2012-02-29

岩手県 環境生活部 資源循環推進課より

先日、岩手県に要望メールをしたら、回答が届いた。
苦情ではなく、なぜ被災地で処理できないのか、
陸前高田市長の件も含めて、瓦礫受け入れ以外での支援についてなどの提言。

以下、回答全文。


このたびは、県政に関する御提言をお寄せいただき、ありがとうございました。
御提言いただいた件につきまして、次のとおり回答いたします。
皆様からお寄せいただきました御提言は、積極的に県政に反映させていきたいと
考えておりますので、今後ともお気づきのこと等がありましたら、
お気軽に御提言くださるようお願いします。

○現地に焼却施設を建設することについて

岩手県の災害廃棄物は約435万トンと推計され、県全体の一般廃棄物量の10年分にも
相当する膨大なものですが、3年以内(平成26年3月末まで)に処理を完了すべく、
全力で取り組んでいるところです。
現在、市町村の清掃センターだけでなく、太平洋セメント等の民間施設など県内の
既存施設を最大限活用するほか、既に、仮設焼却炉を新たに2基、宮古市と釜石市に
整備したところですが、焼却炉を更に整備することについては、課題が多いのが現状です。
具体的には、 設置に適した土地が確保できたとしても建設・稼働までに1年程度を
要してしまい、3年以内に処理する場合、稼働期間が実質1年程度に限定され、
1日100トン処理可能な焼却炉であっても、広域処理をお願いしたい量(およそ50万トン)を
焼却するには、相当な数を整備しなければなりません。
また、焼却により大量の焼却灰が発生しますが、そもそも、県内に、それを埋め立
てるための最終処分場が足りません。一方、新たに最終処分場を整備するとしても、
少なくとも5年以上は要してしまい、処理期限に間に合いません。
私どもとしましても、できるなら県内で全てを処理すべきと思っておりますが、
こうした事情から、3年以内で処理を終えるには、どうしても県外の皆様にご協力を
お願いせざるを得ない状況となっております。
また、このような状況であることについては、陸前高田市にもご理解をいただいているところです。
被災者の方々からは、がれきを見るたびに胸が痛み、また、亡くなった方を弔うためにも、
3年ではなくもっと早く処理をしてほしいとの声も寄せられており、一日でも早い復旧・復興のため、何卒ご理解とご支援をいただければ幸いです。

以上。
そもそも処理期限ていうのが引っ掛かる。26年3月末まで。
目標を設定するのは大事なことで、県民の皆さんも具体的にいつまでというのがなかったら
希望や目標も立てにくいとは思う。
けど、この26年3月末までいうのは、助成金が入ってくる期限でもある。
一日でも早い復旧・復興は誰しも望んでることでもあるけど、そこまでこの期限に拘るのが疑問。

環境省によると
沿岸市町村の災害廃棄物処理の進捗状況(平成24年2月20日) [PDF:147KB]が公表されてる。

これ見ると、岩手県は仮置き場の設置数が110カ所で、災害廃棄物約476万トンの内、
87%(約414万トン)が仮置き場へ搬入済み。
宮城県は、仮置き場の設置数が151カ所で、災害廃棄物約1569万トンの内、69%(約1088万トン)が仮置き場へ搬入済み。
住民の生活圏には殆ど瓦礫がなく仮置き場にしろ、特別生活に支障が出てるわけではないと思う。
むしろ、生活圏で瓦礫はなくなったものの、その場所が復興できてない事が問題。

平時のときやなく、この非常時に全く役に立たん政府、環境省には、
やっぱり強行に要望すべきと思う。
助成金も一年ぐらい延ばせよ!政府!

岩手県東日本大震災津波復興計画 復興基本計画案 ていうのがあるんやけど、
津波被害が大きかった海の近くの集落は、集落ごと高台に移住する計画もある。
で、沿岸部には色々建設予定してるから、コンクリートは必要やし
瓦礫処理して使えるんちゃうやろか?
瓦礫の種類も色々あるから、全部は無理にしろ、再利用も可能なはず。
各自治体が引き受けても安全な瓦礫なら、再利用した建物から放射線量が出たところで
大したことないっちゅうことやよな。

焼却灰を処理する最終処分場が足らんてことで、新たに建設したら5年以上掛かるって話やけど、
足らん分は、福一なり福二に持って行けばええんちゃうか。

瓦礫受け入れ反対派に対して、自分だけ良ければええのか!とか
本気で被災地の復旧・復興を願ってるんか!とか
絆は?って攻めるけど、大半は支援したいと思てるし、復旧・復興も願ってる。
うちは何より、未だに行方不明の方々が一人でも多く、一日でも早く、
ご家族の元に帰ってくることを願う。
そもそも復旧・復興って、何かって事やと思う。
瓦礫が全部処理されて、計画通りの建物が建設される事やろか?
うちは違うと思う。
どんなに情景がきれいになっても、心は簡単には晴れない。
家族を亡くした悲しみや苦しみは簡単には消えん。
街並みがきれいになればなるほど、虚しさも増すよ。
復興!復興!いうけど、そういう心のケアが一番大事やと思う。

瓦礫受け入れ反対派を罵倒するけど、
ほんまに、それが被災地のため?県民が一番に望んでること?
もし、ほんまに県民の多くがそう望んでるなら
外野がエゴ!とか絆はどないした!分かち合え!とか言わず
被災県民が言うてくれと思うわ。
「放射能のリスクは多少なりともあって、そっちが被曝するかもしれんけど
それでも、自分らのために我慢して受け入れてくれ」と。

日々、各地で講演をしたり、被災地の方々とたくさん会う機会のある武田先生
現地の人は現地で処理してほしいと望んでると言ってる。

瓦礫の引き受けは被災地を苦しめる」と書いてる。

多分、とやかく反対派を責めてる人たちよりも、被災者と多く接してるやろうし
たくさんメールも届いてるはず。

受け入れ賛成派の人たちに、声を大にして言いたい!
賛成派はそう思ってるのは自由、人それぞれ考え方が違うのは当然や。
けどな、
反対派を責めるな!攻めるな!


罵倒すんな!


エゴて言うな!

絆がどーたら言うてるけど、反対派を批判してる人間の言うことか?
そんだけ、絆て言うんなら、反対派の気持ちぐらい、それこそ分かち合え!
その気持ちも理解できひんヤツが「絆」て言うな!
「分かち合おう」なんか言うな!

それとな、「引き受け賛成です」程度の人はともかく
批判して、罵倒して引き受けろ!て言うてるヤツは
もし引受先の自治体住民が被曝して、数年後に症状が出たら
自分が吐いた言葉に責任とれよ!
覚悟して叩け!


岩手県久慈市の瓦礫を視察した方のブログがある。

現地の人たちの話

「(数値が)問題ないならここに穴掘って埋めればいいって誰もが思ってんだ~
その方が作業も簡単でいいんだし、コストもかかんね~んだからさ~」


国の方針(法)が変わらない限り、運んで焼く事になってしまうんです」


ほんまに問題ないんなら、焼却せず埋めたほうがええやん。
てか、問題ないんやろ?環境省!
問題ないから全国に依頼してんやろ?
ほな、埋め立てたらええやん。
それに、わざわざ秋田県に持って行く必要ないやろ!
結局、秋田県も補助金目当てちゅうことか!

これが分かち合いか?
分かち合うどころか、ぶんどってるやんけ!

瓦礫受け入れ賛成派の人たちは、こういう現状をどう思てんかな?
被災地の雇用に繋がることを奪い取ることが絆ですか?
こういうことが支援ですか?



2012-02-27

執拗なTwitter

昨日書いた瓦礫受け入れ反対派に対しての暴言吐いた
Twitterの【もも屋☆ひろのしん ‏ @momoyazaasai 】 
またレスつけられてたヘ(゚∀゚ヘ)

この粘着な性質、ほかのことにエネルギー使えよ!


もも屋☆ひろのしん ‏ @momoyazaasai
SNSの社会環境で都合がいと恥ずかしげもなく「以後返信無用」と返信出来る貴殿は、
そもそも震災や原発事故を客観的に語る気などないんでしょう?
隣のババ糞糞尿うちに流すな!」は主張は勝手だがそういう方には
下水を一切流さずゴミも自分で始末いただきたいですなあ。

やて。
金欲しさの産廃業者かよっ!
「都合がいと」っちゅうのは、「都合が悪いと」て書いたつもりなんやろ。
一体、何の都合やねん?
どんな妄想しとんねん!
そもそもこんな人間と語る価値もないやん。
てか、うちと語りたかったんかいっ!ww

で、そこまで仰るならと、レスつけといた。


金欲しさの産廃業者か知りませんが、放射能を糞尿と同等に捉え、
誹謗中傷を執拗にする方とは語るに値しない。ブロックします

てな。
ほんま、糞尿と放射能となんで同類やねん!
やっぱし、こういう人て、こういう話に持っていきたがる。
で、スルーしたら、都合悪いとか、誹謗中傷・罵倒しまくる。

反論・批判はまだええやろ。
なんぼでも、自分の考え方に反対する人間も居るやろうから
それは勝手や。
けど、罵倒はアカンやろ。
しかも、こっちは一切罵倒もせず、淡々と反論してるのに、
勝手に妄想して、糞尿とかトンチンカンなこと言うてくるし
下水を一切流さずゴミも自分で始末

って、何様よ?
瓦礫受け入れ反対派に対して、産廃業者が商売の邪魔せんといてくれて言うてるらしいけど
コイツも業者かよっ?

都合の悪いっちゅうのは、コイツやろ!
困ったら正論で返さず、罵倒で返すような粘着で、執拗過ぎるわ。

喧嘩売っとんか?


「震災や原発事故を客観的に~」って、この「客観的に」て、前も書いてたけど、
もうこの時点で、この人は現状理解できてない。
人ごとちゃうやろ。
東北の震災は、日本全土に影響してるし、
何より原発事故は日本だけやなく、世界にも影響を及ぼしてるような、とてつもない事故や。
放射能で汚染された食品は流通させてるし、
政府の対応はもう無茶苦茶や。
どこが客観的やねん?

こういう現実を妄想して罵倒してるだけの人間と何をどう語る必要あるねん?

ちゅうことで、もうウザ過ぎるからブロックした。
こんなヤツ相手にしてたら時間勿体ないわw

たかじんのそこまで言って委員会【"自己中心売国奴"の増殖】勝谷

2012/02/19放送
『今の日本このままで委員会!暴論極論 委異議有り!異議無し!?大激論SP』

の委員会、またもや勝谷がっ!ヽ(`Д´)ノ

テーマ「私が今危ないと思うこと」に対して

勝谷【"自己中心売国奴"の増殖】

「今、瓦礫の受け入れが全国で5%しか進んでいない。4都県しかない。
20何都県は全く検討もしてない。
何が絆ですか!いい加減にしなさいよ!
放射能付いてないんだよ。福島のものは福島に埋めるんだよ。

こんな事件がありました。先日。
沖縄に、海上自衛隊の第5航空群というのが青森に雪を持って行って
子供たちを毎年遊ばせていた。
沖縄に居るババアどもが危ないからやめてくれと言った。

辛坊「それね、沖縄に居るババアどもじゃなくて、実は・・・」

勝谷
「・・違う、居るっていうのは、今沖縄にいるわけで、
そうじゃなくて逃げてきてるんですよ、子供連れて。
沖縄の人たちは、宮古島に同じ雪運んだら宮古島では写真ありましたよ。
子供たちがみんな大喜びして滑ってる。

那覇に持って行ったのだけは、ソイツらが電話をして、
こういうTwitterもありますわ。散々呼び掛けて、いったん中止になった。
そしたら何て書いてるか。"やった~雪中止"
沖縄の県民でも何でもないんですよ、コイツら。
こういうのが今、日本中に増殖してるんだ
自分さえよければ良いという。
ただ、有り難いことに、那覇のアレは世間というものはいい加減にしろと周りが怒って
Twitterもこの後全部"コイツらなんちゅうヤツや"と書き込みですわ。

それを読んだ市長さんが、読んだかどうか分かりませんけど
市長さんが受け入れを決めました。
それが当たり前で、瓦礫の受け入れも普通の人に聞いてご覧なさい
ワーワーワーワー電話してくるヤツやなくて
みんなそれぐれいやったらうち引き受けましょうって言う人が
僕は日本人の多数だと思うんです
声の大きいヤツだけが、ふんぞり返って、威張ってるのはおかしい
ということを言っておきたいです。

もえちゃん
「勝谷さんが仰ってることね、すごい分かるんですけど、
勝谷さんが喋るとね、なんかね~素直に入ってこないのね」

哲ちゃん
「なんか一番自己中心的で、一番声がデカイのはこの人じゃないかという…」

辛坊
「一言で言うと、お前が言うな~ということですかね」

また勝谷の暴言。
青森県の雪の話は、瓦礫と別の話。
わざわざTwitterをプリントアウトして持ってきて、ご苦労なこった!
市長が読んで~分かりませんけど・・・って(笑)
相変わらず口から出任せ!
哲っちゃんの言う通り、一番自己中、声デカイ!
辛坊やないけど、お前が言うな!や。
態度もデカイし、ガラ悪いし、知ったかぶり
それだけなら、しゃ~ないかっ!で済むけど
勝谷の暴言だけは許せん!
瓦礫受け入れ反対してる人って威張ってるんか?
威張るどころか、みんな切望してるけどなあ。
ごく一部か、どこぞの団体の事か知らんけど、一緒くたにすんな!

勝谷にしろ、三宅、中田にしろ、Twitterとかで瓦礫反対派に対して批判してるヤツは
必ずっちゅうぐらい、別の話を持ってくる。
なんで?
瓦礫の話なんやから、瓦礫の話だけせーよ。
放射能の知識もないくせに、トンチンカンにもほどがあるわ。

うちはまだまだ放射能に対しては知識は多くはない。
けど、瓦礫受け入れ反対派の人たちは、みんな一生懸命勉強してる。
子供さんを、大阪を、日本を守ろうとしてる。
中には、こういう人たちの気持ちを利用してる団体も居るかもしれへん。
そやけど、何もかも一括りにして批判するのは間違てるやろ。

今日、ある人のTwitterを見てて、この勝谷のことが書かれてて
偶然見つけたツイートがあったんやけど↓


@mintune9さんが

勝谷氏が最後に瓦礫受入拒否の話と沖縄の青森からの雪の問題、
もうほんとその通りだと思う。根拠のないことを大きな声で
ワーワー言う一部のひとたち自分らの主張が通ったら「やったー!」とか、悲しくなるよね

って、ツイートしてた。


で、その返信が↓


もも屋☆ひろのしん ‏ @momoyazaasai 
@mintune9  瓦礫受け入れ反対の輩は「シーシェパード」と一緒でしょうね。
自分らの独善的正義感が一人歩きして世間のそこら中に迷惑掛けている。
こいつら放射能に反対するためならひとも殺めかねません


これ、なんじゃい!
シーシェパードて・・(;´Д`)鯨とイルカの件と瓦礫とどーゆう関係よ?
人殺し?( ゚Д゚)ハァ?
命を大切に考えてるからこそ、瓦礫受け入れに反対してるのに、
なんで人殺すねん?
どんな思考回路よ?マジで、こーゆう思考の人は怖いな。
自分が何言うてんか分かってんかな?

