部被曝は僅かなものと考えられます。
実際には、更にバグフィルターがあります。
環境省が嘘つきでなければ、放射性セシウムが99.9%以上除去されるので、
更にゼロが三つも付く。小数点の後九つと、まぁゼロばかりで正しく読めそうにないので、
言うのは諦めます。一方で、落ちた放射能による外部被曝もありますが、
広い範囲で広がるので、自然にある空間線量に変化を与えるほどではないと思います。
仮に半径1kmの狭い範囲に、バグフィルターを全部素通りして、36億1,000万Bqが
均一に落ちるとして、約1,200Bq/㎡となりますので、
まっ計算式は省略しますけれども、そこからの空間線量は0.0031μSv/hですね。
年間にして0.037mSvと推定されます。
実際には、もっともっとも~っと広い範囲に落ちます
まぁ、反対されている方に言わせると、さ~らに遠くまで広げるので心配だという事なんでしょうが、
逆に広がれば広がるほど、桁違いに薄まる
当然、これよりも低い空間線量になるのです、バグフィルターがなくとも。
まぁ私も素人で、簡単な計算式を探してやってますので、多少の誤差やミスはあるでしょうが、
健康リスクを評価するには十分なものと思っております。
バグフィルターの危険性を仰られる人には、ちょっと異常なしつこさがあります。
まぁ一部には、収支計算などが出来る凄い知識をお持ちのくせに
これくらいの簡単な計算でも、焼却処理での被曝線量が推定出来る、
まぁ実際には僅かであるのが分かっているはずです。
反対派はメーカーがバグフィルターでは、放射能が捕れないと、
そういった、そういう事をよく言われますが、
それについて環境省はどのようにコメントされていますか。
また、HEPAフィルターなどのほうが良いというような陳情書もありましたが、
焼却炉で使えるようなものなのでしょうか。

村上:
環境省によりますと、十数年前に各地の焼却施設でダイオキシン対策を行った際に、
その技術基準として、バグフィルター前の排ガス温度を200℃以下に下げなければならないとした。
200℃まで排ガス温度を下げると、セシウムの融点は600℃であるので、
煤塵と同様に、セシウムは主に固体となり、煤塵に吸着する。
この煤塵を捕るのがバグフィルターであり、
バグフィルターは0.1µm程度の非常に小さい粒子まで捕れる設計となっているとしております。
HEPAフィルターとは、格段に放射能濃度の高いゴミを燃やしている原子力発電所の
廃棄物焼却炉において、セラミックフィルターと組み合わせて使用されている高性能フィルターです。
環境省によりますと、今回受入る被災地の廃棄物の放射能濃度は、全て不検出であり、
原発からのゴミから見れば、比較にならないほど低い物である為、
HEPAフィルターを使用しなくても、バグフィルターのみで煙突出口の管理目標値を
満たす事が可能としております。

井戸:
先ほど、外部被曝年間0.037と言ってしまいました。0.027mSvという事でちょっと訂正しておきます。
大きな差はないと思います。
(市長、有難うございます)
まぁ、ダイオキシンの時、私も経験しましたが、
その時は確か電気集塵機をバグフィルターに変えろと、
そういった事で多くの焼却炉の改修を余儀なくされました。
今回は、今のところそういった動きはないようでありますが、
いずれにせよ、炉を改修するとなると大変なお金が掛かります。
まぁ、ゼオライトのように不安対策の為リスク以上に大金を掛ける
そういった事は、これ以上ないようにお願いします。
最後に、橋下市長に提案があります。
私がダイオキシン問題に大阪府の係長課長補佐として対応した時、
環境は環境担当の幾つかの部会、健康は健康担当部局で、私の担当課が部会長をする、
えー、健康対策部会、それぞれ手分けをしてやっておりました。
今後も色々な健康に関する不安を言う、そういった陳情やら、交渉やらが出てくるでしょう。
今、環境局が一手に引き受ける構図になっています。
その都度、環境省に聞いてみますと言うようでは、結局、霞ヶ関自体が信用されていないから、
不安を煽るだけ、扇動家が居れば、つけ込まれるだけです。
回答もいつも非常に遅いようです。
放射能の健康影響は、ダイオキシン同様に、全くないレベルで、
地元住民や一般市民には、既に十分なご説明はされたと思います。  ←どこが?
まぁ、騒いでいる、不安を煽って
市長の評判を落としてやろうという人々には
これ以上お付き合いをする必要はないわけですが、
やはり、一般市民は放射能の知識が不足しており、
若いお母さん方が、かなりの不安を煽られる事もあると思います。
実際に、焼却を始めると、反対運動
或いは場合によっては扇動家の活動にも拍車が掛かる事でしょう。
そうなると、大阪市環境局も大変であります。
毎日のように、押し掛けて来られて仕事にならないのではないか。
実際に試験焼却とかになると、どうなるか心配であります。
陳情書にあるような健康調査は、環境省の言う通り、全く必要ないでしょうし、
その為に特別な部署を置くまでの必要性は感じませんが、
どうしても避けられない市民の不安対策には、大阪市の局横断的に、或いは大阪府なり、
大阪府及び大阪市の各大学や私立環境科学研究所、府立公衆衛生研究所などの研究機関、
或いは健康危機管理を担う保健所や身近な各区の保健センターの保健師なり、
必要に応じて医師なりの専門家が対応する、或いは対応して頂くのはどうでしょうか。