で、うちはもも屋☆ひろのしん ‏ @momoyazaasai にツイートした↓

「一括りにしないで!ましてや殺人なんて」
てな。
ココだけが論点やから、この一言だけ。
別に瓦礫受け入れに賛成やろうが、それはその人の勝手で、
そこまで、わざわざ議論する必要もないし、値せん人やと思たから。
そしたら、レスが届いて


もも屋☆ひろのしん ‏ @momoyazaasai
@toronyan_s @mintune9  
極論で言い過ぎの面はごめんなさいですが、「被災地が困っている」ことを、
その状況を客観的に判断してください
確かに福島の瓦礫には放射能があるかもですがその結果は誰が悪いんですか?
これまでの原子力行政は別にしても地震自体誰のせいでもない


って。( ゚Д゚)ポカーン
「言い過ぎ」て、えらい軽く言うもんやな。
シーシェパードはともかく、殺めかねんとまで書いたのに?
自分の発言の重さを全く自覚できてない。
おまけに、被災地が困ってることを客観的に判断て?
客観的どころか、友達が暮らしてるから、人ごとやないで。
てか、なんでコイツに「判断してください」て命令されんとアカンねん?
なんで上から目線やねん?
で、誰が悪いんですか? 誰のせいでもないって。なんじゃそら
支離滅裂。うちが誰かのせいにしたか?
地震は誰のせいでもないて・・当たり前やん。アホちゃうか~
けど、原発事故は人災。
なんで別の話すんねん?
ちゅうことで、返しました(;・∀・)


客観的どころか被災地に友達が居るので自分の事の様に考えてます。
瓦礫拡散に反対してる住民が殆どです。何故だか分かります?
誰が悪いかって?論点ズレてますよ

ってな。そしたら、またレスついて

もも屋☆ひろのしん

ではその「殆ど」の声が国民に届かないのはどういうことかな?
渋谷でいかにもヤンキーな女子高生10人に「経験ある?」って聞いて
8人「ある」と答えれば「東京の女子高生は8割経験済み」と三流週刊誌は言うだろう。
分母を操作して「殆ど」などと言うのは国民を欺く行為だ


呆れて、もうアホらしいというか、女子高生とかヤンキーとか、経験ある?とか
なんやねん!妄想で生きてるんかい!

ちゅうことで、

だから貴方は論点ズレてますよ。 
受け入れ反対派に対して「シーシェパードと一緒、世間に迷惑掛けて、人も殺めかねない」
とツイートしてる事に対して「一括りにしないで」と書いた。
どんなに言い訳して別の話にすり替えようとしても無意味。以後返信無用

て書いた。
もうウザ過ぎる!「殆ど」の言葉に対して、国民を欺くって・・どんな発想やねん?
あっ、「私の知る限り」殆どの人は~にすれば良かったか?(;・∀・)
ちゅうか、そこ突っ込むとこなん?
自分の「殺めかねませんよ」を棚に上げて、いや、上げるどころか忘れてる?
国民の皆さん!欺かれました?うちの「殆ど」に。
もしたった一人でもいらっしゃったら、謝罪致します。

まぁ、こんなふうに、瓦礫受け入れ反対派を批判する人って
なんでこうも論点ズレてるんやろ?
本人は正論のつもりか知らんけど、必ず違う話題を持ってくるのは共通してるな。

三宅のパイロットや宇宙飛行士、
中田の墓地やゴミ集積所、
勝谷の青森の雪、
松井の喫煙と飲酒、
橋下の憲法9条と教育と湾岸戦争
で、もも屋☆ひろのしんのシーシェパード

なんかどれも意味不明の論点ズレ。
けど、誰も自分で気づいてへんのがお気の毒過ぎるw

2012-02-26

たかじんのそこまで言って委員会「全国的な震災ガレキ受け入れ」について

20120219たかじん委員会a「全国的な震災ガレキ受け入れ」

20120219たかじん委員会b「全国的な震災ガレキ受け入れ」

削除される可能性もあるんで、文字にしとく。
テレビでこんな腹立ったんは初めてや。しかも、たかじんの番組で。


【ナレーター】
東日本大震災から11ヶ月。しかし被災地復興の足かせになっているのは、大量の瓦礫。
岩手県で11年分(1569万トン)、宮城県で19年分(476万トン)のゴミに相当する瓦礫が出ているが、
放射能汚染を不安視する市民の反対が根強く、瓦礫を受け入れているのは、東京と山形だけ。
その東京でも受け入れ当初、市民から反対意見のメールや電話が3500件も殺到。
これに対して、石原知事は
「何も放射能がガンガン出ているものを持ってくる訳じゃないんだから、黙れって…」

ただ、殆どの自治体では、黙れと言える雰囲気ではなく、
瓦礫受け入れを表明した神奈川県の黒岩知事は、県民との対話の場で「異議あり」の
怒号に晒され…

あの橋下市長が、知事時代の大阪でも受け入れ基準の専門家会議が、
傍聴席の市民らの「異議あり」により、中断させられる事態が発生。

ところが、国は瓦礫の灰の放射能レベルは、1kg当たり8000ベクレル以下なら埋立が可能との
基準を示しながら、最終判断は自治体任せにする始末。

このままでは被災地の復興は遅れる一方。
今こそ日本人の絆を発揮し、全国でリスクを分担して、全国的な瓦礫受け入れをしようじゃないか。

そこで皆さんに質問です。全国的な震災瓦礫受け入れ、この主張に異議あり?異議なし?

異議なし
中田宏「皆、自分のエゴだ」 

勝谷誠彦「尖閣」 

石井苗子「原発を考えるには必要」 

三宅久之痛みの分かち合いとか絆とか言ってるのに論理矛盾」 

ざこばお互い様」 

異議あり
飯島勲3県が3分の1ずつの処理場所を決めて処理すべき

田嶋陽子放射脳汚染物なら受け入れてはいけない」 

わからない
宮崎哲弥「拡散させていいのか、分散させるべきなのか」

田嶋
「私はやっぱり放射能で汚染されていたとしたら、それをやっぱり色んな意味で、
全国にばらまくことになるから、それよりも一つ場所を作って、そこに全部瓦礫処理すべき
そして、空気と人間と動物から隔離しなければいけない。
空気が一番怖いわけで、人間があんな物で計ったって、空気は自由に飛んでるわけだから、
もう除染も私は信じていない。
だからもし、放射能で汚染されたものなら、どっかちょっと計って、何ベクレルだからOKとか
そういうレベルの話ではないわけ。
日本全国汚染されるよりは、一カ所設定して、そこで空気と動物と人間に触れない場所を作って
埋める。人を近づけない場所を作る。

中田「ちなみに、どこですか?その場所は」

田嶋
「ないよね~。でも、私は今除染は信じないって言ったの。
だから本当に福島の人には申し訳ないけど、福島の一部をそうして、明治時代のように
移住してもらうとか、そういうふうに考えないと、この除染は私は信じない」

ざこば「ほな、その町をこしらえて、その際の県はどうなるんですか?近所の県は」

田嶋「県て言ってなくて、カ所を作って、地中深く…」

ざこば「そのカ所の近所の住民はどうなるんですか?」

田嶋
「だから、地中深く埋めるとか、瓦礫でしょ。
県全体に瓦礫あったって、それ寄せ集めればいいわけだから、なんか抜本的なことをしないと
私は駄目になるから…」

勝谷「まともな話聞こう」

飯島
阪神淡路の時は、瓦礫は約1400万トン。これを5ヶ月計画どおり一日も遅れないで
全部処理した。今回3つの県で、約500kmのとこで2700万トン。1.900万トンぐらいです。
阪神淡路から見たらそんなに多くない。これを全く、復興って役所作りながら
政(まつりごと)、政治家として、きちんと900万トンずつ処理できない」

田嶋「でも大きな違いは、放射能汚染があるからですよ。それが一番の難点なんですよ」

飯島
「放射能の問題は、保安員やなんかもけしからんのは、世界の中で日本は5倍高いんですよ。
だから水道水の問題もあった。それを今基準値を下げるってことで、
基準値を下げるってことは、放射能の汚染の物体じゃなくて、一般廃棄物に変わるんですよ。
こういう問題の処理っていうのは、政治家が悪役じゃないけれど、どうやって処理するかって
いうのを決めなんで、もう10ヶ月ですよ。阪神淡路から見たら、もう全部処理できる

辛坊
「こないだ産廃業者の方と話出たんですよ。
熊本かなんかの産廃業者。その産廃業者の人が言うには、東北の瓦礫は、
全国の産廃処理業者にやれと指令を出したら、半年できれいに全くなくなると」

勝谷「そうです。大喜びですよ」

辛坊「ただし、正しくこの放射能で、熊本はいっぺん受け入れようとして、船に乗っけたら、
船が港に入るのを阻止されて、結局大騒ぎになって、もうやめましょうって話」

田嶋信じられないじゃない。政府の言ってること」

三宅
「ちょっと黙れ!私は思うんだけどね、あの大震災があった直後、これは全国民で
この苦しみを分かち合わなきゃいかんとか、絆を大事にしなきゃいかんとか、
東北だけを見殺しにしちゃいかんとか、日本全国の人が言ったわけですよ。
具体的に運び込もうとするとだね、それは高放射線のものじゃありませんよ。
みんなカウンターで計測してやるんだから、大したことないんだ
例えば、若田さんていう宇宙飛行士はね、地上にいる100倍からの放射線受けてんですよ。
国際線のパイロットは、これはもう何千マイクロシーベルトと片道で受けるわけですよ。
誰も癌だとかなんとか騒いでいる人居ないわけだから。
だからね、今確かに放射線は怖いけれども、低放射線に至るまでね、
国民がそんなに大騒ぎするほどのことはあるか。私は、だから東京都が受け入れるって、
もう石原慎太郎に全面的に支持します」

勝谷「偉い!」

三宅
「彼がグズグズ言ったら、黙れって言って、私も黙れって言いたいよ。
そんなら、そんな偉そうなこと言うなと、日本人のことだから、みんな。
分かち合いたいと言ったからには、分かち合えって言うんですよ」

田嶋「でもね、そういうきれいごととは違うと思うんですよ」

三宅「ちょっと黙れっちゅてんだよ。あのね、例えば福島のね…」

田嶋年とった人と若い子供の人とは違うんですよ、また」

三宅
「こら!静かにしろって言ってるのが分からんのか。
ここに座ってるのが、どなただと心得てる!恐れ多くも後期高齢者と」

田嶋「だから、若い子と違うんですよ、後期高齢者と」

三宅「だから、黙ってろっちゅってんじゃないか!
だからね、例えば福島でなんか材料作った、その材料がいかんとか」

田嶋「そんなこと言ってない」

三宅「花火作ったら、花火打ち上げんのも福島産だとか」

田嶋「そんなことも言ってない」

三宅「そういうことがあったんだよ、現実に。君が知らないだけなんだから、黙ってろ」

田嶋「知ってる。でも、あれおかしい」

三宅
「だから、そういうことまで言い出すなんていうのはね、
日本人としてはあるまじき事じゃないか」

田嶋「ほんとだ。おかしいよね」

三宅
「高放射線で、ほんとに危険ならそりゃ分かるよ。
だけども、そうじゃないっつってても駄目だと」

飯島「東京都だと50万トン、石原都知事。2900万トンと考えたらね、10年経ったってカタつかない」

三宅「そら、微々たるもんです」

飯島「町づくりもできない」

勝谷
「何もね住宅地の中の例えば運動場に敷き詰めて、子供走らせって言ってんじゃないんですよ。
どこの自治体だって山の奥の谷間を使って、一番安全なとこにやろうとしてるわけだし、
そういうとこに置いた、ほかのもっと怖い重金属もあるわけ。
それも流れ出ないようにシートを敷いたりして、ノウハウは非常にできてるわけで、
正に、これは我が儘としか言いようがない。天皇陛下が…」

辛坊「尖閣って何ですか?」

勝谷「ちょっと待て!天皇陛下が…天皇陛下っつってんのに、横から入って来んな!」

辛坊「無茶苦茶…」

勝谷
「天皇陛下が、直後になぜあのお言葉をお話になったか分かってんのか!国民は!
国民全部で、この痛みを分かち合って負担していこうちゅったじゃないか!
これ反対するヤツ非国民!」

─爆笑と拍手─  ←何これ!これぞプロパガンダ

勝谷「尖閣?」

辛坊「そう、尖閣」

勝谷「ごめん、ごめん尖閣ね。今の話した後でこんな話するのも・・・」

宮崎「何だよ、それ」

勝谷
「勿論、漁民の方いうか、海洋汚染したように、きれいにコンクリートでケイソン作って
尖閣諸島に全部持ってっちゃったら、中国人上陸してこないわけです」

辛坊「拍手して損した」

石井
「原子力発電所のゴミの問題って、今始まったことではないですよね。
だから完全に安全な方法なんて言ったら、もうロケットに詰めて太陽に向けて発射しろぐらいの
バカバカしい話になるでしょ」

宮崎「それは高レベル廃棄物みたいなものの話です」

石井
「やっぱりね、これはちゃんと行政がきちんとして、国は放射線のレベルを計ることが
科学者の言うことを右についたり、左についたりしてですね、フラフラしてるわけですよ。
だから自治体で、全国が先ほど言ったように処理の会社の人たちと組んで、
どこで安全で、どこにどれだけ持って行くかってことを計画的に進めないと、
私今、福島に支援活動で行ってるんですけれども、やっぱり橋の上から被災者を見ているような、
そんなようなふうな国民にしか見えないと。
遠い東北のどこかで起こって、年々忘れられていってしまうんじゃないかと。
本当に絆と言うんだったら、やっぱり瓦礫の処理をすることによって、
それから将来的に原子力発電所はあったほうがいいのか、ないほうがいいのか、
やっぱり自分の身近なところに瓦礫があって
初めてみんなが考えるんじゃないんでしょうかというような訴えもある」

勝谷
「いや、その論議を混同してるから今一番ややこしくなってんだよ。
高レベル廃棄物じゃないの三宅さんが言ったように安全なの。
それなのに、どうしてもお母さんたちのセンショナルの気持ちは分かるけども」

石井「気持ちは分かる」

中田
「田嶋さんの言ってることで、僕はほんと田嶋さん一つだけ正解と思ってるのは、
やっぱり政府が信用されてないんだよね。」

田嶋「そうなの」

中田
「だから政府が信用されてなくて、その結果として放射性レベルの話まで、
国民は不信を持っちゃってるわけですよ。
そこだけは政府の欠点なんだけど、駄目なとこなんだけど、
要はこれに関して安全だという議論が出たら、
これはもうそれぞれの自治体がほんとに受け入れなかったらね、3県見殺しにするだけよ」

勝谷
「中田さんね、政府の言うこと信じないの、分かるの。その通りなの。
全部嘘つきなのアイツら。だから政府が計って安全ですって言っても信用しないわけ。
だったら受け入れる自治体が、議員団の代表でも連れて行って、自分で計って、
それでこうですよと」

辛坊
「だから、産廃業者の方が仰ってましたけど、とにかく政府が、基準がはっきりしないんだと。
最初何ベクレルと言ってたやつが、ある日突然別のベクレルになって、
そうするとこのベクレルまでは絶対大丈夫だから、このベクレルを基準に受け入れてくださいと
政治家が言やぁいいんだけど、それ言わないから先に進まないって」

飯島
「保安員、経済産業省の官僚よりも、東電の官僚のほうが頭いいんですよ。
経済産業省より政治家の能力は、さらに悪い。東電の官僚のほうが知的水準も高いし、
技術屋も高い。これでどう思います?」

田嶋「だけど、中田さんがさっき言ってくれたことが原点です」

中田
「二つやっぱあってね、この問題に関しては、一つは原発反対運動に繋げて、
ひたすらこのことも含めて、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い的な運動になっちゃってるのが一つ。
もう一つは、先ほど何方かも仰った話だけどね、とにかく迷惑施設に対して
国民のエゴが過ぎるよ、これ。もう」

勝谷「過ぎる!」

中田
「もうね、自治体経営やってもそうだけど、焼却炉もそうでしょ。
それから墓地お前だっていつか死ぬだろうって。
だけどね、自分の家の近くに墓地ができるったらね、それだけで反対なんだよね。
地価が下がるとかね、カラスがやってくるとかね。
アンタ死なねぇのかって思うよね。
それから地域の中のゴミ集積所。自分の家の前だったら嫌だ。
だったら順番にすりゃいいじゃないか。
順番にするのも嫌だ。要するに、俺んとこが嫌だっていう主張なんだ、もう」

勝谷「特に首都圏は、あの原子炉で作った電気で食ってきたわけでしょ、ずっと。ねぇ~」

辛坊「ざこばさん、お互い様」

ざこば
「お互い様ですね。そやないと、軍事基地のことも言えないようになってくる。
もうお互い様で、自分とこなんかを被っていかなね、よその県のことを辛抱してくれとか
僕は言えんようになる。僕は普天間には、申し訳ないけど、ねっ。
今更県外言わんといたってぇなと。一つ頼んます、日本のためにて。
そやから、やっぱりお互い様で、日本のために、大阪も受け入れようやないかっていう
橋下さんの気持ちは僕も分かる」

勝谷「気持ちがね、その通りだ」

辛坊「じゃ、ざこばさんの家の隣の所に…」

ざこば
「それはね、極端すぎる。もうかまへんよ、ほんなら。
それやったらかまへんけど、うちの隣は家や。そやからそんな極端なこと言わんと
ちょっと山のほうへあれするとか、それは考えようよ」

辛坊
「ここまで話し合ってきて、この震災瓦礫の全国規模の受け入れに、
異議なし、異議あり、変更の方いらっしゃいますか?
宮崎さん、本心で言うとどっち寄り?」

宮崎
「いや、気持ちの問題は分かったよ。みんなで受け入れたいって。
ただ、行政論として、どう考えるかと言うと、飯島さん、3県で処理可能だと仰るし、
まだ分からないです」

田嶋「私も」

辛坊
「仰ることはよく分かって、私の個人的な意見なんか言うと、あれなんで、
もう番組として結論出しますから。
これあくまでも多数決で決めていこうという番組ですから。ということで、変更ありませんね?
当委員会としては、震災瓦礫の受け入れに異議なし!決定です」


好きな番組の一つやってんけど、どれぐらい前からかな・・たかじんも年のせい?で
守りの体制?みたいになって、おもろなくなってきたし、何よりパネラーの質が悪すぎる!
そこまでプロパガンダやって委員会」に改名したらええんちゃうか~
ここまで事実を改変するような番組は、早よ終わってほしい。

11年分とか19年分とか、情報操作してるけど
両県共に、3年で処理するて決めてる。
各自治体が引き受けても20%ほど。
瓦礫処理が遅いのは、80%の現地処理やろ!
そやから、20%のために、各自治体が支援とか、分かち合いとか、きれいごと言わんでも
数ヶ月延長すればかたづくやろ。
国の失政を棚に置いて、受け入れ反対派を侮辱すんな!

田嶋さんは、珍しくまともな事言うてるな~思て聞いてたけど
詰めが甘いw
中田に「どこですか?」て聞かれて、「福島原発」言うたらええのに!
ほんま、きれいごと違うって、そのとおりやん!
年齢によっても違うっていうのもちゃんと田嶋さんは分かってる。


ざこばもアホすぎ。その近所はどうなるんか?って自分が言うてるくせに
「山のほうへ」やて!その山の周辺はどーすんねん?て話やろがっ!
なんで普天間の話持ってくんねん?
放射能に対しては、「お互い様」は、成り立たん!


中田
どこですか?って、福一、福二があるやろ!
「3県見殺しにするだけよ」て、瓦礫なくなったら解決すんかい?
見殺しにしてんのは政府やろ!
矛先変えるな!
うちらが信用してへんのは政府だけちゃうで!
放射能無知なくせに、アンタらみたいに知ったかぶりで安全言うヤツもじゃ!
原発反対運動の人らと同類にすんな!
「原発市民投票条例案」のこと言うてんか?

関電管内の原発稼働の是非を問う投票らしいけど、
「脱原発依存」て松井と橋下が言うてたのに、なんで投票なん?て
思てる人間のほうが多いんちゃうか。
それより、迷惑施設と一緒くたにすんな!
墓地とかゴミ集積所の話と瓦礫処理とどう関係あんねん?
そういう話を意図的に持ってきて、「エゴ」呼ばわりすんな!
論点ズレ過ぎ!
「お前だっていつか死ぬだろう」て、ほんま下品なヤツ!
その話は別の課題で発言すべきやろ。
なんで瓦礫受け入れ拒否がエゴなんや?
なんで政府の言うてることが正論なんや?
そもそも、政府を信用するとかしてないのレベルちゃうねん。
もうそこのラインは終わっとんねん!知らんのか?
政府が強制的に拡散することに対して反論してるねん。
もう放射能が、低レベルとか高レベルやからとかの時限は終わってるねんで?
こんな発言するヤツが大阪市特別顧問とは、呆れるわ!
もう大阪に来んな!


勝谷、瓦礫を測定しても意味ないのも知らんくせにデカイ口叩くな!ボケッ!
田嶋さんのこと「まともな話聞こう」て・・お前もまともちゃうやんけ!

「首都圏は、あの原子炉で~」って、これまた意図的に切り取ってるやろ。
まるで首都圏が、電気代タダで福島原発から頂いてたかの言い方やな?
そこ言うんやったら、原発で潤ってきた市町村のこと言うてみっ!
その補助金も電気代に含まれて払てんのが首都圏やろが!

ざこばに対して「気持ちがね、その通りだ」って
お前、橋下を散々ラジオで叩いてたやろ! ↓
こんちわコンちゃんお昼ですょ!2012/1/17 勝谷誠彦 橋下語る

天皇陛下・・・
陛下のことを持ち出して、「非国民」扱いした勝谷、絶対許さんからな!

東北地方太平洋沖地震に関する天皇陛下のおことば(平成23年3月16日)

一部抜粋
これからも皆が相携え、労り合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています。
被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、様々な形で少しでも多く
分かち合っていくことが大切であろうと思います
被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体(からだ)を大切に
明日からの日々を生き抜いてくれるよう、
また、国民一人一人が被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、
被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。

─抜粋、以上。
瓦礫を受け入れることを分かち合うとは仰ってません!
それよりも、瓦礫を受け入れることで、全国民の子供たちが被曝することになれば
陛下は悲しみますし、それを望んでもいませんよ。
それと、
勝谷、お前みたいに「非国民!」と発言するような人間を陛下なら日本人と認めへんやろ
ほんま、陛下のお言葉を切り取って、圧力掛けるお前はクズ以下!お前が非国民!
お前、散々今まで、雅子さまを叩いてたくせに、そのほうが非国民

おまけに、拍手する人間もドアホやな!

で、何?尖閣?お前はアホか!日本国土をこれ以上汚染させんな!

ちなみに、キチガイの勝谷↓

「鳩山内閣 期待できる布陣」発言に対して、読者に叩かれまくった勝谷が
「たかじんのそこまでやって委員会」コーナーで、逆ギレしてる。
超偉そうなアホな勝谷!
お前が民主と心中せえや!( ゚Д゚)ヴォケ!!
汚沢大好きホモ勝谷は日本から出て行け!


飯島さんの言う通り、現地で処理施設作ればかたづくやろ。
5ヶ月て言うてるけど、3年近く掛かってるはずやけどな。
それより、なんでもっと強く現地で処理施設を作れば早くかたづくて言わんの?
ブレーキ掛けられてんの?
それとも、非国民扱いされるか?


三宅
ジジイは益々老害が増して、後期高齢者がどない偉いんか知らんけど、我が儘三昧!
もう息切れ動悸しながらの暴言には、うんざりや!
いっそのこと、暴言吐きながら倒れたらええんちゃうw
「この苦しみを分かち合わなきゃいかんとか、絆を大事にしなきゃいかんとか、
東北だけを見殺しにしちゃいかんとか、日本全国の人が言ったわけですよ」
って、日本全国のどんだけの人が言うたねん?

今回は大規模な震災やったから、かなりの義捐金が集まったやん。
それだけでも、見殺しにしてない証拠なんちゃうんか?
ボランティア活動もされてるし、やれる人がやれる範囲で、それぞれ支援はしてるやろ。
そんなことを棚に上げて、瓦礫拒否だけを切り取って、国民を批判するとは
それこそ、「黙れ!」じゃ!

カウンターで計測て、瓦礫の空間線量を測定しても無意味なことを学べ!
おまけにパイロット?宇宙飛行士てか?
こういう人らは、自ら望んで職業としてるし、被曝に対して健康管理もしてるし
子供とか妊婦がやってへんやろ?
大人を基準に論点ズレた話出すな!

そもそも、外部被曝と内部被曝とゴッチャにすんな!
で、なんで花火とかの話が出てくるねん?
瓦礫の話だけせーよ。
自分らの都合のええ話だけ切り取って、散々国民を叩いて、何様じゃ!
瓦礫を受け入れることが、なんで分かち合うことになるねん?
分かち合うてないのは政府やろ!
国民に文句言うより政府を罵倒せえよ!
あっ、増税大賛成の野豚擁護のクソジジイには、政府は責められへんか~w


石井さん、原発と瓦礫処理と一緒くたにせんといや。
汚染された瓦礫を全国に拡散して、その瓦礫処理に怯えながら
原発の是非を考えろてか?
どんな思考回路してんのか理解できん。
賢そうに見えるのに、言うてることがマヌケ過ぎる。


宮崎さんの言う通り。
行政として、まずどうかってことやん。
瓦礫処理を各自治体に丸投げして、自治体と住民を対立させて
拒否してる住民を罵倒する首長たち。
なんで、被災地で処理施設を作ればええって、言えんのか?
哲っちゃん、今回はめちゃ口数少なかった。
もっといつもの調子でガンガン言うてほしかった!

エゴとか非国民とか、おかしいやろ!
勝谷が自分勝手な解釈で天皇陛下のお言葉を持ち出してるけど
そこ持ち出すんなら、こっちも出すで!

皆が相携え、労り合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています

勝谷は、このお言葉に反してるやろ!
お前の好きな汚沢の故郷、岩手を早よ復興させたいがために
国民を罵倒すんな!
ほんま、勝谷の声聞いただけでも、もう気分悪い!
関西ローカルにも出るな!キモイ顔に鼻すする音も耳障り!

世の中、おかしいこと多すぎや!
正論が間違ってるかのようにメディアはプロパガンダに必死!
もう、三宅も勝谷もテレビから消えろ!
中田も勿論、顧問なんかお前の器と違う!もう二度大阪に来んな!

とにかく、腹立ちすぎる番組やったんで、うちも口汚く罵倒してるけど
コイツらみたいに、テレビで言うこともできひんから、ブログでボヤくしかないからな~

2012-02-22

静岡県島田市が公開した「焼却灰64Bq/kgはおかしい」と数学的に検証したHP

うちはアホやから、この計算が正しいかどうか検証でけへんけど
静岡県島田市の桜井勝郎市長って、色々疑問があるのは確か。

テレビでもやってたけど、瓦礫の入ったコンテナ近くの空気線量を測定してたけど
なんの意味もないやん。
そのコンテナのまま保存するつもりか?

院長の独り言ていうブログで、静岡-島田市のガレキ試験受け入れとその背景
ていうのが書かれてる。
この中にも書かれてるように、島田市長、桜井の親族が産業廃棄物処理業者(市長は元社長)
らしい。まさに瓦礫利権そのもの!
さらに、この桜井市長は、入札額漏洩、談合、癒着で親族会社に受注させて、
2011年4月19日に最高裁判所でもそのことが確定したらしい。

島田市民は、なんでこんな市長を引きずり降ろさんのかな?

まぁ、こういう利権やらは、どんどん公表してほしい

大阪も受け入れをやめることを願う!

2012-02-21

松井大阪府知事 定例記者会見 【瓦礫について】

松井大阪府知事 定例記者会見(平成24年2月16日)

瓦礫についての質疑部分だけ、抜粋して文字にしとく。


毎日放送、清水氏の質問1:12:00ぐらい
清水:瓦礫の問題が大分クローズアップされてきていると思うんですけれども、
受け入れを表明されて以降、市町村にも細かな説明されていると思うんですが、
今のところ積極的な受け入れを大阪市さんだけだと我々の調査も、
なんとなくそういう感じなんですが、そこはどうですか?

松井:いや、だからまだちょっと理解をしてもらえてないんかな。
もう少し丁寧な説明が必要ということは感じてます。
部局にもほんとに、こう市町村の皆さんに少しでも疑念を持たれないように、
徹底して丁寧な説明をしてほしいということで言ってます。
ただ、専門用語がなかなか難しいんですよね。僕もなかなか分かりませんから。
瓦礫から出てるときはシーベルトなんですよね? …ベクレルですね。
人体に当たるということになってきたときには、シーベルト。
この表現もそれぞれ違うしね。
だからその辺で色々と疑念の晴れんところもあると思うんですよ。
だから、そういうとこも徹底して説明をさせてもらうと。
岩手の瓦礫ですか、震災瓦礫なんで、勿論現地出るときも向こうでの放射線の基準の部分
計ってきますし、こちらでもそれやりますんで、
その辺もしっかり説明をするというのがもう一番だと思います。

清水:42市町村の話を聞いてると、多いのはフェニックスがどういう、受け入れられるのか
受けられないのかというのが、まだ決まってないから検討も出来ないという、
ちょっと一種言い訳めいたことも言ってるんですが、その辺り決まってないことも、
やはり影響が出てるんじゃないかなと思うんですが。

松井:フェニックスは、僕が一人で決めるちゅうわけには
これやっぱり広域連合だけじゃないよね?各都道府県の知事が、何人ぐらい入ってんのかなあ?

職員:候補市は、168市町村でございます。

松井:北港の処分場は、橋下市長が…

職員:はい、北港の処分場は大阪市でございます。

松井:そうですね。だから、まず北港の処分場で環境庁の個別評価、これをしっかり受けて
大丈夫だということに、そこは環境庁に判断してもらわんといきませんのでね、
その手続きを踏むというのが大事だと思います。

清水:今の、じゃあ北港でていう、処分をするという…

松井:うん、それは評価を受けてね、きちっと。

清水:改めてになるんですけれども、やはり大阪府が受け入れることに
やはり異議はあると今はお考えで…

松井:だから、もうとにかく大阪府がじゃなくて同胞皆さんのやはり被災地の皆さんを
復興できるようにしてあげないと駄目だと思うんです。
復興していくカテゴリーの中では、まずは瓦礫が処理できないと復興できないと思うんですよ。
阪神淡路のときも凄いスピードで、瓦礫の処理はやりましたからね。
埋立もあのまま産廃としてドーンと入ってるところも、阪神淡路のときはあったと思うんですよ。
僕も現場に何度も行きましたから。
だから、とにかくそれを我々の同じ日本人がそこまで厳しい思いして困ってる、
それを何とかしたいだけなんです。
被災地の皆さんが、それを望んでるということであれば、それを何とかしたい


IWJの方の質問 1:31:20ぐらい
IWJ:先ほど広域処理のご質問があったと思うんですけれど、
昨年から検討会議やってたかと思うんですが、
前々回にご質問させて頂きました検討会議の大学の先生方のご意見の中で、
甘く見積もっても10万人に一人の死亡リスクが大阪府民のほうにある」というふうに
お話しされていたんですが、松井知事ご自身はこのリスクをどう判断されるんでしょうか?