橋下:
あの、瓦礫のこの受入については、なかなか立場の違いと言いますか、
考え方の違いによってですね、幾ら説明しても、議論しても
ご理解頂けないというような状況でありまして、
これはもうある意味仕方のないところなのかと思っています。
ただ、あのー安全性については、きちんと専門家の皆さんに、きちんと検討して貰ってですね、
安全のチェックはやります。その基準はですね、普通に日常生活で、このように生活をしていても
一定の放射線を浴びているわけですから、
そういう日常生活で浴びている放射線の量と比べて、←また出た!アホの一つ覚え
どうなんだという視点で考えなければいけないというふうに思っています。
今回の安全基準に照らしたですね、まぁそのチェックをクリアすれば、
これは自然に浴びてる放射線量に比べても、はるかに低い放射線の値にしかならないという、
まぁ、そういうような安全基準を設定していますので、安全性には何ら問題ないんですけれども、
ただ、放射性物質という事で、これまでにあまり住民の皆さんが経験した事のないような、
そういう事態でありますから、説明はきちっと尽くしていかなければいけませんが、
それでも、どうしてもご理解頂けない場合であったとしてもですね、
これはやはり進めていかなければならないと思っています。
まぁ、その際には、委員からご指摘、ご提案がありました通り、
環境局だけで、物事を全て進めるという事には、やはり限界がありますので、
関係部局、またその他の機関ともしっかりと連携をしながら、役割分担をしながら、
きちんと対応していきたいと考えております。

井戸:
各局連携して、また大阪府ともですね、適切な役割分担で対応して頂ければと思います。

(以下は大飯原発について)
まぁ、一方で、先ほど資料配らせて頂いたんですけれども、
東日本の状況、本当に悲惨な放射能汚染と思います。
更に、今回の事故では福島第一の事故を起こした四つの炉及び燃料プールに
大量の放射能が、大部分が残っていると。まぁ運良く、最悪の惨事にならず、
奇跡的に助かったとも聞いております。
これは不安を煽るわけではなく、全くの事実です。
事故の時の福島第一原発と本社の、東電本社のやり取りなどが公開されますと、
更に心配が増してくるわけです。
仮に、原子炉の一つ、或いはその隣にあります燃料プールの一つに含まれる放射能が
全部放出されたら、半径30kmどころか、100km、或いはそれ以上の広い範囲が
風向きにもよりますが、壊滅的な被害を受けるわけです。
(略)