松井:これでの死亡リスクというのは、これは藤川准教授の話ですか?

IWJ:はい

松井:それは、この指針の内容とは関係のない部分だというふうに思ってるんですけどね。
僕自身は、生きてる限り色んなリスクはあると思いますよ。
僕は、ここにいらっしゃる皆さんも知ってる限り、ここの中でも若干名、愛煙家
ようさん居てますからね、死亡リスク結構持ってますよ。
10万人に一人、池尻君に、山口君に、みんな死亡リスク。
だから、10万人に一人の死亡リスクが必ず、この瓦礫の処理によるものだということは
僕は、確定できないと思いますけどね。

職員:検討会議の話ですけれど、今知事が申し上げましたように
藤川教授の発言については、指針の内容とは関係ないと考えております。

IWJ:知事のほうがお選びになった先生のご意見ですけれど、それは外されるんでしょうか?

松井:だから、先生の仰るのは…

IWJ:検討会議でお話しされていたという部分ですけれども。

松井:しかし、先生が言ってる100ミリシーベルト以下で、低線量で癌の死亡が増えるというような
明確な調査結果ちゅうのはないんですけどね。

職員:第二回の検討会議において、原子力発電所におけます放射性廃棄物設置の線量限度
300μSv/年ということでございますが、10万人に一人のリスクに当たると発言したもので
ございまして、指針の内容とは関係ないものと考えられております。

松井:だから、この10万人に一人っていうのは、ほかと比べて本当に、それじゃあ
どうなんですかっていうことなんですよ。
だから愛煙家である僕とか、この何人か、酒を飲む人も結構居てますからね。
肝臓も大分痛んでるかもしれませんしね、みんな。
それと比べて、どうなんですかっていうことです。

IWJ:先日、維新の大阪府議の先生方が、広域処理の勉強会をされたようなんですね。
その4名の先生方ではなくって、全く別の講師の方を招かれて勉強会をされていたんですが、
そのときに招かれていた先生の話では、
「各自治体の焼却施設というのは、元々放射能を取り扱うような設計になっていない、
早く専用の焼却施設を作って、そこで処理するべきである。
非常に放射線というのは、危険なものである」
というふうに、維新の勉強会で、その先生はお話しされていて、
全く松井知事と反対のご意見だと思うんですが。

松井:それは違います。放射能を処理する焼却場なんて、最初っから想定してなんか、
どこの焼却場も作ってませんよ。
その先生方が維新の会の皆さんの所に来られて、
そら仰るのは当然で、放射能を処理する焼却場なんていうのを以前に、建てるときからね
専用焼却場なんていうのは、規定されるわけがないじゃないですか、今まで。
僕が言ってるのは、一般瓦礫として処理できる範囲の瓦礫なんですよ。
今、岩手から受けようとしてんのは。
一般の産業廃棄物として処理ができる、その物をこちらとして受けたいということであって
一般の廃棄物の瓦礫を焼却炉で焼いてくださいと言ってるだけの話なんです。
それが数字上の細かいところは、部局もしあれやったら答えさしますけど
そもそもが100ミリシーベルト以下なのかな?

IWJ:100ベクレルです。

松井:…になると、一般廃棄物として扱えるということの範囲
それを各焼却場で焼却処理してほしい言ってるだけ。
放射能の処理なんて元々そら焼却炉をそれを想定して作ってるはずないんで、
当たり前の話です、それは。

IWJ:100ベクレルというものをクリアランスレベルで言いますと、焼却しない物に対しての数値が
100ベクレルなんですね。今回は、焼却しないものではなくて、焼却をしてしまいますので、
その辺りを考えて、先日行われた維新の皆さんの先生方の勉強会では、
岩手の瓦礫を大阪で焼却する場合は、非常に危険であるとはっきり仰っていたんですね。
その先生は、受け入れるなと仰っていなかったんですが、非常に危険でありますし
死亡リスクは高まりますし、病気への健康リスクは非常に高まります。
そういった危険性を大阪府民の方に、きちんと周知した上で受け入れるべきっていうふうに、
勉強会では仰っていたんですが。

松井:ですからね、一人のね、維新の会がその先生呼ばれたということですけど、
大阪府としては、これは安全ですと、健康被害が及びませんという形がはっきりと
できない限りは、僕は受け入れないと言ってきたんですよ。
それをまず安全基準を決めてもらいます、専門家の皆さんにということで
検討会を作らさせていただいて、そこで指針を決定をしてますから
その指針のとおり、まぁ言うたら数字のとおりでやれば、府民の安全は守れる
僕はそう思ってやってるんです。

IWJ:では、松井知事とご意見が全く違う先生を維新の会の議員の方が勉強会の講師として、
招かれたことについては、いかがお考えでしょうか?

松井:そらやっぱり維新らしいん違います。僕らは賛成者ばっかりをね、入れませんもん。
自分たちに応援してくれる人ばっかりを入れて、色んな会議したり何やていうのは
一切ありません。
反対の意見の人もいつもフルオープンで入って頂いて、議論をして自分たちの考え方を
決めていきますからね。だから、逆に言うと維新らしくていいんじゃないですか

IWJ:反対意見を述べられていた先生を広域処理の特別講師としてお招きになるとか
そういったことは今後ご予定あるんでしょうか?

松井:大阪府としては、もうそれだけのことをしっかりと積み上げて参りました
そこは何度も議論もさせていただきましたし、
フルオープンでの会議も持たしてもらいましたんでね。
だからそれは今回出さして頂いてる指針は、我々は自信を持って府民に説明できるもんだと
思っております。

職員:設置いたしました検討委員会ですけれども、実際のデータを元に議論をして、
受け入れのときにも試験焼却等をすることに致しております。
また作業者、あるいは一般の方が受ける線量もさまざまなシナリオを元に
算出をしているものでございます。
先ほど仰られた先生もですね、説明しておられた一般公衆の線量限度であります1mSv/年を
下回っていることを確認してございますから、府の指示どおり実施させていただければ
府民の健康に影響はないと考えている次第でございます。

IWJ:前回の記者会見のほうで、ガスタービンのお話の際に、環境アセスメントについて、
松井知事ご自身がお話しされていたと思うんですが、
環境アセスメントですね、産業廃棄物や一般廃棄物処理の処分業の許可を所持していたとしても
新しい追加項目があった場合、今回だと放射性というのは新しい追加項目に
なるんだと思うんですが、そういったものが追加になった場合は、
現状の許可内容に追加した場合ですね、
許可の取得時と同じように、事業計画性の作成や、それに基づく環境アセスメントですね
再度するように法律で義務づけられていると思うんですね。
今回の広域処理に関しましては、受け入れるのであれば、
いつ頃から、この環境アセスメントのほうを始められるのか
ご予定のほうを教えて頂きたいんですが。

松井:これ、アセス要るの?

職員:今現在、具体的な受け入れ等、それからどこで焼却する、あるいはどこで埋め立て処分する
具体的なものは決まってございませんので、これから具体的なことを市町村等々と話をしてですね。

松井:それはどういう法律、法律ですか?

IWJ:これは国で認められている法律で、アスベストとか、通常今まで…

松井:でも国が各自治体で、協力してほしいて国が回ってるんですよ。瓦礫処理に。

IWJ:これは、国が環境アセスメントをしなくて良いというふうに、
松井知事にご連絡があったということでしょうか?

松井:いや、僕は別にそんなことは何も受けてません。
僕は環境アセスメントの関係で、規制緩和していくというのは電力を作るほうの話ですよ。

IWJ:そうですね。前回の記者会見の場合は、電力だったと思うんですが、
今回の広域処理も同じように、環境アセスメントのほうを影響してくるかと思うんですが。

松井:だから、それは国の法律ですから、国がしっかりとどういうふうに判断してるかですわ。
ええ、だからそこはちょっと僕も。
国が各自治体に対して、被災地の瓦礫処理、日本中で支えてくださいよというのが
国のスタンスですから。
ですから、それを質問されるんなら、環境庁ぜひ、ちょっとあの一度聞いてみてください

IWJ:今回の焼却処理ですね、本来は色んな方法があったかと思うんですが、
なぜか焼却しか検討されていなかったと思うんですね。
その他にも例えば代替案で、NHKなどでもよく出られてらっしゃいます木村真三先生などは、
福島原発そのものの上に、東北の瓦礫を線量が高い順に重ねていけば、
そういった放射線も防ぐことが出来るし、瓦礫の処理が出来るとか、
そのほかにも多分たくさん色んな代替案があったと思うんですね。
そういったものは一切検討されずに、焼却だけが検討されていたと思うんですが、
その辺りは大阪府のほうで検討し直すとか、そういったご予定とかあるんでしょうか?

松井:それはどういうことですか?
福島は、もう閉鎖して瓦礫で埋まれば良いというIWJさんが思われてるということですか?

IWJ:いえいえ、埋まれば良いじゃなくて、元々立ち入り禁止区域にありますよね。
福島原発の広い地域の場所は、立ち入り禁止区域で人が今入れない状態なんですね。
今でも放射線がどんどん流出していますので、一つの代替案ですけれど、
そこに東北の瓦礫の中で、一番線量が高いであろう宮城の瓦礫をまず置きますよね。
それで囲みますね。宮城の瓦礫の上には、その次に線量が高いであろういわきの瓦礫で囲み
さらにその次は、もう少し線量が低いであろう山形の瓦礫で囲いていうふうに
どんどん瓦礫で囲っていけば、それが木村真三先生が去年詳しくお話しされているかは
私分かりませんけれども、瓦礫のほうは焼却せずに処分することも出来るし、
福島原発のほうの放射線を遮断するのにも利用できるんじゃないかなって。

松井:だからそれはね、やっぱり国が決定されるべきことやと思うんですよ。
今、木村先生が仰ってるのも一つの考え方かもしれませんけど、
そこはやはり国がしっかりと、こういう処理の方法ということを決めてね、
それが決まった中で、各都道府県になんとか復興の支援をお願いするというのが、
今の国の考え方ですから、そこを大阪府知事として僕にどう判断と言われても
これは国が判断することじゃないですか。
だから、是非一度、環境庁長官にいっぺんそれ言ってみてください。

以上。
松井本人も難しいとか、分からん言うてるとおり、無知過ぎるわ。
環境庁に判断とか、国に判断とか、なんで言えるかが分からん!
大阪変えていく!日本まで変えよか言うてる人が、なんで国が~国が~やねん!
「瓦礫が処理できないと復興できない」
て、勘違いしてる。

「被災地で『瓦礫があるから復興が進まない』という話は聞かない」東京新聞
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仮に、この記事が事実違うとしても、松井が阪神淡路大震災のこと言うてたように
東北の瓦礫は約2339万トン、阪神淡路大震災は1477万トン(内3万8千トンのみ他府県へ)
殆ど地元で3年掛けて処理してる。
土地面積は、東北のほうが何十倍も広大やん。
スペース的には全然問題ない!


岩手県内で発生した瓦礫約476万トン(環境省調べ)
そのうち陸前高田市は、約100万トンを抱えてるけど、
陸前高田市の久保田崇副市長
「とにかく早く処理したいが、手いっぱいの状況。このままだと終わるまで2~3年はかかる。
大阪府が受け入れてくれればありがたい」
て言うてるやん。
3年掛かってもええやん?
また津波が来るかもしれんとこに、誰もそこに住みたくない言うてるねんから
沿岸部に処理施設を建てればええやん。
3年に拘らんでも、宮城県やと9カ月弱、岩手県は半年期間を延長するだけで全部処理できるやん。


阪神淡路大震災のときは、都市部が殆どで、瓦礫処理を急ぐいうのは当然の話。
処理はライフラインの回復後に本格化してる。
それに対して、東北はもうすぐ一年いうのに、遅すぎるやろ!

松井は、こういうことを全然考察してへん。
国が~!復興が~!同胞が~とか言う前に、まず自分で実態を検証せえ。
もうちょっとまともな人やと思てたのに、超(´・ω・`)ガッカリ・・・

ほんで、喫煙に飲酒?死亡リスク?なんじゃこれ!話にならんわ!
煙草も酒も自分の意志やろ!
比較するレベルが違いすぎる。お前らの痛んだ肝臓と一緒くたにするな!アホかっ!
ほんで、「低線量で癌の死亡が増えるというような明確な調査結果ちゅうのはないんですけどね。」
って、現在の学問の到達点は、「閾値はない」ちゅうのんぐらい知らんのか!
煙草や酒でのリスクがあるねんから、放射能でもリスクあってもしゃーないってか?

平成24年1月1日現在の大阪府の総人口は、8,864,228人。
てことは、88人が死亡するかもっちゅうことやんな。
この88人が自分の子供やったら絶対にせーへんのにな。

そもそも瓦礫の空間線量なんて測定しても意味ないのに、何が安全やねん。

小出さんの言うてた

「放射線量なんて計っても駄目です。
バグフィルターの付いてる上流側の空気をサンプリングして
その空気の中にセシウムが1立米辺りどれだけ含まれているということをまず測定する。
そしてバグフィルターを通ったあとの空気の中に、1立方メートル辺りセシウムが
どれだけ含まれているということを測定すればいい」

これを実施してくれるんか?公表してくれるんか?

橋下も同様の会見。2月9日の会見についてのブログ↓
【脱原発】なゆのヒトリゴト


あと、2012/02/01 【大阪】松井一郎・大阪府知事定例記者会見 も瓦礫については
リンク先で文字にしてるから参考に。

2012-02-20

大阪維新の会の瓦礫焼却について講師として話した内容に関して

先日アップした大阪維新の会の瓦礫焼却について講師として話した内容について、
議員さんらがどう思たか?

20120216 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

「今の日本の政府のやり方は正しくない」と言いました。

つまり瓦礫を全国にばらまいて。
今ある焼却施設で燃やす、そして出てきた焼却灰を埋めてしまおうなんて
到底やってはいけないと言いました。

ただし、今現在膨大な瓦礫があって、それがあることによって、
汚染地の子供たちを含めて、被曝をしてしまっているので、
早急に手を打たなければいけないし、本来であれば福島県内のどこかに、
猛烈な瓦礫を処理する焼却施設を作るというのが一番良いと。

でも、それで間に合わないという事情は多分あるだろうから
全国の焼却施設で受け入れるということはあり得ると言いました。
ただし、そのためには原油の焼却施設で燃やすということではいけないので、
排気系統にきちっとした放射能を捕捉できるフィルター等を取り付けなければいけないし、
出てきた焼却灰は、各地の自治体で埋めてはいけない

それは福島第一原子力発電所、あるいは第二原子力発電所に返さなければいけないという
そういう説明を聞いて頂きました。

それで維新の会の方々も、どこまで納得してくださったか分かりませんけれど、
どうして国が焼却施設を現地で作らないのかを聞いてみます」と、
「ルートは、ありますのでやります」というようなことを仰っていたし
「仮に大阪府で引き受けるにしてもあちこちの焼却施設で受け入れてしまうと、
それは、問題になるだろうから、
どっか1カ所に絞るとか、そのようなやり方を考えなければいけない」
というようなことを仰っていました。

以上。

大阪維新の会の議員らは、小出さんの話を受け止めて
国に聞いてみる言うてるらしいけど、どーせ国はなんやかんや適当なこと言うて
現地やと何十年も掛かるとか、しょーもないこと言いそうやな。

ちゅうか、普通は、一番最初に「なんで現地で焼却施設を作れへん?」て言わへんかったねん?
うちみたいなアホでも、真っ先に思うことやでw

全国の自治体で瓦礫受け入れてくれんと、復興できまへんよ~!

て、ふざけんな!
反対者をエゴ、非国民呼ばわりしてるけど、政府のほうがどんだけ非国民でエゴやねん!

で、今回の勉強会について、松井はどう言うてるか?
これが、また腹立つコメントや。
次回に!

2012-02-19

大阪維新の会・小出裕章氏講師「広域処理についての勉強会」

2月8日(水)、京都大学原子炉実験所にて「大阪維新の会」の30数名の大阪府議会の議員の方々が、
小出裕章氏を講師に、「広域処理についての勉強会」が開催された。
その内容を文字にしとく。(割愛あり)

幹事長
震災瓦礫の受け入れということで、真っ正面から向き合っている。
瓦礫の受け入れを前提として、どういう点を注意すべきか、
あるいはどういう点と向き合うべきかを教授して、大阪から新しい受け入れの方法を
学んでいきたいと思っている。

小出氏
私は実験所で熊取6人組と後ろ指を指されてきました。
なぜそんな名前にされたかというと、原子力開発に反対すると発言し続けてきたからです。
去年3月11日の出来事の中でも大変重要な問題だと思いますので
私がどんなふうに考えているかお聞き頂きたいと思います。

事務局の方から昨日メールが届きまして、
府の災害廃棄物処理指針について、専門家の立場から指摘しておきたい点

災害廃棄物の受け入れを前提とした場合の今後の課題、数値的な目安、
焼却灰の処分場の課題、海面処分の可否などについての話

○今後、災害廃棄物の受け入れを議会、行政が検討するに辺り、専門家として
伝えておきたいこと

この三つを皆さんにお伝えしろということだったようなんです。
まずは、一番目と三番目の点を聞いていただいて、二番目は一番最後に一言だけ。


─放射能の取り扱いについての話
放射能を取り扱う場合の原則は、放射能は生命体に有害である上、煮ても焼いても
なくならないという、そういうものをまず私たちが相手にしているということを
皆さんも分かっていただきたい。そういうものを扱う場合には、
拡散させないで現場で封じ込めるということが一番の原則です。
水で薄めてもいけないし、空気で薄めてもいけないし、
一カ所にある物をあっちこっちばらまくというようなことも本当はしてはいけない
なるべく封じ込めやすいように注意しなさいというのが、
私たちの放射能を扱う場合の原則でした。
瓦礫問題ということで、現在何が行われようとしているか、
皆さんご承知のように、福島、宮城、岩手、一部茨城にあるような瓦礫を
全国の自治体によって、現在ある焼却施設で焼きなさい。
大阪府の各自治体でも引き受けて、そこで焼けということなんですね。

二点目は、焼いた後に焼却灰が残るわけですが、その焼却灰は各自治体で処分をしろと。
これが国から言ってくることなわけですし、大阪府の皆さんそれぞれの自治体で、
どうしようかと悩んでいることだろうと思います。
私は、これはどちらも正しくないと思います。
国が今やれと言ってること、そして大阪府、あるいは自治体が受け入れようとしていることは
どちらも正しくない
現在ある各自治体の焼却施設は、放射性物質に対する考慮はありません。当たり前ですね。
私は、それを避難するつもりはありません。
各自治体の焼却施設は、元々放射能を取り扱うというのは全く考えてもいないという
そういう焼却施設なんですね。物を焼いて煙が出るだろうし、
灰はある程度捕まえるというような施設はあるでしょうけれど、
放射能を捕まえるというような設計は元々されていないものです。
そんな所で、このままの形で焼いてしまうということはやってはいけないと思います。

それから、焼却灰という物が出て、ものすごく放射能が濃縮されてきているわけで、
そういうものを普通のゴミと混ぜて捨てるなんてことはしてはいけません。
この実験所でさまざまな放射能で汚れたゴミは出ますけれども、
そんなゴミを普通のゴミと混ぜて、そこらの町の処分場に捨てるなんてあり得ないこと。
放射能で汚れた物は、放射能で汚れたゴミとして、お守りをしなければならない。
それなのに、焼却灰をそれぞれの自治体で勝手にあっちこっちに捨てる、
海面埋立にまで使ってしまうというようなことは、到底正しくありません
そこでまずは被曝ということがどういうことなのか、
原理原則に戻って聞いて頂こうと思います。

─被曝についての説明
どれぐらい被曝すると死んでしまうかなど、約100年ちょっと人間が経験してきた中で
分かってきた科学的事実。
それを証明したのが1999年9月30日に、茨城県の東海村臨界事故であった。
事故に遭った作業員の方の話。

放射線で被曝をするということはどういう事かというと、
皆さんも時々病院なんかでX線撮影を受けると思いますが、
例えば私が胸のX線撮影を受ける時は、
撮影台の前に立って、息を吸って止めて、ハイ、バシャっていって撮るんですね。
そのときに、私の胸の前には写真乾板があります。写真のフィルムがあります。
背中のほうからX線を私の体に向けて照射して、
X線が背中の皮膚を貫いて肉を貫いて、骨で一部が止まって、
また前の肉、前の皮膚を貫いて写真のフィルムまで届くということなんですね。
つまり、背中から全部の体がX線で貫かれているという状態なわけです。

放射線で被曝をした場合に表面の皮膚が死んでしまうと、
その下の組織も、もう実は死んでいるんですね。
ですから再生が出来ないということです。

被曝というのは、どれだけ外部からエネルギーを得たのかということが決定的なこと。
被曝は、とてつもない有害なものである。

今問題になっているのは、セシウム137という放射性物質、
福島第一原子力発電所から放出された放射性物質が問題になっているのですが、
それは、66万1000エレクトロンボルトというエネルギーを持っている。
こんなものはもう、数十万倍という猛烈なエネルギーの塊なわけですから、
こんなもので生き物が被曝をしてしまえば、
もうズタズタに、要するに生命情報が切断されてしまいます。
だから、体温としては1000分の数度しか上がらないとしても、
生き物は生きられなくなってしまうという事なのです。

放射線というのは、巨大な破壊力を持っています
遺伝情報を正確に伝えていくという事は、個体が生きる上で重要なわけだし、
将来の世代を育てるという事でも重要なわけですけれども、
放射線というのは、遺伝情報が書き込まれたDNAを簡単に切断してしまうので、
被曝はできる限り避けなければいけないということ。

─現在の学問の到達点「閾値はない」
現在の学問の到達点は、『BEIR Ⅶ 報告』
電離放射線の生物影響に関する委員会というのが、米国の科学アカデミーの中にあり、
長い間、放射線が生命体にどういう影響を与えるかということを研究してきて、
2005年に七番目の報告を出しました。
その報告には、
利用できる生物学的、生物物理学的なデータを総合的に検討した結果、
委員会は以下の結論に達した。
被曝のリスクは低線量に至るまで、直線的に存在し続け、閾値はない

閾値というのは、これ以下なら安全だよということです。
でも、そんなものは放射線に関する限りない。
どんなに微量な被曝だってリスクはあるというのが、現在の学問の到達点
大量に被曝すれば、勿論死んでしまったり、髪の毛が抜けてしまったり、火傷をしたり、
そういう急性傷害が出るんですね。
去年の事故の後、枝野さんがしきりに「直ちに影響が出るレベルではない」というような
説明をしていましたけれども
「直ちに」というのは、「急性の傷害はありません」と言っているだけなのであって、
急性の傷害が出なくても、長い年月が経てば、やがて癌などの被害が出ます」と
むしろそれを言っているわけです。
こういう学問の到達点でもそれを認めている。
急性の傷害が出なくてもやがて危険が現れてくるということが分かっているわけです。
ですから、なんとしてでも被曝は避けなければいけない、ということで、
日本でも放射線の被曝に関しては各種の規制がなされているわけですね。
一般公衆の線量の限度は
一年間に1ミリシーベルトしか被曝をしてはいけないと決められている。

私は京都大学原子炉実験所で働いています。そのため給料をもらっています。
私を雇っている京都大学、あるいは文科省、日本の国は、私に対して
「お前には給料をやってるんだ。だから少しぐらいの被曝は我慢しろ」と言う。
私は放射線業務従事者というレッテルを貼られて、一年間に皆さんの20倍の
20ミリシーベルトまでは我慢しろと言われているわけです。
それは安全だからではなく、給料もらってるから我慢しろと言われているのがこの値。
放射線の管理区域という場所は、一年間に5.2ミリシーベルトを超えてしまうような
場所は放射線の管理区域にして一般の人たちは、入ることを許さないという
そういう場所にしなさいという規制にしている。
こういうのは全て放射線に被曝をすれば、危険が伴う、どこまでなら我慢ができるか
ということで決めてきたわけです。

そういう規制値は山ほどありまして、例えば原子力発電所というのは、
日本に54基もあるんですが、その発電所の敷地境界であれば、0.05ミリシーベルトを目標
これを超えないように管理をしなさいというのが決まっている。
それから、低レベル放射性廃物というものが出てきた。
要するに、放射能で汚れたゴミも一般のところに野放しにしていい、
つまり埋めていいとか、リサイクルしていいというようなときには、
それをリサイクルしたときに、一年辺り0.01ミリシーベルトを超えないということが
分かったときに初めて野放しにしていい。
そうじゃない限りは、放射性物質は放射性物質として管理をしろと
普通のゴミと混ぜてはいけないというのが、これまでの法律だった。
すべて被曝は危険だからということで、こういう法体系ができている。
それでもこれまでにも色々な事故はありましたし、
色々な放射能の汚染ということもありました。

─岡山県と鳥取県の県境にある人形峠の話
1955年の暮れにウランが見つかって一躍大騒ぎになった場所です。
日本がこれから原子力に手を染めるという頃に、日本にもウランがあったということで、
大喜びをして、人形峠周辺で沢山の坑口が開かれてウランを掘ろうとしました。
ほぼ10年間、試掘を繰り返したのですが、実はウランはなかった。
あったわけですけれども、10年間掘っても85トンのウランしか掘れませんでした。

今日標準の原子力発電所は100万キロワットですが、
その原子力発電所を一年間運転しようと思うと、約180トンのウランが必要です。
85トンのウランしか人形峠から出なかったということは、
1基の原子力発電所を半年運転することもできないほどのウランしか出なかった。
結局、人形峠のウラン鉱山は閉山しました。
静かな山村だった住民の山があったわけですが、日本国家が賃貸契約を結んで
借りて掘ったわけですね。
掘ったけどやっぱり駄目だということで、住民にその土地を返しました

ところが、返した後、静かな山村に戻っていたわけですが
1988年になって、ウラン鉱山周辺に膨大な放射能のゴミが捨てられているということに
気がつきました。
坑道を掘って中から鉱石を掘り出してきて、役に立ちそうな物は、製錬所に持って行って
ウランを取り出したわけですけれど、役に立ちそうにないものは、
鉱山周辺に、みんなぶちまけてきた。
放射能を含んだゴミが、人形峠周辺に45万立米も野ざらしに捨てられているということが
1988年に発覚しました。
そのうち、一部の土はかなりウランの濃度が高いということで、これはやっぱり
こんなところに置いておくのはまずいということになった。
竹林が全部ウランのゴミで、谷沿いが埋め尽くされている。
坑口から掘り出してきて、役に立ちそうな鉱石はケーブルで下に降ろしたんですけど、
そうでないものは全部この谷に投げ捨てたということで、
ウランを含んだゴミで谷が埋め尽くされていた。
それに気がついて、フレコンバックという袋の中に入れて、
放射能が台風やなんかで流れ落ちないようにしようという事をやりました。
それを結局集めて、上には防水のゴムのシートが掛けてあって、土嚢を置いて、
とにかく外に放射能が出てこないようにしようとしたんですね。
この中に埋められたのは、290立米です。

人形峠周辺の45万立米の内、鳥取県の方面(かたも)という小さな集落で坑口が一つあって、
そこに1万6千立米分があり、その内290立米が特に酷いのでそこに埋められた
しかし、それは住民の私有地なので、
住民は「こんな放射能のゴミを自分の所に置くな」と言ったのです。
「国と賃貸契約も結ばない、自分たちの静かな山村を返してくれ」ということで
国と長い戦いをしたが、いくら戦っても国はどけなかった。
放射能のゴミなんて、どこに持って行くのか、どける場所がない」と言い続けた。

人形峠には「動力炉・核燃料開発事業団」という、今は「日本原子力研究開発機構」という
名前になっていますが、実はその事業所に持って行こうとした時期もあったが
事業所の場所は、岡山県と鳥取県の県境の岡山県側にあります。
そして、この方面(かたも)という集落は鳥取県側である。
このゴミを事業所に持ち込もうとしたときに、岡山県の知事が、
鳥取県で危険だというようなものを岡山県に持ち込ませるわけにはいかない」という
議会答弁をしました。
その結果、もうこのゴミはどこにも動かせなくなって、
国はもう駄目だ、持って行こうと思ったんだけど、持って行く場所がないということで
この場所に放置した。
結局、12年ほど経って住民がしびれを切らして、ここの一角のゴミを掘り出して、
人形峠の事業所の前まで、実力行使をして捨てに行くということがありました

鳥取県の片山さんという当時の知事は
日本という国は法治国家なんだから、住民が実力行使をやってはいけない。
でも悪いのは国なんだから、鳥取県がちゃんと裁判をして国と戦うから、
実力行使をするな」と言って住民と話した。
結局、鳥取県が裁判を支えて、「このゴミをどけろ」ということで国と戦いをした。
まず鳥取地方裁判所で、
「国が捨てたゴミなんだ。こんなものを民有地に置いておくことはまかりならん」
ということで、持って帰れという判決が出ました
国は、「持って帰れと言われても、放射能のゴミを捨てる場所がない。
持って行く場所がないから、もうどうしようもないんだ」と言って高裁に控訴した。

高裁でも審議が続いた結果、
「国が悪い。人の土地に勝手に放射能のゴミを捨てるなんてことは許せない」
ということで、国は敗訴しました。
そうしたら国は「放射能のゴミなんて持って行く場所がないんだから、どうしようもないんだ」
と、最高裁に上告した
しかし最高裁にいっても、結論は変わりませんでした。
「これは国が捨てたゴミなんだから、持って行くしかない」と国は最終的に敗訴した。

では、このゴミはどこへ行ったか?

このゴミのウランの濃度で約300ppmでした。放射能の濃度でいうと、1kg辺り3700ベクレル。
このゴミを日本の国は、どうにも持って行く場所がないと言い続けて
最高裁まで行って敗訴した。
結局これは、どうしたかというと米国です。
ユタ州、コロラド州、ニューメキシコ、アリゾナという所に、
国境線が十字路になっている所で、フォーコーナーと私たちが呼んでいる所で
アメリカ先住民が、白人に虐殺されながら閉じこめられた土地があって
ここにウラン鉱山が幾つもあって、ホワイトメサ製錬所というところがある。
ここまで捨てに行った。
1kg辺り3700ベクレルというウランで汚れた放射能のゴミを
日本の国家がどうしようもない、日本国内では捨てるところもないということで、
アメリカ先住民の土地まで持って行って、そこで捨てた
放射能のゴミというのは、これほど大変なんです。

この京都大学原子炉実験所を成り立たせるためにも
色んな放射能が出ますけれども、それをどうやってお守りができるかということが
一番大切なことになるくらい大変なことなんです。

ところが去年の3月11日に事故が起きてしまったんですね。
その事故によって、放射性物質が環境に大量に放出されました。
一体どのくらい放出されたか?
「IAEA」という原子力を推進する国際的な団体があります。
その団体に対して日本国政府が報告書を出しました
その報告書の中に、大気中に放出されたセシウム137がどれだけだったか

─広島の原爆との比較
広島の原爆が爆発したときに大気中にばらまかれたセシウム137は、8.9×10の13乗ベクレル
では、福島第一原子力発電所の事故で、
どれだけセシウム137が大気中に放出されたと日本政府が言ってるか?
広島原爆の6発分、7発分を1号基から放出した。酷いのは2号基です。3号基も放出した。
全部合わせると、広島原爆がばらまいたセシウム137の170発分ものを既に大気中に放出
してしまったということです。

私は、これを過小評価だと実は思っているんです。
日本政府は今回の事故の最大の責任者、あるいは犯罪者と呼びたいぐらいですけど、
そういう人たちが自分の罪を軽く見せようなんて事はあり得ないことであって、
なるべく小ちゃめの数字を発表するということになっていると思います。
世界的にも色々な研究者が放出された放射能の評価を出していますが
日本政府のこんな小ちゃな数字を出している人はどこにも居ない

多分これの数倍というものを大気中にばらまいてしまっている。

そして同じ程度の物を海に今現在もばらまき続けている状態が続いている
大気中にばらまかれた放射性物質で、どういう汚染が生じたか?