橋下:
先ほどの瓦礫の問題と、まぁこの原発の問題、まぁそうなんですけども、
安全なものは、しっかり安全だという事で、受入ながらですね、
しかしその安全基準だったり、まぁ色んなリスクの問題で受入られないものは、
しっかりと拒むという事は徹底していかなければいけないというふうに思っています。
今の大飯の3号、4号なんですけれども、
こちらは、いわゆるきちんとした安全基準に基づいた安全判断がなされないまま、
動いているという世界でも類を見ない特殊な状況であります。 ←瓦礫焼却もじゃ!
電力需給の問題から、僕も一時的には稼働やむなしというような判断をしましたけれども、
今、節電要請期間も終わってですね、えー、電力需給の逼迫性はもうなくなってるわけですから、
そうであれば原則に立ち返って、この大飯3号、4号については、一旦停止をするという事が
当然の事だと思っております。
特にあの、新しく原子力規制委員会が出来ましたのでね、こちらできちんと安全基準を作って、
今までの原子力安全委員会と保安員が行ってきた原子力発電の行政が、
これもう全く使い物にならないという事がはっきりしてですね、
もう解散、保安員も解散ですか、安全委員も解散なんですかね、
特に斑目委員長は、安全神話に安住していたという事の反省の弁も述べているわけでして、
この安全委員会と保安員がですね、えー、関与した、あー、今の政府の、おー、
閣僚決定で行った、閣僚会議で行ったその安全確認というものは、
もう前提が崩れてしまってるわけですね。
安全委員会と保安員自身が、もう自分たち不十分だったという事を認めてるわけですから、
彼らと一緒になって組み立てた今のスキームと言いますか、
その態勢っていうものが崩れてるわけです。
だからこそ一から原子力規制庁によってですね、原子力規制委員会、規制庁によって、
一から最高レベルの、世界最高レベルの、世界水準ですね、少なくとも世界水準の
安全基準を打ち立てて、安全性をチェックしましょうよというようなステージに
今移ったわけですから、そうであれば今新しい原子力委員会、原子力規制庁の安全基準、
これに照らし合わせて安全だというふうに判断をされていない大飯3号、4号が
動いてる事自体がおかしいわけですから。これはもう速やかにまずは停止をして、
原子力委員会、原子力規制庁の安全判断を待つというのが、本来の筋だというふうに思っています。
ですから停止をですね、これはあの当然、じゃ誰に向かって言うべきかという事なんですが、
関西広域連合では、停止という言葉までは入っていませんが、
これは大阪府、大阪市と、また松井知事と協議をしますけれども、
府・市という単位で、関西電力に対しては、やはりきちんと今の理屈でもって、
停止の申し入れをしっかりしていかなければいけないと思っています。

井戸:(略)

以上。
引き続き、各議員の質疑もアップしていきますが、井戸の発言は酷すぎる(´-ι_-`)
「不安を煽る」とか言うてるけど、「安全を煽る」ちゅう使い方は本来はせえへんやろけど、
どう聞いても、井戸の発言は煽ってる!
反対派を敵視し、見下げてるし、喧嘩売ってる!

井戸が冒頭に言うてた陳情書の人数。

合計1346件のうち、大阪市民が433件、大阪市を除く大阪府下が378件、その他が535件、
提出人数で言うと398人で、うち市内は97人に過ぎないと聞いております

これ、提出人数398人ていうのは、1346件に対しての事なんか?
詳しく知りたかったから問い合わせてんけど、
井戸が出してる件数は、大阪市会の事務局が出したものではなく、
維新、または井戸個人的に出したものらしい。

今回の請願・陳情書の件数は、1368件。(引き続き審査の約80件は含まれない)
この内、東日本大震災に係る陳情書は1000件を超えるらしく、
その中には、大飯再稼働や放射能汚染食品、住民説明会についてなども含まれてる。
民生保健委員会の請願書及び陳情書も週明けにアップされるらしいから、
大まかな内訳は分かると思うけど、市内・市外とかについては、役所で閲覧するしかないらしい。

合計1346件に対して398人て事やとして、
398人の内、97人が市内としたら、残り301人が市内除いた府下と他府県って事か?
で、大阪市が97人やから「一般市民の声ではないと確信」したんかよ?
どういう思考回路やねん?
そもそもフェアやないねん。広報も行き届いてないし、あくまでも陳情の数でしか判断してない。
6/10に行われた第7回大阪府災害廃棄物の処理指針に係る検討会議の議事録の4ページで、
小西主査「これまでに寄せられた府民意見について」は、26,201件になってる。
この内訳資料がこれまでに寄せられた府民意見についてに出てる。