─文部科学省が公表している地図より
福島第一原子力発電所より半径20km、半径30kmという、
日本政府が住民に対して避難指示を出したり、あるいは自主避難を呼び掛けたが
放射能は環境に出てきてしまえば、ジワジワと等方的に広がるのではありません。
風によって流れる。
北風が吹いているときに、南の方向に放射能が流れて、海岸沿いにずーと汚染を広げていく。

茨城県の北部を越えて、一時海へ出て、そしてまた陸に戻ってきて、茨城県の南部、
千葉県の北部、東京都の一部を汚染するということになりました。
一時は北西方向に流れていきまして、20km、30kmなんていうのでは
到底止まらないで50km先まで、猛烈な汚染を落としました
その辺りで今度風向きが変わりまして、南へ流れていきました。
福島県の中通りと呼ばれている地域で、福島市、二本松市、郡山市、白河市というような
福島県の人口密集地帯が並んでいる所を放射能の雲がダーっと汚染していった。
簡単に県境を越えて栃木県の北部を汚して、そしてまた県境を越えて群馬県の北部を汚した。
こういう汚染が広がっている。
到底住めない約10万人の人たちを日本政府が今避難させている
琵琶湖の約2倍ほどの面積、相当広いということが分かって頂けると思いますが、
では、そこの範囲でない所はどうなのか?
1㎡辺り6万~10万ベクレル汚れている(青色)。

放射線管理区域という場所なんです。
管理区域から外へ出ようと思えば、検査をしないと出られない。
私が管理区域の中で仕事をしたら、私の手が汚れているかもしれない。
私が実験着が汚れているかもしれない。
私が持ち込んだ実験道具が汚れているかもしれない。
そういう物を管理区域の外側に持ち出してしまえば、普通の人たちを被曝させてしまうので、
管理区域から出るときには、どれだけ汚れているかを検査をしない限り出てはいけない
ということになっている。
ゲートがあって、測定しない限りゲートが開かないという仕組みになっている。
では、その基準は幾つなのか?
1㎡辺り4万ベクレル
放射線の管理区域というごく特殊な場所以外に、
1㎡辺り4万ベクレルを超えてるような物体は、どんな物でも持ち出してはならない。
私の実験着が汚れていれば、放射能のゴミとして管理区域の中で捨ててくる。
持ち込んだ実験道具が汚れていても管理区域の中で、放射能のゴミとして捨ててこい
というのが日本の法律なんです。
この地域は、1㎡辺り6万ベクレルを超えている
それも実験着や手が汚れているとかいうのではなく、大地そのものが汚れている。

その周りの所(緑色)も1㎡辺り3万ベクレルを超えて汚れている。
私から見るともう想像も出来ない汚染である。
私がお守りをしている管理区域の基準を超えて汚れてしまっている。

福島県の東半分を中心にして、宮城県と茨城県の南部・北部、
さらに栃木県、群馬県と千葉県の北部、新潟県、埼玉県と東京都の一部地域が
放射線管理区域にしなければならない汚染が今あるのです。
そこに今人が住んでいる。
放射線の管理区域というのは、中に入ったら水を飲んではいけない。
食べ物を食べてもいけない。タバコを吸いたいと思っても、タバコを吸ってもいけない。
そこで寝てはいけない。子どもを連れ込んではいけないという場所が
放射線の管理区域ですけれども、全部やっているんですね。
こんなことが起きている。
日本政府はちょっとだけ避難させているけれども、
殆どの所はみんな瓦礫に埋もれながら住んでいる実態なんです。

どうしたらいいのか?

─原則
焼却施設を建設すること。
汚染の強い瓦礫は、福島原発敷地内、あるいは周辺に新たに専用焼却施設を作ってそこで焼く
これが一番良い。
早く専用の焼却施設を作ってそこで焼くべき。

私がやりたいことは、子供を被曝から守ること。
皆さんは特に政治家だし、この国を作ってきた事にとりわけ責任のある方々だと思います。
この国の仕組み、原子力発電をやるかやらないかを含めて、とりわけ責任がある方々だと思うし、
私だって、原子力というものの現場にいる人間として、とりわけの責任があると思います。
しかし、そうではない人たちだって、大人であれば何がしかの責任はあると私は思います
原子力をここまで許してきて事故を起こした責任があると思う。
だから、大人が被曝するのは、私はしょうがない諦めて下さいと、言っているわけですけれども、
子供たちは責任がないんです。
おまけに子供というのは、生命体としてものすごく活発に細胞分裂をしているので、
放射線に対して、ものすごい敏感なんです。
私なんかに比べれば、もう何百倍も子供というのは敏感だ。
私はもうすでに60を超えましたけれども、60を超えたような人間なんて、
放射線に被曝したって大したことないというぐらいに鈍感になっているのですけれども、
でも、子供というのは本当に敏感なんです。
なんとしても子供を守らなければいけないと私は思います。

子供には、大阪府の子供も含まれているし、福島県の子供も含まれている。
子供全体の被曝をトータルで減らさなければいけない
瓦礫を今のまま放置しておけば、福島の子供たちはどんどん被曝してしまう現実がある。
どうしたらいいんでしょう?

私は、専用の焼却施設を作るべきだと言ったが、日本の国はやろうともしていない
今現在どんどん被曝が進行している。
私は、間に合わない分は、全国の自治体で引き受けるしかないと発言している。
そのために原子力に反対をしている皆さんから怒られ続けていますけれども、
でも、私はもうやるしかないと思っています。

ただし、今日本の国がやろうとしている現在ある焼却施設で焼くのは間違えている
そして出てきた焼却灰をそれぞれで埋めてしまうのも間違えている

─どうすればいいか?
第一に、少なくとも焼却施設の廃棄系に適切なフィルターを設置し、
放射性物質を捕捉できるか現場でテストする。

大阪府の検討会では、バクフィルターが付いてるからもう大丈夫なんだと行政のほうが
説明しているようなんですけれども、とんでもないことです。
バグフィルターが本当に性能があるかどうか、テストしてみたら直ぐ分かるわけですけれども、
普通の焼却施設は、元々放射能を取り扱うように設計されていませんし、
多分あちこちで、漏れがあるだろうし、捕捉効率も悪いだろう。
ちゃんとやらなければならないと、まず考えてほしいです。

第二に、焼却灰を管理できない場所に埋めてはならない。
汚染の正体である放射性物質は東京電力の所有物であり、東京電力に返す

放射性物質は、一般廃棄物や産業廃棄物と混ぜてはいけない
放射能として管理をしろというのが日本の原則。
福島第一原子力発電所の原子炉の中に、
東京電力のれっきとした所有物であるウランの燃料というのがあって、
それが核分裂して生まれた核分裂生成物という放射性物質なのです。
東京電力の所有物なんです。
東京電力は外に出ないと言い続けたのに嘘をついてばらまいた。
東京電力に返すのが筋だ。

どうやって返すか?

─焼却灰の使い道
汚染の強い焼却灰は、今後、福島原発で建設が必要となる石棺や地下遮水壁の
コンクリートの原料として使用する。

これから東京電力の福島第一原子力発電所の事故を収束させるために、
何年、何十年という期間を掛けて作業をこれから続けていきます
地上には石棺というものを多分作らなければいけない。
地下には汚染水が海に流れ出ないように遮水壁を作らなければならない。
要するにコンクリートの構造物を膨大に作らなければならないということになる。
これまでも焼却施設の焼却灰というのは、コンクリートの母材に使われてきました。
だから、コンクリートの母材に使えばいいと思っています。
それを東京電力の敷地に持って行って、東電の事故の収束作業のために使うのが良い。
各自治体で、勿論専用のフィルター等を付けて焼くのは仕方ないが、
でも、焼却灰は東電に返すというような仕組み
皆さんに是非とも作ってほしいと思います。


─二番目の質問について
災害廃棄物の受け入れを前提とした場合の今後の課題
(数値的な目安、焼却灰の処分場の課題、海面処分の可否など)
この答えは、
前提としてはいけない
今、大阪府が進めようとしているようなことは決してやってはいけないことだ。
皆さんもしっかりこの問題を考えて頂ければ有り難いと思います。



─質疑応答
Q1:汚染されている地域の風向きによってという地図を見て、
大気中を漂ったという図であって、先生の仰る大地に入ってるというのが、
色んな情報を聞くところによると、漂っているうちに雨なんかが降って、
木に付いた分と、漂ってほかの地域に行って、そこの地域には残っていない可能性が
あるのではないかというような話も聞いたことがあるのですが?

小出:大地に今降り積もっている放射性物質の量です。
大気中の量ではありません。
大気中から、地面にくっついたり、雨で洗い落とされて大地に降り積もった量です。

Q1:福島の事故がなければ、岩手県とかの瓦礫を大阪でも分けて焼却するのは
問題ないと思いますが、先生の仰っている条件は、福島の部分だけのことを仰っているのか、
岩手県北部の分までやっては駄目だと仰っているのか?

小出:これは文科省が公表した汚染地図ですが、
猛烈に汚染しているのが福島のこの辺りですが、風向きで日本全国で汚れている。
この大阪府も福島第一原子力発電所から飛んできた放射能で汚れている
そこらの土を取れば分かります。日本だけではない。
米国やヨーロッパだって福島第一原子力発電所の放射能が行っている。
ですから汚染していないところはないのです。
岩手の北部だって、汚染していないわけではないが、汚染のレベルが少ないというだけ。
災害瓦礫は放置することはできない。
私はやるべきだと思います。
専用の焼却施設ができないなら、汚染の程度によらず大阪府だって引き受けてもいいと
実は思っているのです。
ただし、引き受ける側にはちゃんとした施設でやらなければならないし、
排気系統に放射能が出ないように設備ができた所でしかやってはいけない
焼いた後の焼却灰に猛烈な放射性物質が溜まってくるわけで
それをここに返せと言うのが私の主張。
ですから岩手や宮城のゴミだってやって頂いていいと思います。
やるにあたっては、条件がありますというのが私の主張です。

Q1:先日、行政からバグフィルターが付いておれば、大気中は心配ないから
焼却灰だけの問題とかいう説明は確かにありました。
そのときに、
「大気中に出る分は、科学的知識がないので、それでいけるかなと認識はしていたが
焼却灰の場合、仮に許容の範囲であれ、少しでも放射性物質が含んでるか分からん
瓦礫を焼却する場合、その大気中に出る分を考えると
持ってきた分を全部その日のうちに、全部焼却するとは限らんと。
もし僕がどうしてもやれと言われれば、例えば1割くらい混ぜるとか
2割混ぜるとかいう方法で混ぜるから、あなた方の計算した持ってくる瓦礫に対する
発生する焼却灰の数は5倍にも10倍にもなりますよ」と。
「だから、それを確実にどこで安全な処理をしてもらえるか確約できないと
焼却場の管理者としては、とても引き受けられない
という話をしたんですが、先生は東電に返せということですけども、
なかなかいいアイデアやなあと思います。

大阪府もやろうとしてるんですけども、先生の仰る通りでしたら
全国汚染されておったら、今普段うちの田尻町にある焼却場で焼く分に対しても
今言われるようなことをしなければならないという理屈になりますんで、
できれば、僕からは安心して焼却していいよということはないと思いますけども、
今先生にお伺いした範囲に気を遣って、危険性を認知してやらなければならないと
いう部分はよく分かりますけども
比較的そういうことに関しては、通常のゴミと変わらんような状況で焼却しても
大丈夫というレベルというか、それが我々には全く分からないんですけども
先生の仰るように全部入ってるよということになれば、線の引きようがないんですけど
その辺は今、国が定めて、あるいは大阪府はそれ以上に厳しい数値を
出しているんですけど、それについては、やはり無茶だと思われている?

小出:私は基準は、むしろあんまり興味がない
膨大な汚染をしている物も実際にあるんですね。どこかで、それを始末しなければ
環境に放置する限りは、被曝をしてしまうのです。
福島に住んでいる子供たちも含めて今現在も被曝をしてしまっている。
ですから一刻も早く急いで始末をしなければいけない。
そのための施設は、今日本国内にはない
私は専用の施設を作れと言っているわけですが、日本政府はそんな物を作る気も
ないような顔をしている。
多分、福島県内では、特別な施設も排気系統のフィルターも何もないような施設で
もう焼かれてしまって、放射能もまた二次的な汚染を広げているんではないか
私は危惧しているのです。
ちゃんとした施設であれば、仮にそれは大阪府であっても猛烈な汚染したものでも
引き受けてもいいと実は私は思っているのです。
ただし、ちゃんとした所でやらなければ、また二次汚染が広がってしまうから
大阪府でやるのであれば、その施設のちゃんとした度合いというか、
それにまず何よりも注意をしてくれとお願いしているわけだし、
ちゃんとした施設であればあるだけ、放射能をそこに閉じこめるわけですね。
外にばらまかないで、閉じこめてしまう。
一度放射能の瓦礫を受け入れて、焼却施設で焼いたら、その焼却施設は放射能で
どんどん汚れていきます
焼却炉も含めて、施設内がどんどん汚れていくと思いますので、
作業員の方も被曝をすることになるし、
その焼却施設をいざ潰すということになったら、どうやって潰していいかという
そういう問題も出てきてしまいます。
本当に引き受けるということは、ものすごく大変なことなんです。
どこで線を引いても結局は、そういう問題が出てきます。程度の違いだけ。
でも私は、今現在子供たちが被曝をしているということを思えば
早くやらなければいけないし
大阪府というところは、力のある自治体ですから
ちゃんとした施設を作って、そこで受け入れるということは
むしろやったほうがいいというぐらいに私は思っているわけです。

Q2:焼却をするのに瓦礫を受け入れないと、早くしないと駄目だと
結論を聞かさせて頂いて、バグフィルターの件で、先生のお話の中で曖昧なのが
ちゃんとした施設、ちゃんとしたバグフィルターというお話なんですけども
例えばバグフィルター自体がこういうものであればいい
焼却炉はセシウムが600度が沸点で、焼却炉から外に出すときに200度に冷却をすると、
その時点で外に漏れることはないという認識で
私は説明とかご指導の中で勉強させてもらってるんですけど、
それをクリアする焼却炉はこうあるべきだっていうのは、
権威のある先生が何かお持ちなら、それをリードしていただくのがいいかと思う。

小出:フィルターは現場でずさんな管理をしているところもあると思いますし、
ちゃんと管理しているところもあるでしょうから、
現場現場で同じバクフィルターでやっても、捕捉効率は違うと思います。
ですから、現場でどれだけ捕捉できるかをテストするということが、
まず第一にやってほしいことです。
大阪府の中にも、たくさんの焼却施設があると思いますけれども
そこにバグフィルターが付いている施設もあるだろうし、
付いてない施設もあるだろうと思います。
それぞれの施設でバグフィルターが付いていてもいいけれども
一体どれだけ捕捉できるかということを現場でテストする。

Q2:バグフィルターの付いてない焼却場では受けないと思います。

小出:勿論です。

Q2:放射線量をベクレルを計るには、どういうもので4万ベクレルとか計ったデーターが
あるかっていうのと、あれだけの地域をどれだけの形で計ったかというのも
土地知らないんですけれども、なかなかしっかりした測定するのに、
しっかりとした測定器がいるんだということを聞いて、
焼却炉の周りでは、せめて放射線量ぐらい簡易なやつで計るようにしなさい、
それくらいのことと、焼却炉の煙突から出てくるその周辺で計らないと
熱風が出るからなかなか無理やというお話も聞いて、最初にこういうところを
こうしといたらいいというのがご指摘頂ければ。

小出:簡単なことであって、放射線量なんて計っても駄目です。
バグフィルターの付いてる上流側の空気をサンプリングして
その空気の中にセシウムが1立米辺りどれだけ含まれているということを
まず測定する。
そしてバグフィルターを通ったあとの空気の中に、1立方メートル辺りセシウムが
どれだけ含まれているということを測定すればいいです。

Q2:それは今の焼却炉でも取るようになってますよね?