◆総件数26,313件(平成23年3月14日~平成24月5月31日)
※反対意見(問合せを含む):26,201 件、賛成意見:112件
・ メール、ホームページ問い合わせシステム:2,781件
・ 電話:2,945件
・ FAX・郵送:310件
・ 来庁: 229 件
・ 署名・要望書:20,048件

6月以降は、府政へのご意見より、6月は103件、7月は67件、8月は未集計やけど27件ぐらい。
電話・FAX・来庁は含まれてないような気ぃするけど、
これだけの数が何らかの形で意見してるって事なんやけど、
それでも、この数字も井戸にしたら、同一人物ばっかりとかて言うんやろな。
橋下もそうやけど、反対派を活動家とか扇動家とかいう表現は止めて欲しい!
これは差別や!中には、なんとか市民団体とかあったとしても、
個人の集まりやん。そもそも橋下は、陳情すら読んでないやろ。
井戸は、さらっと読んだんか知らんけど、
ブログ「明日は民生委員会です」に
千件以上で山積みの陳情書、件数だけで中身はほとんどないことをしっかりと明らかにします
て書いてる。
中身が殆どないっちゅうのは、合計1346件に対して398人て事なんか、
陳情書の内容に対してかは知らんけど、
この数字発言で「~に過ぎないと聞いております」て言うてるから、
誰かに集計させただけで、全部は読んでへんのやろ。
ちなみに北山議員は全部読んだて言うてた。これは提出した者にとっては有り難い。
色々情報収集して、自分なりに考察して、色んな気持ち込めて懸命に書いてるんやもんな。
それを中身がないとか、失礼極まりないわ(`・ω・´)

東京都民と比較して、『大阪では行政の基準を信じず、不安を言う人が居ます』て、
行政の何を信じろ言うねん?
信じて貰いたいんなら、ちゃんと誠心誠意を見せれ!
口では、市民の安全・安心を第一に~言うてるけど、
実際は、逆の言動でしかないわ!

それと井戸には、是非、煙突に先に張り付いて貰いたい!
2年間毎日!食事は100Bqで!

バグフィルターの危険性を仰られる人には、ちょっと異常なしつこさがあります。
まぁ一部には、収支計算などが出来る凄い知識をお持ちのくせに

騒いでいる、不安を煽って、市長の評判を落としてやろうという人々には、
これ以上お付き合いをする必要はない

こういう発言は、ほんまにムカツク!
評判なんか、とっくに落ちてるわ!自業自得の発言だらけやん。
橋下の評判気にする前に、自分の評判を気にせーよw

橋下は相変わらず、自然放射線と比較して~から進歩してへんし!
大飯原発再稼働についての発言で『世界でも類を見ない特殊な状況』て
瓦礫焼却も『世界でも類を見ない特殊な状況』やん!

井戸が言うように、煙突の先でも安心、しかもバグフィルターなしでも安心!なら、
被災県で野焼きしたら?広大な土地がようさんあるねんから、穴でも掘って
周囲に消防車待機させといて、全焼したら消せばええやろ。
ほんまに安全なら出来るやん。
それを測定してどーとか、安全基準がどーとか、危険やからやろ?
で、反対派が理論的に意見述べて、論破したら感情論で反撃するて、どーよ?
挙げ句の果てに、海は広いし、空は広いから
万が一、全部漏れても影響ない!って、どんだけ思考能力が腐ってるねん!

9/19の井戸のブログ「委員会質疑」に
舞洲工場の煙突の先でずっと吸い続けた場合の内部被ばく(BFなし)   0.31mSv
最大着地点で吸い続けていた場合の内部被ばく(BFなし)      0.00000044mSv
最大着地点で吸い続けていた場合の内部被ばく(BFあり)    0.00000000044mSv
実際には巻き上げや吹き溜まりがあるでしょうが、たくさんある0が1つか2つ減る程度でしょう

民生委員会のおさらいか?w
こんな数字出して何の意味あんねん?
まさに机上の空論やな。
で、何か問題が出たら「想定外」やろ。便利な言葉やな。
想定外の事も起こる可能性あるから、危険リスクは過大評価すべきやのに
過小評価して安全!安全!て、騒いでるのはお前らじゃ!

安全厨は全員揃って、煙突の先でずっと吸い続けれよ!