小出:なってるんですか?

Q2:なってるはずです。

小出:ですからすぐにやればいいです。すぐにやって本当にこのバグフィルターが
セシウムを捕捉できるかどうかということをテストすればいいんです。

Q2:そうですね。
テストをする体制が出来ているかどうかをチェックする体制を作るということですね?

小出:そうですね。

Q3:大阪府で瓦礫を受け入れて、一度放射性物質を焼却した焼却炉は、
ずっと汚染され続けますから、それ以後普通のゴミが出ても燃やせない状況に
なりますよね。ということは、何カ所かもう放射性物質を含む瓦礫を
受け入れる前提の元に、ここのゴミ焼却場だけという、そこを限定して
瓦礫を受け入れて、そこを瓦礫専用で使って、終わったら密閉するじゃないですけど
そういうような後、どういうような処理になるか分からないですけども
もうほかのゴミは燃やすべきではないというような解釈でよろしいでしょうか?

小出:はい、いい案だと思います。
私、一番初めに聞いて頂きましたけれども、放射性物質を取り扱うときの原則は
拡散させないということなんです。
そこらじゅうに、ばらまくということをやってはいけない。
ですから、私は福島県なら福島県の汚染地に専用施設を作るのが
一番いいと思っているわけですし、
全国にばらまくということは、本当は原則に抵してるんです。
ですから、私は本当は反対なんです。
でもこの緊急事態で子供たちの被曝を守るためには仕方がないと言っているわけで
大阪府で受け入れるのも仕方がないけれども、
大阪府の中でもうそこらじゅうの自治体の焼却施設でやるということは、
やはりまずいだろうと思います。
ちゃんとした施設を付けて、そこをむしろ専用の焼却施設のように使うというほうが
放射能を取り扱う原則に則っていると思いますし、
多分、被曝の量としては、それが一番減らせる方策だと思います。

Q4:これは住民感情として、ものすごい難しい話をされたなと。
特に閾値がないというのは、大変ある意味致命的と言っていいかなと。
住民感情からすれば、福島の方で言えば、福島のところがさらに汚染される物が
濃縮されるということに対しての心理的な反発というのは当然あるでしょうし
当然ほかの地域でも、閾値がないということは、
少しでも受け入れたら受け入れた分だけ、被曝量が増えるんだと言うてることと等しいので、
ところがそこの部分というのは、
科学的にはもう閾値がないというのは、もう確実な話ということで、
受け止めていいんでしょうかというのが一点と、
もしそうであるならば、これは安全かどうかというのは、
安全ではないということを前提にした上で、より被害を少なくするために
より良くするためにという言葉になるんですが、
これは住民の方には受け入れられない可能性が、極めて高い話になってしまうんですけども、
そういったときのために、先生なんかでしたら、もう受け入れるべきだというようなことまで
言って頂いてるんですが、それをどうしても受け入れられない方っていうのは、
必ず一定の割合で住民の中にあるというのも現実でして、
それに対しては、どのような対処が一番相応しいと、ご意見としてあれば
アドバイスがあれば頂けたらと思います。

小出:閾値がないということは、現在の学問の到達点です。
だからこそ世界中どこでも、放射線の被曝に対して、
法律で規制をするということになっているわけです。
もし低いレベルで安全だというなら、規制なんかしなくてもいいわけですし、
むしろ低い放射線は健康にいいなんて言っている学者もいるわけですけれども
そうなら、むしろ低い被曝を国民に推奨したほうがいいわけですけれども、
残念ながら、そうではなくて、どんなレベルの低い被曝でも危険があるというのは
現在の学問の到達点なんです。それは受け入れるしかないのです。

そうなってしまうと、仰ったとおり誰だって嫌なんです。
汚染した今福島にある物を大阪に来るのが嫌だと思うのは、普通の住民感情なんです。
私もよく分かります、大阪府の人だって、京都府の人だってみんな嫌だと言ってるんですね。
でも私はもう一度考えてほしいんです。
残念ながらもう事故は起きちゃった。これを防げなかった責任というのは、
やっぱり皆さんにあると。大阪府の住民にも京都府の住民にも、みんなに
日本人の大人であればすべからくあると思うんです。
自分だけが被害を受けないで済ませたいと思うかもしれないけれども
それでは、やはりまずいはずだと、なんとか全体としての被曝量を少なくする。
それも子供たちの全体としての被曝を少なくするために、
どういう方策をとるのがいいのかという、そういう議論をしてほしいと思います。
なかなか住民を納得させるということは難しいと思いますけれども
でもそれがせめてもの大人の責任だと思いますし、
むしろ政治に携わっている皆さんの責任だと思います。

Q5:最終的には、焼却施設というのは濃度を高めていける唯一の方法であろうかと思いますし、
要は拡散した物を集めるためには、焼却というやり方が
一番相応しいと思われているんでしょうか?
それともこの物質を、要はそこの土地の部分をどこかに集めて
管理できるというほうがいいと思われる、
焼却そのものの効用といったらおかしいですけれども、
私は焼却することによって濃度を高めることによって、より管理しやすく
より放射線を小さくできる方策としては、焼却という方法は
一つの方法だと思うんですけれども、当然蒸気とか一部の拡散以上に
より濃縮している効果のほうが、個人的には思っているんですが
専門家の意見としては、焼却という処分方法が相応しいものかどうか?

小出:焼却のほかにも、多分放射性物質を集めるというやり方はあると思います。
ですから焼却が一番いいかどうかという議論は、
これからしっかりやらなければいけないと思いますが、
今現在、被曝が続いてしまってるので、速やかにやらなければいけない。
速やかに大量にやらなければいけないという選択に迫られているわけで、
そのときには、焼却だろうと私は思います。
ただし、焼却をやって、膨大な物から、焼却灰に集めるという、
濃縮という作業をやろうとしているわけで、それは放射能を管理するという意味で
いいやり方なんです。
膨大な物からコンパクトにしていくということは、いいやり方ですけれども
その過程で排気系統に放射能をばらまくようなことをしてはいけないわけですから
そこはしっかりとやってくださいとお願いしてるんです。

Q6:焼却に対しては、ある程度理解しました。
フィルター関係、そこのチェックをどのようにやっているかということが正しかろうと思いますし、
ただ、これをやりいったところで、どのように集積をしながら、どこへ処分を求めるか
この課題のほうが大事だろうと思います。
臨海部のほうへほかすということは、私の理論ではとんでもない話。

小出:そう思います。

Q6:堺では、ゴミの焼却を10センチぐらいのゴムのシートを敷いて
これを18年前から酪農団地でやってます。
これだけの分をやっておるのと、それを早く大阪府で受け入れた場合
そのゴミの問題と、そのゴミを福島へ返すという方法もあるんじゃなかろうかと
それと合わして、今復興ができないですけども、
福島のほうであとの焼却炉を更新するときの、焼却をできるような処分地を
福島で永久的に、恒久的にできるような施設を早く構築するということが
大きな課題だろうと思いますけど、先生はどのように?

小出:私は、今日の話の一番初めに放射能の原則ということから話を聞いていただいて、
放射能はとにかく拡散させないで、コンパクトに扱うというのが一番いいやり方だと
思うのです。ですから福島は膨大に汚染した物があるわけですから
福島から出さないで、福島で処理するのが本当は一番いいのです。
ですから福島に専用の焼却施設を作って、そこで焼くのがいいと提案している。
残念ながら日本の国はそれをやろうとしていない

Q6:その赤いところで、建設作業員が安全に焼却施設を作れますか?

小出:それは問題ですね。安全なというのは被曝に関してはないのです。
どんな微量でも被曝は危険ですから、こういうところに焼却施設を作って、
そこで焼却する人たちが働くとすれば、その人たちが被曝をしてしまうということになる。
一体どこならいいのかということは、政策的な判断によると思います。労働者も含めた。
でもなるべくなら、大阪まで持ってくるより、この周辺でやったほうがいい
そこでやったゴミをここから散らばらさないほうがいいと思うし
大阪府で焼いた、堺市で焼いた焼却灰も、それぞれのところで埋めてしまうのではなく
やはり福島に返す、それも東電の敷地に返す。
そこで事故処理作業に使えるわけですから、そのために使うのがいいと提案している。

今、福島県内に恒久的な核のゴミ置き場を作れと仰ったんだと思いますけれども
日本政府も双葉町にゴミ置き場を作らせてくれと申し入れに行った
そしたら双葉町が嫌だとか言ったという話で、
双葉町が嫌だと言うかよ」と私は思ったんですけれども
これまで原子力発電を容認して、何十億円も懐に入れきた双葉町
そういうのはおかしいと私は思うけれども、
住民感情としては分かるんです。

でも、核のゴミ捨て場にする場所は、実はあるんです。
東京電力福島第一原子力発電所の敷地が膨大にあるわけです。
そこを核のゴミ捨て場にしたらいい。
ただし、今あそこは戦場なんです。戦争状態になっているので、
今あそこを核のゴミ捨て場にはできない
じゃあどうしたらいいか?
福島第二原子力発電所の膨大な敷地があるので、
あそこを核のゴミ捨て場にしようと言っている。
東京電力は福島第二原子力発電所を再稼働させたいなんてことを
言っているらしいんですけれども、冗談言うなと。
まずは、自分の責任をきっちり問わなければいけない。
その上で、なおかつまだ核のゴミ捨て場が足りないと言うなら
双葉町に押し入れてもいいけれども、まずは自分の敷地を全部差し出せと、
いうことを私は東京電力に求めてきている。
ですから、堺市で焼いた焼却灰だって、福島に戻す場所はあるのです。
第一原子力発電所の敷地もあるし、第二原子力発電所の敷地もあるんですから
自治体がそれを受け入れてしまって、あっちこっちで埋めるというのをやるのは
原則に反していると私は思います。

Q7:先生が仰ったように、焼却灰、つまり汚染物質を東京電力に返すと
これがまた濃度的に凝縮されて、例えば雨が降って浸透して、それが昇華して
また大気に流されて、より濃度が濃い汚染物質が大阪を含め日本全土、世界各国に
流れるという可能性というのはないのか?
チェルノブイリのときに、この今の日本の状況より、より濃度が濃くて
広範囲に汚染されていると私は記憶しているんですけど、
あのときも石棺で固めましたよね。
あれは現状どのような状況で、汚染が広がっているのかお伺いできれば。

小出:石棺自身はもうボロボロです。チェルノブイリの原子力発電所の壊れた原子炉を
閉じこめようとして、巨大な石の棺で覆ったのですけれども、
その石の棺は、もう今やボロボロになってしまっています。
25年、26年経ってるわけですけれども、ボロボロになって
今何をしようとしているかというと、初め作った巨大な石棺の上に、さらに巨大な石棺を作って、
それで覆って放射能が外に出てこないように工事をしようとしている。

ですから福島でもまずは、今ウランの溶けた物が中にあるのですけれども、
それをなんとかまずは、安全な場所に移せないかと、今日本政府も考えているわけです。
使用済みの燃料プールの中にも膨大な使用済み燃料が、
今はまだ水に浸かった状態にあるので、それをなんとかどっか外に移したいと言っている。
それを移した後で、石棺で覆いたい、というのが日本政府の考え方なんですけど、
私は、使用済み燃料プールの燃料は、ひょっとしたら移せるかもしれない。
それも難しいと思いますけれども、移せるかもしれない。
でも、溶けてしまった炉心は、多分駄目だ思っているんです。
手を付けることも、摘み出すこともできない。もう、そうなれば今の原子炉を
全体を石棺という構造物で覆うということが、必ず必要だと思っている。
巨大なコンクリートが必要になります。それが雨とか、風雨でまた汚染を
外に広げるということは、ゼロではありません。必ずあると思います。
でも、焼却灰をあっちこっちで勝手に埋めてしまうというよりは、
コンクリートという形にして、猛烈な汚染地帯で、猛烈な放射能が飛び出してくるのを
防ぐために使うという用途であれば、まだ合理的かなと思うんです。

Q7:チェルノブイリの場合も仰ったように、石棺はボロボロになってますよね。
じゃ未来永劫に何回も外側にコンクリートを打っていかなあかん作業が
続くという考えなんですか?

小出:そうです、仰る通りです。ですから私は多分、福島第一原子力発電所に石棺が
これから何年掛かるか分かりませんけども、作るしかありませんので、
作るでしょう。それを多分私が生きているうちに見ると思いますけれども、
でもその石棺がボロボロになって、さらに外側に第二石棺を作るというときには
私はもう生きてないです。今日お出での殆どの方がもう死んでしまう。
子供たちの世代が、次の第二石棺というのが、福島の原子力発電所にできるのを
見るのです。でも、その子供たちもきっとその次の石棺を見ることもなく、
死んでいくと思います。またさらに何十年か、あるいは百年か経ったときに
またさらに大きな石棺を作らなければいけない。
そういう仕事がもう逃げることが出来ないであるんです。

以上

汚染地図などのスライドを使いながらの説明やったので、随所分かりにくいと思うけど
動画を見てもらえば。

今回の話を聞いて、うちが思たことを以下に書くので、興味のない方はここまでちゅうことで^^

小出さんの話は、大体一貫して同じこと言うてて
「被災地の子供たちを被曝から救いたい」
ちゅうことなんやけど、
そもそも子供たちの生活圏で、一刻も早く被曝を軽減するためにて言うのは
大阪府が受け入れ予定の岩手のことちゃうやろ?
放射能汚染されてない所はないにしても、岩手はレベル的にも少ないわけやん。
そやから、国も大阪府も一応、安全ってことを前提にしてるわけなんやろ。
小出さんの言うように、猛烈な汚染瓦礫でも、ちゃんとした施設なら受け入れたらええ言うのは
現状としては論外やし、
早急に被曝から救わなあかんのは福島の子供たちなわけで
現時点では、大阪府が受け入れ予定してないとこの話
福島の子供たちと岩手の子供たちをゴッチャにしてるんちゃうんかな?
仮に、岩手の瓦礫も子供たちの生活圏に置かれてあったとしても
放射能レベルは低いわけなんやろ?
なら、ここでは子供たちを~は矛盾。
国も大阪府も受け入れ言うてるのは、復興のためちゃうんか?

大阪府の子供も福島の子供も含めて、トータルで被曝を少なく
ちゅうてるけど、岩手やっちゅうねん。
ほんまに子供のことを考えるなら
汚染のかなり少ない西日本の子供たちだけでも被曝させないことちゃうんか?
ほんまに早急に被曝から救うんなら、避難させるのが何より早いやろ。
仮に受け入れるとしても、焼却施設の問題やらテストしたりせなあかんし
大阪府は2年間で処理する予定やん。
そんな年数掛けるよりも、ほんまに急ぐんなら避難が一番ええやん。

それと、大人は責任とれっちゅうけど
大人が責任とる言うても、結局は子供に負わせることになるやろ。
子供のほうが放射能に対して敏感言うてるやん。
大人の責任て何なんや?
受け入れることが責任か?
子供を被曝させんことが責任やろ。いや、義務やろ。
これ、子供が被曝しにくくて、大人が被曝しやすい言うんやったら
大人の責任で仕方なく・・っちゅうのは有りやけど
大阪の大人が受け入れることで、殆ど被曝してない子供らを被曝させる行為になるんちゃうんか?

住民感情とか言うけど
不安とか心配とか、怖いとか、そんな感情論で反対してるわけちゃうで。
子供に被曝させる可能性のあることに反対してるわけや。
大阪の大人も親や。子供を守るのは親の義務やろ。単なる感情論ちゃうやん。

小出さんは、何十年も原発に反対してきたけど、国は聞き入れなかったんやよな。
事故が起こってしもて、反対してきても責任を感じてるんやよな。
それって、瓦礫受け入れも同じちゃうん?
ほんまは各自治体が受け入れるよりは、現地で処理したほうがええて言うてるのに
国は聞き入れないって言うてるやん。
また同じこと繰り返すん?
今度こそ、国を動かすぞ!って思わんの?要望・要請だけなら一般人もしてる。
小出さんなら、それ以上に権威もあるから、諦めずに信念を貫いてほしい。

小出さんが本来発言すべきは、
汚染の少ない西日本の子供たちが被曝するリスクがあるから、瓦礫は受け入れないでください!
とちゃうんかな?
ちゃんとした施設、ちゃんと除去してるつもりでも事故は起こることもある。

「大人の責任」で、汚染された食品を食べて、瓦礫を受け入れる。
ってことは
その大人(親)の大事な子供も汚染された食品を食べて、瓦礫によって被曝されるリスクがある
ってことやよな。

こういうことが、小出さんが言う「子供を守りたい」になるんかな?



2012-02-17

瓦礫受け入れについて

原発事故をきっかけに、原発に反対する人が増えたけど、
瓦礫広域処理の受け入れに反対してる住民は意外に少ない。
なんでか?
「復興」という言葉のトリックによって、放射能の危険性をぼかしてるからや。
去年、復興税とか言うて、多くの人(アンケートが捏造されてなければ)が
復興のためなら増税も仕方ないと思てるとかやった。
それがいつの間にやら、消費税やら所得税やらの増税論に、
おまけに年金問題で議論してるけど、「復興」の言葉はどこにいったねん?
まぁ、こんなふうに言葉のトリックに引っ掛かって、肝心なことがクローズアップされてない。

で、大阪府はこの瓦礫受け入れに対して、どういう状態なんかを調べてみた。

大阪府は2011年9月26日から同年12月14日にわたって、計6回の検討会議をしてる。

「災害廃棄物の処理指針に係る検討会議」について

この検討会議をもとに、昨年12月27日に
「大阪府域における東日本大震災の災害廃棄物処理に関する指針」を公表した。

大阪府における東日本大震災の災害廃棄物処理に関する指針

大阪府における東日本大震災の災害廃棄物処理に関する指針【解説】

この指針をざっとまとめると(長なってしもたけど)
まず、目的として

東日本大震災により発生した災害廃棄物を府域において処理を行う場合に
必要な事項を定めることにより、府民の健康に影響を与えることなく、
被災地の災害廃棄物の処理を支援します。

この府民の健康に影響がない」ていうのは、

環境基本法で定める「大気汚染」、「水質汚濁」、「土壌汚染」、「騒音」、「振動」、
「地盤沈下」、「悪臭」に加え、「放射線」による人の健康又は生活環境に支障が生じず、
人が安心して暮らせることをいいます。
て書いてる。
もうこの時点でアウトちゃうん?
瓦礫引き受ける前から、安心して暮らせてないやん。
多かれ少なかれ被曝してるのは確かで、生活にも支障が生じてるのが現状。
勿論、放射能に対して無知な人、無頓着な人、情報操作されてる人は何の支障もないやろけどな。

次、基本的事項として、
本格的な処理を開始する前に「試験的な処理」を行うことで

放射能等の安全性を確認します。
また、災害廃棄物の処理については
基本的には「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」及び国からのガイドライン
通知に基づき実施し、
今後、新たに知見が得られた場合には必要に応じて本指針を見直します

て書いてる。
「試験的な処理」の量は、100トン(8コンテナ程度)

「国からのガイドライン、通知」いうのは、
環境省ホームページ(環境省トップページ⇒東日本大震災への対応⇒各種災害時マニュアル等)


「主な知見等」いうのは
○廃棄物等の放射能調査・測定法暫定マニュアル(廃棄物等の放射能調査・測定法研究会)
○東京都  災害廃棄物処理支援
○文部科学省
報道発表「横浜市が採取した堆積物及び堆積物の採取箇所の周辺土壌の核種分析の結果について
○厚生労働省  放射性物質対策部会
食品安全委員会


「必要に応じて」とは
本指針は策定の段階で得られている知見や専門家の意見をもとにまとめたものであり、
今後、セシウム以外の放射性物質や、災害廃棄物処理の方法、測定方法に関して
新たに知見等が得られ、府が検討する必要があると判断した場合には、
改めて専門家や市町村の意見を伺い、
そこで得られた意見をもとに指針の改定を行うこととします。

て書かれてる。
先日、小出氏を迎え勉強会をしたから、改訂はあるやろうと思う。
勉強会の内容については、後述する。

次に、処理の対象とする災害廃棄物として、
処理対象の廃棄物を明確にするいうことで、

「可燃廃棄物」としますが、
被災地の事情により止むを得ない場合は、「可燃廃棄物」と「不燃廃棄物」が混合した
「混合廃棄物」も対象とします。なお、不燃廃棄物、津波堆積物、
並びに特別管理廃棄物等については受入れしないこととします。

「特別管理廃棄物等」とは
廃石綿等、PCB 廃棄物、感染性廃棄物など特別管理廃棄物(特別管理産業廃棄物又は特別管理一般廃棄物)及び石綿含有産業廃棄物に該当するものをいいます。
なお、廃石綿等PCB廃棄物等が付着した廃棄物、又は付着のおそれのある廃棄物が
確認された場合には、それらの廃棄物も同様の扱いとします

て書いてるから、アスベストとか付着してる廃棄物は受け入れないってことになってる。

次に、災害廃棄物の処理における放射性物質に係る事項として、

対象とする放射性物質を「セシウム134」及び「セシウム137」とします。
また、周辺住民や作業者の受ける年間線量が1mSv/年を十分に下回るよう
受け入れる災害廃棄物の放射性物質濃度の目安値を「100Bq/kg」
埋め立てる焼却灰等の目安値を「2,000Bq/kg」とします

ってことなんやけど、なんでセシウムだけか?っていうのは、

文部科学省 原子力災害対策支援本部 モニタリング班  平成23年9月30日
文部科学省による、プルトニウム、ストロンチウムの核種分析の結果について(pdfファイル)

この結果いうのは、
セシウム134、セシウム137の50年間積算実効線量と比べて、
プルトニウムや放射性ストロンチウムの50年間積算実効線量は非常に小さいことから、
今後の被ばく線量評価や除染対策においては、
セシウム134、137 の沈着量に着目していくことが適切であると考えられる

ちゅうのが文科省の出した結果。
で、大阪府は、この結果を踏まえ、
府の検討会議で対象とする放射性物質について議論いただいたところ、
「対象とする放射性物質を放射性セシウムとすること」、
「今後、他の核種の測定結果が出た場合には再度検討すること」という結論を得ました。
従って、本指針において対象とする放射性物質を「セシウム134」、「セシウム137」としたものです

ちゅうこっちゃ。
つまり、さまざまな放射性核種が混ざってても、セシウム134、137しか対象にせーへんてこと。

次に、災害廃棄物の処理工程として
被災県の仮置場から災害廃棄物を搬出する前には測定して、
「受け入れる災害廃棄物の放射性物質濃度の目安値」以下であることを確認後、
運搬は密閉式のコンテナを用いて海上輸送することを原則で、
大阪府内に陸揚げされたコンテナの選別施設へは車両を使うことになってる。

で、焼却処理により周辺住民や作業者の受ける線量の試算結果について
ちゅうことで、
焼却炉周辺居住者(大人) の場合の線量の試算は、0.00012mSv/年になってる。
この周辺いうのは、
焼却能力450t/日の焼却炉が2基ある周辺の最大着地濃度地点に居住する人のこと。

検出下限値として、
セシウム134とセシウム137の合計値は、100Bq/kg で、検出下限値は、40Bq/kg 以下

焼却処理については、
原則、バグフィルターが設置されている焼却施設で焼却処理ってことになってる。
バグフィルターいうのは

代表的なろ過集じん装置で、ろ材として繊布または不織布を用い、
これを円筒状にして集じんに活用されるもの。

次に、ばいじんとセシウムの関係について
ばいじんとは、物が燃えた際に発生、飛散する微細な物質のことなんやけど、

「放射性物質の挙動からみた適正な廃棄物処理処分」(pdfファイル)ちゅうのを
(独)国立環境研究所が平成23年12月2日に公表してて、
「十分なばいじんの除去性能を有する排ガス処理設備を備えた焼却施設であれば、
放射性セシウムが周辺環境を汚染する可能性はない」

てことになってる。
上記ファイルの36ページに

放射性セシウムは、800~850℃以上の炉内で一部は揮発したり液化すると考えられ、
揮発あるいは液化した放射性セシウムは、排ガスの冷却過程で凝縮し、
ばいじんに吸着していると考えられます。
それは、セシウムの沸点が約650℃、塩化セシウムの形態をとっても
沸点は約1,300℃であることから、約200℃以下に制御されているバグフィルター付近では
ばいじんに吸着していると考えてよいと思われます。
京都大学の高岡教授の安定セシウムに関する調査でも、
バグフィルター前で固体状が99.9%、ガス態が1%であったことが報告されている。
これまでの煙突出口での放射性セシウムの測定結果でも、
サンプリング装置において最も上流部の円筒ろ紙で検出されており、
その後のドレン部や活性炭部では検出された例はなく、ガス態では存在しないことを示しています。

つまり、バグフィルターの除去率(99.9%以上)が確保されてて
サブミクロンメータの粒子をカットできるから、
バグフィルターの性能が十分に発揮されていれば、ほぼ完全に放射性セシウムを除去できる

ちゅうこっちゃな。
ただ、38ページに 今後明らかにすべき課題 として

煙突排ガスからの放射性セシウムの漏洩についてほとんど心配は要らないのですが、
問題はやはり、焼却飛灰(ばいじん)に高濃度に濃縮される問題であると言えます。
主灰への残存と飛灰の移行の両者の割合は、施設によって異なっており、
最も一般的なストーカー炉では当初は半々程度と考えられていましたが、
データが蓄積されてくると飛灰への移行率のほうが高い傾向にありました。
共存する塩素濃度や炉内温度、
セシウムの由来(雑草などに付着する土壌由来か、草木類に付着、吸収されたものの由来か)
などによって影響されるものと推察しており、
今後、飛灰移行のメカニズムを明らかにすることが重要な課題であると言えます。
そのメカニズムを明らかにすることによって、塩分を含む災害廃棄物や、除染に伴い
生じる草木類の焼却処理時の放射性セシウムの挙動の推測が可能になると考えられます。 
その他、焼却施設維持管理や廃止後解体撤去における作業者放射線被ばく防止の観点、
さらに維持管理や解体撤去より生じる廃棄物の適正処理の観点から、
施設内おける放射性セシウムの蓄積などの現象についても、
明らかすべき課題であると言えます。

ってことやから、明らかにすべき課題のほうが重要ちゅうことやんな。


ほんまにバグフィルターで除去できるんか?ってことで
神戸大学 山内知也教授(放射線計測学)

「周辺住民が受ける線量は低いかもしれないが、放出を完全に止めることはできず、
焼却を続ければ放出量も増加する」
また、

「別の化合物やイオンの状態で存在する可能性が高い。
だとすればバグフィルターで本当に除去できるか分からない」と懸念してる。

あと、災害廃棄物の処理の流れとして簡単にいうと、

被災現場にて災害廃棄物を粗選別(一次仮置場)⇒選別・破砕してコンテナに積む(二次仮置場)
⇒船舶により大阪府域に運搬⇒港湾施設より陸上運輸⇒選別施設(選別・仕分け)⇒陸上運輸
⇒焼却施設⇒陸上運輸⇒埋立処分場

現在のところはこんな感じなんやけど、
埋立処分については、橋下市長がTwitterで発言してたように
現地で処理できないか?
ってことで、今年の2月2日に


災害廃棄物の広域処理に係る課題等について、環境省に要望を出してる。

大阪府内で瓦礫処理を受け入れをせーへんて公表してるのは、現時点で
枚方市 大東市 寝屋川市 守口市 吹田市(採択) 四条畷市  箕面市  高槻市 交野市

がれき受け入れ自治体一覧&マップ 

大阪府瓦礫受け入れ予定自治体MAP ちゅうのもあった。

とりあえず、大阪府内での瓦礫受け入れに関しては、こんな状況で
2月3日のニュースによると 「大阪府 震災がれき2年で最大18万トン受け入れ検討
ちゅうことで
24年度当初予算案には、同年度の処理想定分8万トンの処理事業費約49億円を計上するが、
ほぼ全額が国の補助金でまかなわれる見通し。

24年度の約49億円の処理事業費のうち、府負担分は約270万円
残りは国の災害等廃棄物処理事業費補助金を活用する予定。

国の補助金にしろ、大阪府の負担金にしろ、税金やよな?
税金の使い方を間違てるやろ!
被災者のためにやってるつもりが、逆のことしてるやん!
ネット上でも、瓦礫受け入れに反対してる人間に対して
アホな池田信夫はエゴて言うてるし
無知な一般人も被災者のために~って書いてる。
被災者を救援するには、瓦礫を受け入れないことや。
それと、食って支援も被災者のためにはなってない。
現地で瓦礫処理施設を設置したら雇用が生まれる。
食って支援するよりも、国に買い取らせるほうが被災者のためになる。
なんでか?
流通させては、セシウムがぁ~!って後になって公表してるやろ。
こんなこと繰り返してたら、まともな生産者も巻き込む結果になってる。
で、風評被害とか騒ぐ。
汚染食品を食わされた国民を加害者扱いするのは間違てるやろ!
本来の「復興」、「支援」、「救済」の意味を履き違えるな!
何ががんばろう日本!じゃ(`ェ´) 何が絆じゃ!
きれいごとばっかし並べんな!
自分さえ良ければ、東北はどうなってもええんかって?
アホぬかせ!問題をすり替えるな!
税金食いつぶす政治家に騙されるな!
言葉のトリックに騙されてる国民は愚かすぎる。

後日、小出氏の大阪での勉強会についてアップする。




下図は、大阪府の焼却処理フローの参考